29 / 29
エピローグ
しおりを挟む
「大吾さん、これでお別れね。私はあなたのお母様から、コーの調教を頼まれていただけなのよ」
義母はそのまま去ろうとした。
「ママ、最後はハグしてくれないの?」
義母はお母さんの方を見た。
お母さんが大きく頷いたのを見て、僕をハグしてくれた。
ぼくもギュッと抱きしめた。
「もういいわ、大吾さん」
僕が離れないので、義母は困惑した。
「ママ行かないで。それに大吾さんなんて呼ばないで」
「大吾、手を離してあげなさい。K様には次の仕事があるのですよ。その分私に甘えていいから」
お母さんが言うので、義母から手を離した。
義母の目にうっすらと涙が浮かんでいるのが見えた。
一年半経って、僕は私立の高校に進学した。
お母さんは、どうしてこんなことが起きたのかを話してくれた。
死んだおじいちゃんの財産が入ったお母さんは、僕たちと離れて暮らす決心をしたそうだ。
それほど父の事が嫌いだったらしい。
そんな時、義母、つまりK様と出会い、調教を頼んだそうだ。
今のお母さんは、コーを厳しく躾けつつ、別の男と遊びながら人生を楽しんでいる。
そして義母はあれから僕の前には一度も現れなかった。
義母との恥ずかしくも楽しかった日々を思い出し、悶々とした毎日を過ごしている。そんなある日…
部屋の隙間に隠しカメラを見つけた。
「義母ー、戻ってきてよ!寂しいよおー!」
僕はどこかで見ているかもしれない義母に向かって、思いきり叫んだ。
義母はそのまま去ろうとした。
「ママ、最後はハグしてくれないの?」
義母はお母さんの方を見た。
お母さんが大きく頷いたのを見て、僕をハグしてくれた。
ぼくもギュッと抱きしめた。
「もういいわ、大吾さん」
僕が離れないので、義母は困惑した。
「ママ行かないで。それに大吾さんなんて呼ばないで」
「大吾、手を離してあげなさい。K様には次の仕事があるのですよ。その分私に甘えていいから」
お母さんが言うので、義母から手を離した。
義母の目にうっすらと涙が浮かんでいるのが見えた。
一年半経って、僕は私立の高校に進学した。
お母さんは、どうしてこんなことが起きたのかを話してくれた。
死んだおじいちゃんの財産が入ったお母さんは、僕たちと離れて暮らす決心をしたそうだ。
それほど父の事が嫌いだったらしい。
そんな時、義母、つまりK様と出会い、調教を頼んだそうだ。
今のお母さんは、コーを厳しく躾けつつ、別の男と遊びながら人生を楽しんでいる。
そして義母はあれから僕の前には一度も現れなかった。
義母との恥ずかしくも楽しかった日々を思い出し、悶々とした毎日を過ごしている。そんなある日…
部屋の隙間に隠しカメラを見つけた。
「義母ー、戻ってきてよ!寂しいよおー!」
僕はどこかで見ているかもしれない義母に向かって、思いきり叫んだ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる