35 / 66
生命との狭間
不死鳥
しおりを挟む
ドンッギギィ
ドンッギギィ
遠くから聞こえていた鳴き声がだんだんと近づいてくる
「や、やばいにゃ何か来たにゃ!!」
子どもを抱き抱えたまま、左右にアタフタと動きはじめるぎんた
エメレッタとガンフゥは遠くから響き渡る咆哮に反応して慌てて周囲を警戒しはじめる
ドンッ ドンッ ヴォォオオ!
3メートル近くある体長に全身には大小様々な溶岩と火山灰を纏って狒々とよく似た生物が飛んで来た
「な、なんですか!?この巨大な狒々は!?」
口をあんぐり開け驚くエメレッタ
「あれが、成体の溶岩猿・・・知能も高く分厚い皮膚に覆われた手で巨大な岩石を投げ相手を追い詰めて袋小路にしてから狩る習性を持つと聞く。こ、こいつは厄介・・・だ」
あまりの恐怖に腰を抜かしプルプルと震えるガンフゥ
ぎんたは子どもの溶岩猿を抱えたままクルクル回っている
「ぎ、ぎんたさん!とりあえずその子を返してあげてください!!」
エメレッタがぎんたにアドバイスする
「にゃ!?その手があったにゃ!ぎんたは何も悪いことしていないにゃ!」
エメレッタの声に気づき、慌てつつも溶岩猿の子どもを成体溶岩猿に差し出す
ドスンドスンッと巨体がぎんたに近付き目の前でじっと睨みつけるように匂いを嗅ぐ
「・・・・」
至近距離の溶岩猿に身動きの取れないぎんた
「・・・・フンガフンガ」
「キィ!キキィ!」
溶岩猿の子どもが他の個体と何かを話し合っているように見える
「・・・」
「ドンドンドンッヴォォオ!!」
突如、両手で自身の胸を叩きドラミングをし咆哮する溶岩猿
「に"ゃぁ!?」「うぉ!?」「・・・!?」
ドンッ
驚きのあまり3人はそれぞれ腰を抜かす
「や、やばいにゃ!!」
ドスドスドス・・・
「か、帰ったにゃ・・・?」
「さ、去って行きましたね・・・?」
「がははは・・・た、助かちまった。」
3人がそれぞれ危機が去り安堵した
その瞬間
ゴゴゴゴゴッ
バキッどろっ
「にゃ!?にゃにが起こったにゃ!?」
地響きがし、突如活発となった火山
目と鼻の先で漏れ始めるマグマ
「や、やばい!探索どころじゃねぇ!ずらかるぞ!」
脱兎の如くエメレッタ、ぎんたの手を引いて来た道を引き返そうとするガンフゥ
「にゃ!?」「えっ!?ちょっと」
有無言えぬまま2人は連れ去られそうとした時
ドォォン
ゴポッゴポッゴポッ
流れ出るマグマに異変が起きる
「ん!?何が起きた??」
最初に違和感を感じたガンフゥ
ピタッ
「??マグマが止まってにゃ?」
ガンフゥに釣られぎんたも異変に気づく
「・・・時間が止まっているみたいに静かになりましたね・・・?」
周囲が静寂していった・・・
サアァ・・・・
ゴゴゴゴゴッ
停止したマグマが戻り始める
「戻っていく・・・」
目の前で起こる信じれない現象に脳内が追い付けないガンフゥ
「にゃ・・・にゃにが起こってるにゃ???」
「逆に戻っていきますね??ま、マグマが元に戻って・・・」
ぎんた、エメレッタも理解できず、目の前の光景をただ、ただ傍観するしかなかった
流れ出していたマグマや火山灰などが時間を遡ったように火山の山頂へゆっくりと戻っていく
「「「・・・!?」」」
夢でも見ているかのような光景に3人は理解が追いつかない
周囲は高温で焼け焦げてマグマがあった跡がくっきりと残っていて夢ではなく現実なんだと実感してしまう
少し傍観している間にマグマや火山灰が火山の山頂へ戻っており、何事もなかったかのように噴火する前の風景になっていた
「・・・???」
「ど、どうなってんだ???」
「り、理解が追いつけませんね。」
ぎんた、ガンフゥ、エメレッタはそれぞれ反応して一息をつこうとその場に座り込んだ
その瞬間、轟音と共に火山を中心とした魔法陣が展開され火山が赤白く光って次第に高層ビルほどの巨大な鳥を模した形が出来上がっていく
鷹に良く似た姿の尾は7つに別れ、孔雀の様な色鮮やかな赤、黄、橙、金と綺麗な色をした目のような柄があちこち散らばるようにある
凛々しくも神々しいその見た目は不死鳥そのもの
「「「・・・」」」ゴクリッ
全身燃え上がるその美しさに見惚れてしまう3人
「・・・懐かしい魂の匂いがしたと思えば、勘違いだったか。」
不死鳥の綺麗な声が優しく発せられる
「「「・・・」」」
「・・・そこの精霊よ。なぜ、あの方と似た匂いがする?」
不死鳥は少し目を細め、ぎんたに尋ねる
「・・・!綺麗だにゃ!!」
不死鳥の問いに我に戻ったぎんたは意味もわからず感想を述べる
「・・・問いに答えよ。」
「にゃ!あの方とは何にゃ!!ぎんたはぎんたにゃ!」
またも不死鳥の問いに意味不明な返答をするぎんた
2人は見とれるままで微動だにしない
「・・・。ラクシス様の匂いがしたと思ったが、残念だ。」
フゥとガッカリする不死鳥
「にゃ!?お前!ラクシスを知ってるかにゃ!?」
ぎんたが驚いて聞き返した瞬間、周囲の温度が急上昇する
「今、なんと言った?バステトの眷属風情がラクシス様に向かってなんと言った?」
不死鳥を包む全身の炎が激しく燃え上がる
ヂリッ
周囲から焦げ付く匂いがする
「にゃ、にゃ!?」
焦りはじめるぎんた
このままだとガンフゥとエメレッタが危ない
ドンッギギィ
遠くから聞こえていた鳴き声がだんだんと近づいてくる
「や、やばいにゃ何か来たにゃ!!」
子どもを抱き抱えたまま、左右にアタフタと動きはじめるぎんた
エメレッタとガンフゥは遠くから響き渡る咆哮に反応して慌てて周囲を警戒しはじめる
ドンッ ドンッ ヴォォオオ!
3メートル近くある体長に全身には大小様々な溶岩と火山灰を纏って狒々とよく似た生物が飛んで来た
「な、なんですか!?この巨大な狒々は!?」
口をあんぐり開け驚くエメレッタ
「あれが、成体の溶岩猿・・・知能も高く分厚い皮膚に覆われた手で巨大な岩石を投げ相手を追い詰めて袋小路にしてから狩る習性を持つと聞く。こ、こいつは厄介・・・だ」
あまりの恐怖に腰を抜かしプルプルと震えるガンフゥ
ぎんたは子どもの溶岩猿を抱えたままクルクル回っている
「ぎ、ぎんたさん!とりあえずその子を返してあげてください!!」
エメレッタがぎんたにアドバイスする
「にゃ!?その手があったにゃ!ぎんたは何も悪いことしていないにゃ!」
エメレッタの声に気づき、慌てつつも溶岩猿の子どもを成体溶岩猿に差し出す
ドスンドスンッと巨体がぎんたに近付き目の前でじっと睨みつけるように匂いを嗅ぐ
「・・・・」
至近距離の溶岩猿に身動きの取れないぎんた
「・・・・フンガフンガ」
「キィ!キキィ!」
溶岩猿の子どもが他の個体と何かを話し合っているように見える
「・・・」
「ドンドンドンッヴォォオ!!」
突如、両手で自身の胸を叩きドラミングをし咆哮する溶岩猿
「に"ゃぁ!?」「うぉ!?」「・・・!?」
ドンッ
驚きのあまり3人はそれぞれ腰を抜かす
「や、やばいにゃ!!」
ドスドスドス・・・
「か、帰ったにゃ・・・?」
「さ、去って行きましたね・・・?」
「がははは・・・た、助かちまった。」
3人がそれぞれ危機が去り安堵した
その瞬間
ゴゴゴゴゴッ
バキッどろっ
「にゃ!?にゃにが起こったにゃ!?」
地響きがし、突如活発となった火山
目と鼻の先で漏れ始めるマグマ
「や、やばい!探索どころじゃねぇ!ずらかるぞ!」
脱兎の如くエメレッタ、ぎんたの手を引いて来た道を引き返そうとするガンフゥ
「にゃ!?」「えっ!?ちょっと」
有無言えぬまま2人は連れ去られそうとした時
ドォォン
ゴポッゴポッゴポッ
流れ出るマグマに異変が起きる
「ん!?何が起きた??」
最初に違和感を感じたガンフゥ
ピタッ
「??マグマが止まってにゃ?」
ガンフゥに釣られぎんたも異変に気づく
「・・・時間が止まっているみたいに静かになりましたね・・・?」
周囲が静寂していった・・・
サアァ・・・・
ゴゴゴゴゴッ
停止したマグマが戻り始める
「戻っていく・・・」
目の前で起こる信じれない現象に脳内が追い付けないガンフゥ
「にゃ・・・にゃにが起こってるにゃ???」
「逆に戻っていきますね??ま、マグマが元に戻って・・・」
ぎんた、エメレッタも理解できず、目の前の光景をただ、ただ傍観するしかなかった
流れ出していたマグマや火山灰などが時間を遡ったように火山の山頂へゆっくりと戻っていく
「「「・・・!?」」」
夢でも見ているかのような光景に3人は理解が追いつかない
周囲は高温で焼け焦げてマグマがあった跡がくっきりと残っていて夢ではなく現実なんだと実感してしまう
少し傍観している間にマグマや火山灰が火山の山頂へ戻っており、何事もなかったかのように噴火する前の風景になっていた
「・・・???」
「ど、どうなってんだ???」
「り、理解が追いつけませんね。」
ぎんた、ガンフゥ、エメレッタはそれぞれ反応して一息をつこうとその場に座り込んだ
その瞬間、轟音と共に火山を中心とした魔法陣が展開され火山が赤白く光って次第に高層ビルほどの巨大な鳥を模した形が出来上がっていく
鷹に良く似た姿の尾は7つに別れ、孔雀の様な色鮮やかな赤、黄、橙、金と綺麗な色をした目のような柄があちこち散らばるようにある
凛々しくも神々しいその見た目は不死鳥そのもの
「「「・・・」」」ゴクリッ
全身燃え上がるその美しさに見惚れてしまう3人
「・・・懐かしい魂の匂いがしたと思えば、勘違いだったか。」
不死鳥の綺麗な声が優しく発せられる
「「「・・・」」」
「・・・そこの精霊よ。なぜ、あの方と似た匂いがする?」
不死鳥は少し目を細め、ぎんたに尋ねる
「・・・!綺麗だにゃ!!」
不死鳥の問いに我に戻ったぎんたは意味もわからず感想を述べる
「・・・問いに答えよ。」
「にゃ!あの方とは何にゃ!!ぎんたはぎんたにゃ!」
またも不死鳥の問いに意味不明な返答をするぎんた
2人は見とれるままで微動だにしない
「・・・。ラクシス様の匂いがしたと思ったが、残念だ。」
フゥとガッカリする不死鳥
「にゃ!?お前!ラクシスを知ってるかにゃ!?」
ぎんたが驚いて聞き返した瞬間、周囲の温度が急上昇する
「今、なんと言った?バステトの眷属風情がラクシス様に向かってなんと言った?」
不死鳥を包む全身の炎が激しく燃え上がる
ヂリッ
周囲から焦げ付く匂いがする
「にゃ、にゃ!?」
焦りはじめるぎんた
このままだとガンフゥとエメレッタが危ない
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる