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男達の会話
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「結局、お金がない事を指摘されなければ良いと結論付けて、孤児院の寄付を返せと脅しに行ったか」
「エドガー様からの忠告がありましたので、すぐ貴族院に連絡したところ、あっという間に来られて驚きました」
「貴族院に、孤児院の前で待機するよう伝えていたからね。わかりやすい証拠があるから、面倒な調査をせずにすむ。ミリィの寄付を渡して連絡取れと騒いでいるのを調査員が聞いてたからな。これで爵位を取り上げられる」
「これでミリィも安心です。国外に居ると思っていないでしょうが、例え気がついても探しに行く金もないでしょう。あんな浪費家が没落したらどうなるか見ものですね」
「……まったく、ミリィを国外に出すなど多大な損失だ」
「その分、オレが働きますから」
「そうだな、ジャックの働きでチャラにしてやろう。ミリィとの結婚を辞めろと直談判しに来た時はどうしようかと思ったがな」
「いいモン拾ったでしょう?」
「確かに、いい拾い物だった。だが僕は本気でミリィと結婚する気だったんだがなぁ」
「……ケンカなら売値で買いますよ?」
「その簡単に煽られるとこがなければ完璧なんだがなぁ」
「ミリィ以外の事なら平常心ですよ?」
「まぁ、いいだろう。どうせミリィを追いかけるだろ? 5年僕の元で働け。そしたらミリィの情報は全部止めてやるし、調べるヤツも全部潰してやる」
「ホントですか?」
「たまには、会いに行っても良いぞ。仕事もセットだがな。だから僕に忠誠を誓え」
「5年限定で、誓いましょう。ただしミリィに手を出したら殺す」
「……主人を殺害予告するとはな。まぁいい、ミリィよりジャックが良かったと思わせるくらい働け」
「かしこまりました、ご主人様」
「エドガー様からの忠告がありましたので、すぐ貴族院に連絡したところ、あっという間に来られて驚きました」
「貴族院に、孤児院の前で待機するよう伝えていたからね。わかりやすい証拠があるから、面倒な調査をせずにすむ。ミリィの寄付を渡して連絡取れと騒いでいるのを調査員が聞いてたからな。これで爵位を取り上げられる」
「これでミリィも安心です。国外に居ると思っていないでしょうが、例え気がついても探しに行く金もないでしょう。あんな浪費家が没落したらどうなるか見ものですね」
「……まったく、ミリィを国外に出すなど多大な損失だ」
「その分、オレが働きますから」
「そうだな、ジャックの働きでチャラにしてやろう。ミリィとの結婚を辞めろと直談判しに来た時はどうしようかと思ったがな」
「いいモン拾ったでしょう?」
「確かに、いい拾い物だった。だが僕は本気でミリィと結婚する気だったんだがなぁ」
「……ケンカなら売値で買いますよ?」
「その簡単に煽られるとこがなければ完璧なんだがなぁ」
「ミリィ以外の事なら平常心ですよ?」
「まぁ、いいだろう。どうせミリィを追いかけるだろ? 5年僕の元で働け。そしたらミリィの情報は全部止めてやるし、調べるヤツも全部潰してやる」
「ホントですか?」
「たまには、会いに行っても良いぞ。仕事もセットだがな。だから僕に忠誠を誓え」
「5年限定で、誓いましょう。ただしミリィに手を出したら殺す」
「……主人を殺害予告するとはな。まぁいい、ミリィよりジャックが良かったと思わせるくらい働け」
「かしこまりました、ご主人様」
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