3 / 32
3
しおりを挟む
由紀恵が横浜に出かけるという。
「横浜のどのあたり?」
どこに行こうが興味もないが『あ、そう』だけでは冷たいかな、と訊いてみる。
「友達と一緒だからなんとも言えないけど。元町とか、外人墓地とか? 多分、一泊してくると思う」
「ふぅん……買えたら元町の喜九屋でラム玉、買ってきてよ」
別に食べたくもないが、言っておく。そんな些細なおねだりが、由紀恵を喜ばすと懐空は知っていた。
さすがに五年もの間、必ず月に一度、出かけては一泊する由紀恵を懐空が怪しんでいないはずもなく、由紀恵にしても懐空が気付いていないとは思っていない。
きっと由紀恵は後ろめたがっている、そう感じる懐空は気にしていない風を装い、土産を強請ってみたりする。リクエストに応えることで、由紀恵の後ろめたさが少しは軽減されている気がした。
だいたい、普段は化粧しない由紀恵がその日ばかりは薄化粧をし、いつもよりはおしゃれな服を着ている。いくら僕が鈍感でもさすがに気が付くよ、とこっそり苦笑する。
懐空が知る限り、懐空が大学を卒業するころまで、由紀恵に恋人がいたことはない。懐空を育てることのみが由紀恵の生きる意義だったように見える。化粧もしなければ着飾りもしない。これと言って趣味があるわけでもなく、遊びと言えば仕事先の付き合い程度しかない。
そんな由紀恵に恋人ができた。はじめはショックでどう対応してよいか判らなかった懐空だったが、それから五年だ。むしろそんな相手が由紀恵にいることで安心している。
息子の懐空が言うのも変だけれど、この五年間で、由紀恵は少し若返った。他人に言われてもピンとこなかったが、確かに由紀恵は美人なのだとやっと気が付いた。
恋が母さんを若返らせ、綺麗にしている――つまり母さんは幸せを感じている。それに気が付いた時、なんで僕は裏切られた気分なんかになったのだろうと、懐空は反省している。大事な母親が幸せでいることにショックを受けるなんてどうかしていた、と思った。
もちろんすぐに割り切れるものではなかったけれど、五年だ。五年もそんな状態が続けば、さすがに慣れる。不快感で具合が悪くなりそうだった由紀恵の外泊も、今ではなんとも感じない。
だけど心配していないわけではない。
懐空が気付いていると、気づいていながら何も言ってこない。実はこれこれこう言う人とお付き合いしているの的な話はあってもいいんじゃないか、と思う。それをしてこないということはオープンにできない相手、妻帯者と言うことだろうか? 由紀恵の年齢を考えると、充分あり得そうに思える。
そうでなければ、とんでもなく若い男とか? そうだとして、自分より若かったらどうしよう、と少し冷や汗をかく。でも、懐空は何も言えないと思う。
懐空が結婚を考えていた相手は懐空より十二も年上だった。それを打ち明けたとき、由紀恵は『相手が八十のお婆ちゃんでも、たとえ男でも』反対しないと言い切った。懐空が幸せならそれでいいと言った。その由紀恵の相手が若いからと反対できるはずもない。
ひょっとしたら訊かれるのを由紀恵は待っているんじゃないか、と思わなくもない。でも、もし妻帯者とか、懐空に言えない相手なら由紀恵は返答に困るだろう。結局迷って聞けずじまいの懐空だ。
由紀恵がそろそろ出かけるというときに、懐空があることを思い出す。
「そうだ、伊勢佐木町の友隣堂の前を通る? 今日、あそこで杉山涼成先生のサイン会があるはずなんだ。な――」
「行かないわよ!」
「う、うん……」
険のある言い方で言葉を遮られた懐空が驚いて黙る。
「あ……ごめんなさい、急いでるから。それじゃ行くわね」
懐空が呆気にとられる中、由紀恵は逃げるように出かけて行った。
由紀恵が杉山涼成を嫌っているように懐空には思えてならない。杉山の話が出るたび由紀恵の態度は素っ気ない。
以前、杉山のデビュー作が映画化され、このあたりの海岸も撮影に使われたが、その話をした時も興味がないというか、『勝手にすれば』みたいな感じで、何か冷淡なものを感じた。
懐空の名は、その映画化された杉山のデビュー作のヒロイン懐海を真似たと聞いている。てっきり由紀恵は杉山のファンなのだと思い込んでいた。由紀恵の本棚には古いその本が今も並べられている。
五年前、愛実の失踪に悩んでいた時、懐空は海岸で偶然、杉山と遭遇した。そして話を聞いてもらった。自分を見失いかけていた懐空が、立ち直るきっかけになった一つだ。
その時も由紀恵は、その男の人に感謝ね、と言いながら、それが杉山だということを無視していたように懐空は感じている。
由紀恵と杉山の間に何かあったのだろうか? そんな疑念が懐空に浮かぶ。
撮影現場に杉山が来ていて、それを知った由紀恵がサインでも求め、つれない対応でもされたのだろうか? それくらいしか懐空には思いつかなかった。でも、そんなことで毛嫌いするのは由紀恵の性格からは考えにくいことだった。
どちらにしろ、あれこれ考えたところで、結論が出ることじゃない。懐空が気にすることでもない――でも本心は、なぜかすごく引っかかる。気になる。そして、そんな自分もなんだか変だ、と懐空は感じていた。
自室でパソコンに向かっていると、庭で懐空を呼ぶ声がした。
「懐空! いるんでしょ?」
近所の寿司屋の娘で、幼馴染の満里奈の声だ。懐空より一年下だ。
懐空の部屋は二階にある。ベランダに出て見下ろすと、満里奈が見上げてニコニコと手を振った。
「寿司なんか頼んでないよ?」
「あー、やっぱり忘れてるんだ? いいから、降りておいでよ」
忙しいのにな、と思いながら階段を降りる。行かなければ行くまで満里奈は帰らないだろう。いつまでも庭から呼ばれるよりは、さっさと用事を済ませたほうがいい。
ダイニングの掃き出し窓を開けるとジョイが勝手に庭に飛び出して、尻尾を振って満里奈に駆け寄った。
「ジョーイ! 今日もいい子だね!」
満里奈がジョイの頭を両手で包み込むように撫でまわす。
「なんだったっけ?」
懐空の問いに、
「やっぱ忘れてるんだ?」
と、満里奈が剥れる。
「みんなで集まって飲もう、って話したじゃん。今夜だよ」
「あぁ……それ、言われたときに断ったよね」
「たまには付き合いなよ。陽平が懐空に会いたいって言ってたよ」
「うん……」
大学を卒業して地元に戻り、最初のころには出ていた地元の飲み会も、ここのところさっぱり出る気がしなくなった。仕事が順調になるのと比例して、どんどん居心地が悪くなる。仲のいい友人もいれば、そうでもない知り合いもいる。
仕事が順調ってことは、イヤでも世間に名が知られる。名が知られなければ仕事にならない。でもそうなると、中にはやっかむ者も出てくる。そういうことだ。
「少なくとも今日はダメ。締切が近い」
嘘だ。でも、この嘘は便利だ。
「そっかぁ……」
「陽平にはあとでSNSでも入れておくよ」
これで諦めて帰るだろうと思っていた満里奈がまだぐずぐずと何か言いたそうだ。
ジョイ、おいで、と部屋の中に愛犬を呼び込む懐空に
「作家の仕事ってそんなに忙しいの?」
と満里奈が訊いてくる。
「おかげさまでね――ジョイ、散歩の時間はまだだよ」
部屋に入るなり、リードが置いてある場所に張り付いたジョイに懐空が苦笑する。
「ジョイの散歩、わたしが連れて行ってあげようか?」
「いや、それくらいしないと、本当に運動不足になる。自分で行くよ――せっかく誘ってくれたのに悪いね。忙しいから、それじゃね」
「ねぇ、懐空!」
まだ粘るか、と内心苦笑する懐空に
「何時ころ散歩に行くの? 一緒に行っちゃダメ?」
と訊いてくる。それには軽く溜息を吐いた懐空だ。
「何のために? それに散歩って言っても結構早めのジョギングだ。満里奈にはついてこれないよ」
まだ何か言いたげな満里奈を無視して、じゃあ、と懐空は窓を閉めた。
「横浜のどのあたり?」
どこに行こうが興味もないが『あ、そう』だけでは冷たいかな、と訊いてみる。
「友達と一緒だからなんとも言えないけど。元町とか、外人墓地とか? 多分、一泊してくると思う」
「ふぅん……買えたら元町の喜九屋でラム玉、買ってきてよ」
別に食べたくもないが、言っておく。そんな些細なおねだりが、由紀恵を喜ばすと懐空は知っていた。
