38 / 39
-18 『そうして幕は静かに閉じる』
しおりを挟む
劇場となっている体育館は、この日一番の大きな拍手で包まれることとなった。
主人公であるライゼを見に来たと言っても過言ではない観客達は、口々に「新しいライゼ様を見れた」やら「迫真の演技だった」などとはやし立て、興奮を見せていた。
筋書きから大きく離れていたはずの内容だが、結局はモンタージュも倒され、結末通りだ。
様々な勝手があって台本通りにはいかなかったものの、ひとまず無事に終わり、生徒達も安堵の顔を浮かべて喜び合っていた。
なにより幕引きの後、ライゼが晴れ晴れとした面もちで生徒達の前に行き、
「台本を無視してすまなかった。けれど、みんなのおかげでとても素晴らしい劇にできたと思う。本当に、ありがとう」
そう深く頭を下げて言ったものだから、終盤のいざこざに対して誰も文句を言う者はでなかった。
むしろ肯定的で、「即興で劇を進化させていくなんて凄い」と手放しに褒められたりもしていたくらいだ。ライゼの御輿は相変わらずらしい。
なんだかんだで全てが丸く収まった。長ネギが不満そうに私を見ていたが、それは気づかない振りをしておこう。
そうして私たちの劇は大成功として幕を下ろしたのだった。
「おおおおおおお嬢様ぁ! 素晴らしい劇でございました!」
体育館を出てすぐに、変態執事が涙を流しながら私に駆け寄ってきた。
「お嬢様の溢れんばかりの美しさが、ライトよりも眩しすぎて直視できなかったくらいであります。ああ、お嬢様。最後の勇ましき口上も震え上がるほど。あのまだよちよち歩きだったお嬢様がここまで成長なさるなんて!」
我が子でも見ているのかと思うほどの号泣だ。さすがに私もどん引きである。一緒に出てきたフェロも、すがりつくような格好のアルを見て苦笑を浮かべている。
泣きわめく姿は悪目立ちしすぎていて、他にも周囲の生徒達の視線が集められてしまっている。
――これ以上はやめてくれないかしら。
なんて私は思いながら、言ってもやめないのだろうな、と諦めの嘆息を漏らした。
まったく、大袈裟だ。
「でも本当に凄かったよ」
不意に耳元でフェロに言われ、私は咄嗟に身を退いてしまった。吐息が当たった微かな感触が全身にびりりと電流を走らせ、火照ったように瞬時に赤くなる。
なんだろう。
さっきもそうだったけど、フェロに話しかけると少し胸がざわついてくる。心なしか心音もうるさくなるような気が……。
「お嬢様も、立派な乙女となりましたな」
アルがそうにこやかに言ってきたが、私はまったく意味が分からず、とりあえず彼の頭をたたいておいた。
「あいたー」と満面の笑顔を浮かべながら、アルは弾んだ足取りでそのままどこかへと歩き去ってしまった。
「おもしろい人だね」
「馬鹿なだけよ。面倒で仕方ないわ」
ふふっ、とフェロが笑う。
「おーい」と、私たちを呼ぶ声がした。
スコッティだ。
リリィも一緒にいる。あとついでにルックも。
みんなで私たちへと手を振っていた。
スコッティは舞台が終えて間もないのに元気いっぱいに笑顔だし、リリィはマンドラゴラのどらごんちゃんを片手に、近くの出店のりんご飴に気を取られて涎を垂らしている。
私の、可愛い友人達だ。
――ああ、癒される。やっぱり女の子って最高!
そうだ。
私には最高の美少女達がいるのだ。
どうにも劇の余韻のせいか、フェロを見て動揺してしまいそうになっていたが、私には大好きな女の子達がいる。
二人。
いや――。
隣の婚約者を横目に見やる。男子制服だが、丸い目鼻立ちの可愛らしい女の子顔。
「ねえフェロ」
「なに、ユフィ?」
「……私の制服、着てみない?」
「ええっ?! いや、僕は男らしくなりたいって言ったじゃないか」
「確かに言ったわ。貴方が男らしくなることをもう否定したりしない。でも、男らしくなると女装することは決して相反しないと私は思うの。顔は女の子なんだから女の子らしさを極めて、それと一緒に男らしさも極めたら、両方ゲットできて両得じゃないかしら!」
「わ、訳がわからないよぉ!」
適当を言って息巻く私に、フェロは冷や汗をかいてたじろいでいた。
もうすぐ星光祭が終わる。
傾きはじめた太陽が、閉幕のカーテンを下ろすように空を朱色に染めていく。
校庭に立ち並ぶ出店は少しずつ店じまいの準備を始めていて、行き交う人の数も段々とまばらになっていた。
いろいろとあったけれど、終わってみれば満足した一日だった。スコッティは焼きそば屋さんで結構なお客さんを得れたみたいだし、演劇も脱線ばかりだったけれどなんとか無事に済んだ。
それに――新しいフェロの一面も見れた。
唯一の心残りと言えば、あまり満足に星光祭の催しを見て回れなかったことか。スコッティの手伝いや演劇の準備で忙しかったから、こればかりは仕方がない。
明日からはまた普通の日々がやってくるのだろう。お祭り気分は過ぎ去り、日常の中で今日の思い出もやがて薄れていく。
けれど、何度も私は思い出すだろう。このかけがえのない友達と、そしてこの婚約者と過ごした今日のことを。
褪せることのない、記憶の一ページとして。
「ユフィ」
感慨に耽っていた私に、フェロがふと声をかける。
「まだもう少し、お店もやってるみたいだよ。一緒に見て回ろう」
私の心残りを見透かしたみたいに、フェロはにっこりと笑ってそう言ってきた。
ああ、そうだ。
まだ終わってはいないのだ。
楽しい時間はまだまだこれから。
いや、今日が終わってもずっと、きっと続いている。
フェロが手を差し伸べてきた。
女の子のように細くて頼りなさそうな手。私はそれをぎゅっと握り、夕日の眩しさに負けないくらい明るく笑ったのだった。
「ふふっ。フェロ、エスコートをよろしく。私をいっぱい楽しませてちょうだい」
「え、いや。それは……僕にできるかなぁ」
「なによ、男らしくなるんでしょ」
「そうだけど……」
「もし満足できなかったら、明日から女生徒用の制服を着て登校してもらうから。性別も完全に女の子として扱うわよ」
「ええっ?!」
素っ頓狂に驚くフェロに、私は思わずほくそ笑む。
「イヤなら頑張りなさい、男の子くん」
そうして小悪魔のように微笑むと、フェロの手を引いてスコッティ達の方へと歩いていったのだった。
主人公であるライゼを見に来たと言っても過言ではない観客達は、口々に「新しいライゼ様を見れた」やら「迫真の演技だった」などとはやし立て、興奮を見せていた。
筋書きから大きく離れていたはずの内容だが、結局はモンタージュも倒され、結末通りだ。
様々な勝手があって台本通りにはいかなかったものの、ひとまず無事に終わり、生徒達も安堵の顔を浮かべて喜び合っていた。
なにより幕引きの後、ライゼが晴れ晴れとした面もちで生徒達の前に行き、
「台本を無視してすまなかった。けれど、みんなのおかげでとても素晴らしい劇にできたと思う。本当に、ありがとう」
そう深く頭を下げて言ったものだから、終盤のいざこざに対して誰も文句を言う者はでなかった。
むしろ肯定的で、「即興で劇を進化させていくなんて凄い」と手放しに褒められたりもしていたくらいだ。ライゼの御輿は相変わらずらしい。
なんだかんだで全てが丸く収まった。長ネギが不満そうに私を見ていたが、それは気づかない振りをしておこう。
そうして私たちの劇は大成功として幕を下ろしたのだった。
「おおおおおおお嬢様ぁ! 素晴らしい劇でございました!」
体育館を出てすぐに、変態執事が涙を流しながら私に駆け寄ってきた。
「お嬢様の溢れんばかりの美しさが、ライトよりも眩しすぎて直視できなかったくらいであります。ああ、お嬢様。最後の勇ましき口上も震え上がるほど。あのまだよちよち歩きだったお嬢様がここまで成長なさるなんて!」
我が子でも見ているのかと思うほどの号泣だ。さすがに私もどん引きである。一緒に出てきたフェロも、すがりつくような格好のアルを見て苦笑を浮かべている。
泣きわめく姿は悪目立ちしすぎていて、他にも周囲の生徒達の視線が集められてしまっている。
――これ以上はやめてくれないかしら。
なんて私は思いながら、言ってもやめないのだろうな、と諦めの嘆息を漏らした。
まったく、大袈裟だ。
「でも本当に凄かったよ」
不意に耳元でフェロに言われ、私は咄嗟に身を退いてしまった。吐息が当たった微かな感触が全身にびりりと電流を走らせ、火照ったように瞬時に赤くなる。
なんだろう。
さっきもそうだったけど、フェロに話しかけると少し胸がざわついてくる。心なしか心音もうるさくなるような気が……。
「お嬢様も、立派な乙女となりましたな」
アルがそうにこやかに言ってきたが、私はまったく意味が分からず、とりあえず彼の頭をたたいておいた。
「あいたー」と満面の笑顔を浮かべながら、アルは弾んだ足取りでそのままどこかへと歩き去ってしまった。
「おもしろい人だね」
「馬鹿なだけよ。面倒で仕方ないわ」
ふふっ、とフェロが笑う。
「おーい」と、私たちを呼ぶ声がした。
スコッティだ。
リリィも一緒にいる。あとついでにルックも。
みんなで私たちへと手を振っていた。
スコッティは舞台が終えて間もないのに元気いっぱいに笑顔だし、リリィはマンドラゴラのどらごんちゃんを片手に、近くの出店のりんご飴に気を取られて涎を垂らしている。
私の、可愛い友人達だ。
――ああ、癒される。やっぱり女の子って最高!
そうだ。
私には最高の美少女達がいるのだ。
どうにも劇の余韻のせいか、フェロを見て動揺してしまいそうになっていたが、私には大好きな女の子達がいる。
二人。
いや――。
隣の婚約者を横目に見やる。男子制服だが、丸い目鼻立ちの可愛らしい女の子顔。
「ねえフェロ」
「なに、ユフィ?」
「……私の制服、着てみない?」
「ええっ?! いや、僕は男らしくなりたいって言ったじゃないか」
「確かに言ったわ。貴方が男らしくなることをもう否定したりしない。でも、男らしくなると女装することは決して相反しないと私は思うの。顔は女の子なんだから女の子らしさを極めて、それと一緒に男らしさも極めたら、両方ゲットできて両得じゃないかしら!」
「わ、訳がわからないよぉ!」
適当を言って息巻く私に、フェロは冷や汗をかいてたじろいでいた。
もうすぐ星光祭が終わる。
傾きはじめた太陽が、閉幕のカーテンを下ろすように空を朱色に染めていく。
校庭に立ち並ぶ出店は少しずつ店じまいの準備を始めていて、行き交う人の数も段々とまばらになっていた。
いろいろとあったけれど、終わってみれば満足した一日だった。スコッティは焼きそば屋さんで結構なお客さんを得れたみたいだし、演劇も脱線ばかりだったけれどなんとか無事に済んだ。
それに――新しいフェロの一面も見れた。
唯一の心残りと言えば、あまり満足に星光祭の催しを見て回れなかったことか。スコッティの手伝いや演劇の準備で忙しかったから、こればかりは仕方がない。
明日からはまた普通の日々がやってくるのだろう。お祭り気分は過ぎ去り、日常の中で今日の思い出もやがて薄れていく。
けれど、何度も私は思い出すだろう。このかけがえのない友達と、そしてこの婚約者と過ごした今日のことを。
褪せることのない、記憶の一ページとして。
「ユフィ」
感慨に耽っていた私に、フェロがふと声をかける。
「まだもう少し、お店もやってるみたいだよ。一緒に見て回ろう」
私の心残りを見透かしたみたいに、フェロはにっこりと笑ってそう言ってきた。
ああ、そうだ。
まだ終わってはいないのだ。
楽しい時間はまだまだこれから。
いや、今日が終わってもずっと、きっと続いている。
フェロが手を差し伸べてきた。
女の子のように細くて頼りなさそうな手。私はそれをぎゅっと握り、夕日の眩しさに負けないくらい明るく笑ったのだった。
「ふふっ。フェロ、エスコートをよろしく。私をいっぱい楽しませてちょうだい」
「え、いや。それは……僕にできるかなぁ」
「なによ、男らしくなるんでしょ」
「そうだけど……」
「もし満足できなかったら、明日から女生徒用の制服を着て登校してもらうから。性別も完全に女の子として扱うわよ」
「ええっ?!」
素っ頓狂に驚くフェロに、私は思わずほくそ笑む。
「イヤなら頑張りなさい、男の子くん」
そうして小悪魔のように微笑むと、フェロの手を引いてスコッティ達の方へと歩いていったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
【コミカライズ企画進行中】ヒロインのシスコンお兄様は、悪役令嬢を溺愛してはいけません!
あきのみどり
恋愛
【ヒロイン溺愛のシスコンお兄様(予定)×悪役令嬢(予定)】
小説の悪役令嬢に転生した令嬢グステルは、自分がいずれヒロインを陥れ、失敗し、獄死する運命であることを知っていた。
その運命から逃れるべく、九つの時に家出を決行。平穏に生きていたが…。
ある日彼女のもとへ、その運命に引き戻そうとする青年がやってきた。
その青年が、ヒロインを溺愛する彼女の兄、自分の天敵たる男だと知りグステルは怯えるが、彼はなぜかグステルにぜんぜん冷たくない。それどころか彼女のもとへ日参し、大事なはずの妹も蔑ろにしはじめて──。
優しいはずのヒロインにもひがまれ、さらに実家にはグステルの偽者も現れて物語は次第に思ってもみなかった方向へ。
運命を変えようとした悪役令嬢予定者グステルと、そんな彼女にうっかりシスコンの運命を変えられてしまった次期侯爵の想定外ラブコメ。
※コミカライズ企画進行中
なろうさんにも同作品を投稿中です。
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
山下小枝子
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる