128 / 190
episode S . ツグジの場合 / 性奴隷猫を飼う
Tsuguji 006 . L’Aumonyme
しおりを挟む「私はこれからお仕置きを受けます。その姿を皆様で見てください」
ツグジの苦手なもの、其の二
スパンキング
テーブルの上に、ホワイトレザーのバラ鞭が無造作に置かれている。間もなく調教師はそれを手に取り僕のお尻を叩くだろう。
性奴隷になってから、スパンキングをされて「痛い」と思ったことは殆どない。
だから、苦手なのだ。
「ツグジ、ここで尻を突き出せ」
冷たく告げる
ブロンドボブの黒縁眼鏡の調教師はとてつもなくやさしい人物だが、甘くはない。
ツグジは力なく従い、乳白色のレザーソファの座面に膝立ちし尻をカメラレンズに差し出した。
調教師が無言で動き、Tバックパンティに隔てられたふたつの大きな肉に、レザーの鞭が這い出した。
「うぅ…ン、」
変性音楽のようなリズムで撫でられ、ツグジは体内が疼くのを抑えきれない。
調教師は、ツグジが
こくり、と唾液を呑み込んだのを合図に最初の一発目をお見舞いした。
生ぬるいcrescendoではなく
最初からforuteで飛ばす。
パァンッ、と銃声のような鋭い音が調教室に響き
「ヒィ、アアあアアん」
ツグジが鳴いた。
尻に一瞬だけ張り付くレザー束の熱が喉から、口へ、脳天を突き炸裂する。
パァン
パァン
パァン
「アアッ、アアッ、アアッ」
調教師の、深い愛情が…だから、苦手なのだ。
尻肉にレザーが触れる度に、
ツグジの人格に「性奴隷」が上書きされる。
暴力を受けているときの悲鳴とは程遠い、セックスをキメているときと同じ響きで鳴いてしまう。
「アァンッ、アアッ、いやぁン…ンッ」
調教師は、対象を「外側」から「内側」に移し、ツグジとの距離感をより縮めて、鞭を振るった。
━━ ━━━ ━━━ ━━ ━
「あ、アァ、あひぃ」
上下を見失うほどの鮮烈な快感。
この自分を動画で観賞する旦那さま方は、さぞかし変態のマゾでしょうもない奴と笑うだろう。
だけど、この調教師の鞭の愛撫の気持ち良さを知ったら、誰もぼくを笑えはしない。
パァンッ、パァンッ、「アァ、あひ、ヒィッ!」
巧みなスパンキングにたぶらかされ、楽園へと導かれてしまう。
━━ ━━━ ━━━ ━━ ━
「アッツ!!熱い…ン、ヒィ」
この調教が終われば、完璧にケアを施され、尻の赤みはすっかり消えてしまうが、性奴隷の痕跡は確実に刻まれていく。
鞭の雨が止んだ。
「はぁッ、ハァ…ぁぁ」
ツグジはソファの背もたれに頬を預け、乳白色のレザーに涎の水溜まりを作っていた。
調教師は、自らに性奴隷を上書きし とりあう様子を見せないツグジの身体を反転させる。
「いやぁン…いやぁン…」
普段クールでインテリなツグジの性格が理性のテーブルから転がり落ち、子どものように甘えて駄々をこねてしまう。
「立ちなさい」
調教師は、ツグジの変わり果て様に戸惑うこともなく冷徹な声で命令する。
次いで、
「ぁぁ…」
と喘ぎ、力の入りづらい脹ら脛で踏ん張り漸く立ち上がったツグジの身体を支え、半ば強引にカメラの前に立たせる。
「ぁぁ…、そんな」
ツグジは恥ずかしさのあまりに両手で顔を覆ったが、調教師は咎めなかった。
何故ならば、今、カメラのフレームに映るのはツグジの股間だけだからだ。
ロマンチックな白色のショーツに、勃起したぺニスのシルエットがくっきり浮かび、腰のゴムから亀頭がはみ出している。しっとりと濡れた濃いピンク色の、フレッシュな肉。
その真上にはキャミソールにプリントされた可憐な木苺が震える。
「ツグジ、そこでショーツを脱ぎなさい」
淡々と告げる調教師の命令に、
「アアぁ…イヤぁ、恥ずかしいです」
などと、ツグジは、
媚びを含んだ声を、はばからず発するのである。
心のどこかで、さっさと堕ちてしまったほうが楽だと小さな舌を出しながら。
今は悲しくても、数時間後にはユキと遊べる。
L’Aumonyme
恵みの同音
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる