15 / 66
剣と宗と森の民
遭遇
しおりを挟む
「ふにゃぁ~、良い天気にゃあ!」
宿屋から出たぎんたはアーサット王国の通常門から出て清々しい伸びをしている
「ふぃ~本当、気持ちの良い朝ですね!」
エメレッタも釣られて伸びをする
「そうにゃね~物資が無ければ、もっと良いのににゃぁ」
「ちょっぎんたさん!?」
「じょ、冗談にゃ!」
「目が本気でしたよ!?」
「そ、そんな事ないにゃ?」
明らか様な表情をするぎんた
「も、もう・・・ぎんたさん依頼があるから私たち路銀に困らないんですからね?」
ジト目でぎんたを見るエメレッタ
なんだかんだ言って仲良しな2人
そんな談笑混じりの道中を楽しんでいく
すると、目先遠くにガラガラと馬車が通る音が聴こえてくる
「ぎんたさん、そこ危ないので端に移動しましょう!」
「あっそうにゃね?ここ狭いから邪魔になるにゃね」
2人は馬車の邪魔にならないように道端に移動して通り過ぎるのをじっと待つ
ガラガラッパカラパカラッガシャンガシャン
一定のリズムを刻みながらこちらに向かってくる馬車とそれらを先導する見たことのないローブと武装をした者たちが歩いている
「にゃ??珍しいにゃね」
「な、なんだか怖いですね。」
2人の前を通り過ぎる形でだんだんと近づいてくる白ベースに金の装飾をした馬車
馬やローブ、甲冑までも白に金縁のある統一された装備をしている
「それにあんな仰々しい行進で来るにゃんてアーサット王国に何かあったのかにゃ?」
「そ、そうですねぇ・・・それにあの見慣れない紋章もありますし」
エメレッタが気にかけた紋章には雷模様と馬が中心にあり、その背景に大剣が描かれている
「う~ん。方向的にもアーサット王国だから気になるにゃね」
何かあったのか?と行進の様子をついつい2人は目で追ってしまう
すると何人か2人の前を過ぎたあたりで一際豪華なローブを羽織った1人の者が声を掛ける
「おい!そこの獣!!」
唐突に発せられた言葉にぎんたとエメレッタはキョトンとする
「おい!聞いているのか?獣風情が吾輩の言葉を無視するではない!」
突然の罵声に驚き目をパチクリとしてしまう2人
その言葉を機に行進は止まる
「・・・にゃ?」
「え?」
「ん?なんだやはり吾輩の言葉が理解出来ておるではないか?」
「副審官殿、恐らく獣ゆえ、知性が悪く反応に時間がかかるのではないでしょうか?」
副審官と呼ばれた者の背後から声を掛ける別の者は甲冑を装備している
「にゃ??」
「うむ、そういう物か?なら仕方あるまい・・・で獣よ吾輩の言葉、理解しておるのか?」
ローブで表情が見えないが明らか様な侮辱行為にぎんたたちは嫌気を指す
「・・・失礼にゃ」
「ん?何か言ったか?聞き取れかったが?」
「初対面で失礼だにゃって言ったにゃ!!」
全身の毛を逆立て苛立ちをアピールするぎんた
「なっ!?何を言っている獣が!この気品溢れる吾輩に向かって失礼だ!とは・・・なんとも生意気な物だな!!」
「お、落ち着きなさいませ。副審官殿、獣ゆえ、やはり礼節作法すら分からないんですよ。プクククッ」
笑いを堪えつつ副審官に話かける兵
「そ、そうだな。吾輩とした事が獣程度に腹立てては雷神馬教の名折れよ」
「そうですともそうですとも、さて副審官殿、この獣はどうなさるつもりで?」
「え?」
話を聞いていたエメレッタは何を唐突に言ってるのか?と困惑した表情をする
「あぁ、もちろん他の奴と同様、吾輩たちの糧として栄誉ある勤めのため本部に送ってやろう!」
「ほぉ・・・さすが、副審官殿!とても素晴らしい教えだと存じます。」
「あぁ・・・ふふふ、そうだ・ろ?では後は頼んだぞ?吾輩は先に場所へ戻る」
「はい。お任せくださいませ。」
深々と頭を下げて副審官を見送る兵
その様子を最後まで大人しく聞いていたぎんたの苛立ちもピークを迎えそうだ
「にゃんにゃ!さっきから雷神馬教だとか訳の分からにゃいこと言って!」
「ふん!獣共に我ら神意ある雷神馬教を理解できるとは思っておらぬわ!」
「はぁ!?」
「し、信じられませんね!黙って聴いていたら初対面に対して獣だとか罵声の数々!ありえませんよ!?」
ぎんた、エメレッタと共に怒りをぶつける
「プクククッ戯言を!あぁそうか、そうか、獣程度が理解なんてできるわけないわな!」
余裕ある含み笑いをしつつ2人を馬鹿にする
「あ゛ぁにゃんにゃ!!」
「ほぉ、歯向かうのか?」
「訳が分からにゃいにゃ!」
兵は帯剣を抜き取り2人を仰ぐ
「相手も抜剣してきたので、こちらも相手になりますよ!?」
キランッと一瞬、兵の背後が光る
バシュッ、バシュッ
「えっ?ぎんたさ・・・ん」
ぎんたは足から崩れ落ち、エメレッタの意志も遠退いていく
「プクククッ私が同等に戦うとも?やはり、獣は愚か・・・愚かだ!プクククッ」
2人の意識が消えゆく中、雷神馬教と名乗る兵の不気味な声だけが聴こえていく
宿屋から出たぎんたはアーサット王国の通常門から出て清々しい伸びをしている
「ふぃ~本当、気持ちの良い朝ですね!」
エメレッタも釣られて伸びをする
「そうにゃね~物資が無ければ、もっと良いのににゃぁ」
「ちょっぎんたさん!?」
「じょ、冗談にゃ!」
「目が本気でしたよ!?」
「そ、そんな事ないにゃ?」
明らか様な表情をするぎんた
「も、もう・・・ぎんたさん依頼があるから私たち路銀に困らないんですからね?」
ジト目でぎんたを見るエメレッタ
なんだかんだ言って仲良しな2人
そんな談笑混じりの道中を楽しんでいく
すると、目先遠くにガラガラと馬車が通る音が聴こえてくる
「ぎんたさん、そこ危ないので端に移動しましょう!」
「あっそうにゃね?ここ狭いから邪魔になるにゃね」
2人は馬車の邪魔にならないように道端に移動して通り過ぎるのをじっと待つ
ガラガラッパカラパカラッガシャンガシャン
一定のリズムを刻みながらこちらに向かってくる馬車とそれらを先導する見たことのないローブと武装をした者たちが歩いている
「にゃ??珍しいにゃね」
「な、なんだか怖いですね。」
2人の前を通り過ぎる形でだんだんと近づいてくる白ベースに金の装飾をした馬車
馬やローブ、甲冑までも白に金縁のある統一された装備をしている
「それにあんな仰々しい行進で来るにゃんてアーサット王国に何かあったのかにゃ?」
「そ、そうですねぇ・・・それにあの見慣れない紋章もありますし」
エメレッタが気にかけた紋章には雷模様と馬が中心にあり、その背景に大剣が描かれている
「う~ん。方向的にもアーサット王国だから気になるにゃね」
何かあったのか?と行進の様子をついつい2人は目で追ってしまう
すると何人か2人の前を過ぎたあたりで一際豪華なローブを羽織った1人の者が声を掛ける
「おい!そこの獣!!」
唐突に発せられた言葉にぎんたとエメレッタはキョトンとする
「おい!聞いているのか?獣風情が吾輩の言葉を無視するではない!」
突然の罵声に驚き目をパチクリとしてしまう2人
その言葉を機に行進は止まる
「・・・にゃ?」
「え?」
「ん?なんだやはり吾輩の言葉が理解出来ておるではないか?」
「副審官殿、恐らく獣ゆえ、知性が悪く反応に時間がかかるのではないでしょうか?」
副審官と呼ばれた者の背後から声を掛ける別の者は甲冑を装備している
「にゃ??」
「うむ、そういう物か?なら仕方あるまい・・・で獣よ吾輩の言葉、理解しておるのか?」
ローブで表情が見えないが明らか様な侮辱行為にぎんたたちは嫌気を指す
「・・・失礼にゃ」
「ん?何か言ったか?聞き取れかったが?」
「初対面で失礼だにゃって言ったにゃ!!」
全身の毛を逆立て苛立ちをアピールするぎんた
「なっ!?何を言っている獣が!この気品溢れる吾輩に向かって失礼だ!とは・・・なんとも生意気な物だな!!」
「お、落ち着きなさいませ。副審官殿、獣ゆえ、やはり礼節作法すら分からないんですよ。プクククッ」
笑いを堪えつつ副審官に話かける兵
「そ、そうだな。吾輩とした事が獣程度に腹立てては雷神馬教の名折れよ」
「そうですともそうですとも、さて副審官殿、この獣はどうなさるつもりで?」
「え?」
話を聞いていたエメレッタは何を唐突に言ってるのか?と困惑した表情をする
「あぁ、もちろん他の奴と同様、吾輩たちの糧として栄誉ある勤めのため本部に送ってやろう!」
「ほぉ・・・さすが、副審官殿!とても素晴らしい教えだと存じます。」
「あぁ・・・ふふふ、そうだ・ろ?では後は頼んだぞ?吾輩は先に場所へ戻る」
「はい。お任せくださいませ。」
深々と頭を下げて副審官を見送る兵
その様子を最後まで大人しく聞いていたぎんたの苛立ちもピークを迎えそうだ
「にゃんにゃ!さっきから雷神馬教だとか訳の分からにゃいこと言って!」
「ふん!獣共に我ら神意ある雷神馬教を理解できるとは思っておらぬわ!」
「はぁ!?」
「し、信じられませんね!黙って聴いていたら初対面に対して獣だとか罵声の数々!ありえませんよ!?」
ぎんた、エメレッタと共に怒りをぶつける
「プクククッ戯言を!あぁそうか、そうか、獣程度が理解なんてできるわけないわな!」
余裕ある含み笑いをしつつ2人を馬鹿にする
「あ゛ぁにゃんにゃ!!」
「ほぉ、歯向かうのか?」
「訳が分からにゃいにゃ!」
兵は帯剣を抜き取り2人を仰ぐ
「相手も抜剣してきたので、こちらも相手になりますよ!?」
キランッと一瞬、兵の背後が光る
バシュッ、バシュッ
「えっ?ぎんたさ・・・ん」
ぎんたは足から崩れ落ち、エメレッタの意志も遠退いていく
「プクククッ私が同等に戦うとも?やはり、獣は愚か・・・愚かだ!プクククッ」
2人の意識が消えゆく中、雷神馬教と名乗る兵の不気味な声だけが聴こえていく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる