気弱ドワーフと転生エルフの産業革命

編端みどり

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第一章

33.プレゼントを作りました

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「マイス、それじゃしばらく留守にするからよろしくね」

「はい、気をつけていってらっしゃい。これ、皆さんにプレゼントです。冒険に使えるので持って行って下さい」

僕は、3人にベルトポーチとブレスレットを渡した。

「ベルトポーチもブレスレットもかわいいし、動きを邪魔しないね!」

そう言って、レナさんはベルトポーチとブレスレットを付けて飛び回ってくれた。相変わらず凄い動きっていうか……ギリギリ目で追えるくらいかな?

「確かにつけやすいですね。ベルトポーチは持っていなかったので嬉しいです」

「ホントだね。あれ、このベルトポーチって……」

中に物を入れようとしてアオイさんが気が付いた。

「はい、マジックバッグです」

「「「えぇ?!」」」

「マジックバッグって材料まだ揃わないって言ってなかった?」

「あれから、何度かロッドさんに頼んだり、別の店もチェックして揃えたんです。やっぱりロッドさんのお店がいちばん良い品ですけど、他のお店のものも材料としてはきちんとしていますから使えますからね」

「え……? そんなヒマどこにあったっけ?」

「この間、お金が入って街を回ってた時ですよ」

「なるほどね、で、材料集めて作ってくれたって事?」

「はい。ブレスレットはアオイさんは魔力、カナさんは筋力、レナさんは敏捷力が強化されます。魔力を少し通す必要がありますが、みなさん魔力はありましたよね?」

簡単な生活魔法なら3人とも使ってたから、問題ない筈。

「うん、使えるよ。どうやってやればいいの?」

「少しで良いので、ブレスレットに魔力を通して下さい」

「こう? うわっ! なんか速くなった!!!」

レナさん、もう動きが残像でしか分かりませんよ。

「確かに剣が軽いです」

「魔法もかなり強化されてる!」

「強いとは聞いてましたけど、身を守るものは多い方がいいと思いまして。それから一度だけですが、ダメージを無効にしてくれます。ただ、無効にしたらブレスレットは壊れますから、壊れたら教えて下さい。また作ります」

「え……すごくない?」

3人とも呆然としてるよ。大丈夫かな? ひとまず説明しなきゃ。

「マジックバッグは、ベルトポーチ型なら割と出回っていましたから、アオイさん達が持っててもおかしくないと思います。容量は普通なら部屋ひとつ分くらいですが、これは無限なので使う時は周りに注意して下さいね。僕が作った事は、今は内密でお願いします。マジックバッグを売る時はダン親方と相談したいので。ブレスレットは僕が今出来る技術を全て注ぎ込みました。どうかご無事に帰って来て下さい」

「マイス、ありがとう!」

「本当に良い物をありがとうございます」

「帰ってきたら、販売の相談するからねっ!」

「はい。いってらっしゃい。気をつけて」

「キヲツケロ」

「「「マイス(さん)キュビちゃん、行ってきます!」」」
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