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ペロペロと顔を舐められる感触に、とうとう懐空が目を覚まして悲鳴をあげる。
「判った! 判ったから!」
自分に伸し掛かっている犬を退けて、手の甲で顔を拭く。涎でベチャベチャだ。
軽く舌打ちをして階下に降り、顔を洗う。その間も愛犬は少しも懐空のそばから離れない。時計を見ると十時を回っている。
そうか、母さんは一泊で箱根って言ってた、と思い出し、慌ててドッグフードを犬用の食器に入れる。水も入れ替え、
「よし、ジョイ」
と言えば、纏わりついていたジョイが懐空から離れ、ガツガツと食べ始めた。
「お腹減ったよね、ごめんな」
いつも母の由紀恵は六時には起きている。その時間に貰っている餌を十時まで我慢していれば、どうにかして起こしてやろうと、ジョイが必死になるのも無理はない。
コーヒーメーカーをセットしてダイニングの椅子に座って煙草に火をつける。
眠りについたのが何時だか判らない。パソコンに向かって文章を考えていると、つい時間を忘れてしまう。ちょっと疲れたな、と思ってベッドに腰かけて、その姿勢のまま上体を投げだしたのは覚えている。ジョイに起こされた時、ちゃんと布団をかぶって寝ていたから、無意識のうちにベッドに潜り込んだのだろう。
タバコを吸い終わるタイミングでコーヒーが出来上がる。カップに注いで椅子に戻り、再び煙草に火をつける。吸い過ぎだな、と思いながら、手にしたライターを眺める。吸い過ぎないでね、と言って、あの人がくれたものだ。銀色に輝くオイルライターにはイルカが浮き彫りにされていた。
恋しい人からの贈り物のそのライターは、一時期は見るのも辛かった。いっそ捨ててしまおうと、思ったことが何度もあった。だけどやっぱり捨てられない。今も懐空は彼女を待っている。
少しくらいのことでは消えないオイルライターをなぜあの人は選んだのだろう。心に点った火を消して欲しくない、そう思ったんじゃないだろうか? そんな思いつきが、懐空にそのライターを使わせ、いつでも手元に置くようにさせていた。
愛してる。だからお願い、探さないで――そんな書置きを残して居なくなった懐空の恋人は、未だどこにいて、何をしているのか判らない。
二年間同棲した。大学生だった懐空が就職を機に地元に帰るか迷っているとき、懐空の実家で、懐空の母の由紀恵と三人で暮らしたいと言い出したのは彼女のほうからだった。
引っ越しの準備もほとんど彼女がしていた。いそいそと楽しそうに、引っ越したら庭を花畑みたいにしたいと言っていた。毎日ジョイを連れて海岸に散歩に行きたいと言っていた。それなのに、引っ越しの前日、懐空が大学の卒業式から帰ってきたら、書置き一枚を残して彼女は姿を消していた。
愛してる、だから探さないで――
(あみ……どうして僕が探さずにいられると思ったんだ?)
