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1話 一撃必殺
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どぉーん!
魔物が吹っ飛んでいくのを、私たちは呆然と見つめた。
この魔物、かなり強いのだが。
たった一人の手により、吹っ飛んでいった……。
「あ。すみません」
と魔物を倒した当の本人は苦笑いをしながら、
「僕一人で。倒しちゃいました」
何故彼が謝るか。
それは、訓練のために私たちはこの広野で魔物――この近くの村で悪さをする魔物――と戦っていたからだ。
村人にも頼まれたし、お金ももらえるから、と言うのもあるけど、一番の目的は訓練。
「僕一人で倒しちゃったら、訓練になりませんよね?」
と彼はポリポリ頭をかいた。
彼の一撃必殺の技に、しばらく硬直していた私たちはやっと動き出す。
まず、
「いや!
すごいよ!」
とこのパーティーに所属する、もう一人の男性が言った。
「僕にはまだあの魔物、強すぎるから!
戦っていたら、一撃で死んでたと思うから、助かったよ!」
「さすがねぇ……」
と胸の谷間をあらわにした女性がしみじみと言う。
「いつものことながら、感心しちゃうわ」
「尊敬です~」
とまだ幼さの残る少女が目を輝かせて言う。
「私、とても良いものを見させて頂きましたぁ~」
「わ……私も……すごいと思う……」
とおずおずと垂れ目、巨乳の少女が頬を赤らめて言う。
「私も……あなたみたいになりたいな……」
「ほんとすごいね!」
と私――自分で言うのもなんだけど『まともキャラ』と言える立ち位置――もおだてながら言うが……
心の中では、
『確かにすごいけどさあ。
何その態度?』
と思っていた。
こいつ、いつも何してもすごく淡々としているんだよね。
でも。
そこが好き!
何でだろう?
初めはすごくムカついたのに。
『こいつには人間味がないのか!』
とムカついたのに。
今は『可愛い』と思っている。
今日も『淡々としてやがる』、そして『可愛い』。
私はきょとんと手をグーパーしている彼を見つめた。
『どうやったら力を加減できるのかなあ?』
じゃないわよ!
ああ、可愛い……。
『俺、何故か強いんですよね、ごめんなさい』
そんな態度の彼に、私は恋をしている……
魔物が吹っ飛んでいくのを、私たちは呆然と見つめた。
この魔物、かなり強いのだが。
たった一人の手により、吹っ飛んでいった……。
「あ。すみません」
と魔物を倒した当の本人は苦笑いをしながら、
「僕一人で。倒しちゃいました」
何故彼が謝るか。
それは、訓練のために私たちはこの広野で魔物――この近くの村で悪さをする魔物――と戦っていたからだ。
村人にも頼まれたし、お金ももらえるから、と言うのもあるけど、一番の目的は訓練。
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「さすがねぇ……」
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「尊敬です~」
とまだ幼さの残る少女が目を輝かせて言う。
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「わ……私も……すごいと思う……」
とおずおずと垂れ目、巨乳の少女が頬を赤らめて言う。
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「ほんとすごいね!」
と私――自分で言うのもなんだけど『まともキャラ』と言える立ち位置――もおだてながら言うが……
心の中では、
『確かにすごいけどさあ。
何その態度?』
と思っていた。
こいつ、いつも何してもすごく淡々としているんだよね。
でも。
そこが好き!
何でだろう?
初めはすごくムカついたのに。
『こいつには人間味がないのか!』
とムカついたのに。
今は『可愛い』と思っている。
今日も『淡々としてやがる』、そして『可愛い』。
私はきょとんと手をグーパーしている彼を見つめた。
『どうやったら力を加減できるのかなあ?』
じゃないわよ!
ああ、可愛い……。
『俺、何故か強いんですよね、ごめんなさい』
そんな態度の彼に、私は恋をしている……
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