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ダンジョン都市
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しおりを挟む「えーーっと、無事にパーティー登録できて、良かったね?俺、ウレシイナ!」
「ええ、私もトウヤとパーティーを組めて嬉しいです」
「俺も仲間はずれにされず嬉しいなァ?」
うん!みんな嬉しい!よかったね!
俺たちパーティー!
さっき迄の黒いオーラは何処へやら、俺を見てニコニコと微笑むロワンと、ニヤニヤと笑いながら、未だに俺の尻を撫で回すアルド
ロワンに笑いかけながら、アルドの手を軽く叩き「じゃ、俺は買い取りカウンターに!」とその場を逃げ出した。
買取カウンターは、登録カウンターの反対、左奥に位置している
「私も一緒に」
そう言って俺の後ろにはロワンがつく
アルドはまた依頼書を見に行ったみたいだ
「仲良くしよう??」
「……善処します」
カウンターの前で後ろについたロワンを見上げてそう言うと、苦笑いしたロワンが俺の髪を梳いた
仲良くは無いけど、仲が悪いとも言い切れないんだよなあ…
野宿してる時も、俺が寝た後2人でよく話をしているし
髪からロワンの手が離れたので、足を動かし買取カウンターを目指す
まあ、とりあえず、今は早く魔石を売ろう。そして早く街に入ろう、お腹が減った!
買取カウンターにいた女性に先程貰ったギルドカードを提出し、魔石を売りたい旨を伝え、促されるままカウンターの上へと4つの魔石を並べた。
赤が2つと、青と黄色が1つずつ。大小様々だ
「少々お待ちくださいね」
そう言った女性が魔石を手に取り、頭を下げてカウンターの下で何かゴソゴソとした後、頭を上げた
「魔石4つで、12万Gになります。
硬貨、紙幣どちらをご希望ですか?」
120000G
あまりの額に、ゆっくりとロワンを見上げると、俺と目が合ったロワンは少し不思議そうな顔をした後、ニッコリと笑った。
え?12万だよ?ロワンさん分かってる??
それともこの世界では大した額じゃ無いの?
でもアルドと泊まった宿屋は2人で9000Gだった。スキルで買うご飯各種も、G表示だけど、金額は俺が元いた世界と変わらない
だから12万Gとは、12万円って事だろう。多分そう思う
魔石ってそんなに価値あるの?
2人とも要らないって言ってたけど…
もしかして、2人ってとんでもないお金持ちだったりする…??
この魔石、本当に俺が貰っても大丈夫なやつだったのだろうか?
金額が金額すぎて、急に不安になってきたんだけど…
「トウヤ、硬貨がオススメですよ」
「じゃ、じゃあ硬貨で……」
俺がしどろもどろしていると、背後に居るロワンがそう耳打ちしたので、目の前の女性へと言葉を繋いだ
もしかして、硬貨か紙幣どちらにしようか悩んでると思われた?
お金の事は後で改めてしっかり教えてもらおう…そうしよう
「それではこちら、金貨12枚です」
「…ありがとうございます」
今回はチャージしないように、とアイテムボックスへ収納!
「っ!収納魔法が使えるんですか?!」
「えっ…」
カウンター向こうのお姉さんが、勢いよく立ち上がり椅子が倒れる音が響いた
さっきまで騒がしかったギルド内がシーンと嫌な静まり方をし、気の所為と思いたいが、背中に熱い視線を感じる
隣でロワンが息を詰め、しまった…と小さく漏らした
もしかして、俺ヤバい事したのかな。したんだろうな。
アルドの前で初めてアイテムボックスを使った時のあの反応を思い出す
「収納魔法では無く、彼のスキルです。」
「スキル…?スキル持ちなんですか?!」
「ええ。20の箱というスキル…ご存知ですよね?」
「はい。はい!…登録済みのスキルですね」
呆気に取られる俺を他所に、爽やかな笑みを張り付けたロワンが、冷静に言葉を続ける
そういえば、スキル持ちは珍しいってアルドに聞いたような聞かなかった様な…いや、ロワンに聞いたんだっけ?だめだ。よく覚えていない。
でも確かに、ロワンもアルドもランクは高いが、ステータスにスキルの表示はなかった
これについても後で詳しく教えてもらおう。
この世界の事については、まだまだ知らない事ばかりだ…
ここは大きい街みたいだし、本屋…若くは図書館でもあればいいんだけれど
「スキル持ちの方、久々に拝見しました……。スキル保持者は後から新しいスキルが顕現する可能性も秘めてますので、その際は直ぐに!当ギルドへ報告して下さいね!」
「はい。勿論です
では……トウヤ、行きましょう」
「あ、うん!」
笑みを絶やさないまま、ロワンが俺の左肩に触れ、踵を返したので、慌ててその後ろにつき、出口へと向かって歩きだす
なんだかジロジロと見られてる気がするな…と思いながら、未だに静まり返ったままのギルドを後にした。
「まず宿屋を決めましょうか」
「昼飯は??」
俺たちより少し遅れてギルドから出てきたアルドが、ロワンへと不機嫌そうに言い放った
確かにお腹減った…
「お昼食べてから宿屋決めない?」
「…わかりました。
トウヤのお口に合えば良いのですが…」
俺の提案を飲んだロワンが少し不安そうな顔を浮かべて見せる
そんな不安そうな顔しなくても、こんなに良い匂いしてるのだから美味しい筈だ!
広場から街へと続く道から漏れ出す食欲を掻き立てる美味しそうな香り…「大丈夫!」とロワンに笑ってみせ、3人で先ずはこの美味しそうな香りの元へと行く事にした。
そう、俺は忘れていたのだ
アルドが狩ってきたレッドチキンマトンを食べたあの日の事を
「どうですか?」
「………うん。」
沢山の人が練り歩く石畳の道路、煉瓦造りのオレンジ色した建物が軒を連ね、軒先には青と白のストライプのシェードが伸び、その下ではカラフルな食材や美味しそうな肉などが所狭しと並べられている。
条例でもあるのだろうか?と思う程、店舗の外観は統一されていて、圧巻の景色だ
そんな揃った街並みの中の一つの店、とても美味しそうな匂いを漂わせる、串焼き屋
その店の前で、串肉を片手に俺は、ロワンへとなんとも言えない返事をした。
とても、美味しそうな匂い。この香りだけで米が食える!って言うアルドの発言も納得の香り
だが、購入し食べた肉の味は……美味しくない。
その一言に尽きる
切った肉をそのまま焼いただけで、味付けなどは全くされていない
臭くて硬い、噛んでも噛んでも肉が解れず、一体いつになれば飲み込めるサイズになるのだろう…と思う程ずっと口の中に居座り続けてくる
さすがに店の前でマズイ!と言うわけにもいかないので、少し歩いた所で残りの串肉をアルドに押し付けた。
「なんだ?腹膨れたのか?ちゃんと食わねーと細いまんまだぞ?」
「うるさいなあ。とりあえずこれ食べて…」
「いらねーて言うなら食うけど」
「うん。…ごめん、いらない」
美味い美味いと肉を頬張るアルドを横目に、ロワンを見やると困ったように笑っている
ごめん…心配してくれてたのに、適当に大丈夫とか言って!そうだよ!なんで忘れてたんだろう。最初に食べた串肉も、すっごく良い匂いしてたけど、すっごく不味かったじゃないか!
もしかしてだけど、この世界の食べ物ってこれが普通なのだろうか…いや、そんな訳ないよな?
もしそうなら、俺は異世界飯を諦めて一生コンビニ生活になるんですが…!
「…トウヤ、考えてることは分かります。
残念ですが、この街に売ってる物の中でも、この串肉は美味しい方です」
「これがマシな方だって言うの……?」
「ええ、ですが、他の町に行けばもっと美味しい所もありますし!高級食材なども、もう少しマシです!」
「高級食材……」
それを買って食べるならコンビニで良いよ!
次に行く町は、美味しい物が食べれる所にしてもらおう。是非そうしてもらおう!!
「宿屋を決めて、部屋で食事しますか?」
「うん、そうする」
どれくらいこの街に滞在するかは決めていないが、ここにいる間はずっとコンビニ飯に確定しました!
本当に100年に一度、異世界人来てる?こんな酷い食文化あっていいの?!
味付けや下処理の問題とかでは無いのだろう…もう素材そのものが美味しく無い
元いた世界の品種改良を繰り返してくれた人々には本当に感謝しないといけないな…
「どの様な宿屋がいいですか?」
「うーーん。シャワーかお風呂があって、綺麗で安いところかな?」
「…だそうです。アルド」
「冒険者になったんだ、ギルド直営の所にしよーぜ」
硬い肉をあっという間に嚥下したアルドが、着いてこいと歩き出した
冒険者ギルド直営、そんな宿屋もあるのか……確かにそれなら安そうな気もする。
そう、そうだお金の話!
宿屋へと向かう道すがら、まずはお金の価値についてと、今後冒険していくに当たっての報酬の分配方法を3人で話し合った。
俺が理解した内容によると、国によって多少の差はあるが、価値は俺が考えていた通り1G、1円。
基本的に使われるのは4種類の硬貨
鉄貨10G、銅貨100G
銀貨1,000G、金貨10,000G
紙幣も使われる事は有るが、10,000Gと1,000,000Gの2種類しかないそうだ。
そして何より重要な報酬の分配方法。決めるには少し時間がかかるかも…と思っていたが、案外あっさりと決まってしまった。
冒険者として3人で得た報酬は、ギルドからの達成報酬も、魔石などの売却報酬も全ては俺の懐へ。
ロワンもアルドも、昔戦争に参加した際の手当を毎月魔王から貰っているらしく、お金は必要無いと言われてしまった。
だが、勿論それで俺が納得する筈は無い
モンスターと戦うのだって殆ど俺以外の2人な訳だし…
なので、冒険者として得た報酬は一度は俺の懐に入るが、3人分の宿代と食事代は俺が負担する。残ったお金は俺が好きに使ってよし!という話で纏まった。というか、纏められた、ロワンに。
お金の話が纏まる頃に宿屋につき、今は2部屋しか空いていないと言われたので、とりあえず2部屋お願いし、この世界に来て初めて現金でのお支払いをした。
3人2部屋食事なしで、3,500G。
安い。…え、安いよね?
案内された部屋は斜め前同士で、部屋割りについてはご飯の後考える事にした。
全面板張りの少し小さな部屋には、小さな窓の下にセミダブルくらいのベッドと、小さな机が一つ
そしてなんと、この宿の地下に大浴場があるらしい!早く行きたい!
ここまでの道中、ロワンの水魔法で綺麗にはして貰っていたが、やはり日本人たる者お風呂に入りたい。浸かりたい!
ので、ご飯を食べた後早速みんなでお風呂に行く事にしよう。
まずは美味しいご飯だ
「何かリクエストあるー?」
小さな机の周りに3人で座り込み、コンビニの画面を開く
「私は今週のパスタがいいです」
「俺は一位の弁当!!」
ここまでくる道中、何度もコンビニにお世話になり、発見した、今週のオススメと、今週のランキングページ。
特に食べられない物が無い2人は、少し前からこういう形で注文してくれるので、大変有り難い
人が食べる物を選ぶのって結構面倒臭かったんだよな…
アサリのボンゴレパスタと、チキン南蛮弁当か……俺もロワンと同じパスタにしよう!
ちなみに一昨日、ロワンの提案…というか脅しで、アルドが一食で食べる弁当は3つまでと決まった。決められた…
まあ、3つも食べれば十分だと思う
パスタ2つ、弁当3つをカートに入れ、後は緑茶と紅茶を2つ、そして購入
小さな机に3人分の食事を並べ、各々食べ始めた。
「…ところで、部屋割りなんだけど」
口内のパスタを咀嚼し飲み込んでから、まずはロワンへと話を振ってみる。
何故ロワンかというと、出来ればアルドと同室は避けたいからだ
アルドと2人っきりで密室とか、スタットの宿屋を思い出して、気が気じゃなくなりそう…
ゆっくり疲れを取りたいから、ロワンと同室か…若くは1人部屋が希望!だけど、アルドとロワンが同室って本人達的にはどうなんだろうか?
あまり仲がいい訳じゃないみたいだし
「トウヤはお一人で。私とアルドが同室…と思ってましたが、どうですか?」
「っえ?本当に?」
「俺はトーヤと同室がイイだけどなァ?」
「ダメです。貴方は私と一緒です」
異論は認めない、と言わんばかりにロワンがピシャリと言い切り、俺はめでたく?1人部屋をゲットする事になった。
不安材料が一つ減った事もあり、アサリのパスタがより美味しく感じる…
そういえば、こっちの世界の食べ物って肉しか食べてないかも?魚介類は美味しかったりするのだろうか……
次の町は海の見える町が良いかなあ…
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