両親からの虐待を受けて育った彼女――愛実は居なくなった頃も、時どき夢に魘され、懐空に助けを求めていた。抱きしめていて、と懐空を頼った。
由紀恵を交えた団欒に『お母さんと笑って食事できる日が来るなんて』と感涙に咽び泣いた。三人での暮らしが愛実を救うと信じていた懐空だった。
それなのに理由も告げずいなくなった。今でも悪夢に悩まされているのだろうか? 戻って来い。一生 抱いて眠ると約束した。その約束を僕は忘れてなんかいない。
愛実と二人、眠るはずだったベッドは隣の部屋に運び込まれたままだ。いつ帰ってきてもいいように、いつでも使えるようにと由紀恵が手入れを怠らない。埃よけのカバーで覆い、時には風を通している。
懐空の古いベッドはさすがにそろそろ使い物にならなくなりそうだ。そうなったら布団を使えばいいと思っていた。
スマホが鳴ってSNSにメッセージが届いたと懐空に告げる。由紀恵からだった。
(いい加減起きた? ちゃんと何か食べなさいよ)
苦笑して、懐空はトースターにパンをセットした。
食事が終わってから、ジョイの散歩に出かけ、帰りに郵便受けを見る。何通ものダイレクトメール、ほとんど広告の中に一通だけ差出人に見知った名前があった。篠崎忠司、懐空の大学時代からの親友だ。白い封筒には慶事用の切手が貼ってある。結婚式の招待状だ。
学生のころから付き合っていた彼女と晴れて華燭の典を挙げる、必ず来いよ、と数日前にSNSで言ってきていた。
東京にも、こんないいヤツがいるんだ、そう旧友たちに自慢したい、そう言って、学生のころから忠司は懐空を地元の鹿児島に連れていきたがっていた。結局行けずじまいの懐空だが、今度こそ行こうと思っている。
忠司に会いたいと思った。忠司の妻になる梨々香もよく知った仲だ。祝わずにはいられない。ただ、祝辞を頼まれていて、それは少し気が重かった。文章を書くのは苦にならないが、大勢の人の前でのスピーチになるとわけが違う。
忠司にそんなつもりはないと判っている懐空だが、集まった来賓は懐空の名を聞けば、必ず作家の大野懐空だと思う。下手なスピーチをすれば忠司に恥をかかせてしまう。
作家風を吹かせれば――そんな風があるのかと思うけれど――忠司が自慢するために懐空を呼んだと思われ、まったくそんな要素がなければがっかりされ、下手をすれば同姓同名かと笑われる。懐空は笑われようが構わないが、忠司の晴れ舞台だ。忠司が笑われるようなことは是が非でも避けたい。
ありきたりではなく、それでいて忠司との友情を伝え、祝福を込める。難しい案件に、原稿を書くのはいいんだけどな、と懐空は思う。難しければ難しいほど原稿を考えるのは楽しい。誰か代わりに読んでくれないかな、と半ば本気で思ってしまう。
招待状を送るとSNSで連絡してきた時の、忠司の最後のメッセージを思い出す。
(招待状は一名分でいいのか?)
(うん、一人だ)
懐空の返事に少し間をおいて忠司からの返信は
(判った)
だった。
そのやり取りは二人の間では『愛実さんは見つかったのか?』『まだだ』『そうか』と脳内変換されていた。
愛実がいれば自分のことのように喜んだだろう。よく梨々香と内緒話をしていた。十歳以上も年上だなんて思えないと言う梨々香に『わたしってそんなに子どもっぽいかしら』と拗ねていた。
「子どもっぽいっていうより純粋な感じよね、愛実さんは」
と、梨々香は笑っていた。
由紀恵も愛実を『嘘のない人』と言っていた。
愛している、だから探さないで――
愛実に嘘がなく純粋なのだとしたら、矛盾したこの書置きをどう懐空は解釈すればいいのだろう?
愛している、は嘘なのか? 探さないでが嘘なのか? それともどちらも嘘なのか?
違う、どちらも本心なんだ。懐空はそう思った。その矛盾した本心に愛実が苦しんでいないようにと祈る懐空だった。
夕方の散歩にジョイを連れて行こうと庭を見て、チューリップが咲いているのに気が付いた。愛実がプランターで育てていたのをここに植え直したものだ。少し離れた場所にはやはり愛実が育てていたクリスマスローズが植えてある。どちらも毎年花を咲かせ懐空を安心させてくれる。
花たちが愛実は今も元気だと、教えてくれているように感じていた。そんなのは勝手な思い込みだと、もちろん懐空も判っている。だけど『根拠なんかいらない』と自分で自分を納得させる。僕はそう感じている。それでいいんだ、と思った。
季節は廻り、繰り返し、延々と続く。生きていれば、しっかり自分の時を生きていけば、同じように自分の時間をしっかりと生き抜いた愛実がいつか戻ってくる。必ずどこかで巡り合う。そう懐空は思っていた。
懐空は願う。懐空は思い描く。それはいつの間にか一つの確信へと変わる。
そう、たぶん桜の花が咲くころだ。満開の桜に見守られて、きっと再び巡り合う。懐空が贈ったリングを指に嵌めて、愛実が目の前に現れる。
そしてその時、桜の花弁を象ったあのリングに刻んだ言葉、それをもう一度、僕は彼女に捧げるんだ。そして微笑んでこう言う。
―― Aimi is my All.
僕は今でも変わらない、キミもそうだろう?
「判った! 判ったから!」
自分に伸し掛かっている犬を退けて、手の甲で顔を拭く。涎でベチャベチャだ。
軽く舌打ちをして階下に降り、顔を洗う。その間も愛犬は少しも懐空のそばから離れない。時計を見ると十時を回っている。
そうか、母さんは一泊で箱根って言ってた、と思い出し、慌ててドッグフードを犬用の食器に入れる。水も入れ替え、
「よし、ジョイ」
と言えば、纏わりついていたジョイが懐空から離れ、ガツガツと食べ始めた。
「お腹減ったよね、ごめんな」
いつも母の由紀恵は六時には起きている。その時間に貰っている餌を十時まで我慢していれば、どうにかして起こしてやろうと、ジョイが必死になるのも無理はない。
コーヒーメーカーをセットしてダイニングの椅子に座って煙草に火をつける。
眠りについたのが何時だか判らない。パソコンに向かって文章を考えていると、つい時間を忘れてしまう。ちょっと疲れたな、と思ってベッドに腰かけて、その姿勢のまま上体を投げだしたのは覚えている。ジョイに起こされた時、ちゃんと布団をかぶって寝ていたから、無意識のうちにベッドに潜り込んだのだろう。
タバコを吸い終わるタイミングでコーヒーが出来上がる。カップに注いで椅子に戻り、再び煙草に火をつける。吸い過ぎだな、と思いながら、手にしたライターを眺める。吸い過ぎないでね、と言って、あの人がくれたものだ。銀色に輝くオイルライターにはイルカが浮き彫りにされていた。
恋しい人からの贈り物のそのライターは、一時期は見るのも辛かった。いっそ捨ててしまおうと、思ったことが何度もあった。だけどやっぱり捨てられない。今も懐空は彼女を待っている。
少しくらいのことでは消えないオイルライターをなぜあの人は選んだのだろう。心に点った火を消して欲しくない、そう思ったんじゃないだろうか? そんな思いつきが、懐空にそのライターを使わせ、いつでも手元に置くようにさせていた。
愛してる。だからお願い、探さないで――そんな書置きを残して居なくなった懐空の恋人は、未だどこにいて、何をしているのか判らない。
二年間同棲した。大学生だった懐空が就職を機に地元に帰るか迷っているとき、懐空の実家で、懐空の母の由紀恵と三人で暮らしたいと言い出したのは彼女のほうからだった。
引っ越しの準備もほとんど彼女がしていた。いそいそと楽しそうに、引っ越したら庭を花畑みたいにしたいと言っていた。毎日ジョイを連れて海岸に散歩に行きたいと言っていた。それなのに、引っ越しの前日、懐空が大学の卒業式から帰ってきたら、書置き一枚を残して彼女は姿を消していた。
愛してる、だから探さないで――
(あみ……どうして僕が探さずにいられると思ったんだ?)
両親からの虐待を受けて育った彼女――愛実は居なくなった頃も、時どき夢に魘され、懐空に助けを求めていた。抱きしめていて、と懐空を頼った。
由紀恵を交えた団欒に『お母さんと笑って食事できる日が来るなんて』と感涙に咽び泣いた。三人での暮らしが愛実を救うと信じていた懐空だった。
それなのに理由も告げずいなくなった。今でも悪夢に悩まされているのだろうか? 戻って来い。一生 抱いて眠ると約束した。その約束を僕は忘れてなんかいない。
愛実と二人、眠るはずだったベッドは隣の部屋に運び込まれたままだ。いつ帰ってきてもいいように、いつでも使えるようにと由紀恵が手入れを怠らない。埃よけのカバーで覆い、時には風を通している。
懐空の古いベッドはさすがにそろそろ使い物にならなくなりそうだ。そうなったら布団を使えばいいと思っていた。
スマホが鳴ってSNSにメッセージが届いたと懐空に告げる。由紀恵からだった。
(いい加減起きた? ちゃんと何か食べなさいよ)
苦笑して、懐空はトースターにパンをセットした。
食事が終わってから、ジョイの散歩に出かけ、帰りに郵便受けを見る。何通ものダイレクトメール、ほとんど広告の中に一通だけ差出人に見知った名前があった。篠崎忠司、懐空の大学時代からの親友だ。白い封筒には慶事用の切手が貼ってある。結婚式の招待状だ。
学生のころから付き合っていた彼女と晴れて華燭の典を挙げる、必ず来いよ、と数日前にSNSで言ってきていた。
東京にも、こんないいヤツがいるんだ、そう旧友たちに自慢したい、そう言って、学生のころから忠司は懐空を地元の鹿児島に連れていきたがっていた。結局行けずじまいの懐空だが、今度こそ行こうと思っている。
忠司に会いたいと思った。忠司の妻になる梨々香もよく知った仲だ。祝わずにはいられない。ただ、祝辞を頼まれていて、それは少し気が重かった。文章を書くのは苦にならないが、大勢の人の前でのスピーチになるとわけが違う。
忠司にそんなつもりはないと判っている懐空だが、集まった来賓は懐空の名を聞けば、必ず作家の大野懐空だと思う。下手なスピーチをすれば忠司に恥をかかせてしまう。
作家風を吹かせれば――そんな風があるのかと思うけれど――忠司が自慢するために懐空を呼んだと思われ、まったくそんな要素がなければがっかりされ、下手をすれば同姓同名かと笑われる。懐空は笑われようが構わないが、忠司の晴れ舞台だ。忠司が笑われるようなことは是が非でも避けたい。
ありきたりではなく、それでいて忠司との友情を伝え、祝福を込める。難しい案件に、原稿を書くのはいいんだけどな、と懐空は思う。難しければ難しいほど原稿を考えるのは楽しい。誰か代わりに読んでくれないかな、と半ば本気で思ってしまう。
招待状を送るとSNSで連絡してきた時の、忠司の最後のメッセージを思い出す。
(招待状は一名分でいいのか?)
(うん、一人だ)
懐空の返事に少し間をおいて忠司からの返信は
(判った)
だった。
そのやり取りは二人の間では『愛実さんは見つかったのか?』『まだだ』『そうか』と脳内変換されていた。
愛実がいれば自分のことのように喜んだだろう。よく梨々香と内緒話をしていた。十歳以上も年上だなんて思えないと言う梨々香に『わたしってそんなに子どもっぽいかしら』と拗ねていた。
「子どもっぽいっていうより純粋な感じよね、愛実さんは」
と、梨々香は笑っていた。
由紀恵も愛実を『嘘のない人』と言っていた。
愛している、だから探さないで――
愛実に嘘がなく純粋なのだとしたら、矛盾したこの書置きをどう懐空は解釈すればいいのだろう?
愛している、は嘘なのか? 探さないでが嘘なのか? それともどちらも嘘なのか?
違う、どちらも本心なんだ。懐空はそう思った。その矛盾した本心に愛実が苦しんでいないようにと祈る懐空だった。
夕方の散歩にジョイを連れて行こうと庭を見て、チューリップが咲いているのに気が付いた。愛実がプランターで育てていたのをここに植え直したものだ。少し離れた場所にはやはり愛実が育てていたクリスマスローズが植えてある。どちらも毎年花を咲かせ懐空を安心させてくれる。
花たちが愛実は今も元気だと、教えてくれているように感じていた。そんなのは勝手な思い込みだと、もちろん懐空も判っている。だけど『根拠なんかいらない』と自分で自分を納得させる。僕はそう感じている。それでいいんだ、と思った。
季節は廻り、繰り返し、延々と続く。生きていれば、しっかり自分の時を生きていけば、同じように自分の時間をしっかりと生き抜いた愛実がいつか戻ってくる。必ずどこかで巡り合う。そう懐空は思っていた。
懐空は願う。懐空は思い描く。それはいつの間にか一つの確信へと変わる。
そう、たぶん桜の花が咲くころだ。満開の桜に見守られて、きっと再び巡り合う。懐空が贈ったリングを指に嵌めて、愛実が目の前に現れる。
そしてその時、桜の花弁を象ったあのリングに刻んだ言葉、それをもう一度、僕は彼女に捧げるんだ。そして微笑んでこう言う。
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