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聖女の生誕祭
しおりを挟む昨日の美しい彼女は誰なんだろう。
名前も聞かずに告白しちまった。
一目惚れとは何も考えられなくなるんだな。
…俺が出来る魔術より恐ろしい
そういえば今日は朝から
騒がしいな。
魔道士の同僚のルイに俺は聞いた。
「今日って何の祭りだっけ。」
ルイは呆れた顔をして言った
「聖女様の生誕祭だろ?こんな大事な祭りをどうやったら忘れられるんだ?」
あー、そうだ。完全に忘れてた。
今日は聖女の生誕祭か。
確か次期殿下と婚約を結んだったけか
女癖悪いと噂のイデル殿下と婚約とは
聖女なのに運が悪い…。
「聖女様は凄い美人だぞ。俺も1回見かけただけだけど会いに行く?」
ルイはウキウキしながら聞いた。
「いや、俺はいいや。昨日失恋したばっかだし…。」
ルイはびっくりした顔でこちらをみた。
「え?振られたの?誰に?」
「それが名前がわかんないんだよ。一目惚れだったから勢いで告白したし。」
「一目惚れバカにしてた奴がこのザマか。」
「まぁな。魅力の魔術でもつかわれたかと思うくらい引き込まれたぜ。銀髪と碧眼が美しくてな…」
「…銀髪と碧眼?」
「あぁ、そうだよ。告白したら婚約者が居るって振られちまった。」
そう言うと何故かルイは真剣な顔をして
俺に言った。
「カイア…。俺その女性知ってるぞ。」
え?何…?本当なのか??
「ルイがなんで知ってるんだ?まさかお前の婚約者なのかぁ!!」
「違うよ。その女性は聖女様だ。」
え?何だって?聖女?
あぁ、確かに彼女は聖女のように
美しい。いや、むしろ天使…いや
彼女は女神だ。美しかったなぁ。
「カリア!その女性は今日の生誕祭の聖女様だ!」
ルイの言葉で現実をみた。
「か…彼女が聖女!?」
何だ。そうだったのか。
あんなに美しきければ
仕方ない…。
ちょっと待てよ?じゃあ
婚約者は女癖の悪いイデル殿下…。
「俺、彼女に会ってくる!」
止めてくるルイの声を無視して
俺は彼女の元へ走り出した。
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