転生したら猫でした。

わんコロ餅

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第4缶

3ー2

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はて?英雄はぎんたを何処に連れて行ったんだろう??と頭を少し捻っていると会話が聞こえてきた。

「タカシ、なんだったんじゃ?」

「あーほら、石田病院でそろそろぎんたをね!」

「ん?おぉ~そぉかそぉかもうそんな時期かい」
と少し思考を巡らせ納得する。

「ねーパパ、ぎんた病院にいったの?」

「そうだよ!」

「何しに行ったの?」

「大人になりに行ったんだよ。」


不思議そうに少し考えてみたようで
「ふーん、そかー」
とミサキちゃんには、よく分からなかったみたいだ。

「あっミサキ!ぎんたの居ない分まで楽しんじゃおうか!今日は久しぶりに雪が積もったし、お外で遊んじゃおう!」

「え?お外いいの?」

「うん、今日は特別だ!その間、親父とお袋は家で休んでてくれ!さぁ着替えよう。」

・・・。

久方ぶりにあったふたりと遊んでもらっている間ミサキちゃんは準備をしていて着替え終えたようだ。

いつもと一風変わってモコモコの白い帽子と薄水色のマントみたいなのを羽織っている。

「おぉミサキや、妖精さんみたいになって可愛いねー!」

「そうだのぉ、まるでテレビに出てきそうじゃ!」

老夫婦の大絶賛にミサキちゃんも満足気でとても可愛い。

「それじゃ親父、お袋行ってくる!」

「行ってくるね!」

老夫婦に挨拶をして親子ふたりは家の目の前で雪遊びをするため玄関に出る。

もちろん、私も初めての銀世界で遊ぶのだから興奮しないわけない。

とても楽しみだ。


「わぁーい!雪がたくさん積もってるよ!パパ!」

「そうだね!危ないから走ったらダメだよ?お家の前で雪だるま作ろうか!実はパパ、バケツ持ってきたんだ!」


雪だるま?バケツ?

そして、何という美しさだ!窓から見ていた雪とは比べ物にならないほど寒くて白い。

何よりもふわふわで冷たく私が隠れてしまいそうだ。

兎にも角にも未知数すぎる状態のままミサキちゃんたちと遊ぶのは危険だ!様子を見ることにしよう!

雪だるまとやらも気がかりでもあるから・・・などと思考していると親子ふたりは手で丸めた雪を蹲み込みながらコロコロと転がしてどんどん大きくしていく。


目の前で起きる不思議な現象には目を疑うほどでそれを2つ作っては縦に重ね何やら目と口を作り、先ほど話していたバケツを上部に被せる。

あぁ・・・なるほど!これが雪だるまという奴なのか!


その姿はまるで生き物のような形どり前世で見たゴーレムのようなものだった。

「ふふふ、パパできたね!ねぇねぇクロミと写真撮って!」

「よ、よーしわかった!撮ろう!」

一瞬、寂しそうな表情を見せたパパさんだったが恐らく一緒に撮りたかったのだろう。

私はミサキちゃんに抱き抱えられ雪だるまの前で記念撮影をする。


満面な笑顔で撮れた写真でパパさんも上機嫌だ。


しばらく私も雪遊びに参加して雪に慣れた頃、空は青から赤へに変わって私たちは家の中へと戻った。
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