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翌日、家庭教師に行ったら、侯爵に呼ばれた。
「リリルアーナに聞いたのだが、バンパイアロードを倒したそうだね。」
どうやらリリが侯爵に余計な事を言ったらしい。
「君は一体何者なんだろうね?」
「ただのGランクハンターですよ。」
「そもそも、君ほどの魔法使いがGランクハンターと言うのがおかしい。」
「実力のある魔法使いは、この国ではどうなりますか?僕はそう言う柵が嫌でGランクハンターをしています。」
「私はこれでも帝国の貴族だ。その私の前で皇帝を批判するのか?」
「いえ、皇帝に思う所はありませんよ。僕が嫌うのは僕を利用して、のし上がろうと考える人間ですね。」
「ふむ?では何故リリルアーナの家庭教師は引き受けたのかね?」
「家庭教師だからこそです。お抱え魔導士だったら断っていたでしょう。」
「なるほど。ちなみに体術もかなりの腕と聞く。剣術はどうなのだ?」
「僕の戦闘スタイルは魔法剣士です。なので、魔法だけ、剣術だけと言う風に聞かれると困ります。」
「つくづく面白いな君は。ちなみにリリルアーナはどんな感じだ?」
「彼女は魔法使いとしては既に帝国でもトップクラスでしょうね。ただ、彼女はそれを望んではいない。彼女の望みは魔法で生活を豊かにする事、なので僕は彼女を応援しています。」
「帝国でトップクラスの魔法使いか。確かに私もリリルアーナを戦場に送ろうとは思わんな。」
「ですよね。彼女の様な子供が戦場に出る様になったらこの国も終わりですね。」
「しかし、この短期間でリリルアーナを育て上げた君の本気と言うのも見てみたいと思うのだが難しいかね?」
「あー。それは止めて置いた方が良いと思いますよ。帝国が地図から消える事になりますよ。」
「それは笑う所か?それとも驚く所かな?」
「どちらに取って頂いても結構です。」
「君ほどの魔法使いを埋もれさせて置くのは勿体ないと思うのは私だけかな?」
「本人が好きで埋もれているのでご心配なく。出るべき時には出ますよ。」
「ちなみにだが、隣の王国や共和国をどうにかしろと言ったら可能か?」
「方法にもよりますね。消し飛ばすなら1瞬です。侵略するなら1週間はかかるでしょう?和平を結ぶなら1か月は欲しいですね。」
「リリルアーナをそのレベルにまで育てるとしたらどの位時間がかかる?」
「彼女の才能を考慮して2年と言った所ですかね。」
「ある意味恐ろしいな。リリルアーナが君に会った時、普通より少し魔法が上手い少女だった。それが2か月程で帝国トップクラスの魔法使いだ。そして、更に2年で世界最強クラスの魔法使いになれると言う。君は神の使いか何かか?」
おしいな、神の使いじゃなくて神様その物なんだけど、そう言っても信じないだろうな。
「家庭教師が終わったらどうするつもりだ?」
「実はこう見えても意外に忙しいんですよ。なのでご心配なさらずに。」
「そうか、残念だ。暇だったら私の稽古の相手でもして貰おうと思ったのだが。」
「侯爵様はそれ以上強くなってどうなさるつもりですか?」
「どうしようと言う訳では無いのだが、強くなるのは楽しいだろう?」
おお、ここにもバトルジャンキーが居たよ。
その後、リリに時空魔法の初歩の理論を教えて、実際にマジックバッグを作って見せた。マジックバッグはプレゼントし、教材として自由に研究する様に伝えて置いた。
「このマジックバッグってどの位の大きさ何ですか?」
「それは見本だから小さいよ。50メートル四方位かな?」
「あの、マジックバッグって5メートル四方でも金貨80枚はしますよ。このサイズなら白金貨5枚はします。」
「え?そうなの?高いんだねマジックバッグって。」
「価値を知らずに作ってたんですか?」
「だって、バッグが銀貨1枚位だし。付与はただでしょ?まさかそんなに高いとは思わないじゃない?」
「いやいや、付与が重要なんですよ。付与が高いんです!」
「そう言う概念を壊すのが目的じゃなかったの?」
「あ、そうでした。駄目ですね。固定概念に捉われちゃいけないって思っていたはずなのに。」
「慣れればマジックバッグなんて幾らでも作れる様になるからね。僕はその物の価値よりどう使うかの方に価値を見出す様にしているよ。使う事で儲けが出るならマジックバッグは無償で提供しても良いと言う風に考えている。」
「それは私の理想に近いですね。先生はやはり凄いです。私の理想に難なく辿り着き既に実践しているんですね。」
「僕が前に住んでいた所は雨が少なく土地も痩せていたんだよ。だから水を撒く魔道具を作っても買える程裕福な人は居なかった。そこで僕は水を撒く魔道具を無償で設置し、結果飢える人が少なくなった。そうなると村は発展してくる。発展すると必要な魔道具が出て来る。今度は売れる。そうやって目先の利益ではなく、将来的な利益を考える様にするとリリの理想に近くなるんじゃないかな?」
「勉強になります。やはり実体験と言うのは貴重ですね。」
「うん。最初は失敗しても良いから、色々試すと良いよ。ただ、騙されない様にだけ気を付ければ良い。」
「解りました。」
家庭教師が終わったら何時もなら町をぶらつくのだが今日はやる事があるので家に帰る。
家に帰ると厨房へ向かう。
厨房へ入ると見習い君がピタリと横に着く。今日はこの間買ったチョコレートを食べやすくしようと思う。
まず、お湯を沸かし、金属のボールに刻んだチョコレートを入れて溶かして行く。味見をした時かなりビターで甘みも少なかった。多分、カカオから直接チョコレートを作ったのだろう。そこでミルクを加えて、更に砂糖も入れて、攪拌してみる。味は成功したが、何故か上手く固まらない。ミルクを加える時の温度の問題かな?それとも液体よりスキムミルクの方が良かったのか?
色々試してみて、ようやくそれらしき物が完成した。幅2センチ位の薄い板状にして氷魔法で固めてから食べてみる。パキッと言う歯ごたえと口の中に広がる甘い香り。うん、チョコレートだ。なんだろう時々無性に食べたくなるんだよね。
ビターな材料のチョコレートを見習い君に渡し。完成品は冷凍庫に保存する様に指示する。これで誰でも好きな時にチョコが食べられる。
今日は早めに風呂に入り子供たちと戯れる。たまにはこういう時間も無いとね。
夕食時にセリーが明日王城へエルを連れて行くので一緒に来るようにと言われた。そう言えば外に連れ出せるようになったら連れて行くって国王に約束してたな。すっかり忘れていた。
翌朝稽古の後、揺れない馬車で王城へと向かった。門番は僕の顔よりセリーの顔を見て、急いで近衛兵を呼んできた。基本王城では女性は公式の場所には入れない。入れるのは王家の人間だけだ。セリーは王家の人間では無くなったので、例の王様の個人的な応接室へ通される。
「良く参った。どれ、顔を見せては貰えないだろうか?」
セリーが陛下に近づき、お包みの中のエルの顔を見せる。
「おお、セレスティアの子供の頃にそっくりじゃ。可愛いのう。」
陛下ってまだ40代だよな?完全に孫が出来たお爺ちゃんになってるぞ。
「名前は確かエルリックだったな。何か欲しい物はあるか?公爵の爵位でもやろうか?」
「叔父様。この子はゼルマキア家の跡取りですよ。」
「そうか?ならば何が欲しい?」
「では、予備の爵位を頂けますか?まだまだ産むつもりなので。」
「そうか、セレスティアはまだ16歳じゃったな。」
「はい、もうすぐ17歳になりますが、あと2人は産みたいと考えています。」
「解った。後で余っている爵位を調べて通達を送る、楽しみにしておれ。」
「ありがとうございます、叔父様。」
ここは、僕が出ない方が良い感じだな。壁と同化していよう。
僕は壁を背に紅茶を飲みながら、3人の団らんを眺めている。親孝行をしている感じがして悪く無い。
20分位すると宰相が現れ時間ですよと陛下を連れて行った。陛下は後ろ髪を引かれる感じで、また連れて来いよと何度も言って居た。
帰りの馬車の中でセリーに聞いてみた。
「予備の爵位を貰うとは頭が良いな。ちなみに予備の爵位って家名はどうなっているんだ?」
「予備の爵位にはひとつずつ証明書が付いています。その証明書に家名も書かれています。」
「なるほど、自分では家名は変えられないって事か。」
「一つだけ例外があります。例えば、ゼルマキア侯爵家の次男にゼルマキア子爵家を新たに設立する時、この場合は家名を使わなくても構いません。」
「じゃあ、例えば僕が誰かを男爵に任命したとするよね?その場合は、どんな手続きが必要なの?」
「手続きと言う訳ではありませんが、爵位を貰った人間は王城に報告の義務があります。基本宰相が代行しますが、貴族の証を貰って、正式な貴族となりますね。」
「ああ、そう言えば僕も宰相から貴族の証を貰ったな。あれを貰わないと正式な貴族じゃ無いんだな。」
「はい。ところで、誰かを貴族にする予定でもあるんですか?」
「ああ、ルキナをな、男爵にしたいと考えている。現在領主代理として頑張ってくれているからな。」
「ルキナさんですか、悪く無いと思いますよ。うちの派閥になりますし、男爵なら上げても問題無いでしょう。他の爵位は取って置いて下さいね。」
伯爵と子爵は残して置けってか?セリーさんちゃっかりしてますね。
「リリルアーナに聞いたのだが、バンパイアロードを倒したそうだね。」
どうやらリリが侯爵に余計な事を言ったらしい。
「君は一体何者なんだろうね?」
「ただのGランクハンターですよ。」
「そもそも、君ほどの魔法使いがGランクハンターと言うのがおかしい。」
「実力のある魔法使いは、この国ではどうなりますか?僕はそう言う柵が嫌でGランクハンターをしています。」
「私はこれでも帝国の貴族だ。その私の前で皇帝を批判するのか?」
「いえ、皇帝に思う所はありませんよ。僕が嫌うのは僕を利用して、のし上がろうと考える人間ですね。」
「ふむ?では何故リリルアーナの家庭教師は引き受けたのかね?」
「家庭教師だからこそです。お抱え魔導士だったら断っていたでしょう。」
「なるほど。ちなみに体術もかなりの腕と聞く。剣術はどうなのだ?」
「僕の戦闘スタイルは魔法剣士です。なので、魔法だけ、剣術だけと言う風に聞かれると困ります。」
「つくづく面白いな君は。ちなみにリリルアーナはどんな感じだ?」
「彼女は魔法使いとしては既に帝国でもトップクラスでしょうね。ただ、彼女はそれを望んではいない。彼女の望みは魔法で生活を豊かにする事、なので僕は彼女を応援しています。」
「帝国でトップクラスの魔法使いか。確かに私もリリルアーナを戦場に送ろうとは思わんな。」
「ですよね。彼女の様な子供が戦場に出る様になったらこの国も終わりですね。」
「しかし、この短期間でリリルアーナを育て上げた君の本気と言うのも見てみたいと思うのだが難しいかね?」
「あー。それは止めて置いた方が良いと思いますよ。帝国が地図から消える事になりますよ。」
「それは笑う所か?それとも驚く所かな?」
「どちらに取って頂いても結構です。」
「君ほどの魔法使いを埋もれさせて置くのは勿体ないと思うのは私だけかな?」
「本人が好きで埋もれているのでご心配なく。出るべき時には出ますよ。」
「ちなみにだが、隣の王国や共和国をどうにかしろと言ったら可能か?」
「方法にもよりますね。消し飛ばすなら1瞬です。侵略するなら1週間はかかるでしょう?和平を結ぶなら1か月は欲しいですね。」
「リリルアーナをそのレベルにまで育てるとしたらどの位時間がかかる?」
「彼女の才能を考慮して2年と言った所ですかね。」
「ある意味恐ろしいな。リリルアーナが君に会った時、普通より少し魔法が上手い少女だった。それが2か月程で帝国トップクラスの魔法使いだ。そして、更に2年で世界最強クラスの魔法使いになれると言う。君は神の使いか何かか?」
おしいな、神の使いじゃなくて神様その物なんだけど、そう言っても信じないだろうな。
「家庭教師が終わったらどうするつもりだ?」
「実はこう見えても意外に忙しいんですよ。なのでご心配なさらずに。」
「そうか、残念だ。暇だったら私の稽古の相手でもして貰おうと思ったのだが。」
「侯爵様はそれ以上強くなってどうなさるつもりですか?」
「どうしようと言う訳では無いのだが、強くなるのは楽しいだろう?」
おお、ここにもバトルジャンキーが居たよ。
その後、リリに時空魔法の初歩の理論を教えて、実際にマジックバッグを作って見せた。マジックバッグはプレゼントし、教材として自由に研究する様に伝えて置いた。
「このマジックバッグってどの位の大きさ何ですか?」
「それは見本だから小さいよ。50メートル四方位かな?」
「あの、マジックバッグって5メートル四方でも金貨80枚はしますよ。このサイズなら白金貨5枚はします。」
「え?そうなの?高いんだねマジックバッグって。」
「価値を知らずに作ってたんですか?」
「だって、バッグが銀貨1枚位だし。付与はただでしょ?まさかそんなに高いとは思わないじゃない?」
「いやいや、付与が重要なんですよ。付与が高いんです!」
「そう言う概念を壊すのが目的じゃなかったの?」
「あ、そうでした。駄目ですね。固定概念に捉われちゃいけないって思っていたはずなのに。」
「慣れればマジックバッグなんて幾らでも作れる様になるからね。僕はその物の価値よりどう使うかの方に価値を見出す様にしているよ。使う事で儲けが出るならマジックバッグは無償で提供しても良いと言う風に考えている。」
「それは私の理想に近いですね。先生はやはり凄いです。私の理想に難なく辿り着き既に実践しているんですね。」
「僕が前に住んでいた所は雨が少なく土地も痩せていたんだよ。だから水を撒く魔道具を作っても買える程裕福な人は居なかった。そこで僕は水を撒く魔道具を無償で設置し、結果飢える人が少なくなった。そうなると村は発展してくる。発展すると必要な魔道具が出て来る。今度は売れる。そうやって目先の利益ではなく、将来的な利益を考える様にするとリリの理想に近くなるんじゃないかな?」
「勉強になります。やはり実体験と言うのは貴重ですね。」
「うん。最初は失敗しても良いから、色々試すと良いよ。ただ、騙されない様にだけ気を付ければ良い。」
「解りました。」
家庭教師が終わったら何時もなら町をぶらつくのだが今日はやる事があるので家に帰る。
家に帰ると厨房へ向かう。
厨房へ入ると見習い君がピタリと横に着く。今日はこの間買ったチョコレートを食べやすくしようと思う。
まず、お湯を沸かし、金属のボールに刻んだチョコレートを入れて溶かして行く。味見をした時かなりビターで甘みも少なかった。多分、カカオから直接チョコレートを作ったのだろう。そこでミルクを加えて、更に砂糖も入れて、攪拌してみる。味は成功したが、何故か上手く固まらない。ミルクを加える時の温度の問題かな?それとも液体よりスキムミルクの方が良かったのか?
色々試してみて、ようやくそれらしき物が完成した。幅2センチ位の薄い板状にして氷魔法で固めてから食べてみる。パキッと言う歯ごたえと口の中に広がる甘い香り。うん、チョコレートだ。なんだろう時々無性に食べたくなるんだよね。
ビターな材料のチョコレートを見習い君に渡し。完成品は冷凍庫に保存する様に指示する。これで誰でも好きな時にチョコが食べられる。
今日は早めに風呂に入り子供たちと戯れる。たまにはこういう時間も無いとね。
夕食時にセリーが明日王城へエルを連れて行くので一緒に来るようにと言われた。そう言えば外に連れ出せるようになったら連れて行くって国王に約束してたな。すっかり忘れていた。
翌朝稽古の後、揺れない馬車で王城へと向かった。門番は僕の顔よりセリーの顔を見て、急いで近衛兵を呼んできた。基本王城では女性は公式の場所には入れない。入れるのは王家の人間だけだ。セリーは王家の人間では無くなったので、例の王様の個人的な応接室へ通される。
「良く参った。どれ、顔を見せては貰えないだろうか?」
セリーが陛下に近づき、お包みの中のエルの顔を見せる。
「おお、セレスティアの子供の頃にそっくりじゃ。可愛いのう。」
陛下ってまだ40代だよな?完全に孫が出来たお爺ちゃんになってるぞ。
「名前は確かエルリックだったな。何か欲しい物はあるか?公爵の爵位でもやろうか?」
「叔父様。この子はゼルマキア家の跡取りですよ。」
「そうか?ならば何が欲しい?」
「では、予備の爵位を頂けますか?まだまだ産むつもりなので。」
「そうか、セレスティアはまだ16歳じゃったな。」
「はい、もうすぐ17歳になりますが、あと2人は産みたいと考えています。」
「解った。後で余っている爵位を調べて通達を送る、楽しみにしておれ。」
「ありがとうございます、叔父様。」
ここは、僕が出ない方が良い感じだな。壁と同化していよう。
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20分位すると宰相が現れ時間ですよと陛下を連れて行った。陛下は後ろ髪を引かれる感じで、また連れて来いよと何度も言って居た。
帰りの馬車の中でセリーに聞いてみた。
「予備の爵位を貰うとは頭が良いな。ちなみに予備の爵位って家名はどうなっているんだ?」
「予備の爵位にはひとつずつ証明書が付いています。その証明書に家名も書かれています。」
「なるほど、自分では家名は変えられないって事か。」
「一つだけ例外があります。例えば、ゼルマキア侯爵家の次男にゼルマキア子爵家を新たに設立する時、この場合は家名を使わなくても構いません。」
「じゃあ、例えば僕が誰かを男爵に任命したとするよね?その場合は、どんな手続きが必要なの?」
「手続きと言う訳ではありませんが、爵位を貰った人間は王城に報告の義務があります。基本宰相が代行しますが、貴族の証を貰って、正式な貴族となりますね。」
「ああ、そう言えば僕も宰相から貴族の証を貰ったな。あれを貰わないと正式な貴族じゃ無いんだな。」
「はい。ところで、誰かを貴族にする予定でもあるんですか?」
「ああ、ルキナをな、男爵にしたいと考えている。現在領主代理として頑張ってくれているからな。」
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これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。