残虐王は 死神さえも 凌辱す

寄賀あける

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第8章 輝きを放つもの

ままならない日程

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 何しろルリシアレヤに会って真実を確かめようと思った。もし想像通りなら、どうにかして思う相手と一緒にしてやりたい、それが自分の愛を貫くことだとハルヒムンドは感じていた。

 楠の木カンフェの上で涙をこらえるルリシアレヤに
「そうなると、まずはその人の心を取り戻すのが先決なんだろうけどさ」
とハルヒムンドが言う。

「そんな余裕はなさそうなんだ。エネシクルさまはご自分の退位とアイケンクスさまの即位、それにルリシアレヤの婚儀を同日に執り行いたいらしいんだよ」
「えぇ、聞いたわ。その理由もね……わたしは王女だもの、国のために尽くさなきゃならない――ハルヒムンドにとってはいい迷惑よね。こんなに急に、しかもわたしなんかと結婚させられる」

 ルリシアレヤと一緒になるのが嫌なわけじゃない、心に浮かんだ言葉は言わず、
「迷惑とは考えてないよ。でもさ、ルリシアレヤには幸せになって欲しい。フェニカリデに居る、その人でなければ 幸せになれないんだろう? だからなんとかしたいんだ」
と微笑んだ。

「ハルヒムンドはいつも優しい。大好きよ」
「俺だってルリシアレヤが大好きさ――ねぇ、エネシクル王に背いてフェニカリデに出奔する覚悟はある?」
「えっ?」
「俺がルリシアレヤをフェニカリデに連れていくよ。恋しい人のところに」
驚きのあまりルリシアレヤの涙が止まった。

「ちょっと待って。何を言いだすの? そんなこと、できるわけないわ」
「なんだ。ルリシアレヤの、その人への思いはその程度なんだ?」
「そうじゃない! ハルヒムンド、あなた、わたしを連れていくって言ったけど、そんなことしたらあなた、ただじゃすまないわよ?」
「そんなの承知の上さ。ルリシアレヤがいなくなればすぐに探される。そして俺の所在不明もすぐにバレる。さては一緒に雲隠れだと、大騒ぎだ」
「そうよ、すぐに見つけ出されて連れ戻されるわ。それに下手をすれば、あなた、王女誘拐の罪に問われるのよ。判ってる?」
「その時はそれまでと諦めるさ。でもそんな事にはならない」
「なんでそんなことが言い切れるのよ?」

「ルリシアレヤが王宮にいないと判ったら、まずはバチルデアの街中をしらみつぶしに探すだろう。そして俺も一緒に居なくなったと判れば、次に捜索するのはうちの私領にある別荘だ。その間に俺たちはバチルデアから国外に出る。国外に出てしまえばこっちのモンだ」
「そんなに巧くいくのかしら? だいたいどうやって国境の門を抜けるつもり?」
「うん、確かにそれは難問……グランデジアの商人を買収して積み荷として運ばせたいとは思ってるんだけどね」
「それって、買収が巧く行かなければ密告されるかもしれないじゃないの」
「そう、危険だよね。でも、こっちは切羽詰まってる。すぐに動き出さなきゃ大事なものを失うことになる――そんなことになってもいいの?」

 迷いを見せるルリシアレヤ、
「そのグランデジアの商人ってどんな人?」
とハルヒムンドに問いかける。
「とんでもない悪徳商人だったらどうするのよ?」

「明日、バチルデアに入るらしい。ダズベルから水を引く工事の見積もりをしに来るって聞いた。なんでもグランデジア一の豪商って言われてる。それが部下の技術者を引き連れてくる。でも本人は部下をバチルデアに置いてすぐにグランデジアに帰る。連れて行って貰えるかもしれない」
「なんでそんなこと、知ってるのよ?」
「その商人と工事の責任者がご挨拶したいと言ってるって、コペンニアテツさまがエネシクル王とアイケンクスさまに言ってるのを聞いたからさ」
ハルヒムンドは近衛隊長だ、国王の周辺の事には嫌でも情報通になる。
「アイケンクスさまが言うにはその商人、サシーニャさまの信任厚い男らしい。あのサシーニャさまが信用しているのなら人物的には間違いないと思うんだけど、ルリシアレヤはどう思う?」
「サシーニャ?」

 サシーニャと聞いてルリシアレヤが緊張する。急に強張った顔をハルヒムンドがいぶかった。
「あれ? ルリシアレヤはサシーニャさまが苦手? 何か悪戯してきつく叱られでもした?」
答えもせずに両手を顔に当てると、声を殺して泣き始めたルリシアレヤにハルヒムンドがハッとする。
「まさか? ルリシアレヤの想い人はサシーニャさま?」
想像もしていなかったルリシアレヤの相手、愕然とルリシアレヤを見詰めるハルヒムンドだ。

 その頃、エネシクル王はグランデジアから届いた書簡に頭を抱えていた。
『貴国王女の婚姻に口出しできるものではない。しかしルリシアレヤさまは故リオネンデ王の婚約者、リオネンデ王の顔に泥を塗るようなことしていただきたくないと思うのは心情としてご理解いただけるのではないか? できることならば国王、あるいは王子と呼ばれるかたをお相手に選んで貰いたいものだ』
リューデント王の手紙だ。
『己の死により婚約者が、身分の低い者の妻になる――リオネンデ王はどれほど無念だろうか? 兄として苦しく思う』
と締めくくられている。

 体裁を見れば公式文書ではない。リューデント王の私信だ。しかも親展と明記されている。他の者の目に触れさせるなということだ。
(ううむ……困った――)

 口出しないと言いつつ、前王の顔に泥を塗る気かと脅してくる。兄としての個人的感情と明言することで、バチルデア国がグランデジア国に抗議することを封じた。ここでリューデント王の意にそぐわない判断をすれば、前王を侮辱したとグランデジア国が言い出す可能性は大きい。言わばこれは警告、ルリシアレヤ王女の婚姻相手を再考せよとの命令も同じだ。

 しかも条件に合う相手はバイガスラのジョジシアス王かグランデジアのサシーニャ王子の二人のみ、いっそコッギエサかプリラエダの王孫にでもと思ったが、十年先の約束でと申し込んだところでどちらの国も首を縦には降らないだろう。何を言い出すと馬鹿にされるのがオチだ。
(サシーニャに寄越せということか? でも、なんのために?)

 ここまで考えてエネシクルがドキリとする。
(アイケンクスはグランデジアの言いなりに等しい……ルリシアレヤをサシーニャの妻とし、いずれアイケンクスの王位をルリシアレヤに譲らせる。グランデジアに頭の上がらないアイケンクスは簡単に従うだろう。もともとグランデジアに貰ったような王位だ。そして王配サシーニャを通じてグランデジアがバチルデアを牛耳るつもりに違いない)
エネシクルの胸がじりじりと焼ける。我がバチルデアをグランデジアの思い通りになどさせるものか――怒りにまかせて立ち上がる。
「バイガスラに使者をたてよ」

 ルリシアレヤはジョジシアスにくれてやる。リューデントよ、悔しがるがいい――

 グランデジア魔術師の塔、予定通り正午にサシーニャの執務室に来たジャルスジャズナとチュジャンエラ、眠る暇などなく、互いに回復術を掛け合った。

「祝菓子については王宮料理長が引き受けてくれました。これでリューデント王の出立と同時に、配布手配を始められます」
そう言って打ち合わせを始めたサシーニャ、目の充血は睡眠不足のせいか、はたまた別の理由からか?

 リューデントの書簡を伝令鳥カラスに託した後、サシーニャの様子を見に行くか迷ったジャルスジャズナとチュジャンエラは、塔の軋みが納まっていることからサシーニャに触るのは逆効果だとジャルスジャズナの居室に向かっている。ルリシアレヤの本意を探るにはどうしたらいいかの相談をしているうちに打ち合わせの時刻になってしまった。

 チュジャンエラはサシーニャの執務室に行く前に、他にも伝令鳥カラスを飛ばしている。バーストラテあてだ。バチルデアにどんな工作こうさくをしたのか、かいつまんで報せておいた。伝令鳥はチュジャンエラの飼い鳥カイナを使った。もしも気配でサシーニャに知られても、生家への手紙をサーベルゴカの魔術師に頼んだのだと言えばいい。飛び立った鳥がどこに降りたかは、事前に視野借用術をかけておくか、視野借用術を掛けた別の鳥に追わせるしかない。どちらにしろ、飛び立ったあとでは手を打てない。

 少し気怠けだるそうではあるものの、サシーニャはいつも通りそつなく打ち合わせを進めていく。チュジャンエラもチュジャンエラで、決定事項ごとに部下の魔術師に指示を出し、滞りがない。

「ダンガシクに二泊?」
サシーニャの計画にジャルスジャズナが首をかしげる。国内視察の日程だ。

「まだ併合して間もないのにバイガスラ戦で、兵だけでなく民人たみびとにも負担を掛けました――グランデジア軍駐留本部に使っている元王宮には、広場に面した見晴らし台があります。そこでリューデント王が民人たみびとたちを労う演説をします」
「なるほど、それを中日なかびに持ってきて翌日に出立ってことか……でもサシーニャ、たった三日で足りるのかい?」

 リューデントのダンガシク滞在中にサシーニャはジッチモンデ王ジロチーノモの婚儀に列席しようと考えている。ダンガシクからジッチモンデ王都シルグワイザはバイガスラ国内を最短距離で抜けて馬車で一日かかる。リューデント王の名代グランデジア国王子の身分で国賓として招かれているのだから、馬で行くわけには行かない。更にそれなりの護衛を同行させる。

「ダンガシクに入るのは昼頃、すぐにジッチモンデに向かい、翌日の午後にはシルグワイザ、婚儀は夕刻から、終わり次第シルグワイザを出立しダンガシクに戻ります」
「回復術要員が欲しくなるような話だ。サシーニャ、あんた、眠るなんて時間の無駄使いだと思ってないか?」
ジャルスジャズナが力なく笑う。

「そんなことありませんよ。睡眠は必要なものです。わたしだって眠たくなりますしね。ただ……」
ただ、眠ればいつもイヤな夢を見る。以前から見ていた夢に加え、両親がこちらをただ見ているだけだったり、自分の国に帰ってしまったあの人がシクシクと泣いていたり、そして自分は両親やあの人に必死に許しを請うている、そんな夢だ。眠りは浅くなるうえ、目覚めればじっとりとした疲れを感じる。こんな事なら眠らなければよかったと後悔した。

「ただ……忙しくて眠る時間が取れないだけですよ」
また言い訳だ、そう思うのに言葉を入れ替える。本当のことを言えば心配させるのだから言えないと、サシーニャはやっぱり自分に言い訳した。

 国内視察の日程を汲み終わったのは日没の頃、
「はぁ……今日は街館に帰れそうですね」
チュジャンエラがホッとする。

「リューデントに報告しに行かなければならないんだけど、ジャジャが来てくれるならチュジャンは帰ってもいいかな」
とサシーニャが縋るような目でジャルスジャズナを見る。

「珍しいね、サシーニャさま。僕が行けないときは一人でいつも行くのに……何かありました?」
チュジャンエラがサシーニャを覗き込んだ。
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