96 / 315
第3章 公爵令嬢の選択
第16話 公爵令嬢シャルロッテ
しおりを挟む
運動服と呼ばれる白い布地の上着と赤色のズボンを着込んで、私たちは剣の授業のために屋外へ移動した。
へえ、男子のズボンは青色なんだ。
って! リョウ? なんで男子連中に囲まれて、険悪な雰囲気になっているんだよ!
絡んでいるのはウイルヘルムっていう、金髪オールバックのボンボンか。
ったく、リョウの奴、何をやらかしてこの状況になったんだよぉ~。
「貴族でもねえテメエがこの学校にいるなんて、どんな手を使ったんだ? あ~ん?」
うわ~典型的な絡み方だ。
ああいうのが貴族社会で幅をきかせていると思うと、正直寒気を感じるぞ。
てかリョウも遜れとは言わないけど、相手してやれって。
一言も喋らないのは目立たないようにしているつもりなのだろうが、それは逆効果を生んでいるようだぞ?
「失礼。ウイルヘルム様。この方はわたくしの護衛でございます。何か不都合があれば、わたくしに申し上げてください」
「ちっ! ヴィレッタか。良いよなあ女は。王の側室になれるんだもんなあ。ただ美人てだけで得なもんだ。おっと、一応力が皆無とはいえ、4大公爵家の御令嬢だったな」
揶揄するウイルヘルムにヴィレッタは怒った様子もなく平然としている。
貴族社会で揉まれているからなのか、こういう手合いの相手に慣れているようだった。
「そっちの金髪の女も護衛かあ? 授業にしゃしゃり出てくんじゃあねえぞ。どうせ冒険者の駆け出しで、年齢が若いから学校に潜入させたんだろうが、ここはシャイニング公爵家が支配する学校だ。平民出の冒険者如きには分不相応だぜえ」
ギャハハと笑う、ウイルヘルムの取り巻きたち。
私はつい、カチンとして睨んで口を開く。
「弱い犬程吠えるって言うけど本当ね。どうせ剣の腕も大したことがないんでしょ? どうせ剣の授業でも、参加しないでアーダコーダ言って騒ぐだけなんじゃない? あっ! 下手っぴで他の生徒に迷惑だから、剣の授業は受けないんでしたか。これは大変失礼しました、ウイルヘルム公子様」
「な、なんだと⁉ テメエ! この俺を誰だと思ってやがる!」
「キャンキャン吠えることしかできないウイルヘルム・シャイニング様でございます。何か間違ってますか?」
「このおっ!」
まだ丸腰の私に、ウイルヘルムは授業用の木剣を構えた。
横では私に怒りの視線を向ける男子たちに、ため息を吐くヴィレッタ、呆れ顔のリョウ。
ま、なるようになるでしょ。
力を見せておいて周囲の反応を見るのも悪くない。
魔法一発ド派手に撃ちますか♪
と身構えていくが……
「おやめなさい! 授業は男女別です。クラス責任者である、このシャルロッテ・ルインズベリーが見ている前で私闘をするなど、見過ごすことはできません! それに、ここは王立学校です。騒ぎを起こすならば、退学に処される覚悟をしてください!」
凛とした声が響き渡り、ウイルヘルムの取り巻きたちが怯む。
声の主はシャルロッテだ。
彼女の長い赤髪のポニーテールが風になびき、貴族令嬢というより、騎士の気風を漂わせていた。
あっ! そういえばシャルロッテって昔からザ、正義って感じだったっけ。
ラシルが私たちに意地悪をしても、真っ向から噛み付いていったしなあ。
「ちっ! なら授業が始まったら、あの黒髪の男をボコボコにしてやるよ。テメエのせいで事故死するお仲間を見て、キャンキャン泣き叫ぶんだなあ」
うーわ、性格悪いなあ。
でもリョウに勝てると思っている時点でアホだな。
まあ、アランの傭兵の皮鎧を着ていないリョウって、なんか弱そうだし、木剣を握って軽く素振りする姿も弱そうだし、ウイルヘルムの勘違いも仕方がないかな?
「申し訳ございません、シャルロッテ様。お手を煩わせてしまいました」
「どういたしましてヴィレッタ様。女子は今日は見学よ。そこの護衛さんもね」
シャルロッテが普通に話しかけてきたが……私のことをどう思っているんだろう?
