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第10話:事件
「先輩……、大好きです……」
ちゅっ、ちゅっ、と俺の頬に、優しいキスが降ってくる。
フー、フー……、と肩を上下させながらも、藪坂がメガネをクイッと持ち上げた。
「るるたん、次はご主人様に生まれたままの姿を見せてごらん?」
「え……もう十分やっただろっ……!」
まだ元気なのかよ。
こっちは藪坂につかまってないと倒れちゃいそうなのに、こいつ精力無尽蔵なのか?
「それより、連絡が遅すぎないか?」
必要な証拠を十分つかみ、ここに強制捜査に入ってきているはずの奴らから、何の連絡も来ないのだ。このまま流されちゃって夜を明かしてしまったらまずい。
「藪坂ちょっと電話してみろよ」
「しかし、我々は身分を偽装している関係上、こちらから連絡するのは……」
その時、バン! バンバン! という激しい銃撃音が聴こえた。
続いて、ガシャンッ! というガラスが割れる音。
「なんだ?」
「あ、先輩ぱんつ!」
ベッドサイドに置いたイヤホンをひっつかんで、ぐちゃぐちゃのチャイナ服のまま戸口に駆け寄り、扉の向こうの様子をうかがう。
「藪坂です。連絡がないようですが状況いかがでしょうか」
後ろで藪坂が無線機を取り出すと、ザザッというノイズに続いて緊迫した声が聞こえた。
「すまない! 人身売買された女性を主催者が人質に取って逃走していて、連絡する余裕がなかった」
「今、頃安先輩と一緒です。応援に行きますか?」
「君はともかく、頃安は武装していない。安全を確保して――」
「きゃあっ!」
ドアのすぐ近くで、女性の悲鳴が聞こえた。
俺が慌てて飛び出すと、廊下の突き当たりから男女二人づれがこちらに向かって曲がってくるところだった。
司会の男と、俺の前に売られていった金髪爆乳美女だ。
男は片手に銀色に光る拳銃を持ち、美女の腕をグイグイと引っ張って、無理矢理引きずっている。
パン! パン! と廊下の先に向けて司会の男が銃を撃った。
「無駄な抵抗はやめろ! お前の弾はいずれ切れる!」
廊下の先からは、聞き覚えのある同僚の声が聞こえてきた。
「うるさいっ! 一晩で1000万ドル近い売上のはずだったんだぞ! それがフイになるなら、どうなったって一緒だっ!」
「いやああ~!」
司会の男は、泣き叫ぶ美女のこめかみに、拳銃を突きつけて叫んだ。
どうやらもうけが吹っ飛んで、やけくそになっているようだ。
「待て!」
俺が司会の男に呼びかけると、オークション中とは別人のような、荒れた目つきがこちらを向いた。
「人質なら、俺がなる。そっちの姉ちゃんは解放してやれ」
「せ……るるたん! ダメです!」
俺は耳に無線のイヤホンをつけているし、藪坂はトランシーバーと拳銃を持っている。
状況的に、俺と藪坂が何も知らないオークションの参加者ではないことは、向こうにもバレていると思うが、「先輩」と言いかけた藪坂は、律儀にも「るるたん」と言い直した。
「……」
迷っているのだろう。司会の男は、無言で俺をにらみつけ、美女のこめかみに銃を突き付けている。
刺激しないようゆっくりと、ふんわりしたカーペットの上を、一歩一歩近づいていく。
歩きながら、そういや俺、ノーパンのまんまだったなと思い出して、恐怖がちょっとだけ緩和された。
司会の男の胸元まで近づき、金髪オールバックの頭を睨み上げる。
「来たぞ。こっちの人は放してやれ」
司会の男は唇をゆがめて笑い、金髪美女をドンッと廊下の向こうに突き飛ばし、素早く俺の額に銃口を突き付けた。
バラバラと同僚たちが美女に駆け寄り、速やかに連れ去っていった。
「人質確保しました!」
「救護スペースへ!」
ぐいっと額に冷たい銃口を押し付けて、男はフンッと笑った。
「やっぱりエッチなことに興味津々のケツマンコ処女の性奴隷じゃなかったんだな」
「ケツマンコ処女以外は、あながち間違いでもないぞ?」
路々の表情になって、小首を傾げて上目遣いで見ると、司会の男の目が泳いだのがわかった。
「ビッチが……」
視界の外にいる藪坂には、俺のやりたいことが伝わっているだろうか。
不安はおくびにも出さず、まるで発情したメスのような表情を浮かべる。
「俺さぁ……。今、ぱんつ履いてないんだ……♡」
「な……?」
男がゴクリと唾を飲み込んだ。
釣り針の存在を認識しながらも、エサに喰らいつきたくなっているようだ。
俺は、藪坂の精液でベタベタになったチャイナ服をつまみ、少しだけ裾を持ち上げた。
「俺のケツマンコ、ご主人様の精子がいっぱい入ってるんだよ……♡」
「……」
男の構えた銃が、ブルブルと震える。
「ねえ……、見たくない……?」
「う……、く……」
俺はチャイナ服をさらに持ち上げて、太腿の半ばくらいまであらわにした。
スースーと足元を抜けていく空気と、額に当たる冷たい銃口が俺の背筋を冷やしたが、そんなことはおくびにも出さず、舌をちろっと出してみせる。
「路々のおまんこ、トロトロになっちゃってる……」
「あ、う……、うう……」
ぶらんと垂れ下がっているほうの手を、チャイナ服の裾に導いてやると、ぎゅっと握り締めた。
「あっ……」
自分からやらせたくせに、俺は甘い声を上げてみせた。
「うおおおおおっ!」
ちゅっ、ちゅっ、と俺の頬に、優しいキスが降ってくる。
フー、フー……、と肩を上下させながらも、藪坂がメガネをクイッと持ち上げた。
「るるたん、次はご主人様に生まれたままの姿を見せてごらん?」
「え……もう十分やっただろっ……!」
まだ元気なのかよ。
こっちは藪坂につかまってないと倒れちゃいそうなのに、こいつ精力無尽蔵なのか?
「それより、連絡が遅すぎないか?」
必要な証拠を十分つかみ、ここに強制捜査に入ってきているはずの奴らから、何の連絡も来ないのだ。このまま流されちゃって夜を明かしてしまったらまずい。
「藪坂ちょっと電話してみろよ」
「しかし、我々は身分を偽装している関係上、こちらから連絡するのは……」
その時、バン! バンバン! という激しい銃撃音が聴こえた。
続いて、ガシャンッ! というガラスが割れる音。
「なんだ?」
「あ、先輩ぱんつ!」
ベッドサイドに置いたイヤホンをひっつかんで、ぐちゃぐちゃのチャイナ服のまま戸口に駆け寄り、扉の向こうの様子をうかがう。
「藪坂です。連絡がないようですが状況いかがでしょうか」
後ろで藪坂が無線機を取り出すと、ザザッというノイズに続いて緊迫した声が聞こえた。
「すまない! 人身売買された女性を主催者が人質に取って逃走していて、連絡する余裕がなかった」
「今、頃安先輩と一緒です。応援に行きますか?」
「君はともかく、頃安は武装していない。安全を確保して――」
「きゃあっ!」
ドアのすぐ近くで、女性の悲鳴が聞こえた。
俺が慌てて飛び出すと、廊下の突き当たりから男女二人づれがこちらに向かって曲がってくるところだった。
司会の男と、俺の前に売られていった金髪爆乳美女だ。
男は片手に銀色に光る拳銃を持ち、美女の腕をグイグイと引っ張って、無理矢理引きずっている。
パン! パン! と廊下の先に向けて司会の男が銃を撃った。
「無駄な抵抗はやめろ! お前の弾はいずれ切れる!」
廊下の先からは、聞き覚えのある同僚の声が聞こえてきた。
「うるさいっ! 一晩で1000万ドル近い売上のはずだったんだぞ! それがフイになるなら、どうなったって一緒だっ!」
「いやああ~!」
司会の男は、泣き叫ぶ美女のこめかみに、拳銃を突きつけて叫んだ。
どうやらもうけが吹っ飛んで、やけくそになっているようだ。
「待て!」
俺が司会の男に呼びかけると、オークション中とは別人のような、荒れた目つきがこちらを向いた。
「人質なら、俺がなる。そっちの姉ちゃんは解放してやれ」
「せ……るるたん! ダメです!」
俺は耳に無線のイヤホンをつけているし、藪坂はトランシーバーと拳銃を持っている。
状況的に、俺と藪坂が何も知らないオークションの参加者ではないことは、向こうにもバレていると思うが、「先輩」と言いかけた藪坂は、律儀にも「るるたん」と言い直した。
「……」
迷っているのだろう。司会の男は、無言で俺をにらみつけ、美女のこめかみに銃を突き付けている。
刺激しないようゆっくりと、ふんわりしたカーペットの上を、一歩一歩近づいていく。
歩きながら、そういや俺、ノーパンのまんまだったなと思い出して、恐怖がちょっとだけ緩和された。
司会の男の胸元まで近づき、金髪オールバックの頭を睨み上げる。
「来たぞ。こっちの人は放してやれ」
司会の男は唇をゆがめて笑い、金髪美女をドンッと廊下の向こうに突き飛ばし、素早く俺の額に銃口を突き付けた。
バラバラと同僚たちが美女に駆け寄り、速やかに連れ去っていった。
「人質確保しました!」
「救護スペースへ!」
ぐいっと額に冷たい銃口を押し付けて、男はフンッと笑った。
「やっぱりエッチなことに興味津々のケツマンコ処女の性奴隷じゃなかったんだな」
「ケツマンコ処女以外は、あながち間違いでもないぞ?」
路々の表情になって、小首を傾げて上目遣いで見ると、司会の男の目が泳いだのがわかった。
「ビッチが……」
視界の外にいる藪坂には、俺のやりたいことが伝わっているだろうか。
不安はおくびにも出さず、まるで発情したメスのような表情を浮かべる。
「俺さぁ……。今、ぱんつ履いてないんだ……♡」
「な……?」
男がゴクリと唾を飲み込んだ。
釣り針の存在を認識しながらも、エサに喰らいつきたくなっているようだ。
俺は、藪坂の精液でベタベタになったチャイナ服をつまみ、少しだけ裾を持ち上げた。
「俺のケツマンコ、ご主人様の精子がいっぱい入ってるんだよ……♡」
「……」
男の構えた銃が、ブルブルと震える。
「ねえ……、見たくない……?」
「う……、く……」
俺はチャイナ服をさらに持ち上げて、太腿の半ばくらいまであらわにした。
スースーと足元を抜けていく空気と、額に当たる冷たい銃口が俺の背筋を冷やしたが、そんなことはおくびにも出さず、舌をちろっと出してみせる。
「路々のおまんこ、トロトロになっちゃってる……」
「あ、う……、うう……」
ぶらんと垂れ下がっているほうの手を、チャイナ服の裾に導いてやると、ぎゅっと握り締めた。
「あっ……」
自分からやらせたくせに、俺は甘い声を上げてみせた。
「うおおおおおっ!」
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