2 / 8
お風呂
しおりを挟む
洗い終わった皿を食器乾燥機に並べ乾燥を開始する。
ゴオォーと重そうな音がしてぬるい風が漏れ出てくるのを確認してから、風呂場の洗面台に移動する。
この食器乾燥機は仁と俺が共同で出資して購入したものだ。
シェアハウス、俺から言わせればプレ同棲、を始めてから1ヶ月が経った頃、仁が「何か家電を買いたい」と相談してきた。仁いわく「シェアハウスをする覚悟ができたから、それの証明が欲しい」ということだった。そこでシェアハウスを解消するか迷っていたことが露見したのだが、結局一緒に住めているので良しとする。
仁の覚悟の表れである乾燥機を使う度に、仁と一つ屋根の下で暮らせていることに感謝するのだ。
洗面所の棚に置かれている2本の歯ブラシを愛しく思いながら、左側に傾いている緑色の歯ブラシで歯磨きをする。
『仁が「オレ青色がいいな」って言ったから、消去法で俺が緑になったんだよな』
鏡の中の俺の目が呆れたように細められる。
毎日、歯ブラシを見る度に同じエピソードを思い出す自分にちょいと飽きてきた。
気分を変えようと風呂場の方に視線を移せば、シャンプー、リンス、ボディーソープが行儀良く収まっている棚に何となく意識が向く。
『犬用の出さねぇと、あれだとキツいんだよな』
もし仁の風呂がまだなら俺が洗わなければいけない。
本人がどんなに嫌がってもである。
忘れないうちにシャンプーを出しておこうと後ろを向いて、茶色い物体が足元にいることに気付いた。
「あうねぇあああいもをはやえろ(危ねえから足元はやめろ)」
出しそうになった足に当たるスレスレで、仁が手本のようなお座りをしている。
その右横にブラッシングの時にいつも使うブラシが置いてあり、長々と歯磨きをしている俺を待ちかねて催促しに来たのだと悟る。
「仁、風呂って入ったか」
「…キャゥ…」
少し左に顔をそらして頷くポメ。
嘘を付くのが下手なんだよ。
「洗濯物が増えてねぇから嘘だな。今から風呂入れるぞ。俺も風呂入んねぇといけねぇし」
そう言って、洗面台で口を濯ぎ歯ブラシを洗って片付けて、振り返ったらば。
ブラシだけ置いて本体は俺の部屋に逃げ帰っていた。
「どんだけ嫌なんだよ、俺に体洗われるの!」
「キャイキャンキャン!」
『当たり前じゃんか!』みたいなサブ音声が聞こえてきそうな鳴き声が返って来る。
鳴き声のくぐもり方からして毛布に埋まってるな。
仕方がないので、置いてけぼりのブラシを拾い上げて自分の部屋に向かう。
「シャンプー開封済みで放置してたら痛むんだから、ポメ化した時に積極的に使っ、かわいい…」
『隠れられてねぇ!お尻でてんぞ!』
起毛の毛布からはみ出るモフモフのポメ尻。
速攻でカメラを立ち上げて可愛すぎる瞬間をいろんな角度から激写する。
その可愛い姿に免じてシラフでの入浴は免除としよう。
「分かった分かった。ブラッシングするからベッドの上で寝そべっててくれ」
尻尾が元気に立ったのを横目に見ながらブラッシング道具を用意する。
ポメ化したからといって抜け毛の程度は人と変わらない。
だが、ブラッシングの気持ちよさと人に労られる心地よさがポメ化解除の一助になると言われている。
お手入れ道具を纏めたカゴを持ってベッドの上に足を伸ばして座り、壁に凭れる。
太ももの上に毛布を敷き、伏せの体勢で待機している仁に向けて太ももを軽く叩いた。
「やるぞ」
少し照れた足取りでよじよじと毛布の上に乗ってくる。
前足の脇に右手を差し込んで少しだけ持ち上げて体勢を変えさせる。
両足に左手を添えながら下ろし、俺の腹にもたれさせるように座らせた。
細い前足を左手で優しく持ち上げて、手で雑把に毛の流れを整えピンブラシで優しく梳いてやる。
両足が終わる頃には居心地の良い体勢を見つけてリラックスモードになるから、そこからは痛くしないよう、マッサージを意識した力加減を心がける。
胸元から下腹部にかけてゆっくりとブラシを通せば、より光を取り込んでミルク多めのカフェラテのような色合いへ変化した。
優しく、柔らかく、その動作を繰り返す。
「キャフ…」
溜め息とも寝息ともつかない掠れた音が漏れて、パッチリしていたお目目が3分の1まで閉じた。
