【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode Q. オーキョの場合 / 性奴隷施設の幽霊

Okyo 007. 幽霊の笛吹 . Start of game

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午後、

空はとろけそうに碧く、電気をつけなくても部屋の中は十分明るい。
小ぢんまりとしたシンプルな空き室の窓際で、美青年調教師は昨日の調教室のモニターをチェックしている。
窓から射し込む陽気がプラチナロングヘアーを、端末のブルーライトが麗しい睫毛を、それぞれ一層輝かせていた。

「ジーノー!走れ走れ!」
「おー!セーフ、セーフ。ナイスバッティング!」
開け放たれた窓の外からは、中庭で野球に興じる若い性奴隷たちの歓声が聞こえてくる。
ジーノが、バイト代をはたいて電子スコアボードを購入したのだ。
グローブや金属バットは、スポーツ店の旦那さまからの贈り物だ。
四人の制服姿の職員が、球審と塁審に駆り出されている。


試合を観戦したい誘惑に駈られたが、そよぐ風で長髪を絹糸のようにはためかせ、調教師は端末に眼を戻した。
モニターに映るのは、芥子色のソファで霰もない格好になり、自分と淫猥な遊びを楽しむジャンの姿。
子供らしい瞳が、くるくるしていて可愛らく映る。

「アッ、アッ、アッ、」
「もっと、乱れてごらん。できるだろう?」
「アッ、アッ、アッ、」
「この部屋には、僕とジャンしか居ないのだから」

ここで、ジャンの肩が電流を流されたように跳ねる。
「ヒ、耳…ッ、」
「ジャン…?」
次いで、更に驚愕した彼の上半身に緊張が走る。
「や、首…ッ、」
「ジャン、どうした?」
調教師は、アングルを切り替えスローでリピート再生してみる。

調教師は、バイブレーターでジャンの下半身に刺激を与えており、ジャンは片手にディルドをしっかり握り、もう片方の手は アヌスに与えられる強い刺激に耐えるため ソファの肘あてを強く押している。
だが、ジャンの耳と首がピクリと跳ね、脇腹から上をくねらせる様子は、上半身に与えられる刺激に反応していた。

調教師は「やはり、可笑しい」と、
焦燥感にかられながら次の場面を見た。

「やだッ、止めて、ヤメテ…ッ」
異常に怯え、ソファの上でもがくジャンが映る。
眼を大きく上に瞠い、胸の辺りから何かを剥がそうと、細い腕に遮二無二力を込めている。
そして、叫び出す。
「あぁぁぁッ、うわぁ…んッ」
調教師が操るアヌスのバイブレーターなど、最早問題にしていない。
バイブレーターが与える刺激は強烈に性感を高めているはずなのに、それを上回る衝撃がジャンの体を支配しているのだ。

そして、あの告白のあと、調教のクライマックス。

「あぁぁぁ…ッ、”乳首”、気持ちいい」
「ジャン…?」
「”乳首”…ッ、コリコリ、あ、引っ張ったら、あぁぁぁん…」
「ジャン!」
乳首…、なんて誰も触って居ない。
調教師は片手でジャンの脚を押し広げ、もう片方の手は三本の指をジャンのアヌスに深々と侵入させている。
ジャンの手はソファの肘掛けと調教師のブラウスに力一杯にしがみつき塞がっている。
自分が ジャンの乳首に構ってやったのは 調教の冒頭で、この時に、その余韻が残っているとは思えぬ。

調教師は、画面のピンチ操作でジャンの胸元を拡大し、リピートしてみた。
「あぁぁぁ…ッ、”乳首”、気持ちいい」
「ジャン…?」
「”乳首”…ッ、コリコリ、あ、引っ張ったら、あぁぁぁん…」
確かに、ジャンの小さな未熟な乳首は誰に触れられることなく、目一杯に勃起して充血していた。
その上、薄い胸板には 鳥肌のドットがびっちり広がっている。
眼を開く調教師を余所に、映像は流れ続ける。

「調教師さまぁぁ…ッ、アヌスもして…ッうぅ、ん」
この時 自分は、この愛くるしい坊やに底知れぬ薄気味悪さを感じ、唇を塞いだのだ。


調教師は、動画を停止し、端末から顔を上げた。
「これは、一体何なのだろう」
メディカルルームのスタッフの報告では、ジャンは多少の動揺はあるものの、意気消沈の度合いは 館で処女喪失をした後の数日に比べると 然程のレベルでは無いとのこと。
昨夜は、遅くまで起きていたようだが、睡眠スコアは良好。血圧、心拍数、共に正常範囲内。

調教師は、端末を操作し、奇妙な出来事を一心に、どっかに蔵い込むことにした。
「まだ、無茶はさせたくないが…、フェラチオの簡単な練習くらいは…、次の調教は四日後の…、館でのセカンドヴァージンプレイは暫く様子見か…急ぐ必要はない。若い子犬には時間がたっぷりあるのだから」


その時、窓の外から金属バットが硬球を弾き返す音と、大きな歓声が飛び込んできた。
思わず、視線を庭に移せば、
ジャンが、三塁ベース目指し爆走し、ヘッドスライディングで間一髪セーフになった。打点もついた。
芝生まみれのジャージ姿で、仲間に向かってガッツポーズを決めている。
「おいおい、頼むから、怪我だけはしないでおくれよ」
調教師は、内心でぼやきながら、
窓の外に向かって叫んだ。

「ナイス走塁!子犬ちゃん!」



四日後。

三人の性奴隷が拘束されている椅子が三脚並んだ調教室に、
ジャンは、キュートなピンク色の Oバックビキニ姿で入室させられた。
調教師は、ついつい丸出しのお尻を隠してしまうシャイな彼の後ろ手をやんわり咎めたついでに、手首に バイタル急変時アラーム機能付きのスマートウォッチを装着させる。

次いで、鍵がぶら下がっているロングネックレスを、ジャンの首に通してやり、告げる。


「ゲーム開始だよ。子犬ちゃん」


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