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追憶
大臣御用達
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「英雄が居なくとも、その関係者。それにあのケットシー殿もおる、受けてくれるな?」
頬杖をついたアーサット王が尋ねる
それに対して少し思考した末、2人は承諾した
「・・・そうか、受けてもらえるか。」
一安心するアーサット王
「我ら兵士たちが調査隊を編成し、何度か調査を行ったにも関わらず・・・帰ってこなかった。精霊様がいらっしゃるなら何か原因が分かるかもしれない。頼む。我ら同胞の安否も確認していただきたい。」
羊皮紙を持っていた兵士も2人の承諾に感謝し、安否確認を願い出た
「分かったにゃ!」「・・・はい。」
ぎんたとエメレッタはそれぞれ承諾した
確認したアーサット王は兵士に下がるように目配せをし、気づいた兵士はその場で一礼して退席した
「それではアーサット王よ。我々は準備がある故に退席させて頂きます。」
「うむ。分かった。」
グラム大臣はアーサット王に進言し、ぎんたとエメレッタと共にその場を退席する
ーーーー謁見の間を後にした2人は多忙のグラム大臣と別れ、再び馬車に同乗する
準備の為、グラム大臣の勧めた宿へと向かう2人
道中、ラクシスが呼び出したぎんたと比べ完全な姿で呼び出せていない自身の未熟さを考えるとエメレッタはひとり悩んでいた
それに対し能天気に気にする様子を見せていないぎんただった
グラム大臣御用達の馬車に揺られ宿に着いた2人はその豪華さに驚いた
「にゃ・・・」「ひぇええ・・・」
この国で一番の宿は宮殿のような大きさで石をベースにした造りとなっている
中央の噴水は如何にも高級宿と言わんばかり存在を醸し出している
「こ、こ、ここここここでほ、ほんとうに合ってますか???」
震え声で馬車の従者に確認するが、それをコクンと頷き肯定する
「ほんとうですか・・・」
エメレッタは懐の財布をチラッと何度も確認するが、明らかに足らない
ぎんたの方も確認したが、持っているわけもなく一気に色々と不安になっているエメレッタ
そこへ大臣専用の馬車に気づいた宿の者が近づいてくる
「お待ちしておりました。ぎんた様にエメレッタ様でございますね?」
満面の笑みに整えられた髪型と身だしなみはさすが高級宿だと思ってしまう
「はいにゃ!」「えっえぇ・・・」
「!・・・グラム様よりお話は伺っております。こちらでのご利用はすべてグラム様より頂戴しておりますので、ご安心くださいませ。」
真っ青にしたエメレッタの様子に察したスタッフは耳元でささやいた
「えっ?あっそ、そうなんですね?あははは・・・分かりました。」
「エメレッタ、何やってるかにゃ?さっさと行くにゃ!」
高級宿に面食らったぎんただったが、順応し意気揚々と楽しもうとしている
「えっあっはい。」
状況に対応しきれていないエメレッタは条件反射で返事をし、言われるがままスタッフに案内されぎんたと後へとついて行った
中に入れば、入るほどその高級さに驚かせれるエメレッタとぎんた
一面、石畳が敷かれた通路にどこの誰が描いたか分からない高級そうな絵画が飾られていたり、神秘的な雰囲気を出すシャンデリアが吊るされていたりと観るだけ息をのんでしまう
「さぁさぁ、こちらでございます。」
奥の方へと案内されスタッフがドアを開けるとそこは見た事もない美しい部屋が待っていた
色鮮やかな絨毯に煌びやかな装飾、眩い輝きを放つ純白で皺ひとつないベッドに言葉を失う
「それではごゆっくり明日の旅までご寛ぎくださいませ。」
深々と頭を下げてゆっくり頭を上げた後、退室していった
「にゃ・・・やばいにゃ。この高級さはやばいにゃ!」「そ、そ、そうですね!!凄すぎて本当にどうしようもないですね!」
ぎんたとエメレッタはそれぞれ感銘を受ける
しばらくその場でぼーっとしてしまった2人はふと我に戻り、各々で明日の準備をする
頬杖をついたアーサット王が尋ねる
それに対して少し思考した末、2人は承諾した
「・・・そうか、受けてもらえるか。」
一安心するアーサット王
「我ら兵士たちが調査隊を編成し、何度か調査を行ったにも関わらず・・・帰ってこなかった。精霊様がいらっしゃるなら何か原因が分かるかもしれない。頼む。我ら同胞の安否も確認していただきたい。」
羊皮紙を持っていた兵士も2人の承諾に感謝し、安否確認を願い出た
「分かったにゃ!」「・・・はい。」
ぎんたとエメレッタはそれぞれ承諾した
確認したアーサット王は兵士に下がるように目配せをし、気づいた兵士はその場で一礼して退席した
「それではアーサット王よ。我々は準備がある故に退席させて頂きます。」
「うむ。分かった。」
グラム大臣はアーサット王に進言し、ぎんたとエメレッタと共にその場を退席する
ーーーー謁見の間を後にした2人は多忙のグラム大臣と別れ、再び馬車に同乗する
準備の為、グラム大臣の勧めた宿へと向かう2人
道中、ラクシスが呼び出したぎんたと比べ完全な姿で呼び出せていない自身の未熟さを考えるとエメレッタはひとり悩んでいた
それに対し能天気に気にする様子を見せていないぎんただった
グラム大臣御用達の馬車に揺られ宿に着いた2人はその豪華さに驚いた
「にゃ・・・」「ひぇええ・・・」
この国で一番の宿は宮殿のような大きさで石をベースにした造りとなっている
中央の噴水は如何にも高級宿と言わんばかり存在を醸し出している
「こ、こ、ここここここでほ、ほんとうに合ってますか???」
震え声で馬車の従者に確認するが、それをコクンと頷き肯定する
「ほんとうですか・・・」
エメレッタは懐の財布をチラッと何度も確認するが、明らかに足らない
ぎんたの方も確認したが、持っているわけもなく一気に色々と不安になっているエメレッタ
そこへ大臣専用の馬車に気づいた宿の者が近づいてくる
「お待ちしておりました。ぎんた様にエメレッタ様でございますね?」
満面の笑みに整えられた髪型と身だしなみはさすが高級宿だと思ってしまう
「はいにゃ!」「えっえぇ・・・」
「!・・・グラム様よりお話は伺っております。こちらでのご利用はすべてグラム様より頂戴しておりますので、ご安心くださいませ。」
真っ青にしたエメレッタの様子に察したスタッフは耳元でささやいた
「えっ?あっそ、そうなんですね?あははは・・・分かりました。」
「エメレッタ、何やってるかにゃ?さっさと行くにゃ!」
高級宿に面食らったぎんただったが、順応し意気揚々と楽しもうとしている
「えっあっはい。」
状況に対応しきれていないエメレッタは条件反射で返事をし、言われるがままスタッフに案内されぎんたと後へとついて行った
中に入れば、入るほどその高級さに驚かせれるエメレッタとぎんた
一面、石畳が敷かれた通路にどこの誰が描いたか分からない高級そうな絵画が飾られていたり、神秘的な雰囲気を出すシャンデリアが吊るされていたりと観るだけ息をのんでしまう
「さぁさぁ、こちらでございます。」
奥の方へと案内されスタッフがドアを開けるとそこは見た事もない美しい部屋が待っていた
色鮮やかな絨毯に煌びやかな装飾、眩い輝きを放つ純白で皺ひとつないベッドに言葉を失う
「それではごゆっくり明日の旅までご寛ぎくださいませ。」
深々と頭を下げてゆっくり頭を上げた後、退室していった
「にゃ・・・やばいにゃ。この高級さはやばいにゃ!」「そ、そ、そうですね!!凄すぎて本当にどうしようもないですね!」
ぎんたとエメレッタはそれぞれ感銘を受ける
しばらくその場でぼーっとしてしまった2人はふと我に戻り、各々で明日の準備をする
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