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原因とその先
いざっ
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しばらくして完全武装をしたポセイラスが2人の元へ戻ってきた
「・・・準備出来たか?」
見た目の変わらないぎんたとエメレッタに疑問を投げかける
「えっとですね・・・この装備しかなくて」
「ぎんたはこのままにゃ!」
視線を泳がせて自信なさげにするエメレッタに対して何故か自信満々な表情のぎんた
「なるほど、まぁ私がサポートしよう。海の中は大変だからね。」
ポセイラスはゴソゴソと腰に付いた小さなポーチの中に手を入れて何かを取り出して2人に見せる
「何にゃそれ?」
手に持っていたのは紐で繋げられた複数の何かの歯を使ったブレスレットで中心に青と緑が入り混ざった玉が付けられている
「・・・ブレスレットですか?」
「そう。これは稀有な魔物の歯で出来ていて中心には私の力を込めてあるんだ。だから、よほどの奴以外は近寄って来ないし、来れないんだよ。」
ポセイラスはエメレッタとぎんたに説明して手渡した
それを素直に身につけると体に薄い膜の様な物が包み込む
「な、なんですかこれ!?触れない?」
「にゃ!?凄いにゃ!」
自身に覆われた膜に触れようとするエメレッタを見て一緒に驚くぎんた
「ふふふ、面白い反応をするね。それが効果だよ。」
感動するぎんたとあたふたとするエメレッタ
「では、行こうか?」
「・・・分かったにゃ!」
「え、あっはい。行きます。」
3人は孤児院から出て
離れる時にシスターセイラ、オババ様、子供達から見送られ出立して砂浜に向かう
孤児院から砂浜へは意外と近くすぐに到着する事が出来た
「うわぁ!ぎんたさん凄いですよ!」
「エメレッタ、何遊んでるにゃ。」
エメレッタは歩いて出来た足跡を振り向いて感動をしているとぎんたに突っ込まれる
「だって初めてですよ!こんな広い砂場と水溜り!」
「はいはい、そうにゃね。そうにゃね。」
エメレッタの興奮を適当にぎんたは遇らう
「もう!なんですか!?」
「ふふふ、その辺にしとくといいよ。これから潜るんだから。」
噛みつこうとするエメレッタを宥めるポセイラス
「そうにゃ。」
「で、でも、海中に入るんですよね?」
足元に来ている波を指差しながらポセイラスに答えるエメレッタ
「まぁ、そうなるね。道は私が案内するよ。」
「あぁーもうさっさと入るにゃ!」
「きゃっちょっ」ざぽーんっ
ポセイラスの話を横目に水へ抵抗のあるエメレッタを後ろから押すぎんた
「ちょっ、ぎんた。私がまだ先に潜っていないのに・・・」
慌てて潜って追いかけるポセイラスとゆっくりとマイペースに潜るぎんた
視界の先に映るのは帯状に差す光がユラユラと揺れ淡い青は深くなるにつれ濃淡が美しく
キラキラと煌めく岩や色鮮やかな魚が溢れている
「あれ!?す、凄い!私、水の中で呼吸が・・・って喋れていますよ!?」
「ふふ、落ち着いて」
水中で1人、興奮するエメレッタを落ち着かせるポセイラス
「ぎんたさん!私たちって本当に影響されないんですね!」
「ゴポゴポ何言っているか分からないにゃ」
ポセイラスとエメレッタとの話に後から追って来たぎんたがニヒルに笑い茶々を入れる
「もう初めて何ですからいいじゃないですか!」
「にゃははははっ」
「はっはっはっは!ぎんたは意地悪だなぁ!」
2人やり取りに思わず、吹き出してしまうポセイラス
「それにしても、ポセイラスさんも(海中)平気なんですね?」
「ん?伝わったと思ってたんだけどね。私は海の民との混血で首にエラがあるから平気なんだよ。」
