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第8話 体重測定1回目
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次の日、朝のホームルームで、担任の志村裕美先生が、小学生の体験入学や、進路についての話をした後、ぼくに声をかけた。
志村先生は、色白でショートカット、お母さんのような先生だ。
いつもは優しい先生で、ぼくは嫌いじゃなかった。
「では最後に体重測定を行います。霧島君前に出て」
ぼくは、このことを忘れていたわけではなかったけど、ダイエットなんてやったことがなかったし、家では今までと同じ量の食事が出されていたから、前日はこれまでと変わらない生活をしていた。
だから体重計に乗るのが恐ろしかった。
「何してるの?早く乗りなさい」
ぼくは、増えていませんように。と強く祈りながらそっと体重計に乗った。
「まあ、0.2キロ増えてるじゃないの。…霧島君、お仕置きですよ」
お仕置きなんて言葉、聞いたことなかったけど、なんだか小さい子が悪いことをした時に大人から言われる言葉のような気がして、とても恥ずかしくなった。
「では霧島君、どんなお仕置きがいいか、自分で選びなさい。お仕置きは3つです。1つは音楽、2つ目は体育、そして3つ目は掃除です」
ぼくはお仕置きというから、叩かれるのではないかとビクビクしていたが、勉強や掃除だと知って、安心した。
イメージとしては、音楽は歌を歌い、体育は走るか筋トレ、掃除は便所掃除。…そのくらいに考えた。
だからぼくは、すかさず
「音楽でいいです」
と答えた。
志村先生は、色白でショートカット、お母さんのような先生だ。
いつもは優しい先生で、ぼくは嫌いじゃなかった。
「では最後に体重測定を行います。霧島君前に出て」
ぼくは、このことを忘れていたわけではなかったけど、ダイエットなんてやったことがなかったし、家では今までと同じ量の食事が出されていたから、前日はこれまでと変わらない生活をしていた。
だから体重計に乗るのが恐ろしかった。
「何してるの?早く乗りなさい」
ぼくは、増えていませんように。と強く祈りながらそっと体重計に乗った。
「まあ、0.2キロ増えてるじゃないの。…霧島君、お仕置きですよ」
お仕置きなんて言葉、聞いたことなかったけど、なんだか小さい子が悪いことをした時に大人から言われる言葉のような気がして、とても恥ずかしくなった。
「では霧島君、どんなお仕置きがいいか、自分で選びなさい。お仕置きは3つです。1つは音楽、2つ目は体育、そして3つ目は掃除です」
ぼくはお仕置きというから、叩かれるのではないかとビクビクしていたが、勉強や掃除だと知って、安心した。
イメージとしては、音楽は歌を歌い、体育は走るか筋トレ、掃除は便所掃除。…そのくらいに考えた。
だからぼくは、すかさず
「音楽でいいです」
と答えた。
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