追放されたJR職員ですが、異世界で救援列車を無双運行して英雄になりました

K2画家・唯

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第9章 遠征救援隊の結成と亀裂

第9章 遠征救援隊の結成と亀裂

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王国議会議事堂の大広間は、普段の政治的な議論とは異なる緊張に包まれていた。

高い天井から下がるシャンデリア、石造りの重厚な壁、そして円形に配置された会議テーブル——そこに、この王国史上初となる「多種族混合救援隊」の結成会議のために集まった代表者たちが着席していた。

勇樹は主催者として上座に座り、資料を整理しながら参加者を見回した。救援列車の実績が認められ、議会から正式に「遠征救援隊」結成の依頼を受けてから一週間。各種族から選抜された代表者が、今日この場に集結した。

「皆様、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます」勇樹は会議を開始した。「本日は、王国初の多種族混合救援組織『遠征救援隊』の結成について話し合いたいと思います」

リリアは勇樹の右隣に座り、各種族代表の表情を慎重に観察していた。エルフ代表のセレスティア・ムーンブレイド女史は、長い銀髪を結い上げた知的な美女で、魔法学院の教授を務めている。しかし、その瞳には人間に対する僅かな不信の色が宿っていた。

左側にはドワーフ代表のボルガン・ハンマーストライク族長が座っていた。ガンドルフよりもさらに年配で、白い髭を胸まで垂らした威厳のある男性だった。彼の隣には、獣人代表のファング・ワイルドクロー族の戦士長も控えている。

ミナは獣人代表の近くに座り、同族との会話を楽しんでいた。しかし、他種族との間には見えない壁があることを感じ取っていた。

レオンは人間代表として騎士団の制服を着用し、真剣な表情で資料に目を通していた。

「まず、各種族の代表の方々に自己紹介をお願いいたします」勇樹が促した。

エルフ代表のセレスティアが最初に立ち上がった。

「セレスティア・ムーンブレイドと申します。エルフ魔法学院で治癒魔法と転移魔法を教えております」彼女の声は美しいが、どこか冷たさを感じさせた。「今回の救援隊への参加は、エルフの高度な魔法技術を提供するためです。ただし——」

彼女は一瞬、人間代表のレオンに視線を向けた。

「過去の歴史を考慮すると、人間との協力には慎重になる必要があると考えています」

会場にざわめきが起こった。いきなり種族間の対立を匂わせる発言だった。

レオンは冷静に応答した。

「過去の出来事は確かに痛ましいものでした。しかし、現在の危機を前に、過去の確執に囚われている場合ではないと思います」

「簡単におっしゃいますね」セレスティアの声に棘があった。「百年前の『魔法石鉱山事件』をもうお忘れですか?人間の貪欲さによって、多くのエルフが——」

「それは——」レオンが反論しようとした時、ドワーフ代表のボルガンが重い声で割って入った。

「魔法石鉱山事件だと?」ボルガンは席を立った。「あの時、実際に鉱山で働き、命を落としたのはドワーフたちだ。エルフは安全な場所から指示を出していただけではないか」

セレスティアの表情が険しくなった。

「私たちは技術指導を——」

「技術指導?」ボルガンが冷笑した。「現場を知らぬ者の空論に、どれだけの同胞が犠牲になったことか」

勇樹は慌てて仲裁に入った。

「皆さん、落ち着いてください。今日は過去の問題を蒸し返すためではなく——」

しかし、獣人代表のファング・ワイルドクローも立ち上がった。彼は筋骨隆々とした狼族の戦士で、鋭い牙を見せて話した。

「過去の問題だって? おれたちにとっちゃあ、昨日のことも同然だ」ファングは人間とエルフの代表を睨んだ。「『奴隷狩り』の記憶を忘れろってのか?」

「奴隷狩り——」リリアが息を呑んだ。

「そうだ。二百年前まで、獣人は『亜人』として扱われ、人間とエルフに狩られていた」ファングの声は怒りに震えていた。「魔法実験の材料や、危険な鉱山労働の使い捨て要員としてな」

レオンは困惑した。確かに、歴史の授業でそのような過去があったことは学んでいたが、現代の獣人がこれほど強い感情を抱いているとは思わなかった。

「それは——現在は法的に禁止されており——」

「法的に?」ファングが嘲笑した。「法律ってのは、強者が弱者を支配するための道具じゃないのか?」

ミナは同族の戦士長の発言に複雑な思いを抱いた。確かに獣人差別は根強く残っているが、勇樹やリリアとの友情を通じて、種族を超えた理解も可能だと感じていた。

「ファング戦士長」ミナが立ち上がった。「確かに過去は辛いものでした。でも、今ここにいる人たちは——」

「ミナ」ファングは厳しい視線を向けた。「お前は人間に懐柔されている。本当の敵が誰なのか、見失っているのではないか」

ミナの頬が赤くなった。同族から裏切り者呼ばわりされることは、彼女にとって最も辛い事だった。

「私は——」

その時、ドワーフのボルガンがエルフのセレスティアに向かって怒鳴った。

「それにしても、エルフの傲慢さは相変わらずだな。『高度な魔法技術』だと? 俺たちの鍛冶技術を馬鹿にするのか?」

「馬鹿になどしていません」セレスティアが応戦した。「ただ、魔法の方が汎用性と効率性に優れていることは事実です」

「汎用性だと?」ボルガンが鼻で笑った。「魔力が尽きたら何もできないくせに。俺たちの作った道具は、半永久的に使えるぞ」

「半永久的?」セレスティアの声に皮肉が込もった。「確かに、あなた方の作品は頑丈ですが、技術革新には程遠いものが多いのでは?」

会場の空気が一気に悪化した。各種族代表は互いを睨み合い、今にも席を蹴って出て行きそうな勢いだった。

勇樹は頭を抱えた。救援隊結成どころか、種族間の対立が露骨になってしまった。

「皆さん、お願いします」勇樹は声を張り上げた。「確かに過去には様々な問題がありました。しかし、今は共通の敵——魔獣の襲撃や自然災害——と戦わなければならないのです」

「共通の敵?」セレスティアが疑問を呈した。「魔獣の問題は、主に人間の領土拡張が原因でしょう。私たちエルフの森は平和です」

「平和だって?」ボルガンが反論した。「ドワーフ山脈では、毎月のように魔獣の群れが現れている。エルフが森に閉じこもっている間にな」

「だから言ってるでしょう」ファングが吐き捨てるように言った。「結局、各種族は自分のことしか考えていない。『多種族連合』なんて綺麗事だ」

リリアは勇樹の苦悩を見て、代わりに発言した。

「皆さんの過去の痛みは理解できます。でも、その痛みを乗り越えるために、私たちは協力しなければならないのではないでしょうか」

「乗り越える?」セレスティアがリリアを見た。「あなたも若いエルフのようですが、歴史をきちんと学んでいるのですか?」

「学んでいます」リリアは毅然として答えた。「だからこそ、同じ過ちを繰り返してはいけないと思うのです」

「同じ過ちを繰り返さないために、警戒するのです」セレスティアは頑なだった。

レオンも発言を試みた。

「確かに人間には過去の過ちがあります。しかし、現在の我々は——」

「現在の君たちは何だ?」ボルガンが遮った。「結局、人間は自分たちの利益のために、他種族を利用しようとしているだけではないか?」

「それは誤解です」レオンは必死に釈明した。

「誤解?」ファングが立ち上がった。「だったら、なぜ獣人の居住地域は常に最も危険な辺境に追いやられているのだ? なぜ獣人だけが、魔獣の最前線で戦わされているのだ?」

会場は完全に混乱状態に陥った。各代表は席を立って口論を始め、建設的な議論は不可能になった。

勇樹は無力感に襲われた。救援列車での活動では、種族の違いを感じることはほとんどなかった。リリア、ミナ、ガンドルフ、そしてレオン——皆、同じ志を持った仲間だった。

しかし、より大きな組織を作ろうとすると、歴史的な確執や偏見が表面化してしまう。

「皆さん——」勇樹は再び声を上げようとした。

だが、その時だった。

建物の外から、鈍い轟音が響いてきた。

轟音は一度では終わらなかった。

ドォォォン——

二発目の砲撃音が響くと同時に、会議場の窓ガラスが振動で軋み、シャンデリアが激しく揺れた。口論を続けていた各種族代表たちは一瞬言葉を失い、全員が音の方向を見つめた。

「今のは——」レオンが立ち上がった。「砲撃音です」

三発目の轟音が響き、今度は明らかに近くで爆発が起こった。建物全体が揺れ、天井から細かな石の粉が舞い散る。

「敵襲だ!」ファングが獣人特有の鋭い嗅覚で空気を確認した。「硫黄と火薬の匂いがする。大砲の匂いだ」

エルフのセレスティアは慌てて窓際に向かい、外の様子を確認した。

「市街地で煙が上がっています!」彼女の声に動揺が混じった。「城下町が攻撃を受けている!」

勇樹も窓から外を見た。確かに、王都の市街地のあちこちで黒煙が立ち上っている。建物の屋根が吹き飛び、街路に瓦礫が散乱している光景が見えた。

「一体誰が——」ミナが困惑した。

ドワーフのボルガンは戦場での経験があるのか、冷静に分析した。

「砲撃の音から判断すると、大型の魔導砲だ。射程距離から考えて、攻撃者は王都の東側、約三キロメートルの地点にいる」

「魔導砲?」リリアが聞き返した。

「魔法を動力源とする大砲だ」ボルガンが説明した。「通常の火薬砲よりも射程が長く、威力も大きい。だが、使える者は限られている」

その時、会議場のドアが勢いよく開かれ、王国騎士団の伝令兵が駆け込んできた。

「緊急事態です!」伝令兵は息を切らしながら報告した。「正体不明の軍勢が王都東部に出現!大規模な砲撃を開始しています!」

レオンが立ち上がった。

「軍勢の規模は?」

「詳細は不明ですが、少なくとも数百名。しかも——」伝令兵は言いにくそうに続けた。「魔獣を従えているようです」

会場にざわめきが広がった。魔獣を従える軍勢など、聞いたことがない。

「魔獣を従える?」セレスティアが驚愕した。「そんなことが可能なのですか?」

「分からん」ボルガンが頭を振った。「だが、現実に起こっている以上、対策を考えねばならん」

勇樹は状況を整理しようとした。遠征救援隊の結成会議の最中に、謎の軍勢による攻撃。あまりにもタイミングが良すぎる。

「これは偶然でしょうか?」勇樹が疑問を口にした。「救援隊結成の妨害を狙った——」

「妨害?」ファングが勇樹を睨んだ。「まさか、これも人間の陰謀じゃないだろうな」

レオンが反論した。

「そんなはずありません!王都が攻撃されているのに、人間が自作自演するわけが——」

「自作自演?」セレスティアの声が冷たくなった。「確かに、人間は過去にそのような策略を——」

「今はそんなことを議論している場合ではありません!」リリアが声を荒らげた。「攻撃を受けているのは事実です!」

ドォォォン——

四発目の砲撃が響き、今度は議事堂により近い場所で爆発が起こった。窓ガラスの一部が割れ、破片が床に散乱する。

「このままでは危険です」ミナが判断した。「ここから避難しましょう」

しかし、種族代表たちは簡単には動こうとしなかった。

「避難?」ファングが疑念を抱いた。「どこに避難するかも分からない状況で、軽々しく移動できるか」

「エルフの避難所なら——」セレスティアが提案しかけたが、ボルガンが遮った。

「エルフの避難所だと?冗談じゃない。そんな場所に入ったら、人質にされるかもしれん」

「人質?」セレスティアの声が険しくなった。「私たちがいつ、そのような——」

「歴史を忘れたのか?」ファングも加わった。「『白樫の森事件』では——」

「皆さん、お願いです!」勇樹が割って入った。「今は過去の問題ではなく、目の前の危機に対処しなければ——」

その時、伝令兵が追加の情報を持ってきた。

「続報です!敵軍が王都に向けて進軍を開始!このままでは一時間以内に市街地に到達します!」

レオンの表情が青ざめた。

「一時間? それでは避難が間に合わない」

「市民はどうなるのよ」ミナが心配した。

勇樹は決断した。

「救援列車を使います」

全員が勇樹を見つめた。

「救援列車?」セレスティアが疑問を呈した。「この状況で、機械がどれほどの——」

「浮遊機能があります」勇樹は説明した。「大量の市民を安全な場所まで輸送できます」

「しかし」ボルガンが指摘した。「敵が魔導砲を持っているなら、空中でも攻撃される危険がある」

「それでも、何もしないわけにはいきません」勇樹は立ち上がった。「救援列車の使命は、人を救うことです」

リリアとミナも立ち上がった。

「私たちも協力します」リリア が言った。

「当然よ」ミナも頷いた。

レオンも決意を固めた。

「騎士として、民を守る義務があります。お供いたします」

しかし、他種族の代表たちは躊躇していた。

「待ってください」セレスティアが言った。「我々エルフが人間の機械に頼る理由は——」

「理由もクソもあるか!」ファングが怒鳴った。「だが、人間を信用しろってのは無理な話だ」

「信用の問題ではありません」ボルガンが冷静に分析した。「リスクを考慮しなければならん」

勇樹は歯がゆい思いだった。目の前で人々が危険にさらされているのに、種族間の不信がそれを阻んでいる。

「分かりました」勇樹は決断した。「強制はしません。しかし、私たちは救援に向かいます」

「勇樹さん——」リリアが心配そうに見た。

「人を救うことに、種族は関係ありません」勇樹は振り返った。「一人でも多くの命を守りたい」

その時、ミナの鋭い聴覚が異変を察知した。

「足音が近づいてる」彼女は耳を澄ませた。「大勢の——それも、統制の取れた軍隊の足音よ」

会議場のドアが再び開かれ、今度は複数の騎士が駆け込んできた。

「緊急避難指示です!」騎士の一人が叫んだ。「敵軍の一部が議事堂に向かっています!全員、直ちに避難を!」

会場は一気に混乱に陥った。各種族代表は慌てて立ち上がり、資料を掴んで出口に向かう。

「結局、バラバラじゃないか」ファングが吐き捨てた。

「仕方ありません」セレスティアも諦めたような口調だった。「所詮、多種族の協力など——」

「諦めないでください」勇樹が呼びかけた。「確かに今は混乱していますが、必ず協力できる時が来ます」

「協力?」ボルガンが振り返った。「この状況で、まだそんなことを——」

ドォォォン——

五発目の砲撃が響き、今度は議事堂の建物自体が標的になったようだった。建物の一部が崩れ、瓦礫が廊下に散乱する。

「もうだめだ!逃げろ!」誰かが叫んだ。

各種族代表は蜘蛛の子を散らすように、それぞれ別々の方向に避難していく。セレスティアはエルフの魔法で瞬間移動し、ボルガンはドワーフの地下道を使って脱出し、ファングは獣人の身体能力で窓から飛び出していった。

結局、会議場に残ったのは勇樹、リリア、ミナ、レオンの四人だけだった。

「皆、バラバラになってしまいましたね」レオンが苦々しく言った。

「仕方ありません」勇樹は肩を落とした。「遠征救援隊の結成は、失敗です」

「失敗じゃないわ」ミナが励ました。「私たちがいるじゃない」

「そうです」リリアも同意した。「小さくても、私たちには確かな絆があります」

勇樹は仲間たちの顔を見回した。確かに、数は少ないが、彼らとの信頼関係は揺るがない。

「分かりました」勇樹は決意を新たにした。「遠征救援隊の正式結成は延期になりましたが、私たちは救援活動を続けます」

四人は議事堂から出て、外の状況を確認した。王都の街並みは既に戦場と化していた。魔導砲の攻撃で建物が破壊され、市民たちが恐怖に駆られて逃げ回っている。

「救援列車はどこに?」レオンが尋ねた。

「西の車庫にあります」勇樹が答えた。「急ぎましょう」

四人は混乱する街を駆け抜けた。兵士たちが右往左往し、負傷者を運ぶ担架が行き交う。まさに戦時下の混乱だった。

「こんな状況で、本当に救援できるのでしょうか」リリアが不安を口にした。

「やってみなければ分かりません」勇樹は前を見据えた。「でも、諦めるわけにはいきません」

遠くで再び砲撃音が響く。敵軍は着実に王都に迫っていた。

種族間の不信は解消されず、遠征救援隊の結成は失敗に終わった。しかし、勇樹たちの使命は変わらない。

救援列車で、一人でも多くの命を救う。

それが、野中勇樹という男の、譲れない信念だった。
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