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聖女の対価
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父であった人に私はナイフを
渡され自害しろと言われた時
血の聖女に何を言ってるのだろう
とくだらないこと考えた。
この男が知ってる訳が無いのに
私は静かに手首を切った。
切り口から私の紅い血がドクドクと
溢れてきた。
私はその血を父であった人に
差し向けた。
首に血を巻き付け
自分の拳を握る。
血の縄が首を絞めあげた。
「ルファーナ!もう辞めろ!」
そう言って強く握ったあの拳を
掴んだのはシャードルだった。
シャードルは更に私に怒鳴った。
「ルファーナ!また死にたいのか!?」
勿論、今、死ぬ気は無い。
人の上に立つ者
力を持つ者には
必ず対価がついてくる
血の聖女とて例外ではない
血の聖女そのものの能力に目覚めた
時にそれは本能として気付く。
私は自分の切った手首が
止まらないのを確認した。
…血の聖女はどんなに血が枯渇しても
たとえ海の底に沈められても
たとえ心臓を刺されても死ねないのだ。
なのに切り口から血は永遠に
溢れ続ける。
そう自身の身体の血が枯渇するまで
血が全て無くなると一時的に
仮死状態になる。
血を自らに取り戻すと
再び息を吹き返す。
私も髪飾りへ血を入れる時に
体験したが
あれは…仮死じゃない。
間違いなく
本当の死だった。
何も無い闇を永遠に駆け巡る
そのようなものだった。
出来ればあんなもの
二度と体験したくはなかったがこの男だけは私の傷を
開いてでも殺したかった。
母を殺したこの男を…。
渡され自害しろと言われた時
血の聖女に何を言ってるのだろう
とくだらないこと考えた。
この男が知ってる訳が無いのに
私は静かに手首を切った。
切り口から私の紅い血がドクドクと
溢れてきた。
私はその血を父であった人に
差し向けた。
首に血を巻き付け
自分の拳を握る。
血の縄が首を絞めあげた。
「ルファーナ!もう辞めろ!」
そう言って強く握ったあの拳を
掴んだのはシャードルだった。
シャードルは更に私に怒鳴った。
「ルファーナ!また死にたいのか!?」
勿論、今、死ぬ気は無い。
人の上に立つ者
力を持つ者には
必ず対価がついてくる
血の聖女とて例外ではない
血の聖女そのものの能力に目覚めた
時にそれは本能として気付く。
私は自分の切った手首が
止まらないのを確認した。
…血の聖女はどんなに血が枯渇しても
たとえ海の底に沈められても
たとえ心臓を刺されても死ねないのだ。
なのに切り口から血は永遠に
溢れ続ける。
そう自身の身体の血が枯渇するまで
血が全て無くなると一時的に
仮死状態になる。
血を自らに取り戻すと
再び息を吹き返す。
私も髪飾りへ血を入れる時に
体験したが
あれは…仮死じゃない。
間違いなく
本当の死だった。
何も無い闇を永遠に駆け巡る
そのようなものだった。
出来ればあんなもの
二度と体験したくはなかったがこの男だけは私の傷を
開いてでも殺したかった。
母を殺したこの男を…。
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