転生したら猫でした。

わんコロ餅

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第4缶

3ー1銀世界、来たりて

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台風も無事過ぎ去って数ヶ月経った今、私たちの身体はスクスク大きくなり成長した。

世間では実りの時期も過ぎ、少しずつ寒く景色は白く冬になってきた。

外では雪が積もり雪掻きに忙しい人がチラホラ見える。


そんな様子を窓から見ていると久方に見知った姿が見えてきた。

コンコンとドアを叩く音がする

その音を聞いた私とぎんたは慌てて迎えに行く

その姿はシッポが揺れてどこか嬉しそうだ。


それもそのはず、久方の訪問客とは東大家の老夫婦である

「お、クロミにぎんた大っきくなったのぉ~!」
「久方ぶりに見たけど猫は大きくなるのが早いね~」

「あぁ!おじいちゃん!おばあちゃん!」

「おーミサキや大きなってぇ!バァバ会えて嬉しいよ」 

両手を後ろで組みユサユサ上半身を揺らし小恥ずかしそうに喜ぶ
「ふふふそっかなぁ?ミサキも会えて嬉しいよっ!」

「そうか、そうかジィジも嬉しいわい」

「ふふふ、ありがとう。ではジィジ、バァバお入り下さーい!」

老夫婦は微笑ましく玄関で靴を脱いでお邪魔する。

「ホッホッホッ、タカシや帰ったぞ!」
「タカシ帰りましたよ~!」

「ふふふ、タカシ~ジィジとバァバが帰ってきたよぉ」

ん?タカシ?

聞き慣れない名前に困惑していると本人が現れ、ようやく理解した。

「あっ親父とお袋おかえり!そしてミサキ、パパを名前で呼ばないの!」

老夫婦はミサキちゃんの罰の悪そうな顔にクスクスと笑う。

「もうちょっとマネっ子しただけじゃない。」
両頬を膨らませ少し拗ねた表情をする。

「今回は許すけど、パパをそんな呼び方したらダメなんだよ?みんな驚いちゃうし知らないおじさんに怒られちゃうからね?」

「はーい」

「よし、いい子だね。」
と頭を撫でられたミサキちゃんは満更ではない表情を浮かべる。

「それじゃ親父とお袋、玄関だと冷えちゃうから!ささ、中に入った入った!居間にコタツもあるから暖かいよ?」

「ふふふ、そうだね。移動しようかね」

「私がふたりの手を繋いで連れて行く!」

ミサキちゃんは忙しくも両手でふたりの片手を引っ張りだす。

「ミサキ!あんまり急ぐと親父とお袋が大変だからゆっくりしなよ!」

「はぁい!分かってる分かってる!」
余程、嬉しいのか久方ぶりの老夫婦を居間へ案内する。

もちろん私とぎんたもパパさんたちのあとをついて行く。

冷んやりとしていた廊下も足元からだんだんと暖かくなってきて心地よくなってきた頃、左へ曲がればイマ ・・の扉へたどり着く。

「おぉ、久しぶりのコタツだわい!」

それを聞いたミサキちゃんは驚き問いかける
「えぇ!?コタツないの!?凍えちゃうよ!?」

「ハハハッ大丈夫じゃよ、ワシの家はコタツじゃなくてストーブがあるからの!ミサキちゃんはまだ小さかったから覚えてないかのー?」

「えぇ!?私冬にジィジの家に行ったの!?」

「ふふふ、そうだよ?あれはまだ小さかったから覚えてないのも無理ないからね。」

「そうなんだ!?また遊びに行ってもいい!?」

「それは・・・」

老夫婦はタカシの方を見る
「そうだなーミサキが宿題をちゃんとしてからかなー?」

「えー!!でも分かったよ!」

「いい子だねーミサキちゃんわ」

「でしょー?」
鼻高々に返答する。

ガラッ
「ごめんくださーい」
玄関の方から男性の声がする

「おや?もしかして英雄さんかな?はーい」

「英雄さん?あー石田さん家の坊やかい」

「親父ちょっと挨拶してくるね?」

「はいはいミサキちゃんはまかせておいで」

そうしてパパさんは英雄玄関の方へ足を向けて行くと思いきや、ぎんたを見つけて抱き抱えながら向かった。




どうしたんだ?
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