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追憶
アーサット王国
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先に馬車で待機をしていたフルメイルは従者に声を掛けており、2人と1匹に乗車してもらいフルメイル副隊長は自身の持ち場へと帰った
馬車を走らせている道中、ぎんたとエメレッタは窓から見える街並みを堪能する
エメレッタの目に映るアーサット王国は刺激的で繁栄された街は気持ちを高揚させる
見た事のない食料を売買する市場や見慣れない武具を着た人々、賑わいの絶えない繁華街を馬車が通っていく
市場と繁華街も過ぎ賑やかな雰囲気と一変して突如、エメレッタの目に飛び込んできたのは白をベースとした落ち着いた雰囲気の貴族通りで高級な建物が建ち並ぶ
「おぉ・・・!」
見慣れない場所にエメレッタが興奮し驚く
「ん?エメレッタさんは貴族通りが珍しいですかな?」
グラム大臣はエメレッタの反応を見て徐に声を掛ける
「あっ、いえ、珍しい建物だ、だなぁって思いまして・・・」
エメレッタは思いがけない声掛けに驚きつつも自身の行動に恥ずかしくなる
それを見たぎんたは右の前足を口元に抑えクスと笑って、エメレッタを小馬鹿にする
「ぷぷぅ、エメレッタなんか恥ずかしいにゃ」
「なっ!?」
「ふふふ、いやいやいや・・・失礼、お二方を見ているの何だか和みますね。まるで兄妹みたいですね。」
2人のやり取りを見てひとり和む、グラム大臣
「えっ!?」「にゃ!?」
エメレッタとぎんたは耳をピーンとしてシンクロする
「ふふふ、いやはや・・・良いものですね。」
2人の反応に癒されるグラム大臣に不満げなエメレッタとぎんただった
その様子をみたグラム大臣は話を逸らすように「間もなく貴族通りを抜けた先に王城が見えてきます」と告げ話を逸らした
「えっ?本当ですね!遠くに城門が見えてきました」
エメレッタが気付くと馬車は貴族通りの中央にある噴水を抜け目的地のすぐまで来ていた
エメレッタの視界には巨大な王城が見えその中央は城下の入り口と比べ物にならない程、豪華で立派な門構えをしており、左右には強固な装備をした門兵が護っている
「あれ?こっちじゃないんですか?」
エメレッタが指摘するように正門付近で馬車は方向転換し進んでいった
「えぇ・・・お二方は重要人物ですので、別の入り口からになるんですよ。」
エメレッタにグラム大臣は優しく微笑んで応える
「にゃ!これが俗にいうビップ待遇かにゃ~?」
嬉しそうにするぎんた
それを見てハイハイと顔を左右に振りあきれるエメレッタ
しばらく馬車は走り城壁の壁に止まったと思えば、馬車の従者が壁の前で降りて何か作業をして少し経つと壁に魔法陣が出現する
その様子にぎんたとエメレッタは「「おぉお!!」」と感激する
従者は再び馬車に乗り込み馬車を魔法陣の中へと走らせる
一瞬視界がホワイトアウトしたと思えば、そこは城内で従者はいつの間にか下車して王族専用の馬繋場に馬車をしまっていた
ガチャッ
「お待たせ致しました。グラム大臣、ぎんた様、そしてエメレッタ様」
事前に連絡の入っていた案内役のメイドが馬車のドアを開け一礼をする
「うむ、ご苦労さま。ありがとう。では、参りましょう。」
グラム大臣はメイドにお礼をしてぎんたたちを先導する
城内の豪華さと周囲の雰囲気に圧倒されるつつ、グラム大臣の後をついていくエメレッタ
対してぎんたはラクシスと一度、城内に来た事あるのでさほど気にせず、エメレッタとついて行く
道中は絵画や骨とう品が並ぶ長い廊下を進みながら、すれ違う騎士やらメイドたち会釈をされ落ち着くことのできないエメレッタだった
「お二方、到着しましたよ。」
道中、キョロキョロと目を奪われていたエメレッタはグラム大臣の声でふと我に返る
「へ?」
「ふふふ・・・これより王の御前ですが、それほど緊張なさらなくても大丈夫ですよ?」
見るからにカチコチなエメレッタに心配な声を掛けるグラム大臣
それをみて笑いを堪えるのに必死なぎんた
余裕のないエメレッタの背にポンッと優しく手を置くグラム大臣
「あっはい。だ、大丈夫です」
「ぷぷぷ、声、震えてるにゃよ?」
小馬鹿にするぎんた
「こ、こういう時、ぎ、ぎんたさんはいいですね!!」
「まぁ、大丈夫です。とても素晴らしいお方です。気になさらないでください。」
天空の国ではラクシスが居たためなぜか緊張もせずに安心できたエメレッタ
今回はぎんただと変に緊張するエメレッタはグラム大臣の声に耳を傾ける余裕がないようだ
「では、お待ちいただくのも失礼ですので・・・入りましょう。」
グラム大臣の合図で左右に居た兵士がドアをゆっくりと開ける
光明に一瞬、視界が覆われると目の前に広がったのは大きく豪華な部屋だった
エメレッタの見た事もない石柱や赤い絨毯が広がり、その先の玉座に座るアーサット王が居た
以前に比べ渋くも表情が柔らかく、ラクシスのおかげだと頷けれる
「では、私の後に続いて来て下さい。」
グラム大臣のささやく声にコクンと頷くエメレッタ
それを確認したグラム大臣は一歩、一歩とゆっくり赤い絨毯の上を歩んでいく
エメレッタとぎんたもグラム大臣に合わせ後ろからゆっくりと進んでいく
アーサット王の御前に来たところでグラム大臣は跪いて挨拶をする
エメレッタとぎんたも見よう見まねで後を追いながら一緒に跪いて挨拶をした
その様子を確認したアーサット王は口を開く
「うむ、気にする事はない。面を上げよ。」
「ハッ」「は、はい。」「にゃ」
それぞれの反応をする
「此度、英雄の共をここに呼んだのは他でもない。数年前より異変が起きており、その調査を願いたいからだ。詳細はその方から頼む」
視線を向けられた一人の従者が3人に近付き手に持った羊皮紙を読み上げる
「場所はここより西に下った疑心の森で調査を依頼する。以上」
「にゃ!」「えぇええ!!」
ぎんたとエメレッタとそれぞれ反応した
馬車を走らせている道中、ぎんたとエメレッタは窓から見える街並みを堪能する
エメレッタの目に映るアーサット王国は刺激的で繁栄された街は気持ちを高揚させる
見た事のない食料を売買する市場や見慣れない武具を着た人々、賑わいの絶えない繁華街を馬車が通っていく
市場と繁華街も過ぎ賑やかな雰囲気と一変して突如、エメレッタの目に飛び込んできたのは白をベースとした落ち着いた雰囲気の貴族通りで高級な建物が建ち並ぶ
「おぉ・・・!」
見慣れない場所にエメレッタが興奮し驚く
「ん?エメレッタさんは貴族通りが珍しいですかな?」
グラム大臣はエメレッタの反応を見て徐に声を掛ける
「あっ、いえ、珍しい建物だ、だなぁって思いまして・・・」
エメレッタは思いがけない声掛けに驚きつつも自身の行動に恥ずかしくなる
それを見たぎんたは右の前足を口元に抑えクスと笑って、エメレッタを小馬鹿にする
「ぷぷぅ、エメレッタなんか恥ずかしいにゃ」
「なっ!?」
「ふふふ、いやいやいや・・・失礼、お二方を見ているの何だか和みますね。まるで兄妹みたいですね。」
2人のやり取りを見てひとり和む、グラム大臣
「えっ!?」「にゃ!?」
エメレッタとぎんたは耳をピーンとしてシンクロする
「ふふふ、いやはや・・・良いものですね。」
2人の反応に癒されるグラム大臣に不満げなエメレッタとぎんただった
その様子をみたグラム大臣は話を逸らすように「間もなく貴族通りを抜けた先に王城が見えてきます」と告げ話を逸らした
「えっ?本当ですね!遠くに城門が見えてきました」
エメレッタが気付くと馬車は貴族通りの中央にある噴水を抜け目的地のすぐまで来ていた
エメレッタの視界には巨大な王城が見えその中央は城下の入り口と比べ物にならない程、豪華で立派な門構えをしており、左右には強固な装備をした門兵が護っている
「あれ?こっちじゃないんですか?」
エメレッタが指摘するように正門付近で馬車は方向転換し進んでいった
「えぇ・・・お二方は重要人物ですので、別の入り口からになるんですよ。」
エメレッタにグラム大臣は優しく微笑んで応える
「にゃ!これが俗にいうビップ待遇かにゃ~?」
嬉しそうにするぎんた
それを見てハイハイと顔を左右に振りあきれるエメレッタ
しばらく馬車は走り城壁の壁に止まったと思えば、馬車の従者が壁の前で降りて何か作業をして少し経つと壁に魔法陣が出現する
その様子にぎんたとエメレッタは「「おぉお!!」」と感激する
従者は再び馬車に乗り込み馬車を魔法陣の中へと走らせる
一瞬視界がホワイトアウトしたと思えば、そこは城内で従者はいつの間にか下車して王族専用の馬繋場に馬車をしまっていた
ガチャッ
「お待たせ致しました。グラム大臣、ぎんた様、そしてエメレッタ様」
事前に連絡の入っていた案内役のメイドが馬車のドアを開け一礼をする
「うむ、ご苦労さま。ありがとう。では、参りましょう。」
グラム大臣はメイドにお礼をしてぎんたたちを先導する
城内の豪華さと周囲の雰囲気に圧倒されるつつ、グラム大臣の後をついていくエメレッタ
対してぎんたはラクシスと一度、城内に来た事あるのでさほど気にせず、エメレッタとついて行く
道中は絵画や骨とう品が並ぶ長い廊下を進みながら、すれ違う騎士やらメイドたち会釈をされ落ち着くことのできないエメレッタだった
「お二方、到着しましたよ。」
道中、キョロキョロと目を奪われていたエメレッタはグラム大臣の声でふと我に返る
「へ?」
「ふふふ・・・これより王の御前ですが、それほど緊張なさらなくても大丈夫ですよ?」
見るからにカチコチなエメレッタに心配な声を掛けるグラム大臣
それをみて笑いを堪えるのに必死なぎんた
余裕のないエメレッタの背にポンッと優しく手を置くグラム大臣
「あっはい。だ、大丈夫です」
「ぷぷぷ、声、震えてるにゃよ?」
小馬鹿にするぎんた
「こ、こういう時、ぎ、ぎんたさんはいいですね!!」
「まぁ、大丈夫です。とても素晴らしいお方です。気になさらないでください。」
天空の国ではラクシスが居たためなぜか緊張もせずに安心できたエメレッタ
今回はぎんただと変に緊張するエメレッタはグラム大臣の声に耳を傾ける余裕がないようだ
「では、お待ちいただくのも失礼ですので・・・入りましょう。」
グラム大臣の合図で左右に居た兵士がドアをゆっくりと開ける
光明に一瞬、視界が覆われると目の前に広がったのは大きく豪華な部屋だった
エメレッタの見た事もない石柱や赤い絨毯が広がり、その先の玉座に座るアーサット王が居た
以前に比べ渋くも表情が柔らかく、ラクシスのおかげだと頷けれる
「では、私の後に続いて来て下さい。」
グラム大臣のささやく声にコクンと頷くエメレッタ
それを確認したグラム大臣は一歩、一歩とゆっくり赤い絨毯の上を歩んでいく
エメレッタとぎんたもグラム大臣に合わせ後ろからゆっくりと進んでいく
アーサット王の御前に来たところでグラム大臣は跪いて挨拶をする
エメレッタとぎんたも見よう見まねで後を追いながら一緒に跪いて挨拶をした
その様子を確認したアーサット王は口を開く
「うむ、気にする事はない。面を上げよ。」
「ハッ」「は、はい。」「にゃ」
それぞれの反応をする
「此度、英雄の共をここに呼んだのは他でもない。数年前より異変が起きており、その調査を願いたいからだ。詳細はその方から頼む」
視線を向けられた一人の従者が3人に近付き手に持った羊皮紙を読み上げる
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「にゃ!」「えぇええ!!」
ぎんたとエメレッタとそれぞれ反応した
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