吾輩は元大王である。

猫丸

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第一章 一年生

6.

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「……いい?」
「……はい? え? なにが?」
 吾輩が理解する前に、自らのシャツを脱ぎ始めたエヴァレイン。
「これ、精液混ぜない、と……収まらない媚薬……お願い……セラフィン……」
 キスでうっかり反応している吾輩の雑魚なちんこに触れ、布の上からこすこすと撫でられた。
 エヴァレインの視線が吾輩の目を捉えた。
 かつての側近がこんな苦しそうな目で吾輩に助けを求めている。精液を混ぜるとは、ちんこを擦り合わせればいいのか? それとも吾輩が貴様に突っ込めばよいのか? その程度なら吾輩でも解毒できそうだ。前世で女を抱いた記憶はあるからなんとかなるだろう。
 いや、違うぞ、吾輩! これは解毒だ! 決してセックスなどではない!
「わ、わかった……」
 吾輩が頷くや否や再び唇が重なる。遠くに音楽が聞こえているのに、ピチャピチャという水音が妙に頭の中にこだまして聞こえた。
 かなり薬が回っているらしく、吾輩の唇を貪るように喰らうエヴァレイン。やがて重なる粘膜が、じんじんと熱を持ち始めた。
 ふと暗殺された時の記憶が蘇り、恐怖で身体が強張った。
 吾輩の変化に気づいたのか、エヴァレインが優しく吾輩を抱きしめた。少し肩の力が抜ける。誰かと身体を重ねる怖さはあるが、エヴァレインなら、リディカントなら大丈夫だ、と自らに言い聞かせる。吾輩がこやつを助けなければ。
 その記憶を思い起こさないようにしようとすれば、意識は自然と与えられる刺激に向かう。
 何より快楽に慣れていないこの身体は、服の上から輪郭を撫ぞられただけで、完全に立ち上がっていた。エヴァレインによりスラックスが降ろされ、吾輩の初心なちんこが空気に触れる。
「あ……だめ……」
 空気により一瞬冷えたちんこが熱いもので覆われた。
「これ、が、セラ、フィンの……うれ、ひい」
 エヴァレインが、じゅぼじゅぼと嬉しそうに吾輩のちんこを舐めている。
「しゃ、しゃべるな……あ……」
 前世では散々女共を喜ばせていたイチモツだが、今世では初めての刺激。思わず腰がへこへこ動いてしまう。
 エヴァレインは意外と慣れているのか、それとも媚薬のせいか、吾輩のちんこを愛おしそうに舐め回した。陰嚢までも口に含み、会陰までぺろりと舐められればその刺激に思わず腰が跳ねた。
「だ、だめだ。そこは……」
 いくら吾輩のちんこが欲しいからといって、さすがにそこは舐め過ぎだ。
「動かないで……」
「あ……え?」
 気持ちよさで蕩け始めた頭が、一瞬与えられた痛みで正気に戻る。軽い痛み。だが経験したことのない刺激。
 無意識に身体がびくんと跳ねた。そして、引き続き出し入れされるこの穴の感覚。もしや吾輩の肛門に今、エヴァレインの指が突き刺さっているのか?
 頭の中が疑問符でいっぱいになる。
「わ、吾輩が穴の方なのか!?」
「さっき、『わかった』って、いった……よね?」
 エヴァレインは息苦しそうにしながら、吾輩の肛門に指を出し入れしている。空いている方の手で吾輩の足を持ち、待ちきれないとばかりに、そのふくらはぎをべろりと舐め吾輩を見つめた。捕食者の目。
 気がつけば、吾輩は股を開き、完全に入れられる体勢になっている。
「言ったけども! それは吾輩が貴様に入れるのかと……!」
 負けるものか! 吾輩は元大王だぞ!?
「男に二言はない、でしょ? それに、もう、遅いかも……」
 ずくん。下腹が疼いて、吾輩のイチモツがびくんと揺れた。先端からたらたらと液体が流れている。
 何が起きたのだ? 腹の中がひどく熱い……。
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