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8月3日AM8:30
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「学くんは、好い人は居ないのかい?」
「へっ?」
朝食の準備をしていたら、虎造さんが突然そんな事を言い出すので、持っていたお皿を落としそうになった。
今はどんどん晩婚化が進んでいるけれど、虎造さんぐらいの年代だと、もう結婚してる人の方が多いのか。
そもそも虎造さんも結婚しててもおかしくない…
「俺は今、恋人募集中だから」
「そうか、そうか」
虎造さんは結婚していたのか聞こうと思ったが、学は少しの違和感に気がついた。
待てよ、虎造さんは藤さんと同じ墓に入ってたのは何でだろう…
藤さんはお嫁に来てあのお墓に入っているはず…
何で妹と同じお墓に?
藤さんの旦那さんの兄弟で未婚なら分かるけど…
「………?」
いや、男の兄弟が全員亡くなってるって言ってたから…藤さんの旦那さんが婿に来たとか?
「どうした学くん」
「あ、いや、虎造さんは?好きな人いたの?」
虎造さんは、少し笑った。
「好きな人は居たけど…好きな人と結婚できる人は少なかったからね、親が決めたりお見合いしたり…親戚の勧めとかで…儂は結婚したんだけど…ダメになってしまったんだ」
「そうなの?何で?」
「お互い病気だったんだよ…」
お互いというのはどういう事なのだろう。
聞くと、虎造さんと結婚が決まったお嫁さんには2人の年の離れた弟が居たそうだ。
4歳と7歳の弟は、ある日、裏山で不発弾を拾って来た。
家の中に持ち込んで、どうやら遊んでいたようだった。
虎造さんのお嫁さんが気がついて弟達を止めようとしたその時、目の前で爆弾が破裂した。
弟達の体がめちゃくちゃになってしまい、血と肉が部屋中に飛び散って張り付いた。
その光景を見て、お嫁さんは心が壊れてしまった。
今だったらPTSD(心的外傷後ストレス障害)とかちゃんとした病名が付いて治療が受けれたのかもしれないが、当時は多分そういうのも無かったのだろう。
食事はほとんど食べられなくなり、夜も眠れなくなってしまったそうだ。
日に日におかしな言動が増えてきて、向こうの家から、結婚は治るまで保留にしてくれと頭を下げられたそうだ。
「あちらの娘さんには悪いが…儂の病気も治らなさそうだったからしょうがない。お互い様という状態になって、徴兵を受けて陸軍に入って…生きては居るようだが、手紙を書いても返事はない…」
「……虎造さんも何か病気なの?」
「儂は⋯⋯」
虎造さんは、答えようとしたのか途中まで口を開いたが、そのまま止まってしまった。
学は、無理に聞き出す必要も無いとは思ったが続きを促した。
「今は結構、精神的な病気もちゃんと診断がおりて薬も処方されて治ったり症状が抑えられたりするのが増えてるから…もし虎造さんが困ってるなら一緒に病院行ってみるのも良いと思うし…」
虎造さんは複雑な表情で学を見つめる。
治療して治るという言葉に安心したような表情。
そこまで医学が進んでいるという驚き。
自分に病名がついてしまうかもしれない恐怖。
虎造さんは一度開いた口を閉じで、唾を飲み込み、また開いた。
「男しか好きになれない病気」
「……」
学は、思いがけない言葉に思考が停止する。
しかし、すぐに解決ができると安堵して、少し微笑んだ。
「虎造さん…それは病気じゃないよ…今はね、男同士や女同士で結婚できる国もあるんだよ。日本でも…まぁ…日本はそこに関しては遅れてるんだけど…パートナーシップ制度とかあってね…あ~横文字だ。分かりにくいなぁ…その~俺も…男も恋愛対象だし、女も恋愛対象」
虎造さんは、お茶碗を両手で包んだまま硬直していた。
この分かりにくいめちゃくちゃな説明で理解出来ただろうか…?
なんなら余計に混乱させているのかもしれない。
「…そうか。学くんは…その…男も好きになるし、女も好きになる。という事だな?」
「そうそう。半年前に別れたのは彼氏。東京の行くって遠距離になって自然消滅。2年前に別れたのは彼女。浮気された。」
ふーーーっとため息をついて、虎造さんが手で顔を覆った。
戦時中ってそういうの厳しかった気がするな、とスマホで調べてみるが、これと言った情報が出てこない。
調べ方が悪いのか…
まあ、いいや。
「お味噌汁冷めちゃったな…温め直す?」
学は、明るく虎造さんに話しかけてみたものの、顔色が悪いので答えはNoだと最初から分かっていた。
「すまない…ちょっと気分が優れなくて。残りは、また後で頂くよ」
虎造さんは、のっそり席を立ってソファーへ移動した。
左右にゆらゆらと揺れながら、ゆっくりした足取りだった。
ダイニングテーブルの上をざっくり片付けて、学は「眠かったら寝ていいよ」と虎造に声をかける。
「食べてすぐ寝るのは良くない…」
「…ほとんど食べてないじゃん。横になったら?」
何をそんなに落ち込む事があるのだろうか。
同性愛者だったのは驚いたけど、良い話しかしてないよな…?
それとも朝ご飯美味しくなかったとか?
「ねぇねぇ、虎造さん。どうした?何が嫌だった?ご飯変な味するやつあった?」
学がそう問いかけながら隣に座ると、驚いた顔で虎造さんは答えた。
「ああ…すまない、食事は美味しいよ。いや…病気じゃないならもう治らないのかと思って…それで…少し…考えてた」
「うん。治さなくて良いんだよ、病気じゃないんだから。ダメなの?」
「治せたら…良かったなと思って…」
「今世界の人口80億人なんだって。性格も80億人いたら80億通りあるよ、性別も好みのタイプも80億通りあるよ、みんな違うもん。ね、それでいいじゃん」
元気だしてよ~と、学は虎造さんの背中を摩った。
丸まった背中の、背骨がコツコツと指先に当たる。
この人にあと何がしてあげられるだろうか。
美味しいものを食べさせて、たっぷり寝かせて、温泉に連れていこうか?それとも旅行に連れて行って色々見せようか、北海道か沖縄にでも連れていったら喜んでくれるかな。
国外旅行はさすがに金銭的に無理だけど…どうにかして、楽しく過ごして欲しい。
笑って欲しい。
何を…
どうすれば…
幸せだと思ってくれるだろうか。
「学くん…」
「ん?」
「儂は両親の墓参りに行きたい」
学は、少し緊張して顔を上げた。
母方のお墓であれば避けたいが、虎造さんの実家のお墓であれば、行けるかもしれない。
「分かった。何ていうお寺で、どこにあるか分かる?」
「明仙寺…確か…永村町」
みょうせんじ、をスマホで検索するとすぐに出てきた。
市内で家から車で15分。
隣に墓地がある。
母と行った墓地ではない。
やはり、虎造さんは何故か妹の藤さんの墓に埋葬されたようだった。
「ある!小学校のすぐ側だよ、昔も小学校あった?」
「ああ、そこだ。すまないが、行けそうだろうか?」
「うん。今日行く?明日でも良いけど…」
虎造さんは、目を細めて少し考えているようだった。
家の外で、救急車のサイレンが鳴っている。
今年は暑すぎるのか、蝉の声があまり聞こえない。
程よく雲のかかった良い天気。
両親より先に死んでしまったであろう虎造さんが、両親の墓参りに行く。
不思議な感覚だった。
まるで映画を観ているかのような。
夢を見ているような。
現実感が無い、現実。
「今日行きたい」
「分かった」
虎造さんは、まっすぐ学の瞳を見つめている。
1歩、踏み出せたようだった。
学はそれに頷きながら応えた。
「へっ?」
朝食の準備をしていたら、虎造さんが突然そんな事を言い出すので、持っていたお皿を落としそうになった。
今はどんどん晩婚化が進んでいるけれど、虎造さんぐらいの年代だと、もう結婚してる人の方が多いのか。
そもそも虎造さんも結婚しててもおかしくない…
「俺は今、恋人募集中だから」
「そうか、そうか」
虎造さんは結婚していたのか聞こうと思ったが、学は少しの違和感に気がついた。
待てよ、虎造さんは藤さんと同じ墓に入ってたのは何でだろう…
藤さんはお嫁に来てあのお墓に入っているはず…
何で妹と同じお墓に?
藤さんの旦那さんの兄弟で未婚なら分かるけど…
「………?」
いや、男の兄弟が全員亡くなってるって言ってたから…藤さんの旦那さんが婿に来たとか?
「どうした学くん」
「あ、いや、虎造さんは?好きな人いたの?」
虎造さんは、少し笑った。
「好きな人は居たけど…好きな人と結婚できる人は少なかったからね、親が決めたりお見合いしたり…親戚の勧めとかで…儂は結婚したんだけど…ダメになってしまったんだ」
「そうなの?何で?」
「お互い病気だったんだよ…」
お互いというのはどういう事なのだろう。
聞くと、虎造さんと結婚が決まったお嫁さんには2人の年の離れた弟が居たそうだ。
4歳と7歳の弟は、ある日、裏山で不発弾を拾って来た。
家の中に持ち込んで、どうやら遊んでいたようだった。
虎造さんのお嫁さんが気がついて弟達を止めようとしたその時、目の前で爆弾が破裂した。
弟達の体がめちゃくちゃになってしまい、血と肉が部屋中に飛び散って張り付いた。
その光景を見て、お嫁さんは心が壊れてしまった。
今だったらPTSD(心的外傷後ストレス障害)とかちゃんとした病名が付いて治療が受けれたのかもしれないが、当時は多分そういうのも無かったのだろう。
食事はほとんど食べられなくなり、夜も眠れなくなってしまったそうだ。
日に日におかしな言動が増えてきて、向こうの家から、結婚は治るまで保留にしてくれと頭を下げられたそうだ。
「あちらの娘さんには悪いが…儂の病気も治らなさそうだったからしょうがない。お互い様という状態になって、徴兵を受けて陸軍に入って…生きては居るようだが、手紙を書いても返事はない…」
「……虎造さんも何か病気なの?」
「儂は⋯⋯」
虎造さんは、答えようとしたのか途中まで口を開いたが、そのまま止まってしまった。
学は、無理に聞き出す必要も無いとは思ったが続きを促した。
「今は結構、精神的な病気もちゃんと診断がおりて薬も処方されて治ったり症状が抑えられたりするのが増えてるから…もし虎造さんが困ってるなら一緒に病院行ってみるのも良いと思うし…」
虎造さんは複雑な表情で学を見つめる。
治療して治るという言葉に安心したような表情。
そこまで医学が進んでいるという驚き。
自分に病名がついてしまうかもしれない恐怖。
虎造さんは一度開いた口を閉じで、唾を飲み込み、また開いた。
「男しか好きになれない病気」
「……」
学は、思いがけない言葉に思考が停止する。
しかし、すぐに解決ができると安堵して、少し微笑んだ。
「虎造さん…それは病気じゃないよ…今はね、男同士や女同士で結婚できる国もあるんだよ。日本でも…まぁ…日本はそこに関しては遅れてるんだけど…パートナーシップ制度とかあってね…あ~横文字だ。分かりにくいなぁ…その~俺も…男も恋愛対象だし、女も恋愛対象」
虎造さんは、お茶碗を両手で包んだまま硬直していた。
この分かりにくいめちゃくちゃな説明で理解出来ただろうか…?
なんなら余計に混乱させているのかもしれない。
「…そうか。学くんは…その…男も好きになるし、女も好きになる。という事だな?」
「そうそう。半年前に別れたのは彼氏。東京の行くって遠距離になって自然消滅。2年前に別れたのは彼女。浮気された。」
ふーーーっとため息をついて、虎造さんが手で顔を覆った。
戦時中ってそういうの厳しかった気がするな、とスマホで調べてみるが、これと言った情報が出てこない。
調べ方が悪いのか…
まあ、いいや。
「お味噌汁冷めちゃったな…温め直す?」
学は、明るく虎造さんに話しかけてみたものの、顔色が悪いので答えはNoだと最初から分かっていた。
「すまない…ちょっと気分が優れなくて。残りは、また後で頂くよ」
虎造さんは、のっそり席を立ってソファーへ移動した。
左右にゆらゆらと揺れながら、ゆっくりした足取りだった。
ダイニングテーブルの上をざっくり片付けて、学は「眠かったら寝ていいよ」と虎造に声をかける。
「食べてすぐ寝るのは良くない…」
「…ほとんど食べてないじゃん。横になったら?」
何をそんなに落ち込む事があるのだろうか。
同性愛者だったのは驚いたけど、良い話しかしてないよな…?
それとも朝ご飯美味しくなかったとか?
「ねぇねぇ、虎造さん。どうした?何が嫌だった?ご飯変な味するやつあった?」
学がそう問いかけながら隣に座ると、驚いた顔で虎造さんは答えた。
「ああ…すまない、食事は美味しいよ。いや…病気じゃないならもう治らないのかと思って…それで…少し…考えてた」
「うん。治さなくて良いんだよ、病気じゃないんだから。ダメなの?」
「治せたら…良かったなと思って…」
「今世界の人口80億人なんだって。性格も80億人いたら80億通りあるよ、性別も好みのタイプも80億通りあるよ、みんな違うもん。ね、それでいいじゃん」
元気だしてよ~と、学は虎造さんの背中を摩った。
丸まった背中の、背骨がコツコツと指先に当たる。
この人にあと何がしてあげられるだろうか。
美味しいものを食べさせて、たっぷり寝かせて、温泉に連れていこうか?それとも旅行に連れて行って色々見せようか、北海道か沖縄にでも連れていったら喜んでくれるかな。
国外旅行はさすがに金銭的に無理だけど…どうにかして、楽しく過ごして欲しい。
笑って欲しい。
何を…
どうすれば…
幸せだと思ってくれるだろうか。
「学くん…」
「ん?」
「儂は両親の墓参りに行きたい」
学は、少し緊張して顔を上げた。
母方のお墓であれば避けたいが、虎造さんの実家のお墓であれば、行けるかもしれない。
「分かった。何ていうお寺で、どこにあるか分かる?」
「明仙寺…確か…永村町」
みょうせんじ、をスマホで検索するとすぐに出てきた。
市内で家から車で15分。
隣に墓地がある。
母と行った墓地ではない。
やはり、虎造さんは何故か妹の藤さんの墓に埋葬されたようだった。
「ある!小学校のすぐ側だよ、昔も小学校あった?」
「ああ、そこだ。すまないが、行けそうだろうか?」
「うん。今日行く?明日でも良いけど…」
虎造さんは、目を細めて少し考えているようだった。
家の外で、救急車のサイレンが鳴っている。
今年は暑すぎるのか、蝉の声があまり聞こえない。
程よく雲のかかった良い天気。
両親より先に死んでしまったであろう虎造さんが、両親の墓参りに行く。
不思議な感覚だった。
まるで映画を観ているかのような。
夢を見ているような。
現実感が無い、現実。
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