さすがに五年もの間、必ず月に一度、出かけては一泊する由紀恵を懐空が怪しんでいないはずもなく、由紀恵にしても懐空が気付いていないとは思っていない。
きっと由紀恵は後ろめたがっている、そう感じる懐空は気にしていない風を装い、土産を強請ってみたりする。リクエストに応えることで、由紀恵の後ろめたさが少しは軽減されている気がした。
だいたい、普段は化粧しない由紀恵がその日ばかりは薄化粧をし、いつもよりはおしゃれな服を着ている。いくら僕が鈍感でもさすがに気が付くよ、とこっそり苦笑する。
懐空が知る限り、懐空が大学を卒業するころまで、由紀恵に恋人がいたことはない。懐空を育てることのみが由紀恵の生きる意義だったように見える。化粧もしなければ着飾りもしない。これと言って趣味があるわけでもなく、遊びと言えば仕事先の付き合い程度しかない。
そんな由紀恵に恋人ができた。はじめはショックでどう対応してよいか判らなかった懐空だったが、それから五年だ。むしろそんな相手が由紀恵にいることで安心している。
息子の懐空が言うのも変だけれど、この五年間で、由紀恵は少し若返った。他人に言われてもピンとこなかったが、確かに由紀恵は美人なのだとやっと気が付いた。
恋が母さんを若返らせ、綺麗にしている――つまり母さんは幸せを感じている。それに気が付いた時、なんで僕は裏切られた気分なんかになったのだろうと、懐空は反省している。大事な母親が幸せでいることにショックを受けるなんてどうかしていた、と思った。
もちろんすぐに割り切れるものではなかったけれど、五年だ。五年もそんな状態が続けば、さすがに慣れる。不快感で具合が悪くなりそうだった由紀恵の外泊も、今ではなんとも感じない。
だけど心配していないわけではない。
懐空が気付いていると、気づいていながら何も言ってこない。実はこれこれこう言う人とお付き合いしているの的な話はあってもいいんじゃないか、と思う。それをしてこないということはオープンにできない相手、妻帯者と言うことだろうか? 由紀恵の年齢を考えると、充分あり得そうに思える。
そうでなければ、とんでもなく若い男とか? そうだとして、自分より若かったらどうしよう、と少し冷や汗をかく。でも、懐空は何も言えないと思う。
懐空が結婚を考えていた相手は懐空より十二も年上だった。それを打ち明けたとき、由紀恵は『相手が八十のお婆ちゃんでも、たとえ男でも』反対しないと言い切った。懐空が幸せならそれでいいと言った。その由紀恵の相手が若いからと反対できるはずもない。
ひょっとしたら訊かれるのを由紀恵は待っているんじゃないか、と思わなくもない。でも、もし妻帯者とか、懐空に言えない相手なら由紀恵は返答に困るだろう。結局迷って聞けずじまいの懐空だ。
由紀恵がそろそろ出かけるというときに、懐空があることを思い出す。
「そうだ、伊勢佐木町の友隣堂の前を通る? 今日、あそこで杉山涼成先生のサイン会があるはずなんだ。な――」
「行かないわよ!」
「う、うん……」
険のある言い方で言葉を遮られた懐空が驚いて黙る。
「あ……ごめんなさい、急いでるから。それじゃ行くわね」
懐空が呆気にとられる中、由紀恵は逃げるように出かけて行った。
由紀恵が杉山涼成を嫌っているように懐空には思えてならない。杉山の話が出るたび由紀恵の態度は素っ気ない。
以前、杉山のデビュー作が映画化され、このあたりの海岸も撮影に使われたが、その話をした時も興味がないというか、『勝手にすれば』みたいな感じで、何か冷淡なものを感じた。
懐空の名は、その映画化された杉山のデビュー作のヒロイン懐海を真似たと聞いている。てっきり由紀恵は杉山のファンなのだと思い込んでいた。由紀恵の本棚には古いその本が今も並べられている。
五年前、愛実の失踪に悩んでいた時、懐空は海岸で偶然、杉山と遭遇した。そして話を聞いてもらった。自分を見失いかけていた懐空が、立ち直るきっかけになった一つだ。
その時も由紀恵は、その男の人に感謝ね、と言いながら、それが杉山だということを無視していたように懐空は感じている。
由紀恵と杉山の間に何かあったのだろうか? そんな疑念が懐空に浮かぶ。
