毎朝わくわく

並川たすく

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毎朝わくわく

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 お気に入りの厚さの食パンを入れて、向かいの椅子に座る。机に肘をついて「今日はいい天気」なんて自分に話しかけてみる。
 今日のジャムはどれにしようかしら。苺、林檎にブルーベリー。甘い紅茶に合うのはさっぱりした林檎ね。
 昨日は課題に追われて忙しかったけれど、今日は久しぶりの休み。こんな日はとことんダラダラするか思い切って一日出かけるかのどちらかがいい。特に予定はないけれど、今日は街へ出かけようかしら。スカートを新調して、ああそうだ、駅前の新しいケーキ屋さんにも寄って行こう。
 パンの焼ける香ばしい匂いにふと気づいて頬が緩んでしまう。まだかしら、と足をぶらぶらさせて、ああ行儀が悪いわ、と慌てて足を揃える。
 チン。
 反射的に立ち上がってそわそわとしてしまう。そうだ、ジャムを出して、スプーンを取って。
 まったくどうして私は猫舌なのかしら。ああ、待ちきれない!
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