転生者の物語

omot

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異世界

出発

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母さんの記憶を消したから、次は父さんだな。
俺は畑に行くと、休憩中の父さんを見つけた。
「あれ?学校はどうした?」
なんて言ってる父さんの腕を掴んだ。
「記憶操作!」
母さんと同じように、僕に関する記憶を全て消した。
「な、なんだ君は。」
動揺している父さんを置いて、僕は学校に向かった。
この世界の母さんと父さんは優しかった。
二人とも大好きだった。
でも、僕は復讐のためにこの世界に来た。
僕に帰る場所なんていらない。

学校に着くと、僕は高等部に向かった。
僕にはもう一人家族がいる。
僕の大嫌いな兄が。
小さい頃から、兄のいたずらを僕のせいにされて、周りから僕が問題児だと後ろ指を指されるようになった。
だから兄のことは嫌いだった。
でも兄は少しだけ、魔法が使えた。
それを全て奪ってやろうと思った。
兄のいる教室に入ると、教室にいる人の視線が僕に集中した。
「こんなところで、何やってるんだ?」
兄が駆け寄ってきた。
僕は兄の腕を掴んだ。
「記憶操作!」
僕のことを忘れさせ、魔法の使い方の記憶を全て奪った。
「な、なんなんだ。お前は、僕の腕に触るな。」
そう言って兄は僕の手を振り払った。

僕の帰る場所はなくなった。
これからは復讐のためだけに生きていこう。
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