異世界転移したら~彼女の"王位争い"を手助けすることになった件~最強スキル《精霊使い》を駆使して無双します~

空月そらら

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1章

第12話 近くにある宿屋を紹介してあげてもいいですよ!

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 依頼達成で貰った銅貨で少しぼろい剣が買えるって言ってたから明日買わないとな。

 そう思っているとキリアンが俺に話してくる。
 
 「この後タツキはどうするのです? もし良かったら近くにある宿屋を紹介してあげてもいいですよ! 私も今日はそこに泊まるのです!」
 
 「助かるぜキリアン、ここに来たばかりで場所が全く分かってないから助かる」
 
 そうしてキリアンの案で俺は宿屋に向かうことになった。
 
 キリアンはどうやら王都の地理には詳しいらしい。
 
 そして歩く事数分、俺達は宿屋に辿り着く。
 
 外装も綺麗で看板にも宿と書いてあり、中に入ってみると受付には優しそうなおばちゃんがいる。
 
 俺は銅貨を支払い、部屋の鍵を受け取って指定された部屋に向かう。
 
 「あー、今日は覚える事が多くて疲れるな」
 
 初めての冒険者活動、そして依頼達成だ。

 俺はベッドに寝転がって考え事をする。
 
 緑髪ショートをしたソフィアという少女......。
 
 あの子の助けが無かったら俺は最初のスポーン地点で死んでいたな。
 
 いつか恩返しをしたいな……そう思いながら俺は目を瞑るのだった……。
 
 翌日、俺は目を覚ますと外は日が昇っていたので朝だということが分かる。
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