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83話 森の妖精の勘違い
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(はい、ドードー。今はダメよ。落ち着いて、落ち着いて)
すぐにでも攻撃魔法を、ぶっ放したかったが、アリアドネのなだめに応じ、ヤスオは耐えた。騎士達は、治癒薬を受け取るとヤスオに気づく事なく、そのまま帰って行った。
ヤスオは換金を済ませ、懐を潤すと気分を落ち着かせるため、雑談を楽しんだ。セルジュは、ただならぬヤスオの雰囲気を察して、昼食を用意してくれたので、ソフィアとリリーと共に、ご馳走になる。すっかり、ご機嫌になると食後ゆっくりとくつろいだ後、アントの夢を後にする。
ソフィアは、ヤスオが福屋に寄ることを知ると、ダナエを安心させたいと、同行することを望んだ。断る理由もないので、これを了承する。こうして三人は仲良く福屋を目指した。
リリーはヤスオとソフィアの手を握り嬉しそうにした。二人の腕を利用してブランコのようにしている様子は、どう見ても親子に思えた。このように、三人並ぶと家族に見えるのだろうか。そう考えると、ヤスオの鼻の下の面積が極限まで広がってくる。
──かわいそうに。弱みでも握られているのかしら。
そんなヤスオの妄想とは裏腹に、世間はソフィアとリリーに哀れんだ視線を送る。ソフィアはそういった視線を全く気にせず、ヤスオに笑みを送る。だが、ヤスオは自分が女性と共にいると、その女性にも迷惑がかかるのだと現実を知った。
──カラン、カラン。
「おや、ヤスオさん。それにソフィアにリリー。妙な組み合わせだね。…ソフィア、食べているのかい?やせ細っているじゃないか?」
「心配かけて、ごめんなさい。さっき、まとまったお金が手に入ったから、しばらくは大丈夫よ。安心して」
「仕事が、見つかったのかい?」
「ヤスオさんに魔法を教わったの。アリアドネ様みたいに癒しの魔女って言われるよう頑張ることになったのよ」
「へぇぇ、あんたが魔法をねぇ。まぁ、癒しの魔女って呼ばれるようになったら、表の看板をソフィア様ご用達店に変えてやるよ」
「言ったわねぇ。約束よ」
しばらく女子達の会話が弾み、暇なヤスオはリリーと手遊びをして時間をつぶした。それがまさか、四半刻以上、続くとは思わなかったが。
「すまないねぇヤスオさん。すっかり話し込んじゃって」
「ヤスオさん、ごめんなさい。ダナエといると、いつもこうなっちゃって」
「…いえ、…お気になさらず」
ヤスオの背中でぐっすり夢の中のリリーに、ソフィアは肩を叩いて現実に戻すと、背中から下ろし手を繋ぐ。
「それで用件は、やっぱり女物の服と下着かい?」
「え?」
それを聞くと、ソフィアが硬直した。ダナエと当たり前のように話しているが、目的は女物の服と…し、た、ぎ?
──服はともかく、下着も?…なぜ?…身に着けるの?
服はともかくと思ってしまう事もおかしいのだが、ソフィアはそのくらい混乱していた。
「はい、お願いします」
「それで、どっちが必要なんだい。子供用かい?大人用かい?」
「両方です」
「はあぁぁ?すごいね。待っていな。今、用意するから」
──すごい?何がすごいの?頻繁に子供とお妾さんができているってこと?旺盛なの?
考えれば、考えるほどソフィアの瞳に渦が巻き、頭は混乱し今にでも倒れそうになる。
「お待ちどう。子供用と大人用ね。この短期間で、二人とはすごいわね」
「いやー、それが七人でして」
──七人?この短期間でそんなに、できるものなの?いったい、どれだけの人と……。
ソフィアの瞳の渦は速さを増し、頭はクラクラとして、顔は真っ赤になる。色々考え過ぎて耳から煙が出てくる。
「それじゃぁ服が足りなかっただろう?どうしたのだい?」
「いえ、五人は、着せかえる必要がなかったから」
「という事は、五人生きていたのかい?すごいね、大手柄じゃないか」
──五人生きている。大手柄。…二人は亡くなり服を…着せたぁ。
ソフィアはイリスを思い出し、やっと会話を理解した。すると今度は、自分の勘違いが恥ずかしくなり、赤面し頭から湯気が、耳から煙が出てきた。
「ソフィア、さっきから顔を赤くして、何をやっているんだい?」
「何でもないの。気にしないで」
今回は、衣服の代金を払い魔法で収納する。用が済んだので店を出ようとしたが、ダナエが顔の赤いソフィアをイジリ始め、再び会話が弾み出られなくなる。
やっと店を出て、ヤスオは屋台通りに向かう事をソフィアに告げる。ソフィアも行くつもりだったようで、同行することになった。
「おばちゃん。オクカツはないの?」
いつもの総菜屋でオクカツが見当たらないので、ないか問い合わせた。
「すまないねぇ。オーク肉の入荷の見通しが立たなくて、当分ないよ」
(仕方ないわね。じゃあ、トンカツと唐揚げとフライドポテトとコロッケとそれから……。)
揚げ物ばかり欲しがるので、うんざりしてきた。その後もヤスオは食料品を買い続けた。特にパン類を大量に買っているのを見てソフィアは、唖然としていた。
「ヤスオさん。わたし達のここでの用は済んだので、これで失礼しますね」
ヤスオの買い物が、終わりそうでないので、ソフィアは先に帰る事にした。
「はい。また今度。リリー、また遊ぼうな」
「うん。お兄ちゃん、バイバーイ」
こうして、ソフィアと別れ、次の雑貨屋を目指した。
雑貨屋に近づくと、前回同様、男性従業員がヤスオの入店を拒む。だが、今回のヤスオの目的は、鍋なので店外ですべて商品を見るのは不可能だ。そこで、店員は適当な商品を見繕ってヤスオに見せたが、それでいいですとはならない。他のも見せてほしいと求めると、今度は店主が出てきてもう帰れと怒鳴りつけてきた。当初は笑っていたアリアドネもこう頑なだと、笑っていられない。いったいヤスオがこの店に何の迷惑をかけたからといって入店を拒むのか。
「なぜ、入店を拒む?俺が何をした?」
「ここは、お前みたいな犯罪者が入っていい店ではない。帰れ」
店内の客から、店主を応援する声が聞こえる。明らかにヤスオをダシに店の評判を上げようとする行為。アリアドネはこのやり方が気に入らない。ヤスオにこのまま店の前に居座り、絶対に帰るなと指示した。
すぐにでも攻撃魔法を、ぶっ放したかったが、アリアドネのなだめに応じ、ヤスオは耐えた。騎士達は、治癒薬を受け取るとヤスオに気づく事なく、そのまま帰って行った。
ヤスオは換金を済ませ、懐を潤すと気分を落ち着かせるため、雑談を楽しんだ。セルジュは、ただならぬヤスオの雰囲気を察して、昼食を用意してくれたので、ソフィアとリリーと共に、ご馳走になる。すっかり、ご機嫌になると食後ゆっくりとくつろいだ後、アントの夢を後にする。
ソフィアは、ヤスオが福屋に寄ることを知ると、ダナエを安心させたいと、同行することを望んだ。断る理由もないので、これを了承する。こうして三人は仲良く福屋を目指した。
リリーはヤスオとソフィアの手を握り嬉しそうにした。二人の腕を利用してブランコのようにしている様子は、どう見ても親子に思えた。このように、三人並ぶと家族に見えるのだろうか。そう考えると、ヤスオの鼻の下の面積が極限まで広がってくる。
──かわいそうに。弱みでも握られているのかしら。
そんなヤスオの妄想とは裏腹に、世間はソフィアとリリーに哀れんだ視線を送る。ソフィアはそういった視線を全く気にせず、ヤスオに笑みを送る。だが、ヤスオは自分が女性と共にいると、その女性にも迷惑がかかるのだと現実を知った。
──カラン、カラン。
「おや、ヤスオさん。それにソフィアにリリー。妙な組み合わせだね。…ソフィア、食べているのかい?やせ細っているじゃないか?」
「心配かけて、ごめんなさい。さっき、まとまったお金が手に入ったから、しばらくは大丈夫よ。安心して」
「仕事が、見つかったのかい?」
「ヤスオさんに魔法を教わったの。アリアドネ様みたいに癒しの魔女って言われるよう頑張ることになったのよ」
「へぇぇ、あんたが魔法をねぇ。まぁ、癒しの魔女って呼ばれるようになったら、表の看板をソフィア様ご用達店に変えてやるよ」
「言ったわねぇ。約束よ」
しばらく女子達の会話が弾み、暇なヤスオはリリーと手遊びをして時間をつぶした。それがまさか、四半刻以上、続くとは思わなかったが。
「すまないねぇヤスオさん。すっかり話し込んじゃって」
「ヤスオさん、ごめんなさい。ダナエといると、いつもこうなっちゃって」
「…いえ、…お気になさらず」
ヤスオの背中でぐっすり夢の中のリリーに、ソフィアは肩を叩いて現実に戻すと、背中から下ろし手を繋ぐ。
「それで用件は、やっぱり女物の服と下着かい?」
「え?」
それを聞くと、ソフィアが硬直した。ダナエと当たり前のように話しているが、目的は女物の服と…し、た、ぎ?
──服はともかく、下着も?…なぜ?…身に着けるの?
服はともかくと思ってしまう事もおかしいのだが、ソフィアはそのくらい混乱していた。
「はい、お願いします」
「それで、どっちが必要なんだい。子供用かい?大人用かい?」
「両方です」
「はあぁぁ?すごいね。待っていな。今、用意するから」
──すごい?何がすごいの?頻繁に子供とお妾さんができているってこと?旺盛なの?
考えれば、考えるほどソフィアの瞳に渦が巻き、頭は混乱し今にでも倒れそうになる。
「お待ちどう。子供用と大人用ね。この短期間で、二人とはすごいわね」
「いやー、それが七人でして」
──七人?この短期間でそんなに、できるものなの?いったい、どれだけの人と……。
ソフィアの瞳の渦は速さを増し、頭はクラクラとして、顔は真っ赤になる。色々考え過ぎて耳から煙が出てくる。
「それじゃぁ服が足りなかっただろう?どうしたのだい?」
「いえ、五人は、着せかえる必要がなかったから」
「という事は、五人生きていたのかい?すごいね、大手柄じゃないか」
──五人生きている。大手柄。…二人は亡くなり服を…着せたぁ。
ソフィアはイリスを思い出し、やっと会話を理解した。すると今度は、自分の勘違いが恥ずかしくなり、赤面し頭から湯気が、耳から煙が出てきた。
「ソフィア、さっきから顔を赤くして、何をやっているんだい?」
「何でもないの。気にしないで」
今回は、衣服の代金を払い魔法で収納する。用が済んだので店を出ようとしたが、ダナエが顔の赤いソフィアをイジリ始め、再び会話が弾み出られなくなる。
やっと店を出て、ヤスオは屋台通りに向かう事をソフィアに告げる。ソフィアも行くつもりだったようで、同行することになった。
「おばちゃん。オクカツはないの?」
いつもの総菜屋でオクカツが見当たらないので、ないか問い合わせた。
「すまないねぇ。オーク肉の入荷の見通しが立たなくて、当分ないよ」
(仕方ないわね。じゃあ、トンカツと唐揚げとフライドポテトとコロッケとそれから……。)
揚げ物ばかり欲しがるので、うんざりしてきた。その後もヤスオは食料品を買い続けた。特にパン類を大量に買っているのを見てソフィアは、唖然としていた。
「ヤスオさん。わたし達のここでの用は済んだので、これで失礼しますね」
ヤスオの買い物が、終わりそうでないので、ソフィアは先に帰る事にした。
「はい。また今度。リリー、また遊ぼうな」
「うん。お兄ちゃん、バイバーイ」
こうして、ソフィアと別れ、次の雑貨屋を目指した。
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「なぜ、入店を拒む?俺が何をした?」
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