転生したら猫でした。

わんコロ餅

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第1缶

4ー1衝撃と日常

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フゴフゴッ

なんだこの毛深いものは、私はまだ疲れているのに・・・

モゾモゾとまだ寝たい身体に鞭を打ち重い目蓋まぶたを徐々に開けていく

!?

なんだこの細長く灰色の物は!?

ってお前アルフォンスの尾ではないか!!

魔王に向かって尻を向けるではない!

ペシッと前足もとい猫パンチこぶしで尻を叩きつける。

お、起きない・・・

ま、まぁ苦難(?)の末に辿り着き疲労も溜まっているのだろう・・・と自身を無理やり納得させ苛立ちを胸にしまっておく。

さて、昨夜ともに就寝した少女は・・・と

器用にアルフォンスを抱きしめ幸せそうに寝ており満足気であった。

そんな2人(?)を起こすほど、無粋な事はしない。

それに今は日が昇りさほど経ってはいない様子でこのチャンスを逃すわけにはいかない。

せっかくの自由ひとりなのだから、

この世界の貴族とやらの屋敷はどんなものか散策しようではないか!

まず、改めてこの部屋を見渡すとやはり淡いピンクが基調とされていて綺麗に片付いている。

おそらくはメイドたちが綺麗にしているのだろう。

見た事のない物や見覚えのある形の衣類をしまう家具も存在する。

まぁこの部屋はこの辺で違う場所にでも向かうとしよう・・・

と思ったもののここで大きな難関が発覚する

それは、ここ部屋の出入り口と思われる扉のドアノブで自身のサイズと高さを考慮しても

・・・開ける事が出来ないのだ。

正確にいうと全力で飛びかかった場合は恐らく届くだろう・・・

しかし、ドアノブに引っ掛かり引くもしくは押す事はできないだろう。

はて、どうしたものだろうか?

脳内で考える。

・・・考える。

よし、いくつかの候補を思い付いた。

ひとつ、近くの家具を利用して勢いでしがみつき自重を利用し開ける。

ふたつ、バカアルフォンスを利用してどうにかする。

みっつ、禁断の魔力を行使してドアノブを動かす。

よっつ、少女を起こし扉を開けてもらう。

いつつ、諦める。

・・・う~む。

ダメだ。

どれもパッとしないし、みっつめ以降なんて論外だ。

よっつめなんて、本末転倒だし秘密の散策が意味なくなる。

・・・仕方がない、やれるだけやってみるか!

数歩下がり、気合いを入れて勢いよく走り出す!


トゥッ!


ガシッ

ぶらんっ

よ、よしっここまでは順調だ。

頼む押すタイプで、あってくれ!

ギィという扉の独特な音ともにその豪華な扉は開かれた。


や、やったうまく成功したようだ。

あとはこのまま降りて身体で開ければ大丈夫だ。

部屋の脱出に喜びを噛みしめて左右確認し面白みのある場所へ駆けていく。
























・・・ゴソゴソッむく

「ん?猫ちゃん・・・?」


早朝の楽しい散策が早くも終わりの危機に迫っている事すらつい知らず。




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