転生者の物語

omot

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世界と世界の狭間

僕の意識

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僕は悪くない。
父親も悪くない。
悪いのは、父親を殺した相手だ。
確か、親子で旅行に行った帰りだったらしい。
両親が亡くなって、子供だけ助かったとか。
僕の幸せを奪った罪は大きい、それ相応の罰は受けてもらわいとね。

気がつくと僕は真っ白な場所にいた。

目の前には女の人が立っていた。
彼女は自分のことを、二つの世界を結ぶ番人といった。
「あなたは、前世で大変な思いをしましたね。今から異世界に転生させてあげます。」
僕は彼女の言っていることが、よくわからなかった。
でも、ワクワクしていた。
もう辛い思いは、しなくてもいいかもしれない。
「今からステータスを決めてもらいます。できますか?」
ステータス?
名前とか性別とかかな。
「はい、できます。」
僕は答えた。
「じゃあ、時間は一時間。ゆっくり決めてね。」
まずは名前から、何にしようかな。
あ、そうだ。
あの名前を使わせてもらおう。
次に性別。男で良いや。
僕が一番悩んだのは、職業。
賢者、魔術師、錬金術士、無職、農家などなど。
一番僕が気になったのは、転生者という職業。
これは、職業なのか?
でも、これは僕にぴったりだと思った。
実際に僕は、転生者なわけだから。
「よし、できた。」
「あら、もうできたんですか。素晴らしいですね。職業は、転生者ですか。では、スキルを授けてあげます。そうですね..。」
彼女は少し悩むとこう言った。
「転生探知と記憶操作。これでどうですか?」
転生探知?
記憶操作は、たぶん名前の通りだろう。
「はい、ありがとうございます。できればどんな能力か知りたいのですが、教えてくれませんか。」
「はい、いいですよ。転生探知は、あなたのような転生者を感知する能力です。記憶操作は、触れた人の記憶を見たり、消したり、書き換えたりできます。」
凄い能力だなと、僕は感心した。
転生探知があれば、僕と同じ世界にいた人も見つけられるかもしれない。
「では、転生させますね。あ、その前に一つ言っておかなきゃいけないことがありまして。あなたの前に一人転生させました。その人の名前は、大地。」
大地?
「そうです。清川大地」
清川大地って父親を殺したやつじゃないか。
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