【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ

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第1章 復讐の魔女

第3話 カルデ村

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 カルデ村に辿り着くと、村は残る盗賊によって襲われていた。
 小さな村だから戦える者もいないみたい。
 村人たちは縛られ、女性や子どもたちは絶望的な表情で震えていた。

「ったく、あいつら、ガキ1匹倒すのにどのくらい時間食ってるんだか」

 盗賊のリーダーが苛立たしげに呟いた。
 そして不敵な笑みを浮かべながら続けた。

「へっへっへ、しかし残念だったなあ、お前ら。たかが10人程度が俺らの規模だとでも思ってたか? 本隊はもっといるんだよ! お前たちの村なんて、こんなもんだ!」

 盗賊たちのリーダー格の男が勝ち誇った顔でそう叫ぶ。

 村の広場に集められた村人たちは、皆が絶望の表情を浮かべていた。

 なるほどね。リョウが偶然通りかかって倒したのは連中の先遣隊だったようだ。
 数は20人前後、それぞれ武装した盗賊が村人を脅しつけている。
 でも先遣隊10人をリョウはたった1人で全部倒したのか。

「数は覚えてないが……そのくらいだったな」

「そう。まあ、じゃあ残るはこいつらだけね」

 村人たちは盗賊たちに剣や槍で脅されながら縛られている。
 そんな状態なのに、まだ誰も死んでいないのは奇跡に近い。

「一つお願い。盗賊といえど命は命。殺さないで捕まえて役人に突き出す方向でお願い」

「……まあ、いいだろう」

 私のことを甘ちゃんな少女だと思ったんだろう、リョウの返答。

 でも、それを聞いてホッとする。
 人殺しはなるべくなら避けたい。
 復讐者の分際で覚悟が足りない、ってディルにも言われたことがあるけど、これも私の中のルール。

 無論、どうしようもない時は手を下さざるを得ないけど、そうならないように努力することも忘れてはならないのだから。

「それじゃ行きますか。『炎よ、我が敵を燃やし尽くせ』!」

 私は盗賊たちに燃え盛る火球を放つ。
 突然現れた攻撃に敵は驚いた表情のまま燃える。
 すかさずリョウが剣を抜いて斬り込む。
 敵は驚きながらも対応するが、リョウの剣に次々と倒される。

「なんだあテメエら⁉ 魔法⁉ 魔女に剣士だとお⁉」

 盗賊たちが驚き戸惑う。
 思った通り凄腕の敵は存在せず、あっさりと盗賊退治は終了した。

「ふう、大丈夫ですか?」

 村人のロープを風魔法で断ち切り解放しながら、私は村人に声をかける。
 リョウが残る盗賊のリーダー格をちょうど倒したところだった。

「あんたら、一体何者なんだ……?」

 村の代表者であろう、初老の男性が恐る恐る尋ねてくる。

「私はローゼ。えっと……魔女です」

 しまった! デビュー戦だったからもうちょい華々しく自己紹介したかったのに、思わず照れが入ってしまった。

「俺はリョウ。傭兵だ」

 うん、リョウはリョウで無愛想なのね。

「魔女ローゼ様に傭兵リョウ様。……この度は村の窮地をお救い下さり誠にありがとうございます。これで村は救われます」

「あ、いや、まあ、救えて良かったです」

 村人たちの感謝の言葉に私は思わず照れてしまう。
 その私の様子を見てリョウは苦笑した。

 や、やめてよ! 仕方ないじゃん! まだ慣れてないんだから!

 そんな私を余所に、村人たちを代表して村長がお礼を述べていた。

「それより、どうして盗賊に襲われたんです?」

 私の問いに村長は顔を曇らせる。

「理由なんて、ただ食うのに困った連中が盗賊となって村を襲ったのでしょう。今の王国は王都から遠い僻地ほど治安が悪化してますので」

「そう……なんですか。ベルガー王国はここまで酷い国じゃなかったのに」

 私の言葉に村長が怪訝そうな顔をする。

「先王カエサル様のご時世は明るく希望に満ちた国でした。ですが、カエサル王もローラ王妃もローゼマリー姫様も流行り病で亡くなられた10年前からは、徐々にこうなっていきましたなあ」

 村長のその言葉に私は胸を痛める。
 流行り病……か。

「ともあれ役人は明日にでもやって来るでしょう。今日はお疲れでしょうから、どうぞ我が家にお泊まりください」

 村長の言葉にリョウが頷いた。
 良かった、部屋は別々に用意してくれてる。
 配慮に感謝しつつ、夕食とお風呂を頂いた。

 覗かれたりしないよねなんて思いつつ、この国の現状やリョウについて思考する。

 盗賊が蔓延る原因が政治の失策なのは明らかだし、元王女の身としては思うところがある。
 亡くなった扱いにされている私に政治を変える力はない。
 けれど仮に王女だと証明し、国を変えるために立ち上がり、信じて支援してくれる領主がいたとしよう。

 ……駄目ね。すぐに人身を惑わす偽者の王女として鎮圧される。
 上手くいっても国を二分する内戦が起こってしまう。
 それはより多くの民を犠牲にするであろう選択だ。

 復讐相手である人物は私が生きていると宣言すれば、向こう側から仕掛けてくる可能性もある。
 民を犠牲にしてまでやる手段ではない。
 そう、ないものねだりをしても仕方がないのだ。
 今は与えられた環境で最善を尽くすしかない。

 そもそも私の目的は復讐だけじゃないんだから。

 魔女ディルの下で10年学んだ私は復讐後の人生を、あれをしようこれをしようと思い描くのに、十分な知識を蓄えているのだ。

 だから王女だと名乗り出るのは最後の手段にしたい。
 今後も目の前で起きている悲劇の火種を見逃さず、少しでも力になれることがあれば自分の力を使いたい。

 それには……うん、やっぱりリョウの力が必要だろう。
 傭兵として1人で旅してるみたいだけど、私と組んでくれないだろうか?

 リョウ・アルバースという黒髪黒瞳の傭兵の少年。
 私の両親を殺害した人物と同じ、黒髪で漆黒の剣の持ち主。
 性別も年齢も違うし、カルデ村の件があったからまだ詳しく事情を聞いてないけど、彼の剣技と戦いぶりは相当強い。
 10年前どこで何をしていたとか、今なぜ1人で旅してるのかとか、その剣をどこで手に入れたとか聞きたいことは山ほどある。

 ……まだ断定は出来ないけど、恐らく彼は悪人ではなくお人好しの部類だろう。
 たった1人でたまたま通りがかった村が、複数人の盗賊に襲われているところを、無視せずなんとかしようとしたのがその証拠だ。
 上手く私の復讐の協力者に出来ればきっと心強い。

 さて、どうやって切り出すかな?
 初めて出会ったときに私の裸を見たのをネタにしてみようか。

 ……ん? 裸を見られ……

 湯船に口元まで浸って、プクプクと泡を吹きながら私は顔を真っ赤にする。

 うん。落ち着け私……そういえばあの時リョウの下半身が反応してたな。

 って! 何を思い出してるんだ私は⁉

 頭をブンブン振ってから思考を戻す。
 うん、そうだ、もうお風呂から出て寝よう、寝て起きてから考えよう。

 私は風呂から上がると用意された寝間着に着替え、用意された寝室に向かった。

 こうして私の旅立ちの初日である、15歳の誕生日が終わったのだった。

 チュンチュンという小鳥のさえずりが窓の外から聞こえる。
 ビュンビュンという風を切り裂く音も聞こえる。

 うん、きっと鳥の鳴き声は雀じゃなくて鷹とか鷲とか猛禽類だろうなあ。

 ……そんなアホなことを考えながら私は目を覚ますと、体を起こして背伸びをする。
 そして思考を巡らせる。

 状況を整理すると、ここはカルデ村で村長の家で私に用意された寝室である。
 そして空気を入れ替えようと窓を開ける。
 するとそこには、リョウが剣を手にして素振りをしていた。
 結構汗をかいているけど、一体いつからしてたんだこの人? まだ朝の6時ぐらいだぞ。

「おはようリョウ。……えっと、朝の鍛錬みたいな?」

 声をかけるとリョウが素振りをやめて振り返った。

「すまん。ローゼの寝室の近くだったか。睡眠を妨げてしまったなら謝る」

 そう言って頭を下げてくるけど、いやいや、謝らなくていいよ別に。

「日課でな。日が昇る前に起きて素振りをするのが習慣なんだ。もう終わる」

 そう告げてリョウは汗を拭うと、使った木剣や道具を片付けて村長宅に戻ってくる。

 うん、なんていうか真面目で律儀な人だね。
 本当に傭兵としてやっていけてるんだろうか?

 村長の奥さんであるお婆さんが作ってくれた朝食を頂き、村長に今後について尋ねる。

「そうですなあ。儂らといたしましては役人に盗賊の引き渡しが済むまで、お二方にいてもらいたいと思っております」

 村長の提案に私としても断る理由はない。
 リョウも特に問題はないようだ。

 朝食を食べ終わり空いた時間、リョウは武具の手入れを開始した。

「リョウはこの後どうするの?」

 邪魔しないように、そっと訊いてみる。

「ビオレールに行くつもりだ。この近くで一番でかい街だし、路銀を稼ごうと思っている」

 ほほう? それは中々都合が良いぞ。

「私もビオレールに行って冒険者になろうと思ってたんだけど、一緒に行っていいかな?」

「構わんが……」

 ん? 何故そっぽを向く?

「おやおや、盗賊を退治した魔女様の魔法と傭兵様の剣技、見事な連携でしたから夫婦か恋人なのかと思ったのですが、傭兵様から部屋は別にと言われましたし。……ほほほ、これは野暮なことを聞きましたな」

 村長の言葉に私は慌てて否定する。

「いやいやいやいや、私とリョウはそういう関係じゃないから‼」

 でもそっか、リョウが部屋は別にしてくれたのか。
 リョウの気遣いは有り難いけど、なんか気恥ずかしいな。

 紳士的に対応してくれるなら、私もそういう心配する必要ないし、なおさらリョウを仲間に引き入れておきたい。
 でもリョウは傭兵としてやっていくのが本懐で、私と一緒に旅するのは不本意かもしれない。
 でも……

「ねえ、リョウ。私と一緒に旅しない?」

 私は意を決して告げることにした。
 単刀直入に、嘘偽りのない思いを込めて。
 この15歳という年齢にできる精一杯の笑顔で。

 すると私の言葉を聞いたリョウは、不意をつかれたような表情をして目を逸らし頬をポリポリとかく。

 あ、なんか頬が赤い気がするな。
 これは私に惚れたな? フフン♪ そりゃあ美少女だもん私。
 でもまだ会ったばかりなんだから、変なことをしてきたら魔法で消し炭にしちゃうからな♪

 ワクワクしながらリョウの答えを待つ。
 さあ早く言うのだ。「ああ、よろしく」って♪

「それは断る」

 ……え、断るの?

 予想外の答えに私は思わず固まってしまう。
 気まずそうなリョウの表情から、私を邪魔だとは思ってなさそうだけど。

「魔女様、傭兵様の様子から夜にご奉仕すると約束すれば、きっと一緒に旅してくれると思いますよ?」

 お婆さんの助言に私は顔を赤くする。
 けど、リョウは更に顔を赤くしていた。
 いやいやいや、それはさすがにないでしょ? ないし、ないよね?

 この村長の奥さん、天然なのかわざと言っているのかいまいち分からないんだけど。

「村長、役人が来られたようですぞ!」

 外から村人の声が響いて村長は頷く。

 どうやら盗賊の引き渡しのための役人が来たようだ。
 外へ出ると武装したベルガー王国ビオレール領所属の兵士数人が、領兵の証たる銀鎧に剣と盾、弓を携えて立っていた。

 その中心に立つ40代後半の男は白銀の胸当てを身に纏い、見事な装飾の施された黒地金の陣羽織を肩にかけており、いかにも貴族といった風体だった。

「貴様が傭兵か。隣にいる少女が魔女か? ほう、今どきの魔女はとんがり帽子に黒のローブではないのな」

 私の格好は白のブラウスに紺のスカート、ベージュのブーツ。手には白銀の杖だ。
 動きやすいからこれを着ているのだ。
 コテコテの魔女衣装に身を包まないと魔法を使えるわけじゃないし。

 私の服装を見た貴族男は、不躾な視線でジロジロと見て鼻で笑う。

 うーわ、ムカつく。
 杖を握る手に思わず力が入るけど、我慢我慢……

「アラン傭兵団所属のリョウ・アルバースです。昨日カルデ村を通りかかったところ、盗賊が襲撃していたために応戦しました。盗賊の引き渡しをお願いしたいのですが」

 リョウがそう告げると貴族の男はニヤリと笑う。

「アルバース? ああ、傭兵団で名無しが与えられる仮の姓であったか。下賤の出身、か。まあ良い。盗賊の引き渡しは完了した。謝礼金が欲しいなら村から徴収するんだな。ハッハッハ」

 貴族は馬鹿にしたような高笑いをすると、兵士と共に立ち去った。

 何なの? あの人? てか私はまだ名乗ってないし、向こうも名乗ってないぞ。

 私が不機嫌になったのを察したのか、リョウが小声で告げる。

「ま、貴族なんてああいうのばっかりだ。さて、旅立つとするか」

「謝礼金は村から取らないのね」

 一応確認のために口にする。
 村長や村の人たちがそっぽを向くのがわかった。

「傭兵様、昨日は断られましたが、村の若い娘を何人か抱くことで勘弁願えませんでしょうか? もちろんお代は頂きませぬゆえ」

 はあ? なんじゃそりゃ。
 村長の奥さんの言葉に私は眉をひそめる。
 そりゃ村が貧しくて、お礼がそんな手段しかないのだろうけど……

 何故かイライラするし、凄くモヤモヤするぞ? なんだこれ?

 私がムスッとしていると、リョウは困ったように頬をかく。

「いえ、お気持ちだけで結構です。では」

 リョウの言葉に村長は深く頭を下げる。
 そして村人たちは皆、私たちに頭を下げた。
 こうして私とリョウはカルデ村を旅立ったのだった。
 
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