「…仁、うつ伏せに寝かせるぞ」
睡眠の導入を妨げないように囁き声で知らせる。
睡魔で揺れている頭では返事は難しかったと見え、尻尾がパタリと一度動いたのみで完全に瞳を閉じてしまった。
眠る赤子のようなあどけなさに庇護欲を掻き立てられながら、慎重に胴体と頭を支えてうつ伏せる。
うつ伏せの姿は素晴らしく毛玉で、ブラッシングもしやすい。
体の部分にピンブラシを通し、後頭部のあたりにはコームを使う。
何度も梳いて艶が出てくるころには、仁の意識は深い眠りについてしまった。
完全に力の抜けた体を毛布でくるみ、揺らさないように右手で抱える。
俺の部屋を出て風呂場に行き、一度毛布だるまの仁を床に置いた。
給湯器をつけて浅型の湯桶に並々の湯を貯める。勿論大きな音を立てないように桶を蛇口にできるだけ近付けることも忘れない。
シャワーからも湯が出るように調整してから、毛布だるまの身ぐるみを剥がしに戻る。
急な気温差で起きないようにと風呂場の中で毛布を剥がし、ゆったりと湯の中に下ろす。
水の中で毛が広がってるの見るとなんかクラゲ思い出すんだよなぁ…。
毛に含んだ空気を手で押し出し、パシャパシャと湯をかけてやれば段々と毛のボリュームがなくなっていく。
『ほっそ。毎度思うけどほっそ』
Beforeのボリュームが凄いのもあるが、人間姿の仁が痩せ型であるために、ポメ姿ともなれば折れそうなほど細い。
食事量は人並み、運動嫌いで出不精の癖に太らないのは遺伝的なものなんだろうか。
桶から手を出して仁が息ができていることを確認してから、洗面台の下に収納した犬用シャンプーを持ってくる。
もう一つ空の桶を取り出して仁を移すと、一度手に取りだしたシャンプーを濡れた体毛に絡ませて泡立たせる。
すっかり全身泡まみれになったところでシャワーを取り出し、たっぷりの湯で洗い流した。
湯冷めしてしまう前にと風呂場横に積んであるタオルをトンビのように掠め取る。
先にタオルを太ももの上に広げとかなきゃいけない。
1つ目の桶を空にして、湯の中に浸かっているポメを水揚げする。そこから空の桶に移し、できるだけ水を絞ってタオルの上に載せる。起こさないように全身を拭いたら、タオルでポメ巻きを作ってオレの部屋まで運搬。
「なんとかシャワーは終わったから…。っし、ドライヤーか」
ベッドの上にポメ巻きを丁寧に置く。そのままべッドに腰を下ろしたら動けなくなる予感がして、すぐさま洗面所のドライヤーを取りに引き返した。
コードをほどきながら部屋に戻り延長コードにコンセントを挿し込んで、やっとベッドに腰を下ろした。
緩くカーブするスプリングに気を緩ませると眠気が背中から全身を包み込んでくる。
『俺はまだ風呂入ってねぇから寝ちゃいけねえ』
フルフルと頭を振って眠気を追い散らし、ドライヤーを右隣に置く。
ポメ巻きを太ももの上に載せてタオルを開いたら、寒風に触れたことでポメが少し丸まる仕草を見せた。
ドライヤーの音で起きる可能性を考えて、下腹部あたりをタオルで隠してドライヤーをオンにする。
理由は…毛に埋まっていたところが顕になる、で察してくれ。
「さらっさらだよなー。…お、ボリューム戻ってきた」
胸毛のボリュームが戻ってきたのでひっくり返して背中の毛も乾かしていく。
心許ない細身に貼り付く金色の毛並みに指を通し、温風を包ませるように逆向きに毛を立てる。掌を左右に振って残った水気を飛ばしていけば、少しずつ体のラインが隠れていった。
無防備な尻尾を指で挟むようにして乾かしていると、おもむろに尻尾の根元がピクリと動いた。
2、3度尻尾を根本から先に向かって撫で上げれば、ポメの体がころりと半回転して少し寝癖がついてしまったもこもこのお腹が視界を埋める。
それもほんの一瞬で、仁はさっさと俺の膝からベッドへ逃げ出し隅の掛け布団に挟まった。
尻尾がくるりと丸まって後姿はさながらお団子である。
「…風呂入ってくるわ」
多分恥ずかしすぎて震えている。
まー俺でもそうなるし、俺なら少しの間冷静になる時間が欲しい。
寝る前には話ができるぐらいのメンタルに戻っていてほしいと思いながら、着替えを手に風呂場に向かった。
ゴオォーと重そうな音がしてぬるい風が漏れ出てくるのを確認してから、風呂場の洗面台に移動する。
この食器乾燥機は仁と俺が共同で出資して購入したものだ。
シェアハウス、俺から言わせればプレ同棲、を始めてから1ヶ月が経った頃、仁が「何か家電を買いたい」と相談してきた。仁いわく「シェアハウスをする覚悟ができたから、それの証明が欲しい」ということだった。そこでシェアハウスを解消するか迷っていたことが露見したのだが、結局一緒に住めているので良しとする。
仁の覚悟の表れである乾燥機を使う度に、仁と一つ屋根の下で暮らせていることに感謝するのだ。
洗面所の棚に置かれている2本の歯ブラシを愛しく思いながら、左側に傾いている緑色の歯ブラシで歯磨きをする。
『仁が「オレ青色がいいな」って言ったから、消去法で俺が緑になったんだよな』
鏡の中の俺の目が呆れたように細められる。
毎日、歯ブラシを見る度に同じエピソードを思い出す自分にちょいと飽きてきた。
気分を変えようと風呂場の方に視線を移せば、シャンプー、リンス、ボディーソープが行儀良く収まっている棚に何となく意識が向く。
『犬用の出さねぇと、あれだとキツいんだよな』
もし仁の風呂がまだなら俺が洗わなければいけない。
本人がどんなに嫌がってもである。
忘れないうちにシャンプーを出しておこうと後ろを向いて、茶色い物体が足元にいることに気付いた。
「あうねぇあああいもをはやえろ(危ねえから足元はやめろ)」
出しそうになった足に当たるスレスレで、仁が手本のようなお座りをしている。
その右横にブラッシングの時にいつも使うブラシが置いてあり、長々と歯磨きをしている俺を待ちかねて催促しに来たのだと悟る。
「仁、風呂って入ったか」
「…キャゥ…」
少し左に顔をそらして頷くポメ。
嘘を付くのが下手なんだよ。
「洗濯物が増えてねぇから嘘だな。今から風呂入れるぞ。俺も風呂入んねぇといけねぇし」
そう言って、洗面台で口を濯ぎ歯ブラシを洗って片付けて、振り返ったらば。
ブラシだけ置いて本体は俺の部屋に逃げ帰っていた。
「どんだけ嫌なんだよ、俺に体洗われるの!」
「キャイキャンキャン!」
『当たり前じゃんか!』みたいなサブ音声が聞こえてきそうな鳴き声が返って来る。
鳴き声のくぐもり方からして毛布に埋まってるな。
仕方がないので、置いてけぼりのブラシを拾い上げて自分の部屋に向かう。
「シャンプー開封済みで放置してたら痛むんだから、ポメ化した時に積極的に使っ、かわいい…」
『隠れられてねぇ!お尻でてんぞ!』
起毛の毛布からはみ出るモフモフのポメ尻。
速攻でカメラを立ち上げて可愛すぎる瞬間をいろんな角度から激写する。
その可愛い姿に免じてシラフでの入浴は免除としよう。
「分かった分かった。ブラッシングするからベッドの上で寝そべっててくれ」
尻尾が元気に立ったのを横目に見ながらブラッシング道具を用意する。
ポメ化したからといって抜け毛の程度は人と変わらない。
だが、ブラッシングの気持ちよさと人に労られる心地よさがポメ化解除の一助になると言われている。
お手入れ道具を纏めたカゴを持ってベッドの上に足を伸ばして座り、壁に凭れる。
太ももの上に毛布を敷き、伏せの体勢で待機している仁に向けて太ももを軽く叩いた。
「やるぞ」
少し照れた足取りでよじよじと毛布の上に乗ってくる。
前足の脇に右手を差し込んで少しだけ持ち上げて体勢を変えさせる。
両足に左手を添えながら下ろし、俺の腹にもたれさせるように座らせた。
細い前足を左手で優しく持ち上げて、手で雑把に毛の流れを整えピンブラシで優しく梳いてやる。
両足が終わる頃には居心地の良い体勢を見つけてリラックスモードになるから、そこからは痛くしないよう、マッサージを意識した力加減を心がける。
胸元から下腹部にかけてゆっくりとブラシを通せば、より光を取り込んでミルク多めのカフェラテのような色合いへ変化した。
優しく、柔らかく、その動作を繰り返す。
「キャフ…」
溜め息とも寝息ともつかない掠れた音が漏れて、パッチリしていたお目目が3分の1まで閉じた。
「…仁、うつ伏せに寝かせるぞ」
