壁穴奴隷No.18 銀の髪の亡霊

猫丸

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【番外編】アレクのとある一日

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下半身がもぞもぞして、夢の中からゆっくり意識が浮上する。
隣に眠るはずの愛おしい人を抱きしめようとして手が空を切った。
再び失う恐怖に飛び起きた。

「あ、ごめん、起きちゃった?」

大切な人が、俺の股の間で朝立ちしたイチモツを美味しそうに舐めていた。
窓から差し込む光で、その人の銀髪がキラキラ輝いて見えた。

「いいよ、続けて」

ホッとして、顔を覆いながらそのまま後ろ向きにベッドに倒れた。
その人は、俺の様子なんかお構いなしに、他の人より大きめの俺のペニスを夢中で舐めて続けた。

昨夜も散々気を失うまで抱き潰したというのに、この人の性欲は果てしない。

「こっち、お尻」
「いいの?」

嬉しそうに顔を上げて、俺の顔の前に股を開いた。
臍下刻まれている紋を見て安心する。
でも毛がちょっと俺の印にかぶってる。
今度のお休みに全部剃ってしまおう。

小ぶりのペニスをくわえてあげると、少ししょっぱかった。
いつでも受け入れ可能な後穴は、昨日の情事の名残か、少し赤くなっていた。

◇◇◇

「よう、アレク、最近付き合い悪いらしいじゃねぇか」

モスグリーンの制服をまとった男性が声をかけてきた。
いつも気安い人だが、いつも以上にニヤニヤしている。

「なんですか、団長。暇なんですか?」

魔術騎士団が入っている棟の中の一室。
山と積まれた人身売買組織や旧王国の残党などのリストを見ていたときだった。
早く帰りたい気持ちはあるが、シルヴァにあんな思いをさせた奴らを許す気は全くない。
それに、シルヴァを俺のもとに繋ぎ止めておくには、ちゃんと稼ぎのある男にならなくては。

「オマエ~!!銀の妖精が見つかってから冷てぇじゃねぇかよ~!!」

この男性は、俺をこの国の魔術騎士団の団員に引き上げてくれた人。
そして、愛しのシルヴァを見つけるのに、協力してくれた人で、感謝してもしきれない相手だ。

「あんなにがむしゃらに働いていたお前が、定時になるとさっさと帰っちまうって、他の奴らが嘆いてたぞ」
机の隅に腰をかけながら、書類の山にチラリと視線を送った。

「でも、就業時間内はちゃんといるんで。…嫌だけど」
ムスッとしながらも仕事の手は止めない。
それに、すべての犯罪者に目を通せば、シルヴァの情報にたどり着けると思っていたからあんなに必死だっただけだ。

「まぁ、あれだけ探してた相手が見つかったんだから、わからんでもないがな。…で?オレにはいつ紹介してくれんの?」

「は?なんでですか?…会わせませんけど?」

「オマエなぁ、オレ、あんなに協力してやっただろっ!!どんな相手かくらい確認させろや。
オマエはもうこの国の未来の魔術騎士団を背負って立つ男だし、オレはオマエの父親代わりとしてなぁ!!」

「あぁ、そういうのいいんで」

「でも、オマエが出世したらそうも言ってられんぞ?オマエの弱みとして狙われる可能性だってあるぞ」

「大丈夫です。一応、俺にできる最上級の守護魔法はかけておいたんで。
それに誰かに合わせる気もないし、屋敷から出してないんで。
あ、でも、もっと強い守護魔法をかけてもらったほうがいいいと思いますか?
確かに、俺、力でねじ伏せちゃうから、ちょっと俺の守護魔法じゃ頼りないかな」

「ええぇぇぇ、オマエ…いくらなんでもそれ重くない?銀の妖精ちゃんも逃げ出しちゃわない?」

イラッとした。
俺がシルヴァを逃がすわけがないのに、この人はなにいってんだ。

「なんすか?その『銀の妖精』って?
でも、大丈夫ですよ。外出しても追跡魔法でどこにいるかわかるように印刻んでるし、そもそも部屋から出られないように鎖で繋いであるんで」

「………は?鎖?」
団長の動きが止まった。

「はい。俺が外出するときは、部屋から出ないように鎖につないでます。部屋の外からも鍵かけてるし、チェーンも。あと屋敷にも念の為、結界を。またいなくなっちゃうと怖いんで。それに、一応暇つぶしできるようにおもちゃも与えてますよ?」

「え?え?ちょっとまて!オマエの相手って、人間だよな?ヒトだよな?」

「???当然じゃないですか」

「鎖って!?」

シルヴァが奴隷だった時にさせらせていた赤い首輪を思い出した。
この人は俺がシルヴァをどこで見つけたか、薄々気づいているだろう。
確かに誤解のある表現だった。

「安心してください。恋人に首輪なんてしませんよ。ちゃんと足にしてます。部屋の中は不自由なく動けるんで。もう……こ、……ですし、」

『恋人』という言葉がすっと出て来たことに気づいて、2度目に言うときは照れてしまった。
シルヴァが俺の恋人……嬉しい。

「いやいやいや!!!照れるとこ違うからっっっ!!
しかもオマエ、キャラ変わってるし!!」

噛み合わない会話に、団長がため息を付く。

「ま、まぁ、オマエの気持ちはよくわかった。…いや、よくわからんが、まぁ、その、なんだ…今度、好きな相手への接し方、というのを教えてあげた方が良さそうだ…いや、一般常識か?」

来たときとはうってかわって、団長は頭を抱えながら去っていった。

なんなんだ。暇人め。

◇◇◇

街で評判のケーキを買って、急いで帰る。
たしかに、団長の言うとおり、ずっとシルヴァに好きでいてもらうためには、俺も色々工夫をしきゃいけない。
もっともっと、俺に惚れてもらいたい。

帰ると愛しいシルヴァは、俺が与えたおもちゃで夢中になって遊んでいた。
自らのペニスをしごき、ペニスの形を模したゴム製のおもちゃを後穴に入れて腰をふっている。
照明の光で、美しい銀髪と乳首につけたピアスがキラキラと反射していた。

俺に気づくと、とびきりの笑顔で迎えてくれた。
身悶えしそうなくらい愛おしい。

「そんなにおもちゃに夢中になって、もう俺よりそっちのほうがいいんじゃないか?」
つい、いじわるをいってしまう。

「ひどい!アレクが帰ったらすぐ、アレクの精子でお腹いっぱいにしてもらいたくて、一日中がまんしてたのに!」

「ごめん、シルヴァがあまりにかわいいからついからかっただけ。機嫌直して。ほら、おみやげ」

ちゅっとキスをして、屹立し始めた自分のペニスにケーキのクリームを塗った。

「うん、美味しい♡」

後ろにおもちゃを入れたまま、美味しそうに舐めた。

「あとで後ろのお口にもちょうだい♡」

ちゃっかりおねだりも忘れない、かわいい俺の恋人。
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