158 / 162
1年目の秋~冬の件
家族がバラバラの場所に飛ばされてしまった件
しおりを挟む1人ボッチでワープ魔法陣で飛ばされて、紗良は途方に暮れていた。いや、実際は肩の上にはミケが、すぐ隣には小型ショベルのルルンバちゃんが鎮座している。
恐らくアレは、罠のタイプの仕掛けだったのだろう。そして飛ばされたのは、水の中にいるような妙な感じのエリアだった。
隠しエリアだろうか、少し息苦しいのが気に掛かるが今はどう仕様もない。周囲を見回すが、家族の姿は近くには窺えなかった。
とは言え、下手に動いて偶然出会う確率は、とても少ないのは常識で分かる。だからと言って、ここでじっとしているのも不安には違いなく。
試しに紗良は、ミケとルルンバちゃんの名前を呼んでみた。両者ともしっかり返事してくれて、まずは安心出来たが次は何をすべき?
そこで思い付いたのは、遠見の装備で周囲の確認をしてみる事。
そして数分後、どこを見回しても誰の姿も見掛けない事を改めて知る破目に。実際、獣人の集落や隠されている宝箱の位置だけは把握出来た。
獣人は、水の中でも自在に動けるザリガニ型の強そうな奴らで、数もゆうに30匹以上。この兵力だけで突っ込むのは、いかにも無謀ではある。
紗良は諦めて、じっとその場で待つ手段を選択する。
「席に座らせてね、ルルンバちゃん……みんなで取り敢えず、誰かが迎えに来るまで待ってようか。それとも、このエリアから脱出するのを頑張った方が良いのかな。
ミケちゃん、どう思う?」
「ミァーッ」
ミケは答えてくれたが、生憎と通訳の末妹がいないと何て言ったのか分からない。ルルンバちゃんは紗良がシートに座っても、進み始める気配は無し。
彼自身も、どちらに進んで良いのか分かっていないのだろう。それにしても、何とも不思議なエリアだ……本当に水の中にいるようで、さっきから少々息苦しい。
ひょっとして、時間を掛けて溺れ死んでしまうのではないかと言う、そんな恐怖が心中に湧き起こる。それでもどう仕様も無い紗良は、勇気を貰うように小柄なミケを優しく撫でてみる。
その時、ミケの身体に確実に緊張の波が沸き立ったのに気付いた。驚いた紗良は、咄嗟に周囲の変化を窺ってみた。
すると正面右手に、さっきまではいなかった魚影の様なモノが出現していた。それが確実に、どんどんこちらへと近付いて来る。
その接近に気付いてから、魚の群れの襲撃に遭うまでの時間はやたらと短かった。慌てて対応するルルンバちゃんと、ミケの魔法の雷攻撃の放出。
熾烈な初撃は、しかし敵の数を半分程度に減らした程度。なおも魚影はもの凄い勢いで体当たりをして来て、頑丈な小型ショベルのボディが揺れまくる。
その度に、悲鳴を上げる紗良だが直接の被害は今の所無し。
香多奈の感じた微かな鳴動だけど、少女の目の前20センチの場所で起こっていた。水の渦がクルクル回る、そんな現象が目の前で起こっている不思議。
香多奈は目を丸くして、ただ眺めているだけだったのだけど。それが小さな人の形を取り始めると、びっくりして叫んで尻餅をついてしまった。
その拍子に、少女のポケットで熟睡を決め込んでいた妖精ちゃんが起きて来た。そして漂う小さな水の精霊に、ハローと元気に挨拶を飛ばす。
向こうもハローと返事をして、これで挨拶合戦は終わったみたい。それから不意に、ここは何処だと威張った感じの妖精ちゃんの質問に。
現状を思い出した香多奈の、マシンガントークが炸裂する。それを聞いていた小さな淑女は、具現化した水の精霊に道案内を頼んでやると請け合ってくれた。
喜ぶ香多奈と、その隣で飽くまでのんびり構えているコロ助と言う構図。コロ助に関しては、どうもこのエリアでは鼻も利かないらしい。
でもまぁ、用心棒&戦力としては信頼出来る末妹の相棒である。ちょっとのんびり屋さんではあるけど、それは性格なので仕方がない。
自分の役割を聞いた水の精霊は、そんじゃ仲間を探すねとお気楽な返答。そんな簡単に行くのと、驚き質問する香多奈に任せておけと勇ましいその素振り。
それからしばらく耳に手をやって、お澄まし顔の水の精霊。そして張り切り顔で、こっちに冒険者が1組いるなと小さな指を左に向ける。
女の子と猫がいるとの話なので、紗良姉さんとミケさんかなぁと見当をつける少女。それじゃあ移動しようかと、こちらも呑気な香多奈である。
ところが水の精霊の案内は、こっちに行ったり逆方向に歩いたり。どうやら攻撃的なモンスターが、このエリアにも割と徘徊しているらしい。
意外と頼りになる案内役に、驚き顔でついて行く1人と1匹である。
ところでこの水の精霊、どっから出て来たのと不思議顔での香多奈の質問に。お前が《召喚》したのだろう? とチビ妖精に不思議顔で返されて、混乱する末妹。
どうやら我知らず、例の《召喚》スキルを発動していたらしい。呼び出された精霊が、妖精ちゃんと性格が余り変わらないのはアレとして。
役には立ってるし、偶然にしても上々の結果では?
