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第六章 孫を追いかけ王都に到着で御座います。
6-4 人鷲カフェ2号店で御座います。
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「探偵さんよぅ。あのマジックなんちゃら言う石が、王室と関係あるちゅう事は、やっぱり雷人も関係あるちゅう事だなぁ」
ルラちゃんと、お父様のマキオさんと別れたあと、じぃじはあの石に気を留めてくださってました。……最初は石ころだなんて言っていましたが、ようやく雷人が意図して授けてくれた物だと分かってくれたようです。
「そうですね。先程のマキオさんの話からも、石の出所は王室です。珍しい物なので、雷人君の石の出所も同じ王室でしょう」
「やっぱり国王と妃に話を聞くんが、手っ取り早いと、わしは思うんじゃ」
「確かに、それが出来れば、一番なんですがね」
じぃじと探偵さんの、そんな話を聞きながら歩いていた時。あら? ミーナさん? 見覚えのある人鷲さんがいらっしゃいました。テラス席を設けたカフェで、常連客でしょうか。何やら気さくに話し込んでいらっしゃいます。……ですが、ミーナさんは旅籠のはず。
「……あそこは人鷲カフェの2号店ですね」
並んで歩いていたレオンさんが、指を差して教えてくださいました。確かにミーナさんは、2号店の話をしていらっしゃいました。と、言う事は、あの方はミーナさんの妹のマーナさんで御座いましょうか?
「……皆さん、少しカフェで休みませんか?」
そう提案致しましたが、皆さんの返事も待たずに、テラスの4人席を指差します。
「すみません。こちらの席は空いておりますか?」
「……いらっしゃいませ。どうぞお掛けください。4名様ですね」
丁寧な接客に、ミーナさんでない事は一目瞭然です。やはり妹のマーナさんのようで御座います。
「……あのぅ、マーナさんでいらっしゃいますよね?」
「はい。私はマーナですが」
「やっぱりそうで御座いますね。お姉さんのミーナさんにそっくり」
「姉をご存知なんですね」
「ええ。旅籠のカフェでお世話になりました。王都にマーナさんがおられる、2号店の話は聞いていたんですが、まさかこんなに早くお会い出来るなんて」
私が感動を口にしております間、マーナさんは少し遠い目で、話を聞いておられました。
「姉のお知り合いの方だなんて。2号店をここに出して、丸2年、姉には会っていないので、何だか懐かしくて嬉しいです」
「……マーナ、注文は?」
その時、店の奥から声が聞こえてきました。
「あら、私ったら注文を伺うのを忘れていました」
「あら、私も注文をするのを忘れておりました」
マーナさんと目を合わせて笑いあっていると。
「おすすめのジュースは何じゃ?」
と、椅子に腰掛けた、じぃじがマーナさんに声を掛けました。そうですね。おすすめの物を戴きたいと思うじぃじに、私も賛同させていだだきます。
「隣国から仕入れたレンレンがありますよ。この時季の隣国のレンレンはジュースにすると、甘みが増して本当に美味しいですよ」
「レンレンで御座いますか?」
初めて聞く名前に、何だか戴く前から、胸が高鳴ります。
「レンレンとは珍しい。私もレンレンのジュースでお願いします」
探偵さんはレンレンをご存知なようです。
「私もレンレンのジュースで」
あら、レオンさんもご存知のようです。これはもう間違い御座いませんね。
「……それではレンレンのジュースを4つ、お願いします」
「あ、はい。……あなた、レンレンのジュース4つ、注文が入りました」
あなた? きっと先程の、店の奥からの声に、マーナさんは言ったのでしょうが、あなたなんて呼び方に少し胸がときめくではありませんか。私も雷人が生まれてから、じぃじなんて呼ぶようになりましたが、それまでは康夫さんと呼んだり、あなたと呼んでおりました。……思い出すと、少し恥ずかしさも御座いますが。
「……はいよ。レンレンジュースだ」
ジュースを載せたトレイを、マーナさんが受け取られています。
「もしかして、ご主人ですか?」
「あ、そうです。主人のウーグルです」
マーナさんが何だか恥ずかしそうに、紹介してくださいました。そんなウーグルさんの全身を目に収めた時、片足が義足になっている事に気づきました。
「ミーナのお知り合いだって、奥で聞いていましたよ」
私がお話を聞きながらも、ずっと義足に目を向けていたからでしょうか?
「……ああ、これは怪我をしてしまって」
「まぁ、大変で御座いますね」
私がそう労うと、マーナさんがおっしゃいました。
「主人はこの王都の、王室の護衛隊の隊長だったんです。怪我でこんな足になってしまって、今はこの店を手伝ってくれてますが……」
「王室の護衛隊ですか」
マーナさんの言葉に、引っ掛かったのでしょうか。探偵さんがポツリと呟かれました。ですが今の私は、そんな話より早くレンレンのジュースを飲みたくて、うずうずで御座います。それはじぃじも同じようで、マーナさんが手にするトレイから、勝手にグラスを取っているじゃありませんか。まぁ、じぃじったら。
ルラちゃんと、お父様のマキオさんと別れたあと、じぃじはあの石に気を留めてくださってました。……最初は石ころだなんて言っていましたが、ようやく雷人が意図して授けてくれた物だと分かってくれたようです。
「そうですね。先程のマキオさんの話からも、石の出所は王室です。珍しい物なので、雷人君の石の出所も同じ王室でしょう」
「やっぱり国王と妃に話を聞くんが、手っ取り早いと、わしは思うんじゃ」
「確かに、それが出来れば、一番なんですがね」
じぃじと探偵さんの、そんな話を聞きながら歩いていた時。あら? ミーナさん? 見覚えのある人鷲さんがいらっしゃいました。テラス席を設けたカフェで、常連客でしょうか。何やら気さくに話し込んでいらっしゃいます。……ですが、ミーナさんは旅籠のはず。
「……あそこは人鷲カフェの2号店ですね」
並んで歩いていたレオンさんが、指を差して教えてくださいました。確かにミーナさんは、2号店の話をしていらっしゃいました。と、言う事は、あの方はミーナさんの妹のマーナさんで御座いましょうか?
「……皆さん、少しカフェで休みませんか?」
そう提案致しましたが、皆さんの返事も待たずに、テラスの4人席を指差します。
「すみません。こちらの席は空いておりますか?」
「……いらっしゃいませ。どうぞお掛けください。4名様ですね」
丁寧な接客に、ミーナさんでない事は一目瞭然です。やはり妹のマーナさんのようで御座います。
「……あのぅ、マーナさんでいらっしゃいますよね?」
「はい。私はマーナですが」
「やっぱりそうで御座いますね。お姉さんのミーナさんにそっくり」
「姉をご存知なんですね」
「ええ。旅籠のカフェでお世話になりました。王都にマーナさんがおられる、2号店の話は聞いていたんですが、まさかこんなに早くお会い出来るなんて」
私が感動を口にしております間、マーナさんは少し遠い目で、話を聞いておられました。
「姉のお知り合いの方だなんて。2号店をここに出して、丸2年、姉には会っていないので、何だか懐かしくて嬉しいです」
「……マーナ、注文は?」
その時、店の奥から声が聞こえてきました。
「あら、私ったら注文を伺うのを忘れていました」
「あら、私も注文をするのを忘れておりました」
マーナさんと目を合わせて笑いあっていると。
「おすすめのジュースは何じゃ?」
と、椅子に腰掛けた、じぃじがマーナさんに声を掛けました。そうですね。おすすめの物を戴きたいと思うじぃじに、私も賛同させていだだきます。
「隣国から仕入れたレンレンがありますよ。この時季の隣国のレンレンはジュースにすると、甘みが増して本当に美味しいですよ」
「レンレンで御座いますか?」
初めて聞く名前に、何だか戴く前から、胸が高鳴ります。
「レンレンとは珍しい。私もレンレンのジュースでお願いします」
探偵さんはレンレンをご存知なようです。
「私もレンレンのジュースで」
あら、レオンさんもご存知のようです。これはもう間違い御座いませんね。
「……それではレンレンのジュースを4つ、お願いします」
「あ、はい。……あなた、レンレンのジュース4つ、注文が入りました」
あなた? きっと先程の、店の奥からの声に、マーナさんは言ったのでしょうが、あなたなんて呼び方に少し胸がときめくではありませんか。私も雷人が生まれてから、じぃじなんて呼ぶようになりましたが、それまでは康夫さんと呼んだり、あなたと呼んでおりました。……思い出すと、少し恥ずかしさも御座いますが。
「……はいよ。レンレンジュースだ」
ジュースを載せたトレイを、マーナさんが受け取られています。
「もしかして、ご主人ですか?」
「あ、そうです。主人のウーグルです」
マーナさんが何だか恥ずかしそうに、紹介してくださいました。そんなウーグルさんの全身を目に収めた時、片足が義足になっている事に気づきました。
「ミーナのお知り合いだって、奥で聞いていましたよ」
私がお話を聞きながらも、ずっと義足に目を向けていたからでしょうか?
「……ああ、これは怪我をしてしまって」
「まぁ、大変で御座いますね」
私がそう労うと、マーナさんがおっしゃいました。
「主人はこの王都の、王室の護衛隊の隊長だったんです。怪我でこんな足になってしまって、今はこの店を手伝ってくれてますが……」
「王室の護衛隊ですか」
マーナさんの言葉に、引っ掛かったのでしょうか。探偵さんがポツリと呟かれました。ですが今の私は、そんな話より早くレンレンのジュースを飲みたくて、うずうずで御座います。それはじぃじも同じようで、マーナさんが手にするトレイから、勝手にグラスを取っているじゃありませんか。まぁ、じぃじったら。
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