何故か、怒っているように思ってしまった。
「ローゼ、リョウ様ですけど」
「ああ~大丈夫大丈夫。リョウなら心配ないって」
「ですがどうやら授業内容が、リョウ様以外と男子生徒での模擬戦になったそうですが……」
なんと……ウイルヘルムが教師を脅してそう変えたっぽい。
まあ、だからなんだって話だけど。
「おやめなさい! 騎士道精神に欠如した行為! 例え教師が許そうとルインズベリー家の名において、私が許しません!」
シャルロッテが凛とした声を出し、木剣片手に今にも飛び出そうとするのを私が止める。
「余裕の表情なのね。貴女のお仲間なのではなくて?」
「ええ、ですので心配していません」
シャルロッテの相変わらずザ、正義って感じの姿を見て、ちょっと嬉しく思いつつ口にする。
「そこまで言うのでしたら、暫し様子を見ましょう」
おや? シャルロッテも私の横に。
これは、リョウに興味ありって感じだけど、なんかヴィレッタとシャルロッテに囲まれているって昔を思い出すよ。
「まあ、見ててください」
私の返答に訝しむ2人の公爵令嬢だったが、模擬戦開始と同時にその意味がわかったようだ。
数秒だった。
リョウめ、少しは手加減しろっての。
15人いた対戦相手の男子が全員、地を這って蹲っていくのにかかった時間は。
「て、テメエ……ざけんな」
なんか言っているウイルヘルムの頭を、リョウは木剣でポコンと叩いた。
場の空気は最悪だ。
シーンとなっているし、先生なんてアワアワしちゃって腰を抜かしているぞ。
私に目立つなとか言っておいて、何をしているんだよ、リョウ。
まあ、スッとしたけどね。
「……実力が違いすぎですね。なるほど、ヴィレッタ様の護衛に相応しい腕前」
そう呟くと、シャルロッテは教師に近づいていった。
「残りの授業時間いかが致しましょうか? もし案がなければ、私が場を仕切って授業を続行してもよろしいですか?」
シャルロッテの提案に、教師は首がもげそうな勢いで頷いた。
「では女子の皆様、好きに身体を動かしていてくださいな。そして唯一男子で大地に足を付けている貴方。私の剣の修行に付き合って下さらないかしら?」
ん? シャルロッテ、木剣を構えているけど……まさか。
「リョウ! 怪我をさせちゃ駄目だからね!」
そんな私の叫びに、ああ、とリョウが返答した。
「リョウ……黒髪の少年。アランの傭兵で聞いたことのある名前ですね。まさか、あの?」
シャルロッテの呟きに私は口元を緩ませる。
公爵令嬢のシャルロッテに知られているって、リョウの知名度が轟いている証だから♪
リョウとシャルロッテの戦いが始まる。
まあ、剣技だけなら当然リョウの方が上だった。
でも、シャルロッテも強い。
というか、戦い慣れしている。
多分だけど、私と同じで実戦経験があるっぽいな。
それに……
「……驚いたな。君の剣技は十分に一流だ。控えめなしの評価で、この男子生徒たちを合わせても一番強い」
リョウの言葉に、そうかしら? とシャルロッテが笑う。
その笑顔は、年相応の女の子のものだ。
なんか可愛いな。
私やヴィレッタ以外の女子たちも注目して2人の戦いを眺めていた。
「シャルロッテ様は息切れしていますが、リョウ様は息切れしていませんね。……これほど強い御方だったとは」
おお、ヴィレッタのリョウへの評価も上がったぞ。
うんうん。これは良い傾向だ。
リョウ様というらしいですわ、と、他の女子たちの頬も染まっている。
……これは由々しき事態だ。
そしてシャルロッテの木剣が宙を舞った。
「ご教授ありがとうございました」
「いや、こちらこそ良い訓練になった」
そして、こっちへ来るリョウだが。
取り敢えず魔法を撃っておくか。
爆音が上がり、リョウが吹っ飛ぶ。
うん。想定外過ぎて防げなかったようだね♪
「何故魔法を?」
「イヤだって、私も実力を見せておかなきゃなあと思ってさ。ほら、目覚めていたウイルヘルムも顔面蒼白になっているよ」
「やり方が他にあったと思いますが……」
きょとんとするヴィレッタに、そう告げるとため息を吐かれた。
「魔女なのね。……今のは自分より目立つからというより、彼に対する女生徒の視線への嫉妬からかしら?」
ギクッ⁉ いえ、違います。
嫉妬ではないぞ~シャルロッテ。
あれだよ~。
ていうかシャルロッテ、私は見逃さなかったぞ。
身体強化の魔法を使っていたよね?
シャルロッテも魔女の資質があったんだ~、いつか魔女談義したいな♪
と思いつつ、リョウを起こして怪我を治療する私であった。
へえ、男子のズボンは青色なんだ。
って! リョウ? なんで男子連中に囲まれて、険悪な雰囲気になっているんだよ!
絡んでいるのはウイルヘルムっていう、金髪オールバックのボンボンか。
ったく、リョウの奴、何をやらかしてこの状況になったんだよぉ~。
「貴族でもねえテメエがこの学校にいるなんて、どんな手を使ったんだ? あ~ん?」
うわ~典型的な絡み方だ。
ああいうのが貴族社会で幅をきかせていると思うと、正直寒気を感じるぞ。
てかリョウも遜れとは言わないけど、相手してやれって。
一言も喋らないのは目立たないようにしているつもりなのだろうが、それは逆効果を生んでいるようだぞ?
「失礼。ウイルヘルム様。この方はわたくしの護衛でございます。何か不都合があれば、わたくしに申し上げてください」
「ちっ! ヴィレッタか。良いよなあ女は。王の側室になれるんだもんなあ。ただ美人てだけで得なもんだ。おっと、一応力が皆無とはいえ、4大公爵家の御令嬢だったな」
揶揄するウイルヘルムにヴィレッタは怒った様子もなく平然としている。
貴族社会で揉まれているからなのか、こういう手合いの相手に慣れているようだった。
「そっちの金髪の女も護衛かあ? 授業にしゃしゃり出てくんじゃあねえぞ。どうせ冒険者の駆け出しで、年齢が若いから学校に潜入させたんだろうが、ここはシャイニング公爵家が支配する学校だ。平民出の冒険者如きには分不相応だぜえ」
ギャハハと笑う、ウイルヘルムの取り巻きたち。
私はつい、カチンとして睨んで口を開く。
「弱い犬程吠えるって言うけど本当ね。どうせ剣の腕も大したことがないんでしょ? どうせ剣の授業でも、参加しないでアーダコーダ言って騒ぐだけなんじゃない? あっ! 下手っぴで他の生徒に迷惑だから、剣の授業は受けないんでしたか。これは大変失礼しました、ウイルヘルム公子様」
「な、なんだと⁉ テメエ! この俺を誰だと思ってやがる!」
「キャンキャン吠えることしかできないウイルヘルム・シャイニング様でございます。何か間違ってますか?」
「このおっ!」
まだ丸腰の私に、ウイルヘルムは授業用の木剣を構えた。
横では私に怒りの視線を向ける男子たちに、ため息を吐くヴィレッタ、呆れ顔のリョウ。
ま、なるようになるでしょ。
力を見せておいて周囲の反応を見るのも悪くない。
魔法一発ド派手に撃ちますか♪
と身構えていくが……
「おやめなさい! 授業は男女別です。クラス責任者である、このシャルロッテ・ルインズベリーが見ている前で私闘をするなど、見過ごすことはできません! それに、ここは王立学校です。騒ぎを起こすならば、退学に処される覚悟をしてください!」
凛とした声が響き渡り、ウイルヘルムの取り巻きたちが怯む。
声の主はシャルロッテだ。
彼女の長い赤髪のポニーテールが風になびき、貴族令嬢というより、騎士の気風を漂わせていた。
あっ! そういえばシャルロッテって昔からザ、正義って感じだったっけ。
ラシルが私たちに意地悪をしても、真っ向から噛み付いていったしなあ。
「ちっ! なら授業が始まったら、あの黒髪の男をボコボコにしてやるよ。テメエのせいで事故死するお仲間を見て、キャンキャン泣き叫ぶんだなあ」
うーわ、性格悪いなあ。
でもリョウに勝てると思っている時点でアホだな。
まあ、アランの傭兵の皮鎧を着ていないリョウって、なんか弱そうだし、木剣を握って軽く素振りする姿も弱そうだし、ウイルヘルムの勘違いも仕方がないかな?
「申し訳ございません、シャルロッテ様。お手を煩わせてしまいました」
「どういたしましてヴィレッタ様。女子は今日は見学よ。そこの護衛さんもね」
シャルロッテが普通に話しかけてきたが……私のことをどう思っているんだろう?
何故か、怒っているように思ってしまった。
「ローゼ、リョウ様ですけど」
「ああ~大丈夫大丈夫。リョウなら心配ないって」
「ですがどうやら授業内容が、リョウ様以外と男子生徒での模擬戦になったそうですが……」
なんと……ウイルヘルムが教師を脅してそう変えたっぽい。
まあ、だからなんだって話だけど。
「おやめなさい! 騎士道精神に欠如した行為! 例え教師が許そうとルインズベリー家の名において、私が許しません!」
シャルロッテが凛とした声を出し、木剣片手に今にも飛び出そうとするのを私が止める。
「余裕の表情なのね。貴女のお仲間なのではなくて?」
「ええ、ですので心配していません」
シャルロッテの相変わらずザ、正義って感じの姿を見て、ちょっと嬉しく思いつつ口にする。
「そこまで言うのでしたら、暫し様子を見ましょう」
おや? シャルロッテも私の横に。
これは、リョウに興味ありって感じだけど、なんかヴィレッタとシャルロッテに囲まれているって昔を思い出すよ。
「まあ、見ててください」
私の返答に訝しむ2人の公爵令嬢だったが、模擬戦開始と同時にその意味がわかったようだ。
数秒だった。
リョウめ、少しは手加減しろっての。
15人いた対戦相手の男子が全員、地を這って蹲っていくのにかかった時間は。
「て、テメエ……ざけんな」
なんか言っているウイルヘルムの頭を、リョウは木剣でポコンと叩いた。
場の空気は最悪だ。
シーンとなっているし、先生なんてアワアワしちゃって腰を抜かしているぞ。
私に目立つなとか言っておいて、何をしているんだよ、リョウ。
まあ、スッとしたけどね。
「……実力が違いすぎですね。なるほど、ヴィレッタ様の護衛に相応しい腕前」
そう呟くと、シャルロッテは教師に近づいていった。
「残りの授業時間いかが致しましょうか? もし案がなければ、私が場を仕切って授業を続行してもよろしいですか?」
シャルロッテの提案に、教師は首がもげそうな勢いで頷いた。
「では女子の皆様、好きに身体を動かしていてくださいな。そして唯一男子で大地に足を付けている貴方。私の剣の修行に付き合って下さらないかしら?」
ん? シャルロッテ、木剣を構えているけど……まさか。
「リョウ! 怪我をさせちゃ駄目だからね!」
そんな私の叫びに、ああ、とリョウが返答した。
「リョウ……黒髪の少年。アランの傭兵で聞いたことのある名前ですね。まさか、あの?」
シャルロッテの呟きに私は口元を緩ませる。
公爵令嬢のシャルロッテに知られているって、リョウの知名度が轟いている証だから♪
リョウとシャルロッテの戦いが始まる。
まあ、剣技だけなら当然リョウの方が上だった。
でも、シャルロッテも強い。
というか、戦い慣れしている。
多分だけど、私と同じで実戦経験があるっぽいな。
それに……
「……驚いたな。君の剣技は十分に一流だ。控えめなしの評価で、この男子生徒たちを合わせても一番強い」
リョウの言葉に、そうかしら? とシャルロッテが笑う。
その笑顔は、年相応の女の子のものだ。
なんか可愛いな。
私やヴィレッタ以外の女子たちも注目して2人の戦いを眺めていた。
「シャルロッテ様は息切れしていますが、リョウ様は息切れしていませんね。……これほど強い御方だったとは」
おお、ヴィレッタのリョウへの評価も上がったぞ。
うんうん。これは良い傾向だ。
リョウ様というらしいですわ、と、他の女子たちの頬も染まっている。
……これは由々しき事態だ。
そしてシャルロッテの木剣が宙を舞った。
「ご教授ありがとうございました」
「いや、こちらこそ良い訓練になった」
そして、こっちへ来るリョウだが。
取り敢えず魔法を撃っておくか。
爆音が上がり、リョウが吹っ飛ぶ。
うん。想定外過ぎて防げなかったようだね♪
「何故魔法を?」
「イヤだって、私も実力を見せておかなきゃなあと思ってさ。ほら、目覚めていたウイルヘルムも顔面蒼白になっているよ」
「やり方が他にあったと思いますが……」
きょとんとするヴィレッタに、そう告げるとため息を吐かれた。
「魔女なのね。……今のは自分より目立つからというより、彼に対する女生徒の視線への嫉妬からかしら?」
ギクッ⁉ いえ、違います。
嫉妬ではないぞ~シャルロッテ。
あれだよ~。
ていうかシャルロッテ、私は見逃さなかったぞ。
身体強化の魔法を使っていたよね?
シャルロッテも魔女の資質があったんだ~、いつか魔女談義したいな♪
と思いつつ、リョウを起こして怪我を治療する私であった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?
桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと宣言されたけどレベル1の状態でも実は最強な村娘!!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
この世界の勇者達に道案内をして欲しいと言われ素直に従う村娘のケロナ。
その道中で【戦闘レベル】なる物の存在を知った彼女は教会でレベルアップに必要な経験値量を言われて唖然とする。
ケロナがたった1レベル上昇する為に必要な経験値は...なんと億越えだったのだ!!。
それを勇者パーティの面々に鼻で笑われてしまうケロナだったが彼女はめげない!!。
そもそも今の彼女は村娘で戦う必要がないから安心だよね?。
※1話1話が物凄く短く500文字から1000文字程度で書かせていただくつもりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる