田舎の町興しにダンジョン民宿を提案された件

マルルン

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1年目の春~夏の件

2度目のレア種を何とかチームで退ける件

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 一投目の投擲を失敗した姫香は、護人の腕の中で思いっ切り落ち込んでいた。巨大なレア種のターゲットは、相変わらずこちらで隙は無いように見える。
 二投目を投げてみたい気もするが、これを外したらチームに顔向けが出来ない。しかし敵はあの巨体だ、向こうに避ける術は無いようにも思える。

 そもそもあのブレス技、連続で使えるのだろうか? 後衛陣はなおも慌てていて、敵のブレスの効果は離れていても割と酷かった模様。
 追撃を許すなとの護人の叱咤しったに、落ち込んでいた姫香は背筋を伸ばして敵を見定め直す。そして改めて『身体強化』を掛け直しての、2度目のシャベル投擲は辛うじてヒット。

 ただし場所は敵の左前脚で、大きくえぐれはしたけど敵に痛痒つうようの類いは無し。それでも移動力はげたかも、そして迫り来る巨大な敵のあぎと
 それを左右に転がって回避する前衛陣、巨体だけに厄介な敵は反撃の取っ掛かりが難しい。前に陣取ればし潰されそうだし、相手にはブレスと言う飛び道具もある事が判明している。

 過去イチの難易度には違いなし、小山のようなレア種には痛覚の類いも無い様子。ただし怒りの感覚はあるようで、縄張りに入り込んだ虫コロに猛烈に反応している。
 そしてその能力は、巨体とブレスだけでは無かったよう。

 レア種の咆哮ほうこうと共に震える巨大な体躯、その拍子に飛び散る腐肉が幾つか。それが地面に転がり落ちると、各々が意思を持ったように動き始めた。
 そして1メートル級の腐肉ゴーレムが、いつの間にか至る所で活動を始める。いきなり絡まれた姫香は、慌ててそいつとの戦闘を始める破目に。

 そんな腐肉から生まれ立てのゴーレム達、動きは意外と素早くてあなどれない。護人の方は、本体の腐肉恐竜に完全に標的にされていて大変な目に。
 レア種の迫り来る顔の大きさだけでも、自分の身長より大きい有り様。その開かれたあぎとの間からは、立派な鋭い牙が乱立しているのがバッチリ窺える。

 アレに噛まれたら身体中穴だらけは間違いない、向こうもそれを狙っていると思われる。ブレスが再びやって来ないだけマシか、護人は相手を観察しながら分の悪い戦いを続ける。
 再度のブレスに備え、後衛陣が巻き込まれない位置取りはさすが。



 一方、ブレスの被害をまぬがれたミケとルルンバちゃんは、協力して敵の機動部隊を封じ込めていた。ちなみに小柄なミケは、AIロボの座席の影に潜んで事なきを得ていた。
 ルルンバちゃんの方は、その強靭なパーツでブレスの被害を耐えていた。そして3体のスケルトン騎士に、真正面からぶつかるルートを選択。

 そこにミケの『雷槌』での、痛烈なサポートが降り注ぐ。しかし驚いた事に、それで脱落するスケルトン騎士はいなかった。
 それでも3騎の内、ルルンバちゃんと激突したスケルトンは、被害甚大じんだいで腐肉ホースから転げ落ちている。

 他の2騎は、左右を抜けて何と後衛陣に迫る構え。それを阻止すべく、追撃でミケが雷を落として行く。それに構わず、後衛へと迫るスケルトン騎士たち。
 そこにようやく、ダメージ回復したレイジーが立ちはだかる。

 実際、後衛陣のブレス被害は割と酷くて大変だった。レア種の腐肉恐竜のブレスには、悪臭と麻痺と、恐らくは腐敗とかそんな大量のデバフが掛かっていたよう。
 護人のマントは、よくぞそれを単身で防いだと感心するレベル。いや、前衛の2人は防毒マスクをしていたのが大きかったのかも。

 そしてレイジーを始めとする中~後衛陣は、直撃では無いにしろそれを浴びてしまっていた。鼻の利く犬達は、特に被害甚大でのたうち回っていた始末。
 一番被害が少なかったのが、ミケと最後衛の紗良と香多奈だった。ってか、香多奈はブレスが来た瞬間に、紗良の腕を取って後方へと避難していた優秀振り。

 そんな訳で、実質的な被害はほとんど無く済んだ姉妹であった。お陰で、ハスキー達の介護に素早く当たる事が出来た次第である。
 紗良の『回復』と香多奈の解毒+浄化ポーションのぶっかけで、まずはレイジーがいち早く復帰。そして腹立ちまぎれの八つ当たり、最大限の『魔炎』で何と騎士の1体を丸焦げに!

 弱点属性だったのかも知れないが、それにしても凄い威力。なおも近付く1騎だが、これも復帰した巨大化コロ助が体当たりで接近を阻止する。
 香多奈の『応援』効果は、『魔術の才』のお陰なのか威力も効果時間も跳ね上がっていた。コロ助も同じく八つ当たり気味の攻撃で、落馬したスケルトンは『牙突』の追撃でボロボロに。

 そして間を置かず、ガタイの良い(?)腐肉ホースも後を追う破目に。これで後衛組の安全は、取り敢えずは保たれた感じ。
 ホッとしながらも、前衛の2人の攻防に改めて目をやる紗良と香多奈。向こうは相変わらず苦戦中で、そもそもあの巨体を2人で足止め出来てるだけで凄いレベル。

 頑張れお姉ちゃんと、香多奈の精一杯の支援が飛ぶ中。腐肉恐竜の咆哮と、今度は牙の数本を振るい落とす暴挙に出る腐肉恐竜。
 それは地面に落ちるとともに、またもや段々と姿を変えて自立して動き始めた。今度は強そうな獣スケルトンで、四本足でいかにも獰猛そう。

 何とか10匹近くの腐肉ジュニア達を、単身ほふっていた姫香はそれを目にしてげんなり模様。望まぬお替わりを言い渡されたのだ、その表情も当然だろう。
 これは本体を始末しないと、エンドレスの苦行が続く予感。などと思っていたその時、姫香の側に突然ツグミが湧くように出現した。

 驚く姫香だが、絡繰からくりは簡単で『隠密』を使用してここまで忍んで来たらしい。そして彼女が口に咥えていたのは、ご主人の姫香が最初の投擲で失敗したシャベルだった。
 でかしたと思わず小声で叫ぶ姫香は、それを受け取って再度の浄化シャベルを投擲の構え。『身体強化』込みのそれは、狙い違わず腐肉恐竜の体の中央にヒット!

 位置的に敵の長い首や顔を狙いにくかったのもあるが、慎重になった結果当たったのは的の大きな体である。それでも今度の攻撃で、相手の巨体は大きく震えてくれた。
 ダメージが通ったのは確実そう、お陰で今度は姫香がタゲを取ってしまった。慌てた護人は彼女を呼び寄せながら、《奥の手》使用で自前のシャベルを投擲する。

 それが見事に、今度はレア種の左目にヒットする。再び絶叫を上げる腐肉恐竜、大暴れを始めてしまって接近など自殺行為の状況に。
 痛覚など無さげな敵だが、とにかく間を置けと護人は慌てて姫香に指示を飛ばす。その次の瞬間、天から炎の塊が降って来た。

 いつの間にか『歩脚術』で天井に張り付いていたレイジーが、『魔炎』を最大出力で放ったらしい。質量さえ備えていそうなその炎の束は、一気に腐肉恐竜をし潰して行く。
 いち早く避難していた護人と姫香は、ひたすらその光景に驚くのみ。チームで一番最強だとは認識していたが、まさかこれ程スキルを操る能力を持っていたとは。

 その炎に圧し潰された巨体のレア種は、地に首を伏せ青色吐息。出現していた獣スケルトンも、半数以上は炎の余波に呑まれて沈んでいた。
 残りの敵は、コロ助とルルンバちゃんが向かって相手をしているようだ。後は本体に止めを刺すべきなのだろうが、これがまた難しい。

 レイジー程の火力を持たない前衛陣は、取っ掛かりを探して戸惑うばかり。そこにツグミが、またしても『闇縛り』で武器のシャベルを回収して来てくれた。
 何というサポート能力、2人はそれを手に取って1度後衛と合流する。

「紗良、もう一回浄化ポーションを両方のシャベルに掛けてくれっ! 大急ぎで頼む、レイジーの作ってくれた流れを無駄にしないぞ、姫香!」
「はいっ、護人叔父さんっ……今度こそ、奴の顔に命中させてやるよっ!」

 慌てつつも、丁寧に満遍まんべんなくお薬を塗布する紗良。それを最初に受け取った姫香は、助走をつけて掛け声と共にそれを投げつける。
 3度目になるその投擲は、勢い良くレア種の肩口にヒット。大きく腐肉が弾け飛ぶが、狙いがれたせいでまだ消滅には至らず。

 さすがに敵もしぶとい、そして護人の愛用のシャベルもようやく処置が終わってくれた。そして護人も同じく、助走をつけて勢いよくそれを投擲に至る。
 そして今度こそ、ようやく腐肉恐竜の顔面に当たってくれた浄化シャベル。その瞬間に、巨大な敵の体躯が大きく震え出した。

 それから、パアンッと大きな音を立てて腐肉の体躯のレア種はその場から消滅。予備の槍を取り出して、念の為の準備をしていた紗良はその作業を中断する。
 その隣では、ようやくの勝利に香多奈が大喜びで飛び上がっている。犬達も順次戻って来て、良い狩りが出来たと満足そう。

 その跡地では、ルルンバちゃんが早速ドロップ品を回収して回っている。スケルトン騎士も何か落としたようで、その数は結構多かった模様。
 一緒に回収した香多奈も大満足、何しろスキル書も落ちていたのだ。

「いやぁ、予定外のレア種との遭遇だったな……これ以上は無理だし、今日はこれで戻ろうか?」
「了解、早く戻って思いっ切りシャワー浴びたいよっ!」
「そうだねぇ、悪臭にはいい加減慣れちゃったけど……みんな凄く汗を掻いてるし、戻ってすぐお風呂は沸かそうね!」

 そんな訳で帰還の話はすぐにまとまって、戻り支度を始める来栖家チーム。帰り道も気を抜かないようにとリーダーの指示の下、しかし道中は何事もなく入り口まで到達した。
 そして数時間ぶりの外の空気に、思い切り解放感を満喫する人間と犬猫たち。それもその筈、あの悪臭エリアは当分嗅ぎたくないし行きたくも無い。
 そして早々に、キャンピングカーへと乗り込む面々であった。



 全員が探索着を脱ぎ捨てて、ひと風呂浴びてようやくくつろげたのは、それから約1時間後の事。今は全員がリビングに集合して、今回の探索の反省やドロップ品について語っている。
 明日は朝一で、ハスキー達にシャンプーするよと姫香が言明する。とは言え、ミケを嗅いでみるに変に臭いは移っていない様子。

 それでも気分的に、やっておきたい行為なのは皆一緒である。探索着の洗濯も、念入りにしようと紗良は考えてる次第。
 大半が革仕様なので、本当は水洗いは駄目なのだけれど。手入れは何とかしなければと、妙な使命感に燃えている紗良であった。

 それに引き換え、香多奈は妖精ちゃんとドロップ品にウキウキ模様。最後に戦ったレア種だが、酷く悪趣味な形の剣と腕輪をドロップしたのだ。
 それから拳大の魔石と共に、30センチサイズの牙を大量20本近く落としてくれた。ついでにスキル書も1枚と、スケルトン騎士からもドロップ品が。

 こちらは例の石の結晶がそれぞれ3つと、動物の牙を使ったような槍が3本。触った限りでは、骨製なのに鋼製のよりも硬いし強そうな気もする。
 そこはまぁ、素人鑑定なので良く分からないが良い品なのは確か。今回は他にも色々と回収品があるので、姫香や紗良も楽しそう。

 紗良は特に、異世界語の小冊子×3冊が気になる様子。それを含めても、今回は金箱ゲットからのアタリの品が多い気が。
 香多奈は妖精ちゃんと魔人ちゃんに、今回の探索で鑑定すべき魔法の品の選り分けを頼んでいる。その間に、スキル書の相性チェックをしようと家族に提案。

 それはいいねと姫香が乗って、早速のスキル書4枚とオーブ珠1個を4人で回して行く事に。そして1人5回の相性チェックが、全員とも見事に裏切られる顛末に。
 騒然とする場だが、確率からすればそんなモノ?

「神崎姉妹も、確か3つ目のスキル書を覚える確率はグッと下がるって言ってたしな。こうなるのは当然なのかも、後はミケとルルンバちゃんとハスキー軍団かな?
 香多奈、ブー垂れてないでチェックしてあげなさい」
「は~い、叔父さん……ミケさんっ、何で逃げようとするのっ!?」

 こんな末妹へのからかいは、いつものミケの十八番おはこではある。結局は捕まってあげて、構って貰うのもいつもの事。
 もっとも、相手の無礼な態度には猛烈に抗議はする常識ネコだけど。そんな香多奈の労力は、ルルンバちゃんを含めてやっぱり報われず。

 ってか妖精ちゃんが、このスキルを何で誰も覚えないのと、スキル書の1枚を振り回してお怒りの様子。少なくとも、香多奈の通訳によるとそうらしい。
 ただし、それが何のスキルなのかは誰も分からず。

「香多奈っ、ハスキー軍団を縁側に呼んであげたよ、さっさとみんなの相性チェック済ましな。……んで、妖精ちゃんの振り回してるスキル書が何だって?」
「アレだけは、妖精ちゃんも見覚えのある魔法陣なんだって。『錬金術』を覚えられるスキル書らしいから、薬品とか色々作って異世界交流に貢献しろだって。
 言ってる意味分かる、お姉ちゃん?」

 サッパリだよと、寄って来たハスキー達を順に撫でている姫香である。香多奈も試してダメだったら仕方が無いよねぇと、半分あきらめて残りのスキル書を運ぶ作業。
 そんな中でも、妖精ちゃんの抗議はヒートアップ。バンバンと何かを叩く音が聞こえて来て、癇癪かんしゃくを起してスキル書の上で暴れる小さな淑女。

 それを傍でなだめる魔人ちゃん、成果はまるで上がっていないけど。そして不意に、妖精ちゃんを承認の光が包み込んで行った。
 あ~あと言う声が各所から、案の定スキル書はちりと消えていた。結果として、魔法陣の上で暴れてた妖精ちゃんが、『錬金術』らしきスキル書を覚えてしまった模様。

 優しい面々は、その失態には敢えて誰も触れず。魔人ちゃんも、やっちまったなぁって顔で明後日の方向を眺めるのみ。
 肝心のハスキー軍団の相性チェックの結果だが、こちらは何と2つの承認を確認出来た。コロ助がスキル書で、レイジーに至ってはオーブ珠である。




 ――レイジーってば、どこまで強くなるのと家族全員が思った瞬間だった。






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