永遠のネバーランド

東門 大

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第10話 大ちゃんのオムツトレーニング(3)

 オシッコはオマルで出したけど、ウ○コは絶対に嫌だった。

 幸いなことに、僕の便意は朝食からおよそ10分後と決まっていたので、明日の朝は食べてからすぐに登校すれば間に合うという確信があった。

 学校まで20分くらいだから何とか我慢できると考えたのだ。

 カバンをテーブルの横に置き、学生服に着替えて朝食を食べた。

 もちろんオムツも履いていない。
 
 これで準備完了、食後の歯磨きを済ませ、玄関に向かった。

 既に下腹が張ってきて、トイレに行けば出そうな状態だったが、急いで学校へ行けば間に合いそうだったし、歩いていれば便意も紛れるはずだと予想していた。

 ところがこれから玄関を出るというところで義母ママの声が聞こえた。

「大ちゃん、体温チェック表忘れてるよー」

 そうだった。夏なのに変な感染症が広まっているとかで、今日から体温を測って、親の印鑑をもらってこないと学校には入れないんだった。

 僕は急いでリビングに上がり、体温を測った。

「ママ、36.2…カード出してー」

 既に便意はピークに近づいていたが、走っていけば間に合いそうだった。

 義母の前でウ○コするなんて、絶対に考えられなかった。

「ママー、どこー?早くしてー」

 なぜかママの姿が見えなかった。

 僕は便意をこらえるため足をバタバタさせながら義母を呼んだ。

「ママー!」

 すると二階から義母の声が聞こえた。

「ごめん!印鑑が見つからないのよ。パパから聞いてた場所に無いのよ。もう少し待ってて」

 僕は少しでも学校に近づきたいという思いから、また玄関に出て靴を履いた。

 便意はもう限界にきていた。

 いつもならとっくにトイレをすませている時間だった。

 僕はとても学校までもたないと思ったが、近くの公園にトイレがあることを思い出して、そこに希望をつないだ。

 それから2分くらい待ったが、もう限界が来ていたので、印鑑をもらわずに家を出ることにした。

「ママ、もう行くから」

 そうして玄関のドアを開けた瞬間…
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