気弱ドワーフと転生エルフの産業革命

編端みどり

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第一章

16.アイス食べてみたいな

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「食べ物を冷やすんですか?!」

「そう。マイスの作ったマジックバッグは食べ物を入れたら腐る?」

「量は無限に入れられますが、時間経過はしますから、食べ物は腐ります」

マジックバッグに、時間経過止める機能つけると便利かな。良いアイデアだな。でも、時空魔法を魔道具にするのはかなり難しいから、すぐにはできない。

「ならやっぱり冷蔵庫欲しいわね。食べ物を冷やすと腐りにくいのは知ってる?」

「はい、魚とか氷魔法で凍らせたりしますよね」

氷魔法が使えるだけで、一生食いっぱぐれないと言うのは有名な話だ。

「そうなの、冷やすと食べ物は傷みにくくなるのよね。常に10℃以下の温度を保てる箱があれば冷蔵庫になるわ。あと、冷凍庫も欲しいわね」

なるほど。箱の中を冷やすのか。そんなの聞いたことないな。でも、かなり便利そうだ。冷凍庫ってのは何だろう?

「冷凍庫あれば、アイスとか作れるかなっ?!」

「良いですね。わたくしはレモンのシャーベットが食べたいですわ」

アイスってなんだろう? レナさんが嬉しそうに耳をピクピクしてるから、相当美味しいんだろうなぁ。シャーベットは、たまに夏に売ってるよね。ものすごく美味しいらしいんだけど、制作に氷魔法を使うから値段が高くて食べた事はない。

冷凍庫ってのを作れば、僕もシャーベット食べられるかな?

マジックバッグの改造は時間がかかるけれど、食べ物を冷やす箱ならすぐできる。

「箱の中を一定の温度にすれば良いだけならすぐ出来ますよ。冷蔵庫は10℃ですか?」

「んー……5℃くらいでいける?」

「もちろんです。ああ、なんなら少し調整できるようにしますか」

「冷凍庫! 冷凍庫できる?!」

「どのくらいの温度ですか?」

「マイナス12℃以下ですね。可能ですか?」

氷点下か……。ちょっと調整がいるな。冷気が漏れないような箱を作らないと。

「少し調整が要りますが、出来ます。大きさやデザインの希望があれば教えて下さい。すぐ作りますね」

「今日はもうおしまい! ご飯にしよう。今日はご馳走だよ!」

そう言ってアオイさんが用意してくれた晩御飯は、たくさんのおかずに、麦ご飯。果物まである。

今まではパンだったけど、麦を炊いて食べると美味しい。おかずもたくさんあって、美味しそうに食べるアオイさんに、優雅な所作のカナさん、尻尾を振りながら食べるレナさんと一緒に食べるご飯は美味しくて幸せだ。

ここに来てから良いことばかりだ。

僕が出来るのは物を作ることだけだから、皆さんの欲しい物をこれからもたくさん作っていこう。

まずは冷蔵庫と、冷凍庫を頑張って作ろう。
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