「まぁなんでもいいにゃ。海は何とにゃく嫌だからササッと先に行こうにゃ。」
エメレッタの質問に優しく答えるポセイラスをぎんたが急かす
「あ、あぁすまない。そうだな。早く進もう。」
「そうですね。すいませんでした。」
「分かればいいにゃ。」
素直に謝る2人を気にする事なく先を指差しぎんたは催促する
それにハイハイと頷き3人は海中を深く潜っていく
見渡す全ての方向に生き物が見える世界
大小様々な魚が泳いでいたり、こちらをあきらかに捕食しようとする硬いトゲに覆われた球状の魚などポセイラスが率先して対処してさらに進んでいく
しばらくして海の中にも慣れ始めた頃、前方から視線を感じ振り向くと鮫の頭に大きなコウモリの翼に似たヒレと長い尾を持ち、強靭な手足の生えた巨大な生物が何かを護るように鎮座していた
「なっ何にゃあれ!?」
「・・・噂では聞いていたけど、あれが鮫龍か、やっかいな」
「す、すごくこっちを見ているにゃ。」
「あれ?動く様子ないですね?」
警戒心を高めながら、距離を取る3人
「・・・恐らくこの先にある遺跡を護っているのだろう。当然、目的地はそこになる。」
「そ、そうなんですね。」
「こっち見てもだめにゃ。」
エメレッタは恐る恐るぎんたを見るが一蹴される
「で、ですよね~。ポセイラスさんどうしましょう。」
今度はポセイラスに視線を向けて助けを求める
「まぁ、ここで立ち止まってても意味ないからね。」
「・・・めちゃくちゃ強そうですよ?」
諦めないエメレッタに首を左右へ振って肩にポンと手を添え「ここを抜けないとね?」と止めを刺す
「そ、そんなぁ・・・」
「もうここでグダグダ言ってても意味ないにゃ!」
がっかりするエメレッタへ更に追い打ちをかけるぎんた
「まぁ・・・作戦を練ろうか。」
「は、はい。」
「分かったにゃ。」
渋々納得するエメレッタと淡々と答えるぎんただった
「・・・準備出来たか?」
見た目の変わらないぎんたとエメレッタに疑問を投げかける
「えっとですね・・・この装備しかなくて」
「ぎんたはこのままにゃ!」
視線を泳がせて自信なさげにするエメレッタに対して何故か自信満々な表情のぎんた
「なるほど、まぁ私がサポートしよう。海の中は大変だからね。」
ポセイラスはゴソゴソと腰に付いた小さなポーチの中に手を入れて何かを取り出して2人に見せる
「何にゃそれ?」
手に持っていたのは紐で繋げられた複数の何かの歯を使ったブレスレットで中心に青と緑が入り混ざった玉が付けられている
「・・・ブレスレットですか?」
「そう。これは稀有な魔物の歯で出来ていて中心には私の力を込めてあるんだ。だから、よほどの奴以外は近寄って来ないし、来れないんだよ。」
ポセイラスはエメレッタとぎんたに説明して手渡した
それを素直に身につけると体に薄い膜の様な物が包み込む
「な、なんですかこれ!?触れない?」
「にゃ!?凄いにゃ!」
自身に覆われた膜に触れようとするエメレッタを見て一緒に驚くぎんた
「ふふふ、面白い反応をするね。それが効果だよ。」
感動するぎんたとあたふたとするエメレッタ
「では、行こうか?」
「・・・分かったにゃ!」
「え、あっはい。行きます。」
3人は孤児院から出て
離れる時にシスターセイラ、オババ様、子供達から見送られ出立して砂浜に向かう
孤児院から砂浜へは意外と近くすぐに到着する事が出来た
「うわぁ!ぎんたさん凄いですよ!」
「エメレッタ、何遊んでるにゃ。」
エメレッタは歩いて出来た足跡を振り向いて感動をしているとぎんたに突っ込まれる
「だって初めてですよ!こんな広い砂場と水溜り!」
「はいはい、そうにゃね。そうにゃね。」
エメレッタの興奮を適当にぎんたは遇らう
「もう!なんですか!?」
「ふふふ、その辺にしとくといいよ。これから潜るんだから。」
噛みつこうとするエメレッタを宥めるポセイラス
「そうにゃ。」
「で、でも、海中に入るんですよね?」
足元に来ている波を指差しながらポセイラスに答えるエメレッタ
「まぁ、そうなるね。道は私が案内するよ。」
「あぁーもうさっさと入るにゃ!」
「きゃっちょっ」ざぽーんっ
ポセイラスの話を横目に水へ抵抗のあるエメレッタを後ろから押すぎんた
「ちょっ、ぎんた。私がまだ先に潜っていないのに・・・」
慌てて潜って追いかけるポセイラスとゆっくりとマイペースに潜るぎんた
視界の先に映るのは帯状に差す光がユラユラと揺れ淡い青は深くなるにつれ濃淡が美しく
キラキラと煌めく岩や色鮮やかな魚が溢れている
「あれ!?す、凄い!私、水の中で呼吸が・・・って喋れていますよ!?」
「ふふ、落ち着いて」
水中で1人、興奮するエメレッタを落ち着かせるポセイラス
「ぎんたさん!私たちって本当に影響されないんですね!」
「ゴポゴポ何言っているか分からないにゃ」
ポセイラスとエメレッタとの話に後から追って来たぎんたがニヒルに笑い茶々を入れる
「もう初めて何ですからいいじゃないですか!」
「にゃははははっ」
「はっはっはっは!ぎんたは意地悪だなぁ!」
2人やり取りに思わず、吹き出してしまうポセイラス
「それにしても、ポセイラスさんも(海中)平気なんですね?」
「ん?伝わったと思ってたんだけどね。私は海の民との混血で首にエラがあるから平気なんだよ。」
「まぁなんでもいいにゃ。海は何とにゃく嫌だからササッと先に行こうにゃ。」
エメレッタの質問に優しく答えるポセイラスをぎんたが急かす
「あ、あぁすまない。そうだな。早く進もう。」
「そうですね。すいませんでした。」
「分かればいいにゃ。」
素直に謝る2人を気にする事なく先を指差しぎんたは催促する
それにハイハイと頷き3人は海中を深く潜っていく
見渡す全ての方向に生き物が見える世界
大小様々な魚が泳いでいたり、こちらをあきらかに捕食しようとする硬いトゲに覆われた球状の魚などポセイラスが率先して対処してさらに進んでいく
しばらくして海の中にも慣れ始めた頃、前方から視線を感じ振り向くと鮫の頭に大きなコウモリの翼に似たヒレと長い尾を持ち、強靭な手足の生えた巨大な生物が何かを護るように鎮座していた
「なっ何にゃあれ!?」
「・・・噂では聞いていたけど、あれが鮫龍か、やっかいな」
「す、すごくこっちを見ているにゃ。」
「あれ?動く様子ないですね?」
警戒心を高めながら、距離を取る3人
「・・・恐らくこの先にある遺跡を護っているのだろう。当然、目的地はそこになる。」
「そ、そうなんですね。」
「こっち見てもだめにゃ。」
エメレッタは恐る恐るぎんたを見るが一蹴される
「で、ですよね~。ポセイラスさんどうしましょう。」
今度はポセイラスに視線を向けて助けを求める
「まぁ、ここで立ち止まってても意味ないからね。」
「・・・めちゃくちゃ強そうですよ?」
諦めないエメレッタに首を左右へ振って肩にポンと手を添え「ここを抜けないとね?」と止めを刺す
「そ、そんなぁ・・・」
「もうここでグダグダ言ってても意味ないにゃ!」
がっかりするエメレッタへ更に追い打ちをかけるぎんた
「まぁ・・・作戦を練ろうか。」
「は、はい。」
「分かったにゃ。」
渋々納得するエメレッタと淡々と答えるぎんただった
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