睡眠の導入を妨げないように囁き声で知らせる。
睡魔で揺れている頭では返事は難しかったと見え、尻尾がパタリと一度動いたのみで完全に瞳を閉じてしまった。
眠る赤子のようなあどけなさに庇護欲を掻き立てられながら、慎重に胴体と頭を支えてうつ伏せる。
うつ伏せの姿は素晴らしく毛玉で、ブラッシングもしやすい。
体の部分にピンブラシを通し、後頭部のあたりにはコームを使う。
何度も梳いて艶が出てくるころには、仁の意識は深い眠りについてしまった。
完全に力の抜けた体を毛布でくるみ、揺らさないように右手で抱える。
俺の部屋を出て風呂場に行き、一度毛布だるまの仁を床に置いた。
給湯器をつけて浅型の湯桶に並々の湯を貯める。勿論大きな音を立てないように桶を蛇口にできるだけ近付けることも忘れない。
シャワーからも湯が出るように調整してから、毛布だるまの身ぐるみを剥がしに戻る。
急な気温差で起きないようにと風呂場の中で毛布を剥がし、ゆったりと湯の中に下ろす。
水の中で毛が広がってるの見るとなんかクラゲ思い出すんだよなぁ…。
毛に含んだ空気を手で押し出し、パシャパシャと湯をかけてやれば段々と毛のボリュームがなくなっていく。
『ほっそ。毎度思うけどほっそ』
Beforeのボリュームが凄いのもあるが、人間姿の仁が痩せ型であるために、ポメ姿ともなれば折れそうなほど細い。
食事量は人並み、運動嫌いで出不精の癖に太らないのは遺伝的なものなんだろうか。
桶から手を出して仁が息ができていることを確認してから、洗面台の下に収納した犬用シャンプーを持ってくる。
もう一つ空の桶を取り出して仁を移すと、一度手に取りだしたシャンプーを濡れた体毛に絡ませて泡立たせる。
すっかり全身泡まみれになったところでシャワーを取り出し、たっぷりの湯で洗い流した。
湯冷めしてしまう前にと風呂場横に積んであるタオルをトンビのように掠め取る。
先にタオルを太ももの上に広げとかなきゃいけない。
1つ目の桶を空にして、湯の中に浸かっているポメを水揚げする。そこから空の桶に移し、できるだけ水を絞ってタオルの上に載せる。起こさないように全身を拭いたら、タオルでポメ巻きを作ってオレの部屋まで運搬。
「なんとかシャワーは終わったから…。っし、ドライヤーか」
ベッドの上にポメ巻きを丁寧に置く。そのままべッドに腰を下ろしたら動けなくなる予感がして、すぐさま洗面所のドライヤーを取りに引き返した。
コードをほどきながら部屋に戻り延長コードにコンセントを挿し込んで、やっとベッドに腰を下ろした。
緩くカーブするスプリングに気を緩ませると眠気が背中から全身を包み込んでくる。
『俺はまだ風呂入ってねぇから寝ちゃいけねえ』
フルフルと頭を振って眠気を追い散らし、ドライヤーを右隣に置く。
ポメ巻きを太ももの上に載せてタオルを開いたら、寒風に触れたことでポメが少し丸まる仕草を見せた。
ドライヤーの音で起きる可能性を考えて、下腹部あたりをタオルで隠してドライヤーをオンにする。
理由は…毛に埋まっていたところが顕になる、で察してくれ。
「さらっさらだよなー。…お、ボリューム戻ってきた」
胸毛のボリュームが戻ってきたのでひっくり返して背中の毛も乾かしていく。
心許ない細身に貼り付く金色の毛並みに指を通し、温風を包ませるように逆向きに毛を立てる。掌を左右に振って残った水気を飛ばしていけば、少しずつ体のラインが隠れていった。
無防備な尻尾を指で挟むようにして乾かしていると、おもむろに尻尾の根元がピクリと動いた。
2、3度尻尾を根本から先に向かって撫で上げれば、ポメの体がころりと半回転して少し寝癖がついてしまったもこもこのお腹が視界を埋める。
それもほんの一瞬で、仁はさっさと俺の膝からベッドへ逃げ出し隅の掛け布団に挟まった。
尻尾がくるりと丸まって後姿はさながらお団子である。
「…風呂入ってくるわ」
多分恥ずかしすぎて震えている。
まー俺でもそうなるし、俺なら少しの間冷静になる時間が欲しい。
寝る前には話ができるぐらいのメンタルに戻っていてほしいと思いながら、着替えを手に風呂場に向かった。
31
あなたにおすすめの小説
【完結】好きじゃないけど、付き合ってみる?
海野雫
BL
大学3年の直人(なおと)は、恋愛経験ゼロ。人付き合いは苦手ではないが、誰かを「好きになる」感情がよくわからない。付き合ってる友人たちを見ても、自分には縁のない話だと思っていた。
ある日、部活の後輩である健(けん)が「一緒にルームシェアしませんか?」と持ちかけてくる。引っ越しを考えていた直人は、悪くない条件にOKを出し、ふたりの同居生活が始まる。
快適すぎる日々。健は料理も掃除もできて、適度に距離を保ってくれる最高のルームメイト。
しかしある夜、健がポツリと呟く。
「……元カレ、まだ忘れられないんです」
「ねえ先輩。付き合ってみませんか?――“好きじゃなくてもいいから”」
からかわれていると思いながらも、冗談めかして了承してしまう直人。
それが、まさかの擬似恋人生活の始まりだった。
恋人ごっこなのに手をつないだり、映画を観に行ったり、肩を貸したり。
最初はただの遊びだったのに、直人はだんだん健が笑うと嬉しくて、泣くと苦しいと感じるようになっていく。
一方、健は「直人に本気になってはいけない」と自分に言い聞かせていたが、直人の優しさや真面目さに、次第に惹かれ始める。
擬似恋人から始まった関係は、本物の「好き」に変わるのか?
本気になったとき、ふたりはどう答えを出すのか――。
【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん
315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。
が、案の定…
対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。
そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…
三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。
そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…
表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。
【完結】後悔は再会の果てへ
関鷹親
BL
日々仕事で疲労困憊の松沢月人は、通勤中に倒れてしまう。
その時に助けてくれたのは、自らが縁を切ったはずの青柳晃成だった。
数年ぶりの再会に戸惑いながらも、変わらず接してくれる晃成に強く惹かれてしまう。
小さい頃から育ててきた独占欲は、縁を切ったくらいではなくなりはしない。
そうして再び始まった交流の中で、二人は一つの答えに辿り着く。
末っ子気質の甘ん坊大型犬×しっかり者の男前
俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした
たっこ
BL
【加筆修正済】
7話完結の短編です。
中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。
二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。
「優、迎えに来たぞ」
でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。
【完結】幼馴染に告白されたけれど、実は俺の方がずっと前から好きだったんです 〜初恋のあわい~
上杉
BL
ずっとお前のことが好きだったんだ。
ある日、突然告白された西脇新汰(にしわきあらた)は驚いた。何故ならその相手は幼馴染の清宮理久(きよみやりく)だったから。思わずパニックになり新汰が返答できずにいると、理久はこう続ける。
「驚いていると思う。だけど少しずつ意識してほしい」
そう言って普段から次々とアプローチを繰り返してくるようになったが、実は新汰の方が昔から理久のことが好きで、それは今も続いている初恋だった。
完全に返答のタイミングを失ってしまった新汰が、気持ちを伝え完全な両想いになる日はやって来るのか?
初めから好き同士の高校生が送る青春小説です!お楽しみ下さい。
楽な片恋
藍川 東
BL
蓮見早良(はすみ さわら)は恋をしていた。
ひとつ下の幼馴染、片桐優一朗(かたぎり ゆういちろう)に。
それは一方的で、実ることを望んでいないがゆえに、『楽な片恋』のはずだった……
早良と優一朗は、母親同士が親友ということもあり、幼馴染として育った。
ひとつ年上ということは、高校生までならばアドバンテージになる。
平々凡々な自分でも、年上の幼馴染、ということですべてに優秀な優一朗に対して兄貴ぶった優しさで接することができる。
高校三年生になった早良は、今年が最後になる『年上の幼馴染』としての立ち位置をかみしめて、その後は手の届かない存在になるであろう優一朗を、遠くから片恋していくつもりだった。
優一朗のひとことさえなければ…………
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる