Archaic Almanac 群雄流星群

しゅーげつ

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第二部 擾乱のパニエンスラ

34.十字に離れたる縁

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 クロスキャンプ――国で規定された区分では歴とした《ビレッジ》で《キャンプ》では無い。


 この名前が定着した理由は、元々はイベリスに入れない戦人が野営し、情報交換の為に集い、
それを目当てに商人が群がり、ならばと宿が出来――村と化した元キャンプである点。
 そして単純に《クロスビレッジ》が既に在ったからだ。

 クロスとは文字通り交差路を指し、イベリスだけでなく、マドールやルメール、ポステラと、
主要都市に繋がる好立地であることを示している。

 この街をイベリス領主イサークが放置黙認した理由は色々予測は出来るが憶測に過ぎない。
城塞都市の秘匿性を守るには都合が良かった、という点だけは間違いないだろう。



 一角馬が水辺に憩う頃、そんな《イベリスの宿屋街》と化したクロスキャンプへに到着した。
バスター達は開放された簡素な門をくぐり、通り中心に向かって歩いていた。


 「あの……大丈夫でしょうか? リコちゃん……ずっとあんな感じですが」
 「ん? あー……まぁ、そうだな」

 先頭を行く二人から離れた後方で、クロエが心配そうに更に遅れて歩くリコを見やっている。 


 ベルデ林道を抜け、モドバル商会の拠点であるポステラを避けてクロスキャンプに至るまで、
バスターにとっても出会ってから初めて見るリコの姿だった。 

 いつも無駄に元気で、異様な能力で無邪気に無双していたリコが、今はただの子供に見えた。


 「オフェリアに言われた通りだな。これは俺の観察眼のミスだ」
 「観察……?」

 「ああ、俺は元々ソロ専門、組むのも相方だけで《人を見る》ってのが苦手でな」
 「ですが……《観察》スキルを持って居る人なんて、それこそギルド員くらいでは……」

 「そりゃ認定されるほどの能力ならそうだろうな。けどこういうのはパーティー組んでりゃ、
自然と身に付くもんだろ? 特にリーダーには必要な要素だ」

 「それは……そうかもしれません。パット……前リーダーは私達の力を熟知していましたし、
指示も的確でした。でも私達はまだ出会って間もないですし……無理もないのでは?」

 「いや、そういうもんでもねぇんだよ。リコのあの状態は連携だの練度以前の問題だからな。
俺達が忘れちまった初心みたいなもんだ。アイツが凄すぎて感覚がバグってた」


 バスターが明確にしなかった考察は、グロリアにもある程度は理解出来ていた。


 この時のリコに不足していた能力――言い換えれば、生まれついた環境や長年培われた性格、
そういった物に起因する――

 《対人戦闘への忌避》に他ならない。


 それこそが致命的にリコの成長を妨げるものであることを、バスターは暗に示唆していた。


 
   ***



 「ほらリコ、ちゃんと喰っとけ。明日にはイベリスに入んだろうが」
 「う……うん」

 バスターが差し出した木串には揚げ魚が刺さっており、お腹に詰められた獣肉が食欲を誘う。
受け取ったリコは小さな口と同じくらいの魚頭を齧り、小さく項垂れた。

 「……ごめん」

 絞り出すような謝罪に、今まで何も言わなかったクロエが猛る。

 「いつまでウジウジしてんの! 気にしても仕方ないでしょ! 
何とかここまで来れたし、何も問題ないじゃん! 一回失敗したくらいなんだってのよ!!」


 「で、でも……僕のせいでお姉さんが……」
 「わ、私ですか!? き、気にしなくても大丈夫ですよ。ただの麻痺毒でしたし……」
 慌ててリコを慰める二人を見ながら、バスターは腕を組んで意を決した。


 「いや……気にした方が良いな。全員が生きてここまで来られたのは、単にツいてただけだ。
ラウル達が来なかったら、麻痺じゃなく猛毒だったら……お前の迷いで誰かが――」

 肩を震わせるリコの手から串が滑り落ち、胴体だけの魚が砂利に塗れた。

 「ちょ、ちょっと! せっかく慰めてんのに何言っちゃってんのよ!」
 「そ、そうですよ! わ、私も今はもう何ともありませんから……!」

 「何ともない――じゃねぇんだよ、戦人ってのは。クロエはともかくグロリアは解るだろ? 
一人のミスで、しょうもない迷いで仲間全員の命を危険に晒すんだ。解るな? リコ」
 「う……うん」


 「ただ俺もリコ坊に謝らなきゃなんねぇな。お前が前に言ってた師匠? とかいうヤツから、
基本は教わってると勝手に勘違いしちまった。その師匠、なんて名前だったんだ?」

 「えっと……ギルドではウルシュ様って呼ばれてた……師匠って呼べって」

 「お、おい。それってまさか……《聖樹のウルシュ》か? 何でそんな大物が弟子を放って、
こんな所までガキに来させてんだよ? 特昇受理したのはリーゼ嬢だったよな??」

 無言で見合わせていたグロリアが、未だ言い淀むリコを諭すように膝を折り目線を合わせた。

 「あの……リコちゃん、イベリスが目的地というのはバスターさんからも聞いていましたが、
ウルシュ様の指示だったんですか?」
 「え? ううん……ここに来いってエリアスが……」


 エリアス――この単語を聞いた二人は、いよいよもって言葉を失うのだった。 



   ***



 「なんなんですかねぇぇぇ、あの子達! うっ、ひっく」

 カウンターテーブルに突っ伏したグロリアは、ビバークゾーンで他の戦人と共に眠っている、
リコやクロエを遠目に酒気を溢す。

 「お嬢……飲みすぎだろ。まぁクロエは攫われた友人を助けるだかいう目的で来てるからな、
まだ分かりやすいんだが……リコは分からん。あんなガキ見た事がねぇ」

 「本当ですよねー!! ええ、とっても良い子なんですよ! 人懐っこくて、優しくて……
昔飼ってた子犬を思い出しちゃいますよ……ひっく」 

 「それも失礼だな、分かんなくもないが。ただ……苦労するだろ、今のままだと」
 「そうですね……優しいと生きづらいですもん……ふぅ」

 「そういうアンタも苦労してそうだな。憎まれ役になってまで仲間失うとかよ」
 「あ! そういうこと言っちゃいますう!? はい、罰です。もう一杯飲んでください」

 「その辺にしとけよ……ああっ、注ぐな注ぐな、まだ入ってんだろーが」
 指に滴る果実酒を舐めながら、バスターは賑やかな薄明りの中に佇む噴水を眺めた。


 クロスキャンプの中央交差路は通称《オアシス》と呼ばれ、戦人の野営地として有名だった。

 宿屋は基本的には官僚が使うもので、戦人は共存の理念で自然と一か所に集まる習性がある。
オアシスは昼夜問わず露店が並び、噴水という水場もあり下手な宿よりも快適と言えた。

 屋台は戦人向け料理――主に酒肴――が湯気と芳香を立ち昇らせ、熱気と喧騒が辺りを包む。
大河が近いからか、廃舟を流用した売台に所狭しと魚介の串焼きや小皿が並んでいた。


 「ほらっ これも美味しいです……よ!」
 「んがっ」

 バスターの口に飛び込んで来た歯応えのあるそれは、グロリアがプルポと呼んだ何かだった。
この辺りでは有名らしく、東河と幻影海域の汽水域に多く生息しているらしい。


 「ったく……んっぐ……ふぅ。いきなり突っ込むんじゃねぇよ……誰だアンタ?」
 咀嚼の間にスッとグロリアの背後に立った青年が、不安そうに卓上の伏姫を覗き込んでいる。 



 「あ、あの……すみません。知ってる声がしたもので……もしかしてリアですか?」
 「なあに!? 何か文句あんの!?」
 ガバッと顔を上げたグロリアはクルっと振り向くと、眼差しの焦点を頑張って男に合わせる。

 「あれ……パット……? なんで?」
 「兄さんがお嬢に用があるみてぇだぞ? まぁ聞いてやれよ」


 「り、リア! 話をしたいんだ! 僕達やっぱ君が居ないと――」
 「知りませんー!! パットは私の話なんて聞く耳持たないじゃない!」

 「そ、そんなこと無いよ! 確かに僕もこの依頼はちょっとキナ臭いと思ってるよ……?
けど仕方ないんだよ! 戦人を続けられなくなっちゃうんから!」

 「それで仲間を危険に晒すの!? 貴方はリーダーでしょ! 危険なら……ダメじゃん!」
 悩んだ語尾で駄目出ししたグロリアは不意に立ち上がり、外れたフードから髪が流れ落ちる。
ふらっと態勢を崩しかけたグロリアの腕をパストル・サラスが――強く掴んだ。

