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第1章、ときめきを探そう
ようこそ、ときめき部へ!
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「ようこそ、ときめき部へ!」
かなり強引にときめき部という部活動に入れられた俺は、これまた強引に部室に連れて行かれた。
そこは意外と大きく、真ん中に大きめの机が1つと、その周りに椅子がいくつかある。
それに、ソファーまで置いてある、そして壁際には沢山の本が置いてある。
どれもこれも漫画本の様で、この学校の図書館には置いていないような物ばかりだ。
3人しかいないはずの部活なのに随分と充実してるな。
「無駄に広いですね」
「まーね」
本当によく分からないが、無駄に充実した部活動と言う事か。
そもそも、なんで方向性がイマイチ理解できない部活動なのに
通った上に、ここまで充実した部室を与えられたんだ?
「本当に、イマイチ方向性が分からないのに良く出来ましたね」
「あ、知らないの? この高校、部活結成の基準低いんだよね
だってさ、最低3人いて、顧問が1人いれば結成できるからさ」
普段部活などに興味がないから知らなかったな、そんな簡単に出来るのか。
「そうなんですか、それで? どんなことをするんですか?」
「部活に参加しているメンバー全員で最高のときめきを探すの
心躍るワクワク、喜び! それを沢山の人と一緒に探して
それを共有して、とっても楽しい青春を過そうって言うのを目的にしてるの!」
やっぱりそんな感じの曖昧で無価値の馬鹿馬鹿しい目的の為にやってるのか。
全く、どうして俺はそんな馬鹿みたいな部活に参加しないといけないんだか。
くだらない、全くもってくだらない。
「しょうもないな、くだらないの一言しかない」
「・・・・・・」
うくぅ! ヤバい、あの背の高い人の刺さるような視線が俺を襲う。
やはり悪口を言ってしまったからか・・・・やらかした。
でも、これで多分、俺はこの部活から解放されるはず!
「ふふふ、その考えを絶対に覆して見せるから覚悟しててね!」
「え?」
しかし、俺の予想は外れてしまい、俺を突き放すと思っていたが
予想が外れ、むしろ火が付いたような目で俺を見た。
普通は全否定されれば突き放すだろうに、どうなってるんだよ。
もしかして、この人は俺が今まで会ってきた奴とは違うのか?
「それじゃあ、今日から活動をしよう! まずは、そうだな、自己紹介だね」
「確かにそれが最初かな、それじゃあ、話すとしようか」
「うん」
俺の意見も聞かずに何故か自己紹介をすることになってしまった。
「それじゃあ、まずは部長の私から、私の名前は夢見 香苗
その名の通り、夢を叶えたいと思ってる高校3年生、皆からは夢見がちって言われてる
まぁ、名字でも夢見ってくらいだし、当然なんだけどね」
名前からして本当に夢見がちな感じだな、こう言うタイプは嫌いなんだよな。
夢なんて叶うはずもないのに、自分は夢に向って頑張ってますオーラ出してるし。
それに、この人は無駄にお節介焼きだし、いやになる。
「因みに趣味は漫画を読むことと、アイドルを見ること、後はゲームかな」
「あー、そうですか」
「もう少し反応しても良いんだよ? どんな漫画を読んでるのか? とか
どんなアイドルが好きなのか? とか、どんなゲームが好きなのか? とかさ」
「興味無いんで」
「ノリが悪いなぁ」
他人の趣味だとか、他人が好きなものだとか、そんな興味は全くない。
そもそも、人の顔と名前を覚えるのは大の苦手だし、やはり興味もない。
「じゃあ、今度は私、私の名前は夜須菜 小菜、夜須菜は少し難しいかな
香苗ちゃんとは幼稚園の頃からの仲だよ、それと、そんなに特徴がないからか
香苗ちゃん見たいに何かを言われることは無いよ」
こう見てみると、香苗先輩と比べると勉強が出来そうな雰囲気だな。
こう、優等生って感じか? いや、平均値程度って方がしっくりくるかも知れない。
「趣味は料理、裁縫、炊事、洗濯位かな」
「小菜ちゃんは女子力高いよ、絶対に良いお嫁さんになれると思うんだけど」
「私はほら、目立たないから・・・・」
「恋愛って言う奴がどんな感じにときめくのか興味あるのになぁ」
ふーん、能力高いのに彼氏いないのか、変わってるな。
「それじゃあ、今度は私だ、私は的井 瑠衣、よろしく」
他の2人と比べると、かなり短い自己紹介だな。
まぁ、これが本来の自己紹介なんだけど、他の2人は長すぎるよな。
「もう、瑠衣ちゃん短すぎだよ、ちゃんと趣味も言わないと」
「・・・・分かった、趣味は運動、以上」
「もっとあるじゃん、ほら」
「・・・・か、可愛い動物を愛でるのが好き・・・・特に、わ、ワンちゃんが」
ふーん、威圧感しかなかったが、意外な事に女々しい趣味があるんだな。
予想外だ、人は見た目によらないのか。
「それじゃあ、最後に君の名前を教えてよ」
「・・・・俺の名前は港空 陽志、2年です」
俺は適当に自分の名前を話た、ただそれだけだ、それ以上に必要な物はない。
「趣味も教えてよ」
「・・・・悪いけど、趣味はないんですよ、そんな物、考えたこともなかったんで」
俺は趣味がない、家に戻っても、ただ寝転んでボーッとしているだけだからな。
ゲームをやっても無常観しかないし、走ろうとまるで気分が良くならない。
理由としては多分、俺はただ生きていれば良いだけだからだろう。
それだけで良いからだ、大きな喜びもない、悲しみとかも興味がない。
そんな事をしても無駄だからだ、どう頑張っても死ぬだけだし。
「趣味くらいないと人生楽しくないよ! と言うわけで、私達が一緒に探してあげるよ!」
「必要ありません、俺はただ生きてるだけで良いんですから」
「駄目だよ、楽しくない人生なんてない方がマシだよ」
「別にそれで構いませんが?」
「むむぅ! 絶対に変えてみせるから!」
全く、お節介焼きの先輩だ、いやになるくらいにな。
俺はただ生きてるだけで良いと言っているのに、俺の考えを変えようとしてよ。
そんな簡単に変わるわけが無い、ほんの1年やそこらで変わってたまるか。
「陽志くん、香苗ちゃんはこうなると止まらないよ? 覚悟した方が良いかな」
「はぁ、まさかそう簡単に変わりゃしませんよ」
「変えてみせるから! 絶対にね!」
俺の言葉を受けても、それでも一切変化しなかった。
こう言う奴は中々面倒くさい、もう諦めるか。
ま、変わりゃしないだろうがな。
かなり強引にときめき部という部活動に入れられた俺は、これまた強引に部室に連れて行かれた。
そこは意外と大きく、真ん中に大きめの机が1つと、その周りに椅子がいくつかある。
それに、ソファーまで置いてある、そして壁際には沢山の本が置いてある。
どれもこれも漫画本の様で、この学校の図書館には置いていないような物ばかりだ。
3人しかいないはずの部活なのに随分と充実してるな。
「無駄に広いですね」
「まーね」
本当によく分からないが、無駄に充実した部活動と言う事か。
そもそも、なんで方向性がイマイチ理解できない部活動なのに
通った上に、ここまで充実した部室を与えられたんだ?
「本当に、イマイチ方向性が分からないのに良く出来ましたね」
「あ、知らないの? この高校、部活結成の基準低いんだよね
だってさ、最低3人いて、顧問が1人いれば結成できるからさ」
普段部活などに興味がないから知らなかったな、そんな簡単に出来るのか。
「そうなんですか、それで? どんなことをするんですか?」
「部活に参加しているメンバー全員で最高のときめきを探すの
心躍るワクワク、喜び! それを沢山の人と一緒に探して
それを共有して、とっても楽しい青春を過そうって言うのを目的にしてるの!」
やっぱりそんな感じの曖昧で無価値の馬鹿馬鹿しい目的の為にやってるのか。
全く、どうして俺はそんな馬鹿みたいな部活に参加しないといけないんだか。
くだらない、全くもってくだらない。
「しょうもないな、くだらないの一言しかない」
「・・・・・・」
うくぅ! ヤバい、あの背の高い人の刺さるような視線が俺を襲う。
やはり悪口を言ってしまったからか・・・・やらかした。
でも、これで多分、俺はこの部活から解放されるはず!
「ふふふ、その考えを絶対に覆して見せるから覚悟しててね!」
「え?」
しかし、俺の予想は外れてしまい、俺を突き放すと思っていたが
予想が外れ、むしろ火が付いたような目で俺を見た。
普通は全否定されれば突き放すだろうに、どうなってるんだよ。
もしかして、この人は俺が今まで会ってきた奴とは違うのか?
「それじゃあ、今日から活動をしよう! まずは、そうだな、自己紹介だね」
「確かにそれが最初かな、それじゃあ、話すとしようか」
「うん」
俺の意見も聞かずに何故か自己紹介をすることになってしまった。
「それじゃあ、まずは部長の私から、私の名前は夢見 香苗
その名の通り、夢を叶えたいと思ってる高校3年生、皆からは夢見がちって言われてる
まぁ、名字でも夢見ってくらいだし、当然なんだけどね」
名前からして本当に夢見がちな感じだな、こう言うタイプは嫌いなんだよな。
夢なんて叶うはずもないのに、自分は夢に向って頑張ってますオーラ出してるし。
それに、この人は無駄にお節介焼きだし、いやになる。
「因みに趣味は漫画を読むことと、アイドルを見ること、後はゲームかな」
「あー、そうですか」
「もう少し反応しても良いんだよ? どんな漫画を読んでるのか? とか
どんなアイドルが好きなのか? とか、どんなゲームが好きなのか? とかさ」
「興味無いんで」
「ノリが悪いなぁ」
他人の趣味だとか、他人が好きなものだとか、そんな興味は全くない。
そもそも、人の顔と名前を覚えるのは大の苦手だし、やはり興味もない。
「じゃあ、今度は私、私の名前は夜須菜 小菜、夜須菜は少し難しいかな
香苗ちゃんとは幼稚園の頃からの仲だよ、それと、そんなに特徴がないからか
香苗ちゃん見たいに何かを言われることは無いよ」
こう見てみると、香苗先輩と比べると勉強が出来そうな雰囲気だな。
こう、優等生って感じか? いや、平均値程度って方がしっくりくるかも知れない。
「趣味は料理、裁縫、炊事、洗濯位かな」
「小菜ちゃんは女子力高いよ、絶対に良いお嫁さんになれると思うんだけど」
「私はほら、目立たないから・・・・」
「恋愛って言う奴がどんな感じにときめくのか興味あるのになぁ」
ふーん、能力高いのに彼氏いないのか、変わってるな。
「それじゃあ、今度は私だ、私は的井 瑠衣、よろしく」
他の2人と比べると、かなり短い自己紹介だな。
まぁ、これが本来の自己紹介なんだけど、他の2人は長すぎるよな。
「もう、瑠衣ちゃん短すぎだよ、ちゃんと趣味も言わないと」
「・・・・分かった、趣味は運動、以上」
「もっとあるじゃん、ほら」
「・・・・か、可愛い動物を愛でるのが好き・・・・特に、わ、ワンちゃんが」
ふーん、威圧感しかなかったが、意外な事に女々しい趣味があるんだな。
予想外だ、人は見た目によらないのか。
「それじゃあ、最後に君の名前を教えてよ」
「・・・・俺の名前は港空 陽志、2年です」
俺は適当に自分の名前を話た、ただそれだけだ、それ以上に必要な物はない。
「趣味も教えてよ」
「・・・・悪いけど、趣味はないんですよ、そんな物、考えたこともなかったんで」
俺は趣味がない、家に戻っても、ただ寝転んでボーッとしているだけだからな。
ゲームをやっても無常観しかないし、走ろうとまるで気分が良くならない。
理由としては多分、俺はただ生きていれば良いだけだからだろう。
それだけで良いからだ、大きな喜びもない、悲しみとかも興味がない。
そんな事をしても無駄だからだ、どう頑張っても死ぬだけだし。
「趣味くらいないと人生楽しくないよ! と言うわけで、私達が一緒に探してあげるよ!」
「必要ありません、俺はただ生きてるだけで良いんですから」
「駄目だよ、楽しくない人生なんてない方がマシだよ」
「別にそれで構いませんが?」
「むむぅ! 絶対に変えてみせるから!」
全く、お節介焼きの先輩だ、いやになるくらいにな。
俺はただ生きてるだけで良いと言っているのに、俺の考えを変えようとしてよ。
そんな簡単に変わるわけが無い、ほんの1年やそこらで変わってたまるか。
「陽志くん、香苗ちゃんはこうなると止まらないよ? 覚悟した方が良いかな」
「はぁ、まさかそう簡単に変わりゃしませんよ」
「変えてみせるから! 絶対にね!」
俺の言葉を受けても、それでも一切変化しなかった。
こう言う奴は中々面倒くさい、もう諦めるか。
ま、変わりゃしないだろうがな。
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