そんな事を思っていると、不意に前方の丘の向こうから戦闘音が響いて来た。それに反応して、コロ助が吠え立てて戦闘参加して良いかのお伺い。
雷の放出音も聞こえて来るし、恐らく紗良とミケのグループだろう。香多奈はすかさず、『応援』を掛けて、コロ助にゴーサイン。
疾風のように駆けて行くコロ助、残された香多奈は丘の上に移動して戦況を見守るのみ。何せ自分には戦闘能力も無いし、武器の類いも全く無い……と思っていたら魔玉の存在を思い出した。
パッと見、魚の群れに襲われていたのはルルンバちゃんに間違いなかった。紗良とミケは、恐らく搭乗席にいるのだろう。
そう願って、爆破石で援護を開始する少女である。水の中での投擲は難しかったが、何とここでも水の精霊が手伝ってくれた。
さすが、このエリアは水の精霊のホームグラウンドである。水流を自在に操って、香多奈の渡した魔玉を敵のど真ん中で爆破させている。
敵の魚群は全部が人のサイズで、突進力は厄介だったが結局は雑魚の群れだった。残り数匹になると、散り散りになって逃げて行く哀れな敵影である。
そんな中、家族に駆け寄って安否の確認に忙しい末妹。
「紗良お姉ちゃんにミケさん、無事に会えてよかったよっ! えっと、ルルンバちゃんも当然だけど無事だよねっ!?」
「香多奈ちゃん、良かった……!」
お互いの無事を確認して、抱き合って喜びを分かち合う姉妹。紗良とミケは、敵の突進をルルンバちゃんの搭乗席で何とかやり過ごせていたようで何より。
香多奈としても、ルルンバちゃんの改造に携わった甲斐があったと言うモノ。ミケも何気に、継続戦闘能力が伸びてたよとの紗良の報告に。
どうやら高価装備の『ルビーの指輪』の、MP増加効果が効いている模様。とにかく敵も退けたし、逸れた家族とも合流は出来た。
ただし、護人と姫香が未だどこにいるかが不明と言う。恐らくハスキー達も付いているだろうが、果たしてこのエリア内にいるのだろうか。
そんな香多奈の言葉に反応した水の精霊が、この特別エリアにニンゲンの気配はもう無いかなとの返答。とすると、まずはこのエリアからの脱出が先?
ここは息苦しいし、HPにダメージ入ってるかもとの香多奈の発言に。それじゃあコレ食べてと、紗良は鞄からチムソーの実(HP50%上昇)を取り出す。
それをペット達と分け合って食べて、後はMP回復ポーションでの水分補給。これで休憩はバッチリだが、道中はやや不安かも。
取り敢えずは予備の金銀シャベルを取り出して、お互いの武器として持っておく事に。それから水の精霊の案内で、この不思議エリアの出口へと誘導して貰う。
その道中は思いっ切り端折るが、結構大変な道のりだった。ピラニアみたいな獰猛な魚に絡まれたり、でっかいナマズに呑み込まれそうになったり。
戦力が半減以下のこのチームでも、それらを退けられたのは僥倖だった。主にエースのミケの踏ん張りと、身体を張って紗良と香多奈を庇ったコロ助とルルンバちゃんの殊勲だろう。
そんな訳で、何とか30分後には目的のワープ魔法陣の前まで辿り着いた。
「良かった、何とかここまで辿り着けたねぇ……息苦しさが結構増してたから、これ以上の滞在は結構不味いレベルかも知れないね?
どこに出るか分からないけど、とにかくワープしよう、香多奈ちゃん!」
「そうだね、本当に苦しいよ……あっ、水の精霊が案内ここまでだって! さよならだって言ってる、私の力が弱過ぎるからこのエリアでしか来て貰えないみたい。
残念だけど、ここまでありがとうねっ!」
そんな訳で、充分に役立ってくれた水の精霊はここでお別れの流れに。お礼を言いながら、紗良と香多奈は揃ってワープ魔法陣へと飛び込んで行く。
それに続くコロ助とルルンバちゃん、果たして次はどこへ飛ばされるのやら?
マントに騎乗した姫香とツグミのコンビは、相変わらずダム底のエリアを彷徨っていた。途中で何度か、ツグミに遠吠えを催促してその反応を窺ってみるのだが。
それでやって来るのは、暗殺者タイプのトカゲ獣人とか、マッドマンの群れとかそんなのばかり。お陰でコンビの戦闘訓練は充分にこなせた姫香とツグミである。
ただし、肝心の家族との邂逅には至れていない1人と1匹である。今もサハギンのハグレ集団数匹と、斬り結んでの勝利を収めた所。
回復役の紗良がいないので、怪我に注意は勿論なのだが。頼りにしていた護人の不在で、不安ばかりが増す道中である。
香多奈の騒がしさも、今となっては懐かしい限り。探索と言うのは単独でするモノでは無いと、改めて感じている姫香である。
この周辺は結構動き回っていて、近くの集落の場所もすべて把握してしまった。それだけの時間を滞在しているのに、家族の誰にも出会えていないと言う現実に。
実際、姫香のメンタルは少々へこたれて萎れそうに。それでも戦闘後に休憩を取りつつ、さて次はどうしたモノかと考え込む少女。
とは言え、現状で取れる手段はほぼ限られている。つまりはツグミの遠吠えでの、居場所発信しか手立ては思いつかない有り様。
思い切っての階層移動も考えたが、今のコンビでは集落攻めはちょっと厳しい。大型モンスターの方がまだ目はあるが、それは本当に非常手段である。
そんな訳で、集落を避けて移動しながら、ツグミに遠吠えをお願いする作戦を続行する。休憩を切り上げて、さて移動しようとした矢先の事であった。
どこかで聞いた様な賑やかな戦闘音が、右手の丘の向こうから響いて来た。姫香も驚いたが、相棒のツグミの燥ぎようは普通じゃないレベル。
早く合流しようと、姫香を急き立ててダッシュでその音の元へと駆けて行く。
「えっ、いつの間にそんな所にいたの……香多奈に紗良姉さん、本物なの!?」
「あっ、姫香お姉ちゃんだっ……いきなり出会えたよっ、助けてっ! ワープでこっちに着いた途端に、モンスターの群れに絡まれちゃった!」
「姫香ちゃん、やっと出会えたっ……! 良かったぁ、これで後は護人さんとレイジーちゃんと合流するだけだねっ!」
紗良の叫びに、一瞬だけ気落ちする姫香だが。もちろんこの危機を脱するのが先だと、勢いよくトカゲ獣人の群れに飛び込んで行く。
ツグミはその速度を活かして、既に敵に噛み付いての大暴れの最中。負けずに愛用の鍬で殴り掛かる姫香、姉と合流すればもう怪我の心配はせずに済む。
その動きは、さっきより数段の切れを取り戻して暴虐の如し。香多奈の声援にも後押しされ、戦闘はほぼ短時間で終了の運びに。
転がった魔石を回収する香多奈とルルンバちゃんは、いつも通りで安心する姉2人である。ただしやっぱり、護人の不在は重要案件には違いなく。
そもそもこの層にいるのかなとか、そもそもこの層は何層エリアなんだろうと、姉妹で話し合うももちろん結論は出ず。
取り敢えず今度は、ツグミとコロ助のデュエットで遠吠えに挑んで貰う事に。その後必死に全員で耳をそばだてるも、残念ながらレイジーの応答は聞こえず終い。
これは本格的に、階層移動に作戦をシフトした方が良いかも知れない。休憩しながらそんな事を話し合い、次の行動を姉妹ですり合わせ。
結局は、ツグミが偵察で発見した大型の亀型モンスターと一戦交える事に。これを倒して、取り敢えず次の層へと向かってみようとの結論である。
さすがにこの層に1時間近く滞在して、反応が何も無いのは変だとの意見が姫香から出たのだ。水のエリアにいた紗良と香多奈も、概ねそれに同意しての移動と相成った次第。
ただし盾役抜きで、大型モンスターとの戦いは結構しんどい。
ルルンバちゃんが頑張るのだが、噛み付きやアクアブレスの大技には翻弄されっ放しで何度もピンチに。エースのレイジーの不在も、地味に討伐時間に響いて来そう。
それでも頑張る子供たち、顔面部分に攻撃を集中してダメージを与え続ける。どんどんボロボロになって行くAIロボだが、一歩も引かずに敵をアームでガシガシ殴り続けてのヘイト取り。
中盤以降は、ミケの魔法攻撃が敵の動きを怯ませるのに役立った。『雷槌』での麻痺効果が手伝って、姫香の『旋回』込みの鍬の攻撃が首筋にクリティカルヒット!
動きが完全に鈍くなってからは、後はもう押せ押せムード。10分以上に渡る戦闘の結果、何とか勝利と次の階層へのワープ権利を取得した一行であった。
そして休憩の後、子供達&ペット勢は家族の合流を信じて次の層へ。
――その結論が正しい事を、信じてワープ移動を果たすのだった。
――― ――― ――― ――― ―――
『フォローに追加』をしてくれたら、護人が来栖家に招いてくれます♪
『ハートで応援』をポチッてくれれば、薔薇のマントに気に入られるかも!?
『☆ポイント』で応援しないと、妖精ちゃんの手下にされちゃうぞ!w
1
あなたにおすすめの小説
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる