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妊夫の姫おさめ
お風呂から上がり、パジャマに着替えてから、互いの髪を乾かし合う。
それを終えると、僕は年越しそばを受け取りに、三階にある両親の住まいへ向かった。
我が家は、一階に共通の玄関があり、一階と二階が若夫婦である僕たちの生活スペース、三階が両親の家という造りになっている。上下階の移動は、階段かエレベーターを使う。
一階には玄関のほか、キッチンとリビング。
二階には主寝室と子供部屋、そして浴室がある。
母に「やっぱり二人で過ごす」とメッセージを送ってから年越しそばを受け取り、再び自分たちのキッチンへ戻る。
待っていてくれた蒼真と合流し、二人で寝室に籠もる準備を始める。
さっとそばを食べ、おつまみや飲み物を抱えて、僕たちは二階へ向かった。今の僕たちには、ゆっくりディナーを楽しむ余裕はない。
「お腹は、張ってない?」
「大丈夫だよ。来て、キスしたい」
寝室のベッドの上で、結婚祝いにもらったモコモコの温かなパジャマのまま、唇を重ねた。
僕の背中の下には、たっぷりの枕とクッション。お腹に負担がかからないよう、ゆったりと身体を預けながら、もう一つのトレーニング──産道マッサージを始める。
蒼真はカレンドュラオイルを片手に取り、準備を整えていく。
男性Ωのここは、他のバースに比べて柔軟性が高いとはいえ、男性器より大きなものを迎え入れた経験はない。
だからこそ、オイルを使い、時間をかけて少しずつ伸ばしていく必要がある。
産道をより柔らかく、しなやかにしておくことで、お産をスムーズにし、産後の身体への負担を和らげる──そのためのトレーニング。
女性でも、出産時に赤ちゃんが“つるん”と生まれず、分娩時に会陰が裂けることがあるらしい。
無事に出産を終えたとしても、下半身に裂傷を抱えたまま育児を始めるのは、あまりにも過酷。
医療が未発達だった時代には、十代の男性Ωは分娩時の死亡率が高かったという。
身体が十分に成長していないこと、マッサージの知識がなかったこと、いきみすぎて産道が裂け、大量出血に至るケース。
あるいは、傷の治りが遅れ、産褥病で命を落とすこともあったらしい。
……怖い。
でも、想像できてしまう。
現代では、さすがに命を落とすことはほとんどない。
それでも、出産後のトラブルを防ぎ、できるだけ穏やかに、"つるん"と安産を迎えるため、今日からこのトレーニングを始める。
やり方は、病院で教わっていた。
けれど、乳腺マッサージに比べて心理的なハードルが高く、なかなか踏み出せずにいた。
それでも今日は、二人で頑張りたい。
そんな気持ちが、静かに背中を押してくれていた。
蒼真が、僕のズボンを少し下ろして、オイルをまとった、温かな手で僕に触れる。
「……挿れるよ?」
「うん」
妊夫検診の内診で触れられる先生の指は、どうしても強い異物感があるのに。
蒼真の指は、久しぶりなのに、蒼真の指のままだった。
温かくて、やさしくて。
自然と、身体を委ねてしまう。
……これが蒼真の「好き」という気持ちの力なのかもしれない。
恋が始まったばかりの頃の胸が、ぎゅっと締めつけられるような高鳴りとは違う。
もっとじんわりと、内側から温まっていく感じ。
まるで温泉に浸かっているみたいに、安心して、ほどけて。僕は蒼真に、全身をゆっくり溶かされていく。
「蒼真……すごく好き」
「俺も、大好きだよ」
僕の隣に腰を下ろした蒼真が、えくぼを深くして笑った。
「どうしたの? 琉生、すごく優しい顔してる。思わず見惚れちゃった」
「……蒼真を好きな気持ちが、ちょっと暴走してるのかも」
「はあ……好きすぎる」
そう言いながら、蒼真は小さくため息をつくように微笑み、僕の内側を、変わらず丁寧に、そしてやさしく解していく。
奥まで指を入れると子宮を刺激し、収縮を招く恐れがあるため、触れるのは入口だけ。左右へゆっくりと圧をかけ、無理のない範囲で広げていく。
妊娠後期になると、多くの妊婦さんも同じような会陰マッサージを行うらしい。
けれど、彼女たちには、きっと起こらない変化が僕の身体にはあった。
男の身体には、前立腺がある。
どうしても、この位置では、そこに触れてしまう。
「はぁ……気持ちいい……」
抑えようとしても、熱を含んだ吐息がこぼれてしまう。
蒼真は僕の隣に身を横たえ、空いていた腕をそっと差し入れて、自然な形で腕枕にする。そのまま身体ごと抱き寄せられるが、利き手は変わらず、内側をやさしくほぐし続けた。
密着した身体越しに、蒼真の体温と呼吸が伝わってくる。
「……はふっ……はぁ……」
思わず零れた小さな声に、蒼真の呼吸が、ほんのわずかに揺れた。
肩に触れている胸が、ゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く。その一定のリズムが、静かに伝わってくる。
ほんの十分ほどのマッサージのはずなのに、次第に息が上がっていく。
「……痛くない?」
耳元で囁かれる声は、低く、ひどく慎重だ。
「気持ちいいだけ……だよ」
身体を繋げているわけじゃない。
それなのに、大切な場所を蒼真に任せ、身を委ねている。
任せる、というより。
信じて、手放す、に近い感覚。
繋がった瞬間と同じくらいの幸福感が、波のように全身を包み込む。
それと同時に、胸の奥から競り上がってくる熱も、はっきりと感じていた。
「蒼真……ここも」
そう囁きながら、パジャマのジッパーを首元から胸元まで、ゆっくりと下ろす。
ジジジと、
小さなはずの音がやけに大きく響いた。
隣で、蒼真がかすかに笑う気配がする。
「任せて。……ここも、俺の担当だから」
上体を起こした蒼真の気配が近づき、視線の先でその顔が、ゆっくりと僕の胸元へ降りてくる。
次の瞬間、熱を帯びた感触がやさしく先端に触れた。
「んん……っ」
吸われ、含まれ、かすかに噛まれ、硬くした舌先で確かめるようになぞられる。
蒼真の指は変わらず僕の内側で、舌はまるで別の生き物みたいに、僕の身体の表面を丁寧に辿っていく。
この人は、強くて、頼もしくて、僕の心も身体も守ってくれる存在なのに、どうしようもなく愛しいって心が叫ぶ。
不思議。
こんなにも頼れるかっこいい人なのに、今はひどくかわいい。
気づけば、蒼真の頭を包み込むように抱き寄せていた。指先に伝わる髪の感触を確かめるように、ゆっくり撫でる。
頭の中が、少しずつ白く染まっていく。
好き。
すき。
スキ。
大好き。
そう思った瞬間、もう堪えきれなかった。
「あ……ぁ……」
触れられていない、男性器から溜まっていた欲望が溢れ出した。
「いっぱい出たね。気持ちよくなった?」
「気持ちよすぎた……」
「もう、そろそろ終わりの時間だよ」
そう言って、蒼真は静かに身体の中から指を抜いた。
オイルを纏ったままの掌が、やさしく僕の欲をなぞる。自分が溢したものとオイルが混ざり合い、ほんの一撫でするだけで、また兆しそうになってしまう。
「これ以上は、身体に負担がかかるから……今日はここまでにしよう」
落ち着いた声で告げてから、
「拭くね」
と短く付け足し、蒼真は静かにティッシュを取った。
雲の上にいるみたいに、ふわふわとした心地よさに包まれる。全身が温かく、ゆっくりと眠気が満ちてくる。
蒼真は丁寧に僕を拭き、唇にちゅっと小さなキスを落とした。そのまま下着とズボンも整えてくれる。
「眠たそうだね。疲れたでしょ。……もう寝る?」
「うん……眠い。蒼真、お願い」
「なに?」
「さっきみたいに、腕枕して」
「眠り姫のお望みのままに」
僕の王子様は、瞳をやわらかく緩ませて、羽毛布団をそっとかけ、首の下に腕を差し入れる。
静かな夜。
蒼真の規則正しい呼吸だけが、僕の鼓動と重なっていく。
今年が、静かに終わっていった。
それを終えると、僕は年越しそばを受け取りに、三階にある両親の住まいへ向かった。
我が家は、一階に共通の玄関があり、一階と二階が若夫婦である僕たちの生活スペース、三階が両親の家という造りになっている。上下階の移動は、階段かエレベーターを使う。
一階には玄関のほか、キッチンとリビング。
二階には主寝室と子供部屋、そして浴室がある。
母に「やっぱり二人で過ごす」とメッセージを送ってから年越しそばを受け取り、再び自分たちのキッチンへ戻る。
待っていてくれた蒼真と合流し、二人で寝室に籠もる準備を始める。
さっとそばを食べ、おつまみや飲み物を抱えて、僕たちは二階へ向かった。今の僕たちには、ゆっくりディナーを楽しむ余裕はない。
「お腹は、張ってない?」
「大丈夫だよ。来て、キスしたい」
寝室のベッドの上で、結婚祝いにもらったモコモコの温かなパジャマのまま、唇を重ねた。
僕の背中の下には、たっぷりの枕とクッション。お腹に負担がかからないよう、ゆったりと身体を預けながら、もう一つのトレーニング──産道マッサージを始める。
蒼真はカレンドュラオイルを片手に取り、準備を整えていく。
男性Ωのここは、他のバースに比べて柔軟性が高いとはいえ、男性器より大きなものを迎え入れた経験はない。
だからこそ、オイルを使い、時間をかけて少しずつ伸ばしていく必要がある。
産道をより柔らかく、しなやかにしておくことで、お産をスムーズにし、産後の身体への負担を和らげる──そのためのトレーニング。
女性でも、出産時に赤ちゃんが“つるん”と生まれず、分娩時に会陰が裂けることがあるらしい。
無事に出産を終えたとしても、下半身に裂傷を抱えたまま育児を始めるのは、あまりにも過酷。
医療が未発達だった時代には、十代の男性Ωは分娩時の死亡率が高かったという。
身体が十分に成長していないこと、マッサージの知識がなかったこと、いきみすぎて産道が裂け、大量出血に至るケース。
あるいは、傷の治りが遅れ、産褥病で命を落とすこともあったらしい。
……怖い。
でも、想像できてしまう。
現代では、さすがに命を落とすことはほとんどない。
それでも、出産後のトラブルを防ぎ、できるだけ穏やかに、"つるん"と安産を迎えるため、今日からこのトレーニングを始める。
やり方は、病院で教わっていた。
けれど、乳腺マッサージに比べて心理的なハードルが高く、なかなか踏み出せずにいた。
それでも今日は、二人で頑張りたい。
そんな気持ちが、静かに背中を押してくれていた。
蒼真が、僕のズボンを少し下ろして、オイルをまとった、温かな手で僕に触れる。
「……挿れるよ?」
「うん」
妊夫検診の内診で触れられる先生の指は、どうしても強い異物感があるのに。
蒼真の指は、久しぶりなのに、蒼真の指のままだった。
温かくて、やさしくて。
自然と、身体を委ねてしまう。
……これが蒼真の「好き」という気持ちの力なのかもしれない。
恋が始まったばかりの頃の胸が、ぎゅっと締めつけられるような高鳴りとは違う。
もっとじんわりと、内側から温まっていく感じ。
まるで温泉に浸かっているみたいに、安心して、ほどけて。僕は蒼真に、全身をゆっくり溶かされていく。
「蒼真……すごく好き」
「俺も、大好きだよ」
僕の隣に腰を下ろした蒼真が、えくぼを深くして笑った。
「どうしたの? 琉生、すごく優しい顔してる。思わず見惚れちゃった」
「……蒼真を好きな気持ちが、ちょっと暴走してるのかも」
「はあ……好きすぎる」
そう言いながら、蒼真は小さくため息をつくように微笑み、僕の内側を、変わらず丁寧に、そしてやさしく解していく。
奥まで指を入れると子宮を刺激し、収縮を招く恐れがあるため、触れるのは入口だけ。左右へゆっくりと圧をかけ、無理のない範囲で広げていく。
妊娠後期になると、多くの妊婦さんも同じような会陰マッサージを行うらしい。
けれど、彼女たちには、きっと起こらない変化が僕の身体にはあった。
男の身体には、前立腺がある。
どうしても、この位置では、そこに触れてしまう。
「はぁ……気持ちいい……」
抑えようとしても、熱を含んだ吐息がこぼれてしまう。
蒼真は僕の隣に身を横たえ、空いていた腕をそっと差し入れて、自然な形で腕枕にする。そのまま身体ごと抱き寄せられるが、利き手は変わらず、内側をやさしくほぐし続けた。
密着した身体越しに、蒼真の体温と呼吸が伝わってくる。
「……はふっ……はぁ……」
思わず零れた小さな声に、蒼真の呼吸が、ほんのわずかに揺れた。
肩に触れている胸が、ゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く。その一定のリズムが、静かに伝わってくる。
ほんの十分ほどのマッサージのはずなのに、次第に息が上がっていく。
「……痛くない?」
耳元で囁かれる声は、低く、ひどく慎重だ。
「気持ちいいだけ……だよ」
身体を繋げているわけじゃない。
それなのに、大切な場所を蒼真に任せ、身を委ねている。
任せる、というより。
信じて、手放す、に近い感覚。
繋がった瞬間と同じくらいの幸福感が、波のように全身を包み込む。
それと同時に、胸の奥から競り上がってくる熱も、はっきりと感じていた。
「蒼真……ここも」
そう囁きながら、パジャマのジッパーを首元から胸元まで、ゆっくりと下ろす。
ジジジと、
小さなはずの音がやけに大きく響いた。
隣で、蒼真がかすかに笑う気配がする。
「任せて。……ここも、俺の担当だから」
上体を起こした蒼真の気配が近づき、視線の先でその顔が、ゆっくりと僕の胸元へ降りてくる。
次の瞬間、熱を帯びた感触がやさしく先端に触れた。
「んん……っ」
吸われ、含まれ、かすかに噛まれ、硬くした舌先で確かめるようになぞられる。
蒼真の指は変わらず僕の内側で、舌はまるで別の生き物みたいに、僕の身体の表面を丁寧に辿っていく。
この人は、強くて、頼もしくて、僕の心も身体も守ってくれる存在なのに、どうしようもなく愛しいって心が叫ぶ。
不思議。
こんなにも頼れるかっこいい人なのに、今はひどくかわいい。
気づけば、蒼真の頭を包み込むように抱き寄せていた。指先に伝わる髪の感触を確かめるように、ゆっくり撫でる。
頭の中が、少しずつ白く染まっていく。
好き。
すき。
スキ。
大好き。
そう思った瞬間、もう堪えきれなかった。
「あ……ぁ……」
触れられていない、男性器から溜まっていた欲望が溢れ出した。
「いっぱい出たね。気持ちよくなった?」
「気持ちよすぎた……」
「もう、そろそろ終わりの時間だよ」
そう言って、蒼真は静かに身体の中から指を抜いた。
オイルを纏ったままの掌が、やさしく僕の欲をなぞる。自分が溢したものとオイルが混ざり合い、ほんの一撫でするだけで、また兆しそうになってしまう。
「これ以上は、身体に負担がかかるから……今日はここまでにしよう」
落ち着いた声で告げてから、
「拭くね」
と短く付け足し、蒼真は静かにティッシュを取った。
雲の上にいるみたいに、ふわふわとした心地よさに包まれる。全身が温かく、ゆっくりと眠気が満ちてくる。
蒼真は丁寧に僕を拭き、唇にちゅっと小さなキスを落とした。そのまま下着とズボンも整えてくれる。
「眠たそうだね。疲れたでしょ。……もう寝る?」
「うん……眠い。蒼真、お願い」
「なに?」
「さっきみたいに、腕枕して」
「眠り姫のお望みのままに」
僕の王子様は、瞳をやわらかく緩ませて、羽毛布団をそっとかけ、首の下に腕を差し入れる。
静かな夜。
蒼真の規則正しい呼吸だけが、僕の鼓動と重なっていく。
今年が、静かに終わっていった。
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