キラキラ大学生のこの俺が、陰キャオタクのお嫁さん?

ぽんぽこまだむ

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第二章 婚姻届編

(1)快適! お嫁さん生活?②

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 もっさりした前髪とメガネで上半分が隠れた顔の下半分は、真っ赤になっている。
 やばい、どう見てもコイツは本気だ。

「なんでだよなんでだよなんでだよ!」
「お嫁さんだからですよ。決まってるじゃないですか」
「いやこれ、法律的に無効だろ!」

 慌てて服を着て逃げ帰ろうとしたが、荒巻に胴体を引っ掴まれて、ドスンと膝の上に座らされた。

「うわああ!」
「受理してもらえなくっても、書くだけならオッケー……そういうことですね?」
「違う! そういう意味じゃない!」
「フフフ……。嬉しいな……」
「なんでそうなるんだよ!」

 汗ばんだ手が俺の手を包み、無理矢理ペンを持たせる。

「ドキドキしますね♡」
「話聞いてる?」

 ちゅっ、ちゅっ、と横からほっぺにキスが飛んでくる。おいこらやめろ。

「聞いてますよ。無効だから書かない……つまり、有効なんだったら書いてくれるってことですよね」
「あのな、荒巻!」

 肩をグイっと押して、俺は言い聞かせるように荒巻の顔を覗き込んだ。

「なんで荒巻はそんなに、結婚とかお嫁さんとかにこだわるんだ? 今の年ごろに必要なのは、そういうんじゃないだろ?」

 落ち着いて考えれば、わかるよな?

「大学で友達と普通に仲良くするとか、例えば海外とか今しか行けないところに行くとか、いろんなバイトやってみるとか。な?」

 荒巻は、ポカンと小さく口を開けている。
 ちょっと傷つくようなこと、言っちゃったかな……。陰キャだったら、友達いないこと、きっと気にしてるよな。

「……まあ俺も、荒巻と普通に友達づきあいするぶんには、かまわないからさ!」

 俺はちょっとフォローを入れてみたが、荒巻は、散歩のお預けを食らっている犬のような、なんとも言えない顔でこちらを見ている。

「諒真さん……優しいですね……」
――おっ! これはわかってくれたか?

「優しい……。結婚したい……!」

 何もわかってない~~!

「はあっ、はぁっ、諒真さん、俺、感動しました!」

 荒巻は、帰宅した時の犬のように俺に飛びついて、ホットカーペットの上に俺を押し倒した。

「おいっ、だったらなんでこうなるんだよっ!」
「俺と友達になってくれるなんて、諒真さん優しい! 結婚したい!」

 Tシャツをめくり上げ、ボクサーパンツをずり下ろされる。

「荒巻っ」
「これからは、諒真さんも『荒巻』になるんだから、ちゃんと名前で呼んで下さい」
――何だよそれっ! しかもなんで俺が荒巻の苗字になる前提?
「ほら、ね?」

 ズボンの上からチンコに膝をグイっと当てられ、同時に乳首をつままれた。

「ひゃぅうんっ!」
「ンフフ……、そんなに感じちゃいました?」
――うう、今ので絶対ガマン汁出た……。
「せっかくお風呂入ったのに、またおぱんつ濡れちゃったら、穿いて帰るのなくなっちゃうから、脱ぎ脱ぎしておきましょうね~」

 含み笑いをもらしながら、荒巻が俺のボクサーパンツをズルズルと脱がしていく。
 片手でチンコを握り、もう片方の手で乳首をクニクニとつまむ。

「ほら、練習してみて? たつるって」
「な、なんでだよぉ……荒巻でいいじゃんか……」

 それに、なんていうか「あらまき」ってかわいくないか? 太巻きとか伊達巻みたいで。

「言ったじゃないですか、お嫁さんだからですよ」
「はぅんっ」
「あ、今かわいい声出しましたね? おちんこいじられながらおっぱいくりくりされると、気持ちよくなっちゃうんだ♪」
「やぁ……」
「ほら、名前で呼んでください?」

 くにっと乳首をつままれ、チンコの先端をさすさすされる。

「んっ……」
「ほら、どんどん硬くなってきてますよ」

 荒巻がチンコをいじるたびに、こういう煽り文句を口にするたびに、俺の脳みそにビリビリと電気が走って、おかしくなっていく。

「は、うぅ……」

 すっかりパンパンに張りつめたモノをちゅこちゅことしごかれ、頭がぼーっとしてきてしまう。

「ふふふ、諒真さん、もう顔がトロトロ♡」
「あん、あん……」

 頬にメガネのフレームが当たって、ちゅるっと唇を吸われた。

「はぅんっ」

 ぺろっと俺の唇を舐めただけで、舌は入ってこない。
 一瞬荒巻の匂いがして、俺はビクンッと身体を跳ねさせた。

「ま、まきまき、ならいい……」

 荒巻の動きが止まった。
 肌着をまくり上げられた情けない恰好で、俺はゼエハアと息を切らしながら、荒巻を見上げた。

「まきまき、だったら呼んでもいい」
「うっ……!」

 固まっていた荒巻は、突然シャツのみぞおちをぎゅっとつかんだかと思うと、大げさなポーズでのけぞった。

「……す、すみません、生まれて初めてあだ名で呼ばれたので……」

 はあ、はあ、と息を整えながら荒巻はメガネのブリッジを指で押し上げた。

――あだ名で呼ばれたこと、一度もなかったんだ……。

 荒巻の人間関係の貧困さを垣間見ちゃって、なんかいたたまれない感じがしてきたぞ。
 などと俺がちょっぴり同情していると、荒巻はガバッと半纏を脱ぎ捨て、スウェットをずり下げて襲い掛かってきた。

「もう我慢できません!」
「あっ、やっ、やめっ……! あんっ……」

 ◇ ◇ ◇

「あんっ、あんっ、あんっ!」
「ああっ、すご、諒真さんのお嫁さんまんこ、きゅんきゅんしてるっ!」
「やあんっ、あぁんっ、あぁんっ!」

 俺たちはいつの間にか、ホットカーペットの上で激しく身体を絡ませ合い、快楽を貪っていた。
 ばちゅばちゅと生チンポが俺の尻穴に吸い込まれ、中で前立腺をこすって俺の下腹を勝手にきゅうっとさせる。
 そんなつもりないのに、身体がひとりでに、気持ちいい、気持ちいいという信号を脳みそに送ってくる。

「はぁぁあんっ!」

 ずんっ! と荒巻が俺の腰を掴んで奥を突くと、ぶるぶるっと震えて俺のモノが空中に精を吐いた。
 ぱたぱたっ……とどこかに飛び散った音がしたが、気にする間もなく、荒巻の精子が俺の腹の中にぶちまけられる。

「あぁぁんっ――!」

 だがそれで解放してはもらえず、荒巻はびくびくと震える俺の身体を起こして、挿入したまま対面座位に突入した。

「はんっ、あうっ!」

 唇がふさがれて、濡れた熱い舌が入り込んでくると、快楽に痺れた俺の身体は、荒巻の口に夢中で吸いついてしまう。

「んっ、んっ、んっ……」

 吐息のたびに荒巻の唇を挟み、舌でちゅうちゅうと吸いつく。
 あっという間に硬さを取り戻した荒巻のチンポが、さっきとは違う角度で俺の中をこする。

「んんっ! んっ! んんっ!」

 イッたばかりで敏感な身体の中は、もうどこをこすられても気持ちよくて、気が遠くなってくる。

「――っ!」

 ぶるぶるっと震えて、俺はぐったりと荒巻にもたれかかった。
 足腰がガクガクになるほど致しまくって、気がついてみたら、ローテーブルの上の婚姻届は、俺のまき散らした精液でカピカピになっていた。
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