貴方と結ばれない運命ならこの世界を滅ぼしてやる

時雨 琉樹

文字の大きさ
1 / 3

運命の人

しおりを挟む
正直ずっと一目惚れをするやつのことをバカにしていた。



顔だけで選び結婚したら幸せなんて
ことは有り得ないだろう。
そんなのおとぎ話に過ぎねぇんだ。


そう思っていた俺が

今日一目惚れをした。


薬を作るのに使う薬草を森の中に
取りに行った時のことだった。


静かな森で薬草を採取していたところ
何か話し声が聞こえたので
声を頼りに向かってみた。


この辺か…


声のする方を
木陰から確認すると


そこには1人の女と罠に掛かったのか手当をされたキツネがいた。

女は銀髪のロングウェーブを耳にかけ
て言った。

「わかった?気をつけるのよ。」

銀髪の女はそう注意しながら
キツネに碧眼を細めながら笑いかけた。

その瞬間自分の中に稲妻が走った。


え!?何だ?天使?いや、女神なのか?
可愛い!可愛すぎる!!!


是非彼女と結婚を…!!


キツネを見送った彼女に
俺は話しかけた。


「こんにちは。美しき名も知らぬお嬢さん。私は貴方に一目惚れをしました。私と結婚してくれないですか。」


俺に出来る限りの渾身のイケメン顔で
想いを伝えた。


彼女は戸惑いながら笑顔で応えた。


「ありがとうございます。嬉しいお言葉ですが私、婚約者が居るのでごめんなさい。」


っっ可愛い!!!!


彼女が去っていっても
自分に向けられた笑顔で死にかけた。


時間がたって気付いた。


待てよ?俺、ごめんなさいって言われたな。…婚約者がいる? 


「ふっ」
なんとなく笑ってみた。


そして思いっきり息をして叫んだ。


「彼女と結ばれないならこの世界を滅ぼしてやるー!!!!」


彼女と結ばれないなら世界を滅ぼそう

そう俺は決意した。 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

婚約なんてするんじゃなかったが口癖の貴方なんて要りませんわ

神々廻
恋愛
「天使様...?」 初対面の時の婚約者様からは『天使様』などと言われた事もあった 「なんでお前はそんなに可愛げが無いんだろうな。昔のお前は可愛かったのに。そんなに細いから肉付きが悪く、頬も薄い。まぁ、お前が太ったらそれこそ醜すぎるがな。あーあ、婚約なんて結ぶんじゃなかった」 そうですか、なら婚約破棄しましょう。

悪意には悪意で

12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。 私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。 ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。

乙女ゲームは見守るだけで良かったのに

冬野月子
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した私。 ゲームにはほとんど出ないモブ。 でもモブだから、純粋に楽しめる。 リアルに推しを拝める喜びを噛みしめながら、目の前で繰り広げられている悪役令嬢の断罪劇を観客として見守っていたのに。 ———どうして『彼』はこちらへ向かってくるの?! 全三話。 「小説家になろう」にも投稿しています。

二度目の婚約者には、もう何も期待しません!……そう思っていたのに、待っていたのは年下領主からの溺愛でした。

当麻月菜
恋愛
フェルベラ・ウィステリアは12歳の時に親が決めた婚約者ロジャードに相応しい女性になるため、これまで必死に努力を重ねてきた。 しかし婚約者であるロジャードはあっさり妹に心変わりした。 最後に人間性を疑うような捨て台詞を吐かれたフェルベラは、プツンと何かが切れてロジャードを回し蹴りしをかまして、6年という長い婚約期間に終止符を打った。 それから三ヶ月後。島流し扱いでフェルベラは岩山ばかりの僻地ルグ領の領主の元に嫁ぐ。愛人として。 婚約者に心変わりをされ、若い身空で愛人になるなんて不幸だと泣き崩れるかと思いきや、フェルベラの心は穏やかだった。 だって二度目の婚約者には、もう何も期待していないから。全然平気。 これからの人生は好きにさせてもらおう。そう決めてルグ領の領主に出会った瞬間、期待は良い意味で裏切られた。

【完結】愛されないと知った時、私は

yanako
恋愛
私は聞いてしまった。 彼の本心を。 私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。 父が私の結婚相手を見つけてきた。 隣の領地の次男の彼。 幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。 そう、思っていたのだ。

本物の聖女なら本気出してみろと言われたので本気出したら国が滅びました(笑

リオール
恋愛
タイトルが完全なネタバレ(苦笑 勢いで書きました。 何でも許せるかた向け。 ギャグテイストで始まりシリアスに終わります。 恋愛の甘さは皆無です。 全7話。

勝手にしろと言われたので、勝手にさせていただきます

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
子爵家の私は自分よりも身分の高い婚約者に、いつもいいように顎でこき使われていた。ある日、突然婚約者に呼び出されて一方的に婚約破棄を告げられてしまう。二人の婚約は家同士が決めたこと。当然受け入れられるはずもないので拒絶すると「婚約破棄は絶対する。後のことなどしるものか。お前の方で勝手にしろ」と言い切られてしまう。 いいでしょう……そこまで言うのなら、勝手にさせていただきます。 ただし、後のことはどうなっても知りませんよ? * 他サイトでも投稿 * ショートショートです。あっさり終わります

完結 彼女の正体を知った時

音爽(ネソウ)
恋愛
久しぶりに会った友人同士、だが互いの恰好を見て彼女は……

処理中です...