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4.とりあえずおまえのちんこは好きだ
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その後も俺達は普通の同僚だ。
ただプライベートでは互いの家に行ったり来たりしている。デートらしきものもするし、身体を繋げている。
これは恋人同士なんだろうな、と薄々思ってはいるが、互いにはっきりと定義したことはない。だから、俺の恋愛最長記録は半年のままだが、もはやそんなことはどうでもいい。
「立花っ…あっ…あっ…あっ…」
俺はベッドの上で膝を付き、小さく丸まって立花の背後からの突き上げを堪能していた。俺のちんこは後ろに向けられ、揃えた自らのかかとに挟まっている。
立花がAVで見つけた体勢なんだそうだ。
この体勢、後ろからの突き上げもあって力加減が難しい上に、敗北感がすごい。
「くっ、オナホでしてるみてぇ。 顔見たい…なぁ、猫田、気持ちいい?」
どうやら立花も同じことを思っていたようだ。そう言われると、道具のように扱われている自分に酔いしれてしまう。俺にはこんな癖もあったのか。ヤバいな。
「んっ…んっ…き、気持ちいいっ…あんっ…あんっ…イクっ!!イクっ!!」
俺の身体は立花に開発され、以前に比べてだいぶ感じやすくなっていた。
肛門に立花のちんこを入れつつ、俺のちんこに強い刺激を与える。身体全体が、立花から与えられる快楽と心地よさに慣らされていた。
それは仕事中でも、フロアーの異なる立花を見かけるとほっとするし、股間をちらりと見て気持ちよさそう、と条件反射で思ってしまうくらい。
オナホのような体勢で自らの足裏に射精した後、立花はそれを軽く拭いて、俺を仰向けにした。イッた余韻でちんこがぴくんぴくんと動いていた。
「あっ、まってまだ…あぁぁぁっっっ!!!!」
のけぞって立花の侵入を受け入れる。
「はは、まだ中、痙攣してるな」
全部を挿入した後、動きを止めて、俺の下腹部に触れながら立花は笑った。腹の上からでもどこまで入っているのかわかるらしく、そこを押して、更に俺の内臓を刺激する。
すこし痙攣が収まりつつあった頃、立花はちんこを数回のストークさせた。俺はシーツを掴んで、頭をふる。
「だめっ…だめっ…」
イッた直後の出し入れは痛いくらい刺激が強くて、体内がぐちゃぐちゃにされているようだった。
びちゃびちゃと透明な液体が俺の腹と、下腹部を押さえている立花の手を濡らした。
「潮吹いてる? すごいな」
「だからだめって言ったのにぃ…」
俺は泣きそうな声で抗議する。
「猫田が気持ちいいなら、遠慮せずいっぱい出しな? でもそんな恥ずかしそうな顔もかわいいな、お前」
そう言って微笑む立花。
「か、かわいいとか言うなよっ…あっ…」
元カレに『感じているフリが萎える』とか言われたのが嘘みたいに、俺は立花とのセックスに溺れていた。
いや、それだけじゃない。今までのすべてのセックスのコンプレックスから解放され、素直に立花を求める。
「あっ、やばい、立花っ…気持ちいいっ!! あん、もっと!! そこ、もっと!! もっと抉って!! イクっ!! イクっ!!」
穴じゃない。体内が感じる。俺は自らのちんこをぎゅっと強く握って、快楽を捕まえる。
「こんなに感じて。 猫田はもう、俺以外とはできないな」
笑いながらそう言う立花に、俺は喘ぎすぎてすこしかすれた声で言う。気持ちよりも先に身体が陥落していた。
「うん、もう立花のちんこじゃなきゃムリ…」
ふにゃんと笑って、そのまま疲れ果てて眠りにつく俺のまぶたに、立花は優しく唇を落とした。
立花が俺との間接セックスを味わうために、俺の元カノを口説き、射精まで至らなかったことを知ったこと。
『同僚ではなく、友達程度にはなりたい』と、仲良くなる算段をしているうちに、まさか男の彼氏が出来てしまい、凄まじく歯ぎしりをしていたこと。
そして、俺の元カレをそそのかして、俺が本当に満足しているのか、不安にさせるような事を吹き込んだこと。しかも、新しい恋人まであてがって、その恋人に俺の連絡先を消させていたこと。
そんなふうに裏で動いていたことに、俺は全く気づきもしなかった。
オトコは俺がはじめてだといいながら、そこまで俺に執着する理由が何なのかは聞いていない。
立花が話そうとしたこともあったけど、俺が遮った。だってそれを聞いてしまったらますます逃げられなくなりそうじゃないか。
そうでなくても、こんなに身体は慣らされまくっているのだから。
「はぁ、まだちんこだけかよ。 どうやったら、気持ちもついてくるのかな」
まぶたに落ちた唇から、そんなつぶやきが漏れたのを、俺はうとうとしながら、夢心地で聞いていた。
(おしまい)
=================
最後までお読みいただきましてありがとうございました!!
ただプライベートでは互いの家に行ったり来たりしている。デートらしきものもするし、身体を繋げている。
これは恋人同士なんだろうな、と薄々思ってはいるが、互いにはっきりと定義したことはない。だから、俺の恋愛最長記録は半年のままだが、もはやそんなことはどうでもいい。
「立花っ…あっ…あっ…あっ…」
俺はベッドの上で膝を付き、小さく丸まって立花の背後からの突き上げを堪能していた。俺のちんこは後ろに向けられ、揃えた自らのかかとに挟まっている。
立花がAVで見つけた体勢なんだそうだ。
この体勢、後ろからの突き上げもあって力加減が難しい上に、敗北感がすごい。
「くっ、オナホでしてるみてぇ。 顔見たい…なぁ、猫田、気持ちいい?」
どうやら立花も同じことを思っていたようだ。そう言われると、道具のように扱われている自分に酔いしれてしまう。俺にはこんな癖もあったのか。ヤバいな。
「んっ…んっ…き、気持ちいいっ…あんっ…あんっ…イクっ!!イクっ!!」
俺の身体は立花に開発され、以前に比べてだいぶ感じやすくなっていた。
肛門に立花のちんこを入れつつ、俺のちんこに強い刺激を与える。身体全体が、立花から与えられる快楽と心地よさに慣らされていた。
それは仕事中でも、フロアーの異なる立花を見かけるとほっとするし、股間をちらりと見て気持ちよさそう、と条件反射で思ってしまうくらい。
オナホのような体勢で自らの足裏に射精した後、立花はそれを軽く拭いて、俺を仰向けにした。イッた余韻でちんこがぴくんぴくんと動いていた。
「あっ、まってまだ…あぁぁぁっっっ!!!!」
のけぞって立花の侵入を受け入れる。
「はは、まだ中、痙攣してるな」
全部を挿入した後、動きを止めて、俺の下腹部に触れながら立花は笑った。腹の上からでもどこまで入っているのかわかるらしく、そこを押して、更に俺の内臓を刺激する。
すこし痙攣が収まりつつあった頃、立花はちんこを数回のストークさせた。俺はシーツを掴んで、頭をふる。
「だめっ…だめっ…」
イッた直後の出し入れは痛いくらい刺激が強くて、体内がぐちゃぐちゃにされているようだった。
びちゃびちゃと透明な液体が俺の腹と、下腹部を押さえている立花の手を濡らした。
「潮吹いてる? すごいな」
「だからだめって言ったのにぃ…」
俺は泣きそうな声で抗議する。
「猫田が気持ちいいなら、遠慮せずいっぱい出しな? でもそんな恥ずかしそうな顔もかわいいな、お前」
そう言って微笑む立花。
「か、かわいいとか言うなよっ…あっ…」
元カレに『感じているフリが萎える』とか言われたのが嘘みたいに、俺は立花とのセックスに溺れていた。
いや、それだけじゃない。今までのすべてのセックスのコンプレックスから解放され、素直に立花を求める。
「あっ、やばい、立花っ…気持ちいいっ!! あん、もっと!! そこ、もっと!! もっと抉って!! イクっ!! イクっ!!」
穴じゃない。体内が感じる。俺は自らのちんこをぎゅっと強く握って、快楽を捕まえる。
「こんなに感じて。 猫田はもう、俺以外とはできないな」
笑いながらそう言う立花に、俺は喘ぎすぎてすこしかすれた声で言う。気持ちよりも先に身体が陥落していた。
「うん、もう立花のちんこじゃなきゃムリ…」
ふにゃんと笑って、そのまま疲れ果てて眠りにつく俺のまぶたに、立花は優しく唇を落とした。
立花が俺との間接セックスを味わうために、俺の元カノを口説き、射精まで至らなかったことを知ったこと。
『同僚ではなく、友達程度にはなりたい』と、仲良くなる算段をしているうちに、まさか男の彼氏が出来てしまい、凄まじく歯ぎしりをしていたこと。
そして、俺の元カレをそそのかして、俺が本当に満足しているのか、不安にさせるような事を吹き込んだこと。しかも、新しい恋人まであてがって、その恋人に俺の連絡先を消させていたこと。
そんなふうに裏で動いていたことに、俺は全く気づきもしなかった。
オトコは俺がはじめてだといいながら、そこまで俺に執着する理由が何なのかは聞いていない。
立花が話そうとしたこともあったけど、俺が遮った。だってそれを聞いてしまったらますます逃げられなくなりそうじゃないか。
そうでなくても、こんなに身体は慣らされまくっているのだから。
「はぁ、まだちんこだけかよ。 どうやったら、気持ちもついてくるのかな」
まぶたに落ちた唇から、そんなつぶやきが漏れたのを、俺はうとうとしながら、夢心地で聞いていた。
(おしまい)
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カリメロさん、早速お読みいただいてありがとうございますっ♡
確かにそうですね。猫田が気づいていないきっかけがあったはずですが、立花の心も受け入れる気になったら、きっとそこらへんも明らかになっていくはずです!!!!
とりあえず今のところはtnkだけ積極的受け入れ中笑