撮影現場に杉山が来ていて、それを知った由紀恵がサインでも求め、つれない対応でもされたのだろうか? それくらいしか懐空には思いつかなかった。でも、そんなことで毛嫌いするのは由紀恵の性格からは考えにくいことだった。
どちらにしろ、あれこれ考えたところで、結論が出ることじゃない。懐空が気にすることでもない――でも本心は、なぜかすごく引っかかる。気になる。そして、そんな自分もなんだか変だ、と懐空は感じていた。
自室でパソコンに向かっていると、庭で懐空を呼ぶ声がした。
「懐空! いるんでしょ?」
近所の寿司屋の娘で、幼馴染の満里奈の声だ。懐空より一年下だ。
懐空の部屋は二階にある。ベランダに出て見下ろすと、満里奈が見上げてニコニコと手を振った。
「寿司なんか頼んでないよ?」
「あー、やっぱり忘れてるんだ? いいから、降りておいでよ」
忙しいのにな、と思いながら階段を降りる。行かなければ行くまで満里奈は帰らないだろう。いつまでも庭から呼ばれるよりは、さっさと用事を済ませたほうがいい。
ダイニングの掃き出し窓を開けるとジョイが勝手に庭に飛び出して、尻尾を振って満里奈に駆け寄った。
「ジョーイ! 今日もいい子だね!」
満里奈がジョイの頭を両手で包み込むように撫でまわす。
「なんだったっけ?」
懐空の問いに、
「やっぱ忘れてるんだ?」
と、満里奈が剥れる。
「みんなで集まって飲もう、って話したじゃん。今夜だよ」
「あぁ……それ、言われたときに断ったよね」
「たまには付き合いなよ。陽平が懐空に会いたいって言ってたよ」
「うん……」
大学を卒業して地元に戻り、最初のころには出ていた地元の飲み会も、ここのところさっぱり出る気がしなくなった。仕事が順調になるのと比例して、どんどん居心地が悪くなる。仲のいい友人もいれば、そうでもない知り合いもいる。
仕事が順調ってことは、イヤでも世間に名が知られる。名が知られなければ仕事にならない。でもそうなると、中にはやっかむ者も出てくる。そういうことだ。
「少なくとも今日はダメ。締切が近い」
嘘だ。でも、この嘘は便利だ。
「そっかぁ……」
「陽平にはあとでSNSでも入れておくよ」
これで諦めて帰るだろうと思っていた満里奈がまだぐずぐずと何か言いたそうだ。
ジョイ、おいで、と部屋の中に愛犬を呼び込む懐空に
「作家の仕事ってそんなに忙しいの?」
と満里奈が訊いてくる。
「おかげさまでね――ジョイ、散歩の時間はまだだよ」
部屋に入るなり、リードが置いてある場所に張り付いたジョイに懐空が苦笑する。
「ジョイの散歩、わたしが連れて行ってあげようか?」
「いや、それくらいしないと、本当に運動不足になる。自分で行くよ――せっかく誘ってくれたのに悪いね。忙しいから、それじゃね」
「ねぇ、懐空!」
まだ粘るか、と内心苦笑する懐空に
「何時ころ散歩に行くの? 一緒に行っちゃダメ?」
と訊いてくる。それには軽く溜息を吐いた懐空だ。
「何のために? それに散歩って言っても結構早めのジョギングだ。満里奈にはついてこれないよ」
まだ何か言いたげな満里奈を無視して、じゃあ、と懐空は窓を閉めた。
10
あなたにおすすめの小説
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
【完結】男の後輩に告白されたオレと、様子のおかしくなった幼なじみの話
須宮りんこ
BL
【あらすじ】
高校三年生の椿叶太には女子からモテまくりの幼なじみ・五十嵐青がいる。
二人は顔を合わせば絡む仲ではあるものの、叶太にとって青は生意気な幼なじみでしかない。
そんなある日、叶太は北村という一つ下の後輩・北村から告白される。
青いわく友達目線で見ても北村はいい奴らしい。しかも青とは違い、素直で礼儀正しい北村に叶太は好感を持つ。北村の希望もあって、まずは普通の先輩後輩として付き合いをはじめることに。
けれど叶太が北村に告白されたことを知った青の様子が、その日からおかしくなって――?
※本編完結済み。後日談連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる