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1年目の秋~冬の件
特訓に明け暮れながら大規模レイドに備える件
しおりを挟む日馬桜町の探索者事情が、少しずつ変わって来始めている10月の上旬。その中心にいるのが、何故か来栖家だと言うのはまぁアレだけど。
そんな事を抜きにしても、今日も来栖家の子供達は元気いっぱい。
恒例の厩舎裏の空き地での特訓は、最近は人数も増えてより賑やかに。具体的に言うと、ゼミ生の探索資格持ちの学生2人と、居候中の凛香が最近は参加していた。
ちなみにこの3人、姫香発案のギルドへの入会は快く了承してくれて何より。凛香に至っては、チーム『ノームの靴』全員での入会を協議中との事。
そんな彼女は、今週末に一度広島市内へと戻る事が決定している。それでチームで話し合って、こちらへの民泊移住の件を改めて協議するそう。
ちなみに、ラインで話し合った事前調査では、強固な反対意見は見られなかったとの事。恐らくは今月中にも、チーム全員での引っ越しが叶いそうである。
その言葉に、姫香は待ってるよと温かい返し文句を口にする。それが心に染み渡って、思わず泣きそうになる凛香だった。
ところで特訓場は割と本格的で、訓練内容も意外と熾烈だった。対人戦も犬との摸擬戦も、凛香が望めば行われて良い特訓になった。
その結果だが、どちらもパワーとスピードに翻弄され、1本も取れない有り様。チーム内で割と戦える方だと思っていた、凛香のプライドは一瞬で砕け散る事に。
それでも真面目に訓練に明け暮れるのは、それが自分の意に沿うからに他ならない。ゼミ生の2人も訓練には真面目で、姫香の指示に従って毎日汗を流している。
そんな訳で、香多奈が学校から戻って来てから夕食までの数時間。訓練場で元気に戦闘訓練に励む来栖家の子供達&ゲスト陣であった。
そんな訓練の教官は、毎度おなじみの魔人ちゃんが取り仕切っていると言う。
姫香の最近の流行は、『圧縮』とマントを使った防御術の特訓である。護人にも言われた、弱点の防御力をみんなで磨こうとの思惑みたい。
その方法だが、タイヤを組んだ高台にポンプ式液剤銃を持たせた香多奈を配置して。そこに攻め入った際に、末妹にその銃で反撃して貰うのだ。
それをマントを使ったり、『圧縮』スキルを使って直撃を防ぐと言う訓練である。ハスキー軍団もすばしっこく反応し、水鉄砲を華麗に避けるので侮れない。
最終的には、広範囲にバケツの水をぶちまけても水に濡れないまでに成長してしまった。この頃の年齢の子は、本当に成長著しいモノがある。
かくして、彼女たちの防御力も着々と上昇を見せるのだった。
姫香が主宰の裏庭の特訓は、こんな感じで良い感じ。ただ残念な事に、魔人ちゃんの“理力”の訓練は難し過ぎてあまり効果は上がっていない。
それとは別の角度で、チームの強化を画策しているのは紗良と香多奈だった。つまりは、溜まった魔法アイテムの装備品の分配である。
ってか、依頼していた甲殻装備が『四葉ワークス』の販売車によって届けられた。ついでにと、ゼミ生2人の装備もこれを機に揃える事に。
良い機会なので、そこは護人がお金を融通しての購入に踏み切った次第。何しろ普段着で探索など、探索歴の浅い護人からしても考えられない非常識。
お金が無いからって、そんな理論を盾に怪我でもされたら来栖家の名折れである。そんな訳で、強制的に例の『四葉ワークス』製革スーツを2揃え購入の流れに。
ちなみに、改造された甲殻装備はなかなかスリムで格好良くなっていた。
何と言うか、傍目にはアメフト防具みたいに見えなくもない。アレはアレで、物凄い人間同士の衝突にも耐えれるのだから、優秀な装備なのだろう。
とにかくこれで、前衛の防御力は結構な上昇を見せた。他にも販売車から、細々とした探索必需品を買い揃える。
そんな訳で、主にゼミ生の装備や所持品は、1日前とは比べ物にならない程の上昇を見せたのだった。
ちなみに来栖家の、最新装備とスキル一覧がこちら――
【護人】《奥の手》『硬化』『射撃』
シャベル(強化×2)、竜骨の大盾、戦闘革スーツ
竜骨のガントレット(水耐性&腐食耐性up)、甲殻の肩当て(サイズ補正&防御up)
甲殻の戦闘ブーツ(サイズ補正&防御up)、紫甲殻の胸当て(サイズ補正&防御up)
薔薇のマント(腕力up)( MP150%up)(空間収納)
Pホルダー、白木のハンマー(破壊力up)、聖枝の長弓
【姫香】『身体強化』『圧縮』『旋回』
備中鍬(強化×3)、戦闘革スーツ(防御×1)、牙の首飾り(腕力・脚力小up)
紫甲殻の胸当て(防御up)、甲殻の肩当て(防御up) 、兎のブローチ(跳躍力小up)
Pホルダー、甲殻の戦闘ブーツ(防御up) 、紺色のマント(耐性&魔力up)
【紗良】『回復』『光紡』『解読』
盾、戦闘革スーツ、鬼面(ステータスup)、獣の尻尾(身体能力up)
遠見の指輪(遠見)、蛍のブローチ(暗視) 、ミケ用背負子
【香多奈】『応援』『友愛』『魔術の才』《精霊召喚》
盾、戦闘革スーツ、蟲のブローチ(土耐性小up) 、白銀の額当て(魔法抵抗小up)
護人と姫香は、武器の強化も巻物と魔結晶を使って妖精ちゃんにして貰っている。そのうえ“裏庭ダンジョン”で獲得した甲殻装備とその素材を、企業にオーダーメイドに出した。
その結果、魔法の装備を基に同じような装備品を2セットずつ獲得した。改造と素材からの新調に数十万程掛かったが、頼んでいたデザインも随分と良くなって戻って来てくれた。
革スーツの上からも着用が可能なので、間違いなく前衛2人の防御力は大幅にアップしている。更に姫香は、紗良にマントも造って貰った。
そちらは魔法耐性と魔力のアップする、良品装備で防御にも使えると言う。このプレゼントに、姫香も大喜びで姉に抱き着いていた。
ついでに、赤いマントの護人と紺色のマントの姫香、対比もバッチリ。後衛の装備に関しては、実は武器すら持っていない完全チームサポート用の装備である。
紗良の背負子なんて、まさにミケのための足置き場に他ならない。何しろ鞄は魔法の品なのだ、重さは余り関係なかったり。
関係無いと言えば、後衛の紗良は魔法の装備で身体能力を上げる必要はそんなには無い。それでも恥ずかしい鬼面(お面を斜めに被っているが)や尻尾(これはかなり恥ずかしい)を装備してるのは、運動神経の無さに後れを取る場面が多いから。
探索について行くだけで、体力や身体能力は結構必要なのだ。それをカバーするために、家族(主に香多奈)から装着を勧められた次第。
今はその補正能力、本人は凄く満足して探索になくてはならないモノに。そして『遠見の指輪』と『蛍のブローチ』のコンボ技は、今も健在で複雑な地形のダンジョンでは超有能。
ただ最近は、ハスキー軍団が先走って探索して調査の必要が薄れている気も。
香多奈に関しては、余り物の魔法の装備を貰って満足しているレベル。探索に連れて行って貰えるだけでハッピーな少女は、装備品については実は特に何も要望は無かったり。
そしてチームでの主な役割は、撮影だったり『応援』を仲間に飛ばす事だったり。爆破石での戦闘サポートは、乱戦では味方を巻き込む恐れがあるので限定的。
さすがにヤンチャな末妹も、そんな事故は起こして無くて何より。
【レイジー】『魔炎』『歩脚術』《狼帝》
戦闘ベスト(耐性&魔力up+攻撃×2、防御強化×1)
山嵐の首輪(反射反撃効果up) 、戒めの腕輪(魔法防御中up)
【ツグミ】『影縛り』『隠密』
戦闘ベスト(耐性&魔力up+防御強化×2) 、蛙の腕輪(水・氷耐性小up)
【コロ助】『牙突』『体力増』
戦闘ベスト(耐性&魔力up+攻撃×1、防御強化×1)
河童の首飾り(HPオート回復)、真珠の首飾り(HP増加)
ハスキー軍団3匹も、紗良のお手製の戦闘ベストを探索時には着用するようになっていた。最近の立て続けの布地の入手で、その能力は飛躍的に上昇した次第。
ただし、効果はそこまで高くなく、巻物での強化の方が効果はずっと高いようだ。色々と試行錯誤しながら、紗良は妖精ちゃんに弟子入りして知識を蓄えてる最中。
その内に、もっと良い装備を自作可能になるかも知れない。ちなみにレイジーの『山嵐の首輪』の反射反撃効果については、未だ一度も発動を見掛けた事は無い。
それは良いのだが、問題は最近の戦闘ベストの機能更新に伴う、コロ助の装備変更である。“配送センターダンジョン”の秘密の宝物部屋で入手した、HP増加効果を持つ『真珠の首飾り』。
高価な為に秘蔵していた宝石だが、命の方が大事と使用に踏み切る事に。姫香辺りからは、せめてレイジー(♀)かツグミ(同じく♀)にとの意見もあったのだが。
どう考えても、一番戦闘で体を張るパターンが多いのはコロ助である。
そんな訳で、戦闘ベストに隠すように縫い込まれた真珠の首飾り(本物)であった。変に戦闘で傷つかないようにと、紗良と姫香の祈りは届くのかは定かでは無い。
ただまぁ、ハスキー軍団が愛されているのは間違いのない事実。
【ミケ】『雷槌』《刹刃》
鬼の首飾り(MPコスト減)、ルビーの指輪(MP増加)
【ルルンバちゃん】『吸引』《合体》
電気スタンド、電動ネイルガン、削岩機、乗用草刈り機、チェーンソー
ドローン、小型ショベル、マジックハンド
襤褸のグローブ《念動》、魔銃リボルバー(魔玉射出&威力増大)
【妖精ちゃん】『錬金術』
そんな訳で、もう1つの本物の宝石の『ルビーの指輪』は無事にミケの元へ。こちらも同じく長らく秘蔵されていたモノで、間違っても落ちないよう首輪に装着された。
本人が気に入ってるかはともかく、少なくともミケの弱点のMP不足は多少なりとも改善された。中ボス戦などでの、容赦の無い畳み掛けはより熾烈になる予定。
そしてルルンバちゃんだが、初回から愛用していた装着品は全て着脱可能な優秀さ。《合体》スキルは物凄く優秀で、護人もトラクターやコンバインまでは試した事はある。
それ以上の大物となると、さすがに自制が働いて未だ確かめてはいない。自家用車の類いは、かなりの確率で行けそうな予感はあるけど不明なまま。
確かにキャンピングカーと《合体》して、運転して貰うのはやり過ぎな気が。ちなみに魔銃だけど、射撃の技能の無いAIロボの命中率は意外と高かった。
魔玉は投げれば拡散爆発するが、魔銃で撃つと貫通タイプの破壊力になる。その威力は相当なモノだが、家長の護人が銃の類いを扱うのに忌避感を感じており。
最初は香多奈のモノになりそうなのを、ルルンバちゃんの装備になったと言う経緯が。そしてルルンバちゃん自身も、余りこの武器を好きでは無いみたい。
特に小型ショベルのボディだと、そのパワーに頼る傾向が。殴った方が断然いいジャンと、戦闘では接近戦ばかりを好む始末。
そんな訳で、せっかくの強い武器の魔銃だが、今後活躍の機会は薄い気も。最後に妖精ちゃんだけど、装備の類いは一切持っていないのを記述しておく。
たまに気分によって、小さなポシェットや小さな棒を所持する程度。
小島博士のゼミ生達は、思わぬ贈り物に最初ひたすら恐縮していた。それでも探索は命懸けと言う言葉に、買った装備品は受け取って貰えた。
来栖家としては何より、その代金は探索で稼いで返して貰う予定。この新たなお隣さんとは、引っ越しがひと段落着かない内から交流が始まっていた。
そんな彼らが特に興味を持ったのは、来栖家で秘かに栽培をしている異界の植物。これを取り揃えたビニールハウスに、ゼミ生の何人かは入り浸る始末。
紗良も現在取り組んでいる、戦闘用“木の実”の果汁取り出しに、彼らから助言を貰う始末。何しろ妖精ちゃんは、香多奈がいないと通訳が出来ないのだ。
しかも本人が結構な気分屋で、1時間も同じ場所に留まっていられない気質。その為の甘味は、手段として必ず取り揃えている紗良である。
実はハスキー達の戦闘ベストの作製に関しても、妖精ちゃんの助言はとても役に立った。チビ妖精の『錬金』スキルがなければ、2つの特性の共存は無理だったかも?
とにかく紗良も、学ぶ事が多いなと気付く今日この頃である。それと同時に、自分が貢献するのはこんな感じのサポート面だと強く自認する紗良。
探索で足を引っ張るのは、この際致し方がない。その分、情報収集やら装備品を製作したり、薬品の管理をしたりの縁の下の力持ち役を頑張る所存。
新たに便利な“果汁”飲料を発明出来れば、戦闘の危険度もグッと下がる筈。何しろ木の実は、パワーアップが分かっていても何個も胃に収めるのは大変なのだ。
これが飲料になれば、どれだけスムーズな強化が可能になるか。
――教えを乞える存在が近くにある素晴らしさを、改めて感じる紗良であった。
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