 「き、君やトビー、ディアが居れば何とかなるって! 危ないと思えば止めれば良いんだ!
その時は君の意見に従うよ! また……一緒にやろうよ!」

 咀嚼の後に走った沈黙は、バスターの嚥下の音すらも際立たせた。


 「……痛いよ」
 「あ、ご、ごめん……倒れそうだったから」

 「パットっていつもそうだね……私が注意しても誰かが大丈夫って言ったら大丈夫だって、
今だって……ひっく。自分でも危ないって解ってるのに、仕方ない……って」

 「そ、それは……僕だって皆と一緒に居たいから、嫌な事でもやるしか――」
 「――そういうとこだよ」

 握られた手をそっと解いて、グロリアはフードを深く被った。
 「……帰る。おやすみ」


 「帰るってどこに……ああ、ビバークか。自分の家かっての……まぁ兄ちゃん、座れよ」
 バスターがグロリアの空カップに注ぎ足して対面席に差し出すと、パストルは席に着いた。


 「す、すみません……見苦しい所を見せてしまって」
 「貴族さんは大変だよな。俺等には分からない苦労があんだろうけどよ」
 「あの……もしかしてリアから色々と……」

 「ザックリとな。あれでお嬢も後悔してたみたいだぜ? 前も今日みてぇに管巻いて――」
 「――あ、あの!! 貴方は、も、もしかして……リアの……」
 ガタっと席を立つパストルに吃驚して、バスターは首を竦めた。


 「あ、俺? 俺はただの護衛だぞ。親父さんから頼まれて付いて来ただけだ」
 「あ、は、はは……そ、そうなんですか。す、すみません……」


 「……あのよ、そんなに気にかけてんなら、お嬢の意見も聞いてやれよ。元々自分の考えを
上手く出せる性格じゃねぇんだろ? そんな子が必死に止めるって相当だぞ?」
 付き合いは短いながら、バスターは子連れ道中で精神的にグロリアに頼る部分が大きかった。
だからこそ彼女の抱えていた不満の裏の性質に気づいたのかもしれない。

 「それは……そうなんですが、特に何がどうという事も無いんです。条件も良いですし」 
 「直感みたいなもんなんだろう。戯言に聞こえるかも知れんが割と重要じゃねぇか?」

 「ですが……やはり一番の事情は家の問題で。」
 「依頼の話は少し聞いてるけどよ……その家の事情ってのは何なんだ?」

 「えっと……僕はフォルミの領主の息子なんですが――」
 「フォルミ……セビリス近くの鉱山街だったか?」

 「あ、はい。鉄鉱山で栄えた街ですが、最近採掘量が思わしく無くて……王都のスクールを
卒業して実家に戻ってすぐ継ぐ事になってたんですが、延期になってたんです」
 「実家を継ぐつもりはあるってことか?」

 「ま、まぁそうするしかないと思ってたんで……けど、検定で王都に行った時に
元教官から戦人を薦められて。僕が《戦術》持ちだったというのもあるんですが」
 「へぇ、流石貴族様だな、そりゃ戦人になって欲しかったんだろうな、その教官も」
 「ええ。《戦術教練》なんて貴族には宝の持ち腐れですから……教官にも憧れてましたし」

 「それでこっちの道にか。よく親に反対されなかったな」
 「勿論猛反対されましたよ。後を継がないと言っても色々覚える事はありますし」

 「そりゃそうか。経営と戦人じゃ完全に畑違いだしな……それでどうしたんだ?」
 「それが……教官にお願いして、元老長に話を通して貰って……」

 「……ああ。それで首輪が付いたって訳か」 
 バスターにはパストルの境遇が痛い程理解出来た。というよりも自分と重なって見えたのだ。
貴族と放浪者では天地の差があるが、彼自身も商会の首輪を引きちぎって来た《猟犬》だった。

 逃げる事が出来るバスターには、逃げる事が出来ないパストルに思う所があったのだろう。


 「そうだな……一応お嬢にも少し話したんだがな。兄さんらが受けてた白銀海崖の受領依頼
――そりゃ多分奴隷孤児の回収だ」

 「!! な、なんですか?? どういうことです!?」
 「俺はロトリーの指示であの隊商を追ってたんだよ。モドバルとロトリーは商売敵だしな。
俺等も特に何の疑問も無く追っかけてた。結局は岩王鷲にやられて壊滅してたんだが」


 「そ、そんな……モドバル商会からは何も……」
 「厳重に施錠がされた木箱の中に詰まってたのはな、手荒に放り込まれたガキの山だった。
そいつらは保護して俺の村まで連れてったんだがな。兄さんには一つだけ言っておく――」


 『危険を感じたらすぐに逃げろ』この時の忠告の言葉を、パストルが活かせたのかどうか、
バスターには結局知る事は出来なかった。  
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