大アジア戦争

ツカサメイ

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50話 集積された兵力

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        50話 集積された兵力

ドイツ軍180万、モスクワ軍140万、ウラジオ軍220万が
小競り合いを起こしながらも静かに対峙していた。
南北の補給に困難を抱えたドイツ軍。
長大な補給路の運用に混乱のモスクワ軍とウラジオ軍。
大作戦に膨大な物資を必要なのは両軍同じ・・・
境界線。
ドイツ軍に包囲されているレニングラードから
ノヴゴロド、スモレンスク、ホメリ、ブレスト、
ルブリン、ヘウム、ザモシチ、ジェシュフ、
ウジホルド・・・ルーマニアに至る長大な戦線、
空戦と機動戦術による攻勢守勢の繰り返し。

モスクワ軍の目標は守勢維持とレニングラード開放。
何とかしてバルト海への出口が欲しい・・・

ウラジオ軍の目的は、粛清無しとウクライナ所有による
食料確保、必要からドイツ軍を撃退する事・・・

ドイツ軍の目的は、食料収奪とバクー奪取、工業都市の
占領、資源確保・・・

まだ戦闘が起きないのは互いの準備不足。
ドイツは兵器や物資の生産力が不足してるし、
モスクワ軍とウラジオ軍はアジア総軍(日本軍)による
補給見逃しが戦力増強の大部分。
何度も何度も届く東方から日本が攻撃してほしいの要望
に兵力を動員中とのみ返答してきた日本政府。
注目した政府発表は食糧支援それでも動いたのを歓迎。
80万トン食料支援発表にヒトラーは喜んだ、しかし
シベリア鉄道に食料が向かうと狂気の大声を出した
「なんだこれは!小さなサルめ敵に送るとは許さん!」
ヒトラーはアジア総軍と日本に疑念を持った・・・

シベリアを西に送られる膨大な食料、1月遅れで静かに
集められた共産党軍の兵士が小銃や刃を手に数万人が
次々に列車で北上し遥かな西に向かう予定兵力300万。
アジア総軍に取って兵力移動の演習を兼ねていた。
スターリンは無表情で報告を聞いていた
「下がって良い・・・」ほっとして出て行くのは誰か?
室内に誰も居ない事を確認し、机に両腕を組んで乗せ
顔を伏せた、誰も知らない安心した笑い顔で小さな声
をだす「食料と兵力が来る!これで良い、これで良い」
スターリンは知らない、
兵力の6割がウラジオ軍に到着するのだから・・・

80万トンの食糧は届く先から飢餓により消耗していく。
300万の兵力と同時に送る5万トンでは全く足りない。

東条は計画の結果を考えていた
「実行した、ルーズベルトを残酷と言えぬな・・」




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