7 / 50
第2章:仲間集め―前半
第7話「励ましと火花」
しおりを挟む
朝霧が谷間を包む中、宅男は一人で山道を歩いていた。
昨日とは違う。今日は森下を村の民宿に待機させ、村人への影響を最小限にするための計画を立ててきた。時間は午前六時から六時三十分まで。人通りの少ない時間帯を選び、音を立てない約束で、斎藤勇との再会を求める。
段々畑の外れ、竹林に囲まれた古い作業小屋の前で、宅男は立ち止まった。
「斎藤さん、いらっしゃいますか」
声をかけると、小屋の奥から足音が聞こえた。扉が開き、勇が現れる。昨日よりも少し身なりを整えているようだが、その表情は相変わらず険しい。
「また来たのか」
「はい」宅男は頭を下げた。「昨日はお時間をいただき、ありがとうございました」
勇は黙って宅男を見詰めていた。
「今日は違う話をしたいんです」宅男は続けた。「勇者として頼むんじゃありません。検証をお願いしたいんです」
「検証?」
「あなたの能力の詳細を知りたいんです」宅男は手帳を取り出した。「作戦を立てるために、正確なデータが必要です」
勇は少し興味を示した。
「作戦?」
「はい。核ミサイル迎撃の作戦です」宅男は真剣に答えた。「氷川結さんの結界実験は成功しました。次はあなたの能力を組み込んだ戦術を考えたいんです」
「俺を勇者扱いしないと言ったな」
「はい。あなたは勇者である必要はありません」宅男は断言した。「ただ、その剣の性能を教えてください」
勇は長い間考えていた。やがて、小さくため息をついた。
「十五分だけだ。それ以上は付き合わない」
「ありがとうございます」
二人は竹林の中に入った。朝の光が竹の葉を通して差し込み、幻想的な空間を作り出している。
「まず、安全管理について確認させてください」宅男は周囲を見回した。「剣を振る範囲は?」
「半径三メートルくらいか」勇は答えた。
「刃の長さは調整できますか?」
「ある程度は」勇は右手を伸ばした。「見てろ」
勇が拳を握ると、手の中から淡い光が漏れ始めた。昨日と同じく、透明な剣の柄のようなものが浮かび上がる。
そして、柄から伸びる不可視の刃が、朝霧に触れることで微かに輪郭を現した。霧の粒子が刃に沿って流れ、まるで見えない線を描くように動いている。
「短くできます」勇は集中した。刃の長さが三十センチ程度に縮んだ。「長くもできます」
今度は三メートルほどに伸ばした。竹林の中で、霧と蜘蛛の糸が不可視の刃に触れ、その存在を示している。
「すごいですね」宅男は感嘆した。「角度の調整は?」
「少しなら」勇は剣を傾けた。刃の角度が変わると、竹の葉が音もなく切れ落ちた。
宅男は手帳にメモを取りながら、さらに質問を続けた。
「切断以外の使い方はありますか?」
「何だって?」
「例えば、防御とか受け流しとか」
勇は少し考えた。
「やったことはないが……理論的には可能かもしれない」
「試してもらえますか?」
勇は躊躇した。
「危険だぞ」
「大丈夫です」宅男は自信を見せた。「距離を取ります。それに、停止語を決めておきましょう」
「停止語?」
「危険を感じたら『ストップ』と叫びます。その瞬間、能力を解除してください」
勇は頷いた。宅男は十メートルほど離れた場所に移動し、小石を拾った。
「この石を投げます。切らずに、受け流してもらえますか?」
「やってみる」
宅男が石を投げると、勇は不可視の剣を横に構えた。石は刃に当たって軌道を変え、地面に落ちた。切断されずに、確かに受け流されている。
「できますね」宅男は興奮した。「これなら、ミサイルの破片を受け流すことも……」
その時、竹林の奥で大きな音がした。
「何だ?」勇が振り返った。
古い石垣が崩れる音だった。段々畑の縁が朝露で滑りやすくなっており、積み上げられていた農具が一斉に滑り落ちそうになっている。
「危ない!」宅男が叫んだ。
石垣の下では、村の老人が早朝の作業をしていた。このままでは巻き込まれてしまう。
「ストップ!」宅男が叫んだが、今度は能力を解除する指示ではない。
「右に三歩!角度上向き!面で受けて!」
宅男の指示に従い、勇は不可視の剣を盾のように構えた。剣の刃を平らに広げ、滑り落ちる農具を受け止める。
重い鍬やスコップが不可視の面に当たり、軌道を変えて老人の横に落ちた。老人は何が起こったか分からず、呆然としている。
「おじいさん、大丈夫ですか?」宅男は駆け寄った。
「え?あ、ああ……何だか分からんが、道具が横に飛んで行った」老人は首をかしげた。
「石垣が崩れそうになってたんです」宅男は説明した。「危なかったですね」
老人は石垣を見上げた。
「確かに古くなってたからなあ。気をつけないと」
老人が去った後、勇は不可視の剣を解除した。
「お前の指示、的確だった」勇は宅男を見詰めた。
「ありがとうございます」宅男は息を切らしていた。「咄嗟でしたが、うまくいきました」
「俺は……」勇は自分の手を見詰めた。「誰かを救った」
その手が微かに震えているのに、勇は気づいた。恐怖ではない。違う感情だった。
「久しぶりだ」勇は小さくつぶやいた。「誰かのために剣を振るったのは」
宅男は何も言わなかった。ただ、勇の変化を静かに見守っている。
「でも、俺は勇者じゃない」勇は念を押すように言った。
「名前は要りません」宅男は答えた。「役割があればいいんです」
「役割?」
「はい。あなたには『守る剣』としての役割がある」宅男は手帳を閉じた。「勇者である必要はありません」
遠くの森の中で、双眼鏡を構えた女性が一部始終を観察していた。陸上自衛隊特殊作戦群の米田美咲。早川の指示により、状況を監視している。
「異常なし。能力者の制御は良好。民間人への影響も最小限」
米田は無線で報告した。
「了解。引き続き監視を継続してください」早川の声が返ってくる。
「ただし」米田は付け加えた。「彼らの連携は予想以上です。指揮官役の青年、相当優秀ですね」
「そうですか」
「はい。危機管理、即応指示、事後処理。全て的確でした」
早川は興味深そうに応答した。
「分かりました。詳細は後で報告書で」
竹林で、宅男と勇は検証結果をまとめていた。
「刃の長さ、三十センチから三メートル。角度調整、左右に約三十度。防御用途も可能」宅男はメモを確認した。「十分です」
「で、次はどうする?」勇が質問した。
「他の仲間を集めます」宅男は答えた。「氷川結さんと合流して、さらに詳しい作戦を練りたいと思います」
「俺も行くのか?」
宅男は勇を見詰めた。
「あなたの意志次第です」
勇は考え込んだ。先ほど、老人を救った時の感覚が忘れられない。あの震えは、久しぶりに感じた充実感だった。
「条件がある」勇は言った。
「何でしょう?」
「勇者扱いしない。報道にも出さない。終わったら、また一人にしてくれ」
「分かりました」宅男は頷いた。
「それから」勇は続けた。「お前の指示に従う。だが、俺の判断で危険だと思ったら、独断で行動する」
「それも承知しました」
勇は小さく微笑んだ。
「面白い奴だ、お前は」
「よく言われます」宅男は苦笑いした。
二人は竹林を出た。朝霧が晴れ始め、谷間に陽光が差し込んでいる。
「次はいつ連絡する?」勇が聞いた。
「明日か明後日には」宅男は答えた。「氷川結さんと合流してから、改めて連絡します」
「分かった」
宅男は山道を下りながら、手帳に新しい項目を書き加えた。
斎藤勇、協力承諾。条件付きだが、実戦投入可能。不可視剣の座標同期と命中精度の向上が今後の課題。
米田は二人が去るのを確認してから、最終報告を入れた。
「対象者二名、解散。異常なし。能力の実証確認。協力関係が成立した模様」
「了解しました」早川の声に安堵が含まれていた。「お疲れ様でした」
米田は双眼鏡を仕舞いながら考えた。あの青年たちが本当に日本を救うことができるのだろうか。半信半疑だが、希望の光が見えてきたのは確かだった。
宅男は村に戻り、森下に報告した。
「斎藤勇さん、協力してくれることになりました」
「本当ですか?」森下は驚いた。
「条件付きですが」宅男は手帳を見せた。「これで、攻撃担当は確保できました」
「次はどうしましょう?」
「大阪に戻って、氷川結さんと合流します」宅男は決意を固めた。「そして、さらに仲間を集めましょう」
あと五日。核ミサイル発射までの時間は着実に減っている。しかし、宅男のチームは確実に強化されていた。
防御の結、攻撃の勇。そして、統率の宅男。
「日本を救うための戦いが、本格的に始まったんですね」森下が感慨深げに言った。
「はい」宅男は空を見上げた。「でも、まだ足りません。もっと多くの仲間が必要です」
山の向こうで、勇は小屋に戻りながら、久しぶりに希望というものを感じていた。選ばれなかった勇者。しかし、誰かの役に立てるかもしれない。
それは、小さな光だった。しかし、確実に彼の心を照らし始めている。
第7話 終わり
昨日とは違う。今日は森下を村の民宿に待機させ、村人への影響を最小限にするための計画を立ててきた。時間は午前六時から六時三十分まで。人通りの少ない時間帯を選び、音を立てない約束で、斎藤勇との再会を求める。
段々畑の外れ、竹林に囲まれた古い作業小屋の前で、宅男は立ち止まった。
「斎藤さん、いらっしゃいますか」
声をかけると、小屋の奥から足音が聞こえた。扉が開き、勇が現れる。昨日よりも少し身なりを整えているようだが、その表情は相変わらず険しい。
「また来たのか」
「はい」宅男は頭を下げた。「昨日はお時間をいただき、ありがとうございました」
勇は黙って宅男を見詰めていた。
「今日は違う話をしたいんです」宅男は続けた。「勇者として頼むんじゃありません。検証をお願いしたいんです」
「検証?」
「あなたの能力の詳細を知りたいんです」宅男は手帳を取り出した。「作戦を立てるために、正確なデータが必要です」
勇は少し興味を示した。
「作戦?」
「はい。核ミサイル迎撃の作戦です」宅男は真剣に答えた。「氷川結さんの結界実験は成功しました。次はあなたの能力を組み込んだ戦術を考えたいんです」
「俺を勇者扱いしないと言ったな」
「はい。あなたは勇者である必要はありません」宅男は断言した。「ただ、その剣の性能を教えてください」
勇は長い間考えていた。やがて、小さくため息をついた。
「十五分だけだ。それ以上は付き合わない」
「ありがとうございます」
二人は竹林の中に入った。朝の光が竹の葉を通して差し込み、幻想的な空間を作り出している。
「まず、安全管理について確認させてください」宅男は周囲を見回した。「剣を振る範囲は?」
「半径三メートルくらいか」勇は答えた。
「刃の長さは調整できますか?」
「ある程度は」勇は右手を伸ばした。「見てろ」
勇が拳を握ると、手の中から淡い光が漏れ始めた。昨日と同じく、透明な剣の柄のようなものが浮かび上がる。
そして、柄から伸びる不可視の刃が、朝霧に触れることで微かに輪郭を現した。霧の粒子が刃に沿って流れ、まるで見えない線を描くように動いている。
「短くできます」勇は集中した。刃の長さが三十センチ程度に縮んだ。「長くもできます」
今度は三メートルほどに伸ばした。竹林の中で、霧と蜘蛛の糸が不可視の刃に触れ、その存在を示している。
「すごいですね」宅男は感嘆した。「角度の調整は?」
「少しなら」勇は剣を傾けた。刃の角度が変わると、竹の葉が音もなく切れ落ちた。
宅男は手帳にメモを取りながら、さらに質問を続けた。
「切断以外の使い方はありますか?」
「何だって?」
「例えば、防御とか受け流しとか」
勇は少し考えた。
「やったことはないが……理論的には可能かもしれない」
「試してもらえますか?」
勇は躊躇した。
「危険だぞ」
「大丈夫です」宅男は自信を見せた。「距離を取ります。それに、停止語を決めておきましょう」
「停止語?」
「危険を感じたら『ストップ』と叫びます。その瞬間、能力を解除してください」
勇は頷いた。宅男は十メートルほど離れた場所に移動し、小石を拾った。
「この石を投げます。切らずに、受け流してもらえますか?」
「やってみる」
宅男が石を投げると、勇は不可視の剣を横に構えた。石は刃に当たって軌道を変え、地面に落ちた。切断されずに、確かに受け流されている。
「できますね」宅男は興奮した。「これなら、ミサイルの破片を受け流すことも……」
その時、竹林の奥で大きな音がした。
「何だ?」勇が振り返った。
古い石垣が崩れる音だった。段々畑の縁が朝露で滑りやすくなっており、積み上げられていた農具が一斉に滑り落ちそうになっている。
「危ない!」宅男が叫んだ。
石垣の下では、村の老人が早朝の作業をしていた。このままでは巻き込まれてしまう。
「ストップ!」宅男が叫んだが、今度は能力を解除する指示ではない。
「右に三歩!角度上向き!面で受けて!」
宅男の指示に従い、勇は不可視の剣を盾のように構えた。剣の刃を平らに広げ、滑り落ちる農具を受け止める。
重い鍬やスコップが不可視の面に当たり、軌道を変えて老人の横に落ちた。老人は何が起こったか分からず、呆然としている。
「おじいさん、大丈夫ですか?」宅男は駆け寄った。
「え?あ、ああ……何だか分からんが、道具が横に飛んで行った」老人は首をかしげた。
「石垣が崩れそうになってたんです」宅男は説明した。「危なかったですね」
老人は石垣を見上げた。
「確かに古くなってたからなあ。気をつけないと」
老人が去った後、勇は不可視の剣を解除した。
「お前の指示、的確だった」勇は宅男を見詰めた。
「ありがとうございます」宅男は息を切らしていた。「咄嗟でしたが、うまくいきました」
「俺は……」勇は自分の手を見詰めた。「誰かを救った」
その手が微かに震えているのに、勇は気づいた。恐怖ではない。違う感情だった。
「久しぶりだ」勇は小さくつぶやいた。「誰かのために剣を振るったのは」
宅男は何も言わなかった。ただ、勇の変化を静かに見守っている。
「でも、俺は勇者じゃない」勇は念を押すように言った。
「名前は要りません」宅男は答えた。「役割があればいいんです」
「役割?」
「はい。あなたには『守る剣』としての役割がある」宅男は手帳を閉じた。「勇者である必要はありません」
遠くの森の中で、双眼鏡を構えた女性が一部始終を観察していた。陸上自衛隊特殊作戦群の米田美咲。早川の指示により、状況を監視している。
「異常なし。能力者の制御は良好。民間人への影響も最小限」
米田は無線で報告した。
「了解。引き続き監視を継続してください」早川の声が返ってくる。
「ただし」米田は付け加えた。「彼らの連携は予想以上です。指揮官役の青年、相当優秀ですね」
「そうですか」
「はい。危機管理、即応指示、事後処理。全て的確でした」
早川は興味深そうに応答した。
「分かりました。詳細は後で報告書で」
竹林で、宅男と勇は検証結果をまとめていた。
「刃の長さ、三十センチから三メートル。角度調整、左右に約三十度。防御用途も可能」宅男はメモを確認した。「十分です」
「で、次はどうする?」勇が質問した。
「他の仲間を集めます」宅男は答えた。「氷川結さんと合流して、さらに詳しい作戦を練りたいと思います」
「俺も行くのか?」
宅男は勇を見詰めた。
「あなたの意志次第です」
勇は考え込んだ。先ほど、老人を救った時の感覚が忘れられない。あの震えは、久しぶりに感じた充実感だった。
「条件がある」勇は言った。
「何でしょう?」
「勇者扱いしない。報道にも出さない。終わったら、また一人にしてくれ」
「分かりました」宅男は頷いた。
「それから」勇は続けた。「お前の指示に従う。だが、俺の判断で危険だと思ったら、独断で行動する」
「それも承知しました」
勇は小さく微笑んだ。
「面白い奴だ、お前は」
「よく言われます」宅男は苦笑いした。
二人は竹林を出た。朝霧が晴れ始め、谷間に陽光が差し込んでいる。
「次はいつ連絡する?」勇が聞いた。
「明日か明後日には」宅男は答えた。「氷川結さんと合流してから、改めて連絡します」
「分かった」
宅男は山道を下りながら、手帳に新しい項目を書き加えた。
斎藤勇、協力承諾。条件付きだが、実戦投入可能。不可視剣の座標同期と命中精度の向上が今後の課題。
米田は二人が去るのを確認してから、最終報告を入れた。
「対象者二名、解散。異常なし。能力の実証確認。協力関係が成立した模様」
「了解しました」早川の声に安堵が含まれていた。「お疲れ様でした」
米田は双眼鏡を仕舞いながら考えた。あの青年たちが本当に日本を救うことができるのだろうか。半信半疑だが、希望の光が見えてきたのは確かだった。
宅男は村に戻り、森下に報告した。
「斎藤勇さん、協力してくれることになりました」
「本当ですか?」森下は驚いた。
「条件付きですが」宅男は手帳を見せた。「これで、攻撃担当は確保できました」
「次はどうしましょう?」
「大阪に戻って、氷川結さんと合流します」宅男は決意を固めた。「そして、さらに仲間を集めましょう」
あと五日。核ミサイル発射までの時間は着実に減っている。しかし、宅男のチームは確実に強化されていた。
防御の結、攻撃の勇。そして、統率の宅男。
「日本を救うための戦いが、本格的に始まったんですね」森下が感慨深げに言った。
「はい」宅男は空を見上げた。「でも、まだ足りません。もっと多くの仲間が必要です」
山の向こうで、勇は小屋に戻りながら、久しぶりに希望というものを感じていた。選ばれなかった勇者。しかし、誰かの役に立てるかもしれない。
それは、小さな光だった。しかし、確実に彼の心を照らし始めている。
第7話 終わり
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
戦国鍛冶屋のスローライフ!?
山田村
ファンタジー
延徳元年――織田信長が生まれる45年前。
神様の手違いで、俺は鹿島の佐田村、鍛冶屋の矢五郎の次男として転生した。
生まれた時から、鍛冶の神・天目一箇神の手を授かっていたらしい。
直道、6歳。
近くの道場で、剣友となる朝孝(後の塚原卜伝)と出会う。
その後、小田原へ。
北条家をはじめ、いろんな人と知り合い、
たくさんのものを作った。
仕事? したくない。
でも、趣味と食欲のためなら、
